第52回ということで、ちょっと番外的な話になります。
こんにちは、神結です。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は52にちなみ、GP8thを大いに盛り上げた【超GRスタートデッキ】の紹介になります。
目次
本日の名作?デッキ紹介
超GRスタートデッキ
というわけで今回の名作デッキは番外編として、超天篇の最初に出たスタートデッキの紹介になります。
リストはこれとこれ。
このデッキたちが発売されたのは2019年3月ということで、超天篇のスタートとなるデッキでした。GR入り52枚。
中身は後述するとして、前年の《ガンバトラーG7》のように、環境の第一線級カードが収録されていた訳では無かったんですよ。
ただこのデッキが大ヒット(?)することになったキッカケがありまして、それがGP8thでした。
GP8thは直近のように2day開催になっていたんですが、配信もあったんですよ。で、間を繋ぐために流れていたCMがこれだったんです。
謎の中毒性と繰り返しによって、「ジョーのデッキ52枚」はすっかり人気となり、上記のように耐久動画が公式から投下されたり、デュエキングなんかでも流用されたりと、2019年を代表するコンテンツ(?)となっていきました。
まぁつまり直近でいうところの「ファーーー甘い甘い!」枠がこのデッキCMだったというわけです。
ちなみに私はこの時カバレージを担当していたのですが、あまりにも過酷な2dayだったんですけど、このCMはそれを多少緩和してくれました。……割とマジで。
ジョーのガチャメカ・ワンダフォー
というわけで改めて一気に始められる新デッキはこちら。
GRをしながら盤面を伸ばしていき、マッハファイターなどを有効に使って盤面差を付けつつ、最後は広げきって殴るのがこのデッキのコンセプトです。
GR召喚をするカードが割と最初から「何かをしつつGRもする」というものが多かったので、何かと出来ることは多く、歴代でも相応にレベルの高いスタートデッキだったでしょう。
収録されているカードも、振り返ってみるとかなり強いです。
《超GR・チャージャー》や《ガガガン・ジョーカーズ》といった汎用カードは、ここが初出です。
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 自然 / コスト3
■GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / コスト1
■自分の山札の上から3枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
《ガガガン・ジョーカーズ》はアドバンスの【緑単オービーメイカー】で採用されていますし、《超GR・チャージャー》もマナドライブ4のGRと相性がいいため、現在でもしばしばデッキに採用されています。
また《ウォッシャ幾三》や《ガチャダマン》、《怒ピッチャコーチ》といったこの数ヶ月後に【赤緑ジョーカーズミッツァイル】で活躍するカードが収録されています。
また、後にバーンメアで主軸となる《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》も再録。
GRの方も《鋼特Q ダンガスティックB》はそれほど使われなかったものの、《バツトラの父》や《マシンガン・トーク》といったカードは汎用性も高く、ジョーカーズ以外のデッキで出張していることが多かったですね。
と、振り返ってみれば内容的にも結構気合いの入ったスタートデッキだったように思います。
キャップのオレガ・オーラ・デリート
そしてこっちが「スタートデッキでまとめてゲット」出来るオレガ・オーラ軸のキャップのデッキになります。
こちらは新ギミックとしてヴォルグ・サンダーを殿堂に追いやったオレガ・オーラのデッキとなっています。
どちらかというと「横に展開して盤面を広げまくる」というよりも、こちらも新能力である「パワード・ブレイカー」を生かして巨大なGRクリーチャーを作る、というコンセプトですね。
このデッキは残念ながらジョーの52枚に比べると見劣りはしますが、使えるカードもちゃんと収録されています。
特に一番使用されているのは《ア・ストラ・センサー》でしょう。このカードはオーラデッキだけでなく、この後に【青黒カリヤドネ】で使用され、長く見掛けることになります。
【 呪文 】
文明 水 / コスト1
■自分の山札の上から3枚を見る。その中から呪文またはオーラを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
またオーラデッキの初動となる《*/零幻チュパカル/*》、トリガーである《*/弐幻ニャミバウン/*》は汎用性が高く、この年は結構見掛けることになりました。
そして《*/弐幻ケルベロック/*》ですが、後に《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》登場後に、ワンショット用パーツとして採用されることになります。
《プロト・コア/暗黒の不法侵入》は一瞬だけバラギアラに出張してループしていた時期があったりしました。
一方GRのカードはパワーはそれほど高い訳では無かったんですが、発売直後は《硬直 TL-20》がまぁまぁ使われることが多かったです。
《予知 TE-20》は後に【メルゲドッカンデイヤー】のループパーツとして活躍、《補充 CL-20》もオーラデッキのリカバリー要員として採用されたり、《重圧 CS-40》についても4コスト4000というスタッツが評価されて、オーラデッキに採用されることがありました。
というわけでトータルで見ると、キャップの52枚も有用なカードはそこそこ多く、スタートデッキとしての面目躍如といったところでしょうか。CMを見て購入した人も、別に後悔することはなかったはずです。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第52回は少し番外的ではありましたが、みんなが大好きな【超GRスタートデッキ】の紹介でした。
ちなみにこの年は後にキラのスタートデッキも登場し、そっちには《ギラミリオン・ギラクシー》や《ジャスティス・シェイパー》といったカードが収録されていたりします。
CMはなんかこう、うん、ちょっと変でした。
というわけで今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。