【DM歴代名作デッキ】Vol.159~ハムカツドラグナー~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.159~ハムカツドラグナー~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 ドラグナーシリーズの第3回目です。

 前回は閣ループ特化の【ラッカドラグナー】の紹介をしました。

 残念なことに現在は閣ループ自体が再現不可のギミックとなってしまっていますが、数あるドラグナーの中でも有名な型の1つですね。

 今回紹介するドラグナーもまたかなり有名な型であり、ドラグナーの象徴であり、環境でも多大な影響力を発揮していたあのデッキになります。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【ハムカツドラグナー】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

最速の「捲り」で勝利せよ 「ハムカツドラグナー」

 というわけで今回の名作デッキはドラグナー界の最大の問題児、【ハムカツドラグナー】になります。

 リストはこんな感じ。


 コイツは本当に悪いやつです。数々のプレイヤーの心を折ってきたドラグナーと言えば、まずはコイツの名前が挙がるでしょう。

 とにかく最大値が大きいのが特徴と言えるデッキであり、一定レベルの再現度で最速2ターン《∞龍 ゲンムエンペラー》とかを決めてきます。

 具体的には《ヘブンズ・フォース》+《爆龍覇 ヒビキ》+《爆熱剣 バトライ刃》というお馴染みのセット要求になるのですが、ここに《勇者の1号 ハムカツマン蒼》が絡むと凄まじいことになります。

【 クリーチャー 】
種族 メガ・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー4000 / コスト5

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から多色クリーチャーを1体選んで相手に見せ、自分の山札の一番上に置いてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

 この《勇者の1号 ハムカツマン蒼》が、【ハムカツドラグナー】の語源という訳です。

 《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の能力は山札固定。より具体的には、山札の上から5枚を見て、多色クリーチャーをトップに固定できるというものです。

 はい、お分かりですね。

 《爆龍覇 ヒビキ》を《勇者の1号 ハムカツマン蒼》で革命チェンジすることで、多色のドラゴンを《爆熱剣 バトライ刃》から踏み倒すことができるんですよ。

 これで踏み倒すのが、ドラグナーでお馴染みの《最終龍覇 グレンモルト》だったり、全ハンデスでお馴染みの《ニコル・ボーラス》であり、そしてこの年の9月に登場した《∞龍 ゲンムエンペラー》だったりするわけですね。

【 クリーチャー 】
種族 ∞マスター・ドラゴン / チーム零 / 文明 水/闇 / パワー999999999 / コスト999999999

※システムの都合上、《∞》の表記を《999999999》としております

■ムゲンクライム 4(自分のクリーチャーを4体タップし、 [wd04]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■∞ブレイカー(「∞ ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる)
■ブロッカー
■コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。

 当然ながら、序盤の《∞龍 ゲンムエンペラー》は詰みとなるケースが多いです。

 更にゲームを壊すという話で言えば、2ターン目に出てきた《最終龍覇 グレンモルト》はターン経過ごとにドラグハートの力で強化されていくため、すぐに手に負えなくなります。

 《∞龍 ゲンムエンペラー》は性質上ドラグナー側も後続を用意するのが難しいでしょうが、《最終龍覇 グレンモルト》はそんなことありません。

 ですので、デッキによっては《∞龍 ゲンムエンペラー》はワンチャン返せるし、《ニコル・ボーラス》でもゲームは続くけど、《最終龍覇 グレンモルト》だけは明確に負け、なんていうことも多かったと記憶しています。

 というわけで、前回の紹介した火光水の【ラッカドラグナー】が閣ループ特化だったのに対して、この【ハムカツドラグナー】は捲り特化のドラグナーになります。

 また【ラッカドラグナー】が安定性を指向したドラグナーであるのに対して、こちらは爆発力を重視したドラグナーであり、ラッカとは対の関係と言えるかもしれません。

 動きとして強い時のことだけをいまは話していますけど、【ハムカツドラグナー】にもしっかり弱点はあります。

 というかコイツは、爆発力と引き換えにそれ以外のものを失っていると言った方がいいかもしれません。

 まず1つはメタカードを突破する力。

 前回の【ラッカドラグナー】は《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》や《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》によって《希望のジョー星》などを突破する手段がありましたが、このデッキはそんなものはありません。

 また当時は《希望のジョー星》と《洗脳センノー》を両方破壊できる小型除去って中々なかったんですよ。全部絶妙に痒いところに手が届かなかったんです。《超英雄タイム》の初登場は翌年のクロニクルデッキですので、あと1年ほど待たなくてはいけません。

 ですので、ドラグハートより先に《希望のジョー星》や《洗脳センノー》などが着地してしまうと、もう詰みます。

 そして【ハムカツドラグナー】のもう1つの弱点は、構築の段階で避けられない多色枚数です。上記のリストは22枚で、多い人では24枚とか。

 現在のアドバンスのドラゴンデッキは確かに23~24枚くらい多色を採用しているものも多いですが、2ターン目まで多色を埋めても許される《メンデルスゾーン》があるデッキですから、話が違いすぎます。

 上記の通り、《希望のジョー星》を先に貼られると負けるわけですから【ハムカツドラグナー】としては一秒でも早くドラグナーを出したいところです。

 しかし《ヘブンズ・フォース》+《爆龍覇 ヒビキ》を持っていても他の手札が多色で1ターンパスする、なんてゲームも相応の頻度で発生します。そしてその1ターンの間に負けてしまう、というケースも当然あります。

 そんな訳なので、最強の一角であることには間違いないのですが、対応力にも安定性にも欠けるタイプのドラグナーであり、それらを求める層からは割と嫌われていたという印象もあります。

 そういったプレイヤーたちは【ラッカドラグナー】を使っていましたね。あと【青黒カリヤドネ】。

 イメージ的に、2020年当時の環境は「ドラグナー最強」であり、その象徴がこの【ハムカツドラグナー】であったとは思うんですよ。

 もちろんそれが間違いとは言い切れませんが、「最狂」のデッキではあったと思っていますが、「最強」というかというと、個人的にその点についてはやや疑問かなぁ、と思っています。

 まぁ実はこの時期の真の「最強」は【オカルトアンダケイン】だったんじゃないか、という話は仮定の話過ぎるのでさておき。

 まぁ先にも書きましたが、【ラッカドラグナー】とは本当に対の関係にあるドラグナーデッキだったと思っています。

 じゃあ2つのドラグナーを上手いこと両取り出来ないか?と発想から、関東では第4のドラグナーが生み出されるわけですが、それはドラグナー最終回として次回に取っておきましょう。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第159回はドラグナー期の代名詞でもある【ハムカツドラグナー】でした。

 私はコイツはね、ダメだったんですよ。多色デッキ、基本は苦手なんですよ。

 コロナ禍というのも時期としては最悪で、当時の自分は全国大会の練習の付き合いとCS運営が中心だったんですけど、CSそのものの回数が少ない、参加人数も半減させられている、そんな状況でCSに来た人たちがこれで戦っているのを見てなんとも言い難い気分にはなっていました。

 まぁ《ヘブンズ・フォース》を最終的に一発プレ殿にしたのは本当に英断だったと今でも思っています。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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