【デュエマコラム】ドギ剣解禁祭開催記念! アドバンスのカードたちを知ろう!~2024年版~

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【デュエマコラム】ドギ剣解禁祭開催記念! アドバンスのカードたちを知ろう!~2024年版~

 こんにちは、神結です。

 さて、春デッキ限定戦が終わり、今週から「ドギラゴン剣解禁祭」が開催されます。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。

 昨年のドギラゴン剣解禁祭は《蒼き団長 ドギラゴン剣》のみの限定解除で、フォーマットもオリジナルでした。

 しかし今年は違います。

 《蒼き団長 ドギラゴン剣》の最高の相棒である《“龍装”チュリス》や、サーチカードでもある《次元の霊峰》も併せて解禁。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000 / コスト5

■B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2

自分の山札を見る。その中から多色クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

 そしてそして、なんといっても《蒼き団長 ドギラゴン剣》と相性抜群のカードと言えば《勝利のアパッチ・ウララー》《超戦龍覇 モルトNEXT》といったカードたち。超次元の強力なカードたちです。

 というわけで、今期のドギラゴン剣解禁祭のフォーマットはアドバンス。

 《蒼き団長 ドギラゴン剣》が、その力をフルに発揮出来るフォーマットへの登場となりました。

 ドギラゴン剣解禁祭ということで、アドバンスを初めて遊ぶよ~~という方や、昔は普通にドキンダムとか使ってたけど、「アドバンス」になってからはよくわからない……なんて方もいらっしゃることでしょう。

 というわけ、今回は色んなアドバンスのギミックをまとめておこうかと思います。

 アドバンス限定のカードはいっぱいあるので全てはお伝え出来ませんが、現在(2024年環境で)頻出のものをピックアップ致しました。

目次

0.轟く覚醒 レッドゾーン・バスター / 蒼き覚醒 ドギラゴンX

 初出は2022年始めに発売された「パラレル・マスターズ」より。以後、あらゆるアドバンスデッキに採用されて今日に至ります。

【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 光 / パワー12000 / コスト6

■進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。

────────────裏面────────────
カード名:蒼き覚醒 ドギラゴンX
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:水/闇文明
種族:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
パワー:13000
コスト:8マナ
■P革命チェンジ:自分の闇または水のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーはブロックされない。
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
■自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。 

 いまやアドバンスで遭遇しないことは難しいカードですので、0番目として紹介させていただきます。

 このカードはショートケーキにおけるイチゴであり、仙台における伊達政宗であり、バルセロナにおけるカンテラです。

 なんというか存在そのものではないにせよ、アイデンティティというものを考えたときに確実に2~3番目くらいには食い込んでくるものであると言えます。

 基本的にデュエマが火のアタッカーが強いゲームではあるのですが、光のコマンドや水・闇のドラゴンのアタッカー性能を盛ったのは非常に面白い判断だったと思います。

 おかげで《アーテル・ゴルギーニ》とか《最終龍覇 ロージア》とかが凄いことになっているのですが……。

 また、《水晶の王 ゴスペル》は両面いずれに侵略・革命チェンジすることが可能です。アドバンスのゴスペルの、面白い点の1つですね。

 それ以外でもドラゴンデッキの《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》をパワー13000にしたり、《光開の精霊サイフォゲート》を3点トリガークリーチャーにしたり、アドの《アビスベル=覇=ロード》が使いにくいとされる要員の1つとなったりと、デッキを問わずゲーム基盤レベルでアドバンスに関与しているカードとなっています。

 ぜひ、2枚くらいは持っておきましょう。100年後もたぶん使います。そう言って知り合いに買わせました。

 私も超次元ゾーンで一番の使用したカードと言えば、恐らくは勝利セットのいずれかだったと思うのですが、ここ2年くらいで何の迷いもなく《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》と 答えられるようになりました。

 【ガイアッシュ覇道】とか、一番使うのこのカードだったりするからね……。

 常に持ち歩くストレージとかに入れておくのをオススメします。

1.禁断

 初出は2015年革命編の第3弾。登場以降《轟く侵略 レッドゾーン》《蒼き団長 ドギラゴン剣》《ボルシャック・ドギラゴン》など数々のデュエマを代表するカードたちを支えてきました。

【 禁断の鼓動 】
文明 火 / コスト99

■この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
■この鼓動はバトルゾーンを離れない。
■禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印をひとつ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)

────────────解放後────────────
カード名:伝説の禁断 ドキンダムX
カードの種類:禁断クリーチャー
文明:火
種族:-
パワー:99999
コスト:99マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。
■コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。

 ちなみに《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》で《禁断》を宣言すると、(環境的に使われているカードでいうと)《伝説の禁断 ドキンダムX》、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》、《時空の禁断 レッドゾーンX》、《禁断の轟速 ブラックゾーン》、《禁断竜王 Vol-Val-8》を止めることが出来ます。

 以下、現在のアドバンスでの代表的な使い方を紹介していきます。

インフェル星樹

 いわゆる「禁断+インスタ」と呼ばれるパッケージです。

 アドバンスでドラゴンデッキが強い理由の1つになっています。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / レクスターズ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5

■G・ストライク
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある、クリーチャーではないカードを2枚まで選ぶ。それらを持ち主のマナゾーンにタップして置く。
■バトルゾーンから自分のマナゾーンにカードが置かれた時、カードを1枚引く。

 簡単に説明すると《インフェル星樹》はバトルゾーンのカードを指定してマナに置くクリーチャーなのですが、自分の禁断の封印を指定することが可能です。

 これによって5マナで2ブースト2ドローという破格のリソースを獲得出来ます。


 それ以外にも《インフェル星樹》は防御面でも活躍が可能で、相手のドラグハートを退けたり、逆に相手の禁断の封印を剥がして禁断解放をさせて《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》と併せて勝つ、なんてことも。

 緑の5コストのドラゴンなので《邪帝斧 ボアロアックス》から出せることもポイントです。

(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4

■このウエポンをバトルゾーンに出した時またはこれを装備したクリーチャーが攻撃する時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す) 

────────────龍解後────────────
カード名:邪帝遺跡 ボアロパゴス
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:自然
コスト:7マナ
マナ:-
■クリーチャーを自分の手札から召喚した時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。 

────────────龍解後────────────
カード名:我臥牙 ヴェロキボアロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:10マナ
マナ:-
■自分の手札からクリーチャーを召喚した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

 ドラゴンデッキを見掛けたら《最終龍覇 ロージア》+《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+《インフェル星樹》は採用されていると考えていいと思います。

 なお「禁断+インスタ」のパッケージはドラゴンデッキだけではなく、アドバンスでは緑が入ったマナを伸ばすデッキで普通に使われていることもあります。

 例えば水闇自然のデッキだったり、デッキ枚数を増やしたジャイアントなんかでも採用が見られますね。

オールデリート

 こちらは禁断が登場して以来セットで使われている有名なパッケージですね。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト11

■各プレイヤーは、バトルゾーン、手札、シールドゾーン、墓地にある自身のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。

「アドバンスと言えばダーツデリート」みたいなイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

 要するに自分の《禁断 ~封印されしX~》がある状態で《オールデリート》を撃つと、本来手札も楯もバトルゾーンも何も残らない筈なのですが、自身の禁断解放が起こり《伝説の禁断 ドキンダムX》だけが場に残るので、そのままダイレクトアタックが出来る、というコンボになります。


 一方このコンボの弱点として、相手にも禁断がある場合は自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》が解放後に相手のドキンダムが解放し、結果自分のドキンダムが相手のドキンダムに封印されるため、コンボ自体が成立しません。

(もっと細かい話をすると、トリガーの《ホーガン・ブラスター》とかで《オールデリート》が捲れた場合とかは関係が逆転するのですが)

 ドギラゴン剣解禁祭だと《蒼き団長 ドギラゴン剣》と相性のいい《禁断 ~封印されしX~》を使用しているプレイヤーが多いと予想出来ます。

 そもそも現環境で《禁断 ~封印されしX~》の採用率がまぁまぁ高いことを考えると、《オールデリート》をお目に掛ける機会は少なそうに思えます。

火闇侵略(バイク)

 こちらも登場以来、セット運用が基本となっています。

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇/火 / パワー12000 / コスト7

■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)


 現在のバイクに関しては月刊アドバンスでの方でも書いていますので、併せてご覧ください。

 やってることは初登場時から変わりません。

 バイクを出して侵略して地道に封印を剥がして、最後に押し込みとして禁断解放をすることもある、といったような感じです。

 一番オーソドックスでベーシックな禁断の使い方となっております。

火水マジック

 オリジナルでも強力なマジックですが、アドバンスでは禁断のお陰より強力に。 

【 クリーチャー 】
種族 マジック・ドラゴン / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー10000 / コスト7

■革命チェンジ:コスト5以上のマジック
■W・ブレイカー
■自分のマジックすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札または墓地から唱えてもよい。その呪文を唱えた後に、墓地に置くかわりに山札の下に置く。

 《芸魔隠狐 カラクリバーシ》や《芸魔王将 カクメイジン》といった主力たちがコマンドであり封印を剥がせること、そして封印から落ちた呪文を《芸魔王将 カクメイジン》で撃てることが強み。


 また封印から落ちた《単騎連射 マグナム》を《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》で拾うギミックもあります。

 山札枚数自体を圧縮しているので、1回《芸魔王将 カクメイジン》でデッキ下に戻ったカードにタッチ出来るのも偉いですね。

 

 というわけで《禁断 ~封印されしX~》は2024年でも数々のデッキで採用されており、禁断のみでは相手のデッキを判別するのは難しいです。

 他の超次元などを合わせて考えていきましょう。

2.ドルマゲドン

 こちらは2016年の革命ファイナルで登場しました。【火闇ドルマゲドン】や【火自然モルトNEXT】などで使用されました。

【 最終禁断フィールド 】
文明 闇/火 / パワー999999 / コスト999

FFL1(真ん中)■この最終禁断フィールドは、ゲーム開始時、四隅に封印を1つずつ付けてリンクしたフィールドとしてバトルゾーンに置く。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)■バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)■自分は、コマンド、イニシャルズ、あるいは名前に《禁断》とあるクリーチャーでしか攻撃できない。■この最終禁断フィールドはバトルゾーンを離れない。 FFL2(左下)■このカードから封印が外された時、そのターン、自分のクリーチャー1体に「パワーアタッカー+2222」を与える。 FFL3(左上)■このカードから封印が外された時、相手のパワー1111以下のクリーチャーを1体、破壊する。 FFL4(右上)■このカードから封印が外された時、そのターン、自分のクリーチャー1体に「スレイヤー」を与える。 FFL5(右下)■禁断爆発:このカードから封印が外された時、この最終禁断フィールドに封印が1つもなければ、裏返し、1体のクリーチャーとして合体させる。 

────────────禁断爆発後────────────
カード名:終焉の禁断 ドルマゲドンX
カードの種類:最終禁断クリーチャー
文明:闇/火
パワー:999999
コスト:999マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
■相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。
■このクリーチャーに封印を付けることはできない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。
そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。 

 その後はしばらく環境から遠ざかりましたが、2023年末頃から見事に復活を遂げています。

 一般的にデイガと呼ばれている【火光闇ドルマゲドン】がGPでも活躍を見せましたね。


頂上連結 ロッド・ゾージア5th

 アドバンス専用カードというわけではいのですが、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》はアドバンスではかなりメジャーなカードです。

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ソニック・コマンド / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト7

■自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■EXライフ
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。

 その能力は「場に1体しかクリーチャーを出せなくなる」という強烈なロックです。これが刺さらないデッキの方が稀でしょう。

 しかしその分、素では7マナと重く、またゾージア自身が持つ軽減効果を発揮させるには「マナに火と光が5枚以上」必要であり、これはもうデッキの構築レベルから制約があります。

 その中で比較的ゾージアを運用しやすくしたデッキが 【火光闇ドルマゲドン】だったりします。

 特にドルマゲドンの封印を1枚ずつ剥がしていくギミックと、ロックしてターンを貰うというゾージアが相性がよく、持ちつ持たれつみたいな関係です。

 なおロック効果は忘れやすいので要注意です。

 特に《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》に侵略しちゃったりすると、わからなくなっちゃうんだよな。

逆アポロ

 また《13番目の計画》や《頂上の精霊 ミラクルスZ》と併せた耐久デッキである「逆アポロ」にもこのドルマゲドンは使用されています。


 こちらは月刊アドバンスでも触れましたが、デッキの大半を楯追加呪文で固めることによって攻撃を凌ぎ続け、同時に《ライブラ・シールド》や《偽衒学者の交渉》で相手の山札を削っていきライブラリアウトを狙う、というデッキとなっております。

 闇自然のアビスがループをするようになったのが向かい風ですが、思ったより人気のあるデッキですね。

3.零龍

 登場は2019年末、超天篇の最終弾ですね。

【 零龍の儀 】
種族 マスター・ドラゴンZ / 文明 闇 / パワー0 / コスト00

MZ1
■ゲーム開始時、このカードと、異なる4種類の零龍星雲を、リンクせずにバトルゾーンに置く。
■ゲーム開始時、相手はもう1枚カードを引く。
■零龍カードはバトルゾーンを離れない。
■零龍卍誕:自分の4枚目の零龍星雲をこのカードとリンクした時、5枚全部を裏返して、1体のリンクしたクリーチャーにする。

MZ2■自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。

MZ3■カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000 する。

MZ4■クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。

MZ5■カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

────────────零龍────────────
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。
■このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れることはできず、すべてのバトルに勝つ。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。

 一時期はデュエマ史上最強カードの呼び声もあったカードであり、【アグロ零龍】【オカルトアンダケイン】といったデッキたちは、歴代でも最強格のデッキたちでしょう。

 現代でも超強力なカードであるのは間違いないですが、ここ1年くらいは「相手の初期手札が1枚増える」というデメリットがダイレクトに響く環境が続いています。

闇王ゼーロ

 零龍デッキと聞いて真っ先に挙がるのが、【水闇ゼーロ】でしょうか。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト8

■コストを支払うかわりに、自分の手札から闇のカードを3枚捨て、自分の闇のクリーチャーを3体破壊して、この呪文を唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、闇のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

 3ターン目に《闇王ゼーロ》から《知識の破壊者デストルツィオーネ》を投げて、その後はGRや次元のクリーチャーたちを使って地道に詰めていく、というのがこのデッキになっています。


 ただし《暗黒鎧 ザロスト》の殿堂以降は、環境上ではやや後退気味ではありますね。

卍夜の降凰祭

 代わっていま注目されている零龍デッキが、《卍夜の降凰祭》を使用した【水闇卍夜】ですね。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト8

■無月の門・終(ルビ:ピリオド):この呪文を、コストを支払うかわりに、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、好きな順序で自分の山札の一番下に置いて、唱えてもよい。
■自分の山札、手札、墓地のいずれか、あるいはすべてを見る。その中から自分のドルスザク・クリーチャーを1体と魔導具を4枚まで選んでもよい。そうしたら、そのドルスザクをそれら魔導具の上に重ねてバトルゾーンに出す。こうして山札を見たら、シャッフルする。

 最速2ターン……はともかくとして、3ターン目の《卍夜の降凰祭》を狙い、ドルスザクを降臨。

 その後、そのドルスザクを起点にゲームをし、場合によっては《暗闇の裏闇市》からそのままループに突入するなんてことも可能です。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト4

■コストを支払うかわりに、自分の闇のクリーチャーを4体タップして、この呪文を唱えてもよい。
■自分のクリーチャーを好きな数破壊する。その後、こうして破壊したクリーチャー1体につき2枚、カードを引く。

 最終的には《ジョルジュ・バタイユ》と《暗闇の裏闇市》、そして《ツタンメカーネン》を使用した即死ループを決めたり、《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ’22》を絡めて殴ったりします。


オービーメイカー

 また零龍を使うデッキとして忘れてはいけないのが《十番龍 オービーメイカー Par100》を切り札とした【緑単オービーメイカー】です。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 自然 / パワー19000 / コスト10

■このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)

 比較的安定して3ターン目の《十番龍 オービーメイカー Par100》着地が狙えるところが魅力のデッキとなっています。


 また《とこしえの超人》や《ベイB セガーレ》といったメタカードを採用・運用しやすいのもプラス要素。

 零龍が入っている理由は、先攻で手札を使い切ったときに、手札の儀からちょうど5体のクリーチャーをGR召喚出来る点ですね。

 環境的には【光自然ヘブンズ・ゲート】など受けの強いデッキが多いこともあり、後退しているところではありますが零龍を見掛けたら意識しておきたいデッキの1つです。

4.最終龍覇 グレンモルト

 アドバンスを代表するカードと言えば、《最終龍覇 グレンモルト》でしょう。【4cドラグナー】や【5cモルト】といったデッキで、現在大活躍中です。

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 光/闇/火 / パワー6000+ / コスト7

■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。

 イラストにも色んなドラグハートが描かれていますが、もっとも意識すべきドラグハートについて、2点紹介しておきたいと思います。

爆銀王剣 バトガイ刃斗

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト5

これを装備したクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それが進化ではないドラゴンなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
龍解:自分のターン中に自分のドラゴンがバトルゾーンに出た時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。

────────────龍解後────────────
カード名:爆熱王DX バトガイ銀河
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■相手のドラゴンではないクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。 (ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)

 みんな大好き踏み倒しドラグハートです。

 主に使用されているのは【4cドラグナー】と【モルトNEXT】ですが、これらのデッキでは《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の役割はちょっと違います。

 【4cドラグナー】では《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を装備した《最終龍覇 グレンモルト》が突っ込んでいくわけですが、その際に捲るドラゴンは割と何でもよく、《爆熱王DX バトガイ銀河》への龍解さえ成功すればいいみたいなところがあります。

 どちらかといえばモルトが《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》とかに革命チェンジする方が大事でもあったり……。

 一方で《超戦龍覇 モルトNEXT》から振る《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の場合は、強いドラゴンを捲ることを目的としてます。

 条件満たした《爆炎龍覇 モルトSAGA》とかは、逆に一周回って《メンデルスゾーン》捲っても良かったりするんですけどね。

 ちなみに対策としては、「そもそもバトガイを装備させない、その状況を作らせない」ことか、「ゾージア等でクリーチャーの着地を縛る」ことになります。

邪帝斧 デッドアックス

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4

■これを装備したクリーチャーに「マッハファイター」を与え、パワーを2倍にする。
■これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時、負けたクリーチャーと同じ文明を持つクリーチャーではないカードを1枚、自分の超次元ゾーンから出してもよい。
龍解:自分のターンの終わりに、自分のすべてのドラグハートのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返してもよい。
(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)

────────────龍解後────────────
カード名:真なる邪悪 ザ=デッドマン
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグナー
パワー:15000
コスト:10マナ

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、自分のドラグハートをすべてクリーチャー側に裏返す。
■自分のドラグハート・クリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、マナゾーンに置く。

 コイツもバケモノです。発売前後で、ドラグナー観を一新しました。

 具体的に何が起こるかと言えば、例えば相手のドラグナーが3ターン目に《ボルシャック・栄光・ルピア》、4ターン目に《インフェル星樹》とプレイしたとします。

 その返しに《最終龍覇 ロージア》に《邪帝斧 デッドアックス》を付けて突撃すると、最終的には相手の盤面を空にしながら、ロージア+《勝利の覇闘 ガイラオウ》+《邪帝遺跡 ボアロパゴス》+任意のコスト5の自然ドラゴン(インスタなど)みたいな盤面を作ることが出来ます。

 ちなみにこの盤面に対して相手がデッドアックスを走らせると、同じように返ったりします。なんだこれ。


 特に恩恵を受けたのが【5cモルト】でしょうか。盤面の処理をモルトが担当しつつモルトが勝手に成長していきます。

 計算が面倒なための人に予め書いておくと、《最終龍覇 グレンモルト》は《邪帝斧 デッドアックス》+任意のドラグハート1枚あればパワーが24000に到達するので、5点になります。

 《邪帝斧 デッドアックス》を個々のデッキがそれぞれプレイで対策するのは難しいです。

 《ボルシャック・栄光・ルピア》と《メンデルスゾーン》だったら、《メンデルスゾーン》を優先してプレイするよ、みたいな感じが限界だと思います。

 ただし水か闇のクリーチャーであればクリティカルなドラグハートが場に出てくることはまずないので、これらのクリーチャーを使って戦うデッキは、デッドアックスに対しては強いと言えますね。

5.勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th

 イソレイトシリーズの登場によって、各デッキの超次元構成には変化がありました。

 特に《頂上龍素 サイクリタ》と《頂上の精霊 ミラクルスZ》は、色の合うデッキ(というか、理屈上プレイ出来るデッキ)には採用されているケースが多いです。

 例で言えば、マジックやバイクにはサイクリタ、ジャオウガにはミラクルス、みたいな感じですね。

 しかしその上で、やはり合体した真の姿はゲームを終わらせる力があります。

カード名:勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th
カードの種類:サイキック・スーパー・クリーチャー
文明:光/水/闇/火/自然
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:15マナ

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを合計3体まで、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。
■自分の他のクリーチャーに「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与える。

 特に現在は、【水闇自然ザビミラ】や【闇自然ジャガイスト】などがフィニッシャーとして採用していますね。

 いずれも、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を射出することで《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の完成を狙う構造になっています。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / エイリアン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト8

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)


 特に《邪幽 ジャガイスト》絡みだと最速3ターンに完成することもあり……。

 2024年を通して使えるかどうかはちょっと不明ですね……。

6.その他

“魔神轟怒”万軍投

【 呪文 】
文明 火 / コスト6

■マスターG・O・D・S(ルビ:ゴッドオーバーダイナマイトスペル)(この呪文を、自分の手札を1枚捨てて、唱えてもよい。そうしたら、このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、この呪文を唱えるコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■GR召喚を3回する。

 GRは中々アップデートが入りませんが、開いたあとのリソース量は凄まじいものがあります。

 中でも《“魔神轟怒”万軍投》は、現在注目されている1枚です。《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》を躱しながら《天啓 CX-20》《クリスマⅢ》などでの大量のリソース獲得を期待出来ます。

 上で紹介した【5cモルト】にも採用されていますね。

13番目の計画

【 ルール・プラス 】
文明 水 / コスト00

■自分は、デッキの枚数を5枚増やしてゲームを開始する。

────────────裏面────────────
カード名:サファイア・ミスティ
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:水/自然文明
種族:スターノイド/サイバー・コマンド
パワー:4000
コスト:7
■自分のターンの終わりに、自分のカードがバトルゾーンとマナゾーンに合計40枚以上あれば、自分はゲームに勝つ。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

 こちらもデュエマの可能性?に挑む1枚です。

 デュエマはデッキの特定のキーカードが強いことが多く、そうしたカードにアクセス出来る可能性を落とす(デッキが増えることでドロー出来る確率が落ちる)《13番目の計画》は、安易には採用しずらいカードではあります。

 また、次元の1枠を埋めてしまうのも痛く、特に枠がいくらでも欲しい《最終龍覇 グレンモルト》などとは併用するのは中々苦しいでしょう。

 それでも世界には45枚が最適な枚数であるデッキも存在していると思っているので、未知の世界に挑みたい方には是非使って欲しい1枚です。

 それで言うと、筆者は60枚のデッキを使ったことがありますし、ついこの前も【ガイアッシュ覇道】を45枚にしてCSに参加していました。

まとめ

 というわけで、結構なボリュームにはなりましたが、ドギラゴン剣解禁祭にかこつけて?アドバンスの様々なギミックを紹介してみました。


 アドバンスでしか使えないカード、アドバンスで輝けるカードは本当に多いので、是非そういったカードたちに興味あったら、気軽に遊んで欲しいフォーマットです。

 また、アドバンスでCSに参加してみたい! という方につきましては、私が書いている月刊アドバンスの方も読んでいただければと思います。

 それでは、また。


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