【DM歴代名作デッキ】Vol.128~終焉の悪魔神(2016)~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.128~終焉の悪魔神(2016)~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 悪魔神復活! 悪魔神復活!! ということで、12月21日に王道篇第4弾「悪魔神、復活」が発売されました。

「歴代の切り札たちをDREAMクリーチャーとして収録するぜ!」っていう去年の戦略発表会議からの、王道篇最終弾「悪魔神復活」の流れが綺麗過ぎてな。

 Twitterとかで「なんでバロムとかいないの?」みたいなコメントも当然あったけど、そういうのを担当者はニヤニヤしながら見てたんだろうなぁ~~~。

 というわけで、今回は「悪魔神」から過去のデッキをピックアップしてみましょう。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【終焉の悪魔神】(クロニクルデッキ・2016)です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

クロニクルデッキ第2弾「終焉の悪魔神」

 というわけで今回の名作デッキはクロニクルデッキ第2弾にもなります【終焉の悪魔神】になります。

 こちら「聖霊王の創世」と同時に発売されたものになります。

 リストはこれ。


 デッキのテーマは、ざっくり言えば「ターボバロム」といったところでしょうか。

 ただ当時から回していて「《悪魔神ドルバロム》に至るまでのリソースは普通に足りない」という話を友人としていたんですけどね。

 新規カードは結構ありますが、特に活躍したもので言えば1つは《悪魔神バロム・クエイク》でしょう。

【 進化クリーチャー(マナ進化) 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇/自然 / パワー13000 / コスト10

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。
■相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。 

 このバロム、なんとマナ進化なので盤面の進化元を必要としません。バロム的には革命ですよ。

 その上で、バロムシリーズにお馴染みの全体除去はもちろん健在。

 更に更にオマケになんと踏み倒しを置換効果で防ぐ能力まで持っています。これらの能力が合わさった結果、《悪魔神バロム・クエイク》自体はそれなりの活躍を見せます。

 「ターボバロム」のような形で注目された訳では無いのですが、2017年のエリア戦では新DM付きの《悪魔神バロム・クエイク》のプロモ(「コロコロプレミアショップ限定デュエル・マスターズ15周年記念セット」というものらしいのですが、プレマとかも出ています)が出ていたため、なんと使用可能でした。

 このため、エリア予選では《グレート・グラスパー》と併せた「4cバロムクエイクグラスパー」のようなデッキが登場。なんと、北東北大会でシャルロさんが優勝し、全国大会の権利を獲得するに至りました。


 デッキとしては、ちょっと前に紹介した「シータグラスパー」の派生系ですね。

 ちなみにこの時期、エリア戦では《古代楽園モアイランド》も使用可能だったため、クエイク&モアイを「クソデカ単騎ラフルル」なんて呼んでいる人もごく一部ではいました。

 《悪魔神バロム・クエイク》は現在でも数少ないコストを問わずにクリーチャーの踏み倒し、特にトリガーケアで出来るカードです。

 そのため、最近ちょくちょく使われている【闇自然バロム】では、フィニッシャーとして欠かせないカードになっています。

 もう1つの注目新規カードとしては、直近でも【マーシャルループ】で活躍を見せていた《月の死神 ベル・ヘル・デ・スカル》。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ビーストフォーク / 文明 闇/自然 / パワー3000 / コスト5

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分のマナゾーンまたは墓地から手札に戻してもよい。 

 名前が完全に「いま見ると……」みたいな感じに仕上がっています。月?死神?すごい重要人物な気がしてきました。

 こちらはマナ・墓地から好きなカードを回収出来るトリガークリーチャーということで、これもまた同じタイプのカードがないやつです。じゃなかったらマーシャルループで使われないですからね。

 墓地だけとか、マナだけとかならいるんですけどね。

 過去作でいうと《"FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~"》の封印が剥がせるということもあって、【黒緑ドルマゲドン】では採用されていました。

 その他、《天災 デドダム》登場後は存在をネタにされたものの、登場時点では充分リソースカードとして仕事は出来た《無敵死神ヘックスペイン》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ジャイアント / 文明 闇/自然 / パワー7000 / コスト7

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を墓地に、1枚をマナゾーンに置き、1枚を手札に加える。 

 超大型級のデーモン・コマンドを2体も踏み倒せる《大地と悪魔の神域》

【 呪文 】
文明 闇/自然 / コスト10

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーをすべて、マナゾーンに置く。
その後、進化ではないデーモン・コマンドと進化デーモン・コマンドを1体ずつ、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 

 《再誕の社》のクリーチャー版である《社の死神 再誕の祈》が新規カードになります。

【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚まで、自分の墓地からマナゾーンにタップして置く。 

 リソース的にはちょっと心許ない部分が多いのですが、同時期に《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》のプロモ(feat.バロム様)が登場。

 マナカーブを考えると、「ここから神域に繋げて《悪魔神バロム・クエイク》出してください」といった収録であり、デッキと併せてセットで使ってくれ、ということなのでしょう。

 この年のクロニクルデッキは《聖霊王アルファリオン》軸のものも出ており、環境的という視点ではそちらのデッキの方が活躍の機会が多かったとは思います。

 特に《アルカディア・スパーク》《龍聖霊ウィズダムフェウス》とかはこの後に環境の最前線で戦うことになりますし、《聖霊王アルファリオン》もまぁまぁ使われていますからね。

 しかし《月の死神 ベル・ヘル・デ・スカル》は息の長い活躍を続けており、《悪魔神バロム・クエイク》も最近出番が多いということもあって、嬉しい限りです。

 あとなんか、同時発売の《ダーク・ルピア》のスリーブがやけに人気だったりもしました。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第128回はみなの大好きな【終焉の悪魔神】(2016)でした。

 アルカディアス派とバロム派、それぞれいるかと思いますが私はぶっちゃけどっちも好きです。

 実際に使ったことがある、という話で言えば圧倒的に《聖霊王アルカディアス》なんですが。

 でもデュエプレでは一時期【青黒バロム】というデッキを使い込んでた時期があって、そっちも捨てがたいんですよね。

 盤面に《凶骨の邪将クエイクス》《悪魔神バロム》を並べて制圧する、楽しいデッキなんですよ。

 今回はデッキというよりかは発売されたデッキを元にカードのお話をする回でしたが、またクロニクルデッキに関してはちょくちょく紹介予定ですので、よろしくお願いします。

 

 というわけで、今回はここまで。今年のラスト名作デッキでした。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週……?お会いましょう。

 ホントに来週か……?

年末年始なのでちゃんと休んでください。次回は再来週の1/9!

 

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