こんにちは、神結です。
週刊連載でやっております「名作デッキ紹介」、ご好評いただけているようで何よりです。
取り上げて欲しい題材や「こんな記事を読みたい!」という要望がありましたら、是非是非Twitter等でコメントいただけますと幸いです。
というわけで「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていきたいと思います。
過去2回はちょっと色物?だったので、王道デッキの方からいきましょう。
今回は【ロージアダンテ】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
カッコイイカードしか入ってないと話題に
というわけで今回の名作デッキは王道のコントロールデッキである、【ロージアダンテ】になります。リストはこんな感じ。
かっこいい~~~。
このデッキの自体は全国大会2016からの登場でしたが、環境で本格的に活躍出来るようになったのは《ヘブンズ・ゲート》が投入されたGP4th以降でした。
このカードのお陰で【モルトNEXT】に有利になりデッキを使う意義が生まれたんですよね。
そして苦手のジャック系のデッキが消えた後に、GP5thで栄冠を掴み取ることになります。
まずこのデッキの顔は、《真・龍覇 ヘブンズロージア》。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / ジャスティス・ウィング / ドラグナー / 文明 光 / パワー5500 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハート1枚、または、光のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■マナ武装5:自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャーはすべて「シールド・セイバー」を得る。
(自分のシールドがブレイクされる時、かわりに「シールド・セイバー」を持つクリーチャーを破壊してもよい)
出てくるドラグハートがカッコイイし強いんですよね。
で、私の大好きな《時の法皇 ミラダンテXII》。
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
やっぱこのカードなんだよな。ダンテチェンジダンテしてるときがいっっちばんデュエル・マスターズが楽しい。
《ミラクルストップ》+《時の法皇 ミラダンテXII》して返したターンの相手の様子見ているのが最高なんだよなぁ~~~~。
そんなわけでこの強力なドラグナー及びフィニッシャーをもっとも上手く運用出来るデッキこそが、【ロージアダンテ】だったというわけなんですね。
ちなみにドロマーカラーのロージアも存在していましたが、青白からドロマーに変えることで勝てるようになった対面というのは基本手には存在していなかった認識です。
受けて捌いて封殺、王道コントロール
ではこのデッキの基本的な動きについての話をしましょう。
このデッキは序盤はシンプルです。というか、4ターン目まではやることが同じです。
基本的に《コアクアンのおつかい》か《レインボー・スパーク》を撃ってドロー以外することがありません。
たまーに《ミラクルストップ》を手撃ちしているときがありますが、だいたい状況が悪いか後手です。
このデッキは手札を整えて5マナに到達したときから本領を発揮します。
もっとも理想的な流れは、《ドラゴンズ・サイン》から《真・龍覇 ヘブンズロージア》を場に出し、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を設置。
そして《ミラクルストップ》をG・0で唱えたあと、ターン終了時に《時の秘術師 ミラクルスター》を出して《コアクアンのおつかい》+《ミラクルストップ》+《ドラゴンズ・サイン》を回収するというもの。
使ったリソースが何故か帰ってくる、というのはデュエマでは珍しい動きですよね。遊戯王ではよく見るんですけども。
もちろんこの理想の動きというのは相手によっては全然変わってきて、《真・龍覇 ヘブンズロージア》から《龍魂城閣 レッドゥル》を置いて《時の法皇 ミラダンテXII》ですぐに走ってしまう方が強い対面もあります。
ちなみに最大値はここのダンテに2枚目の《ドラゴンズ・サイン》が絡んでロージアが再着地する展開です。
これで《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を出してターン終了時に龍解すると、ダンテ+ミラスト状況で《真・天命王 ネバーエンド》が擁立するという無限ニヤニヤタイムが始まります。
というわけでこれだけやってれば大抵の相手には勝てます(この動きの前に《獣軍隊 ヤドック》を立てたりそもそもループに入ってしまうジャックには勝てません)。
一見厳しそうなハンデス系とかジャスティスのような呪文ループ系とかにも、《ミラクルストップ》のお陰で勝ってしまえるんですよね。
ただし、対【モルトNEXT】はちゃんと大変です。
主に《永遠のリュウセイ・カイザー》と《伝説のレジェンド ドギラゴン》のケアが本当に面倒なんですよ。
当時はバトライループ も出来ましたからね (《爆熱DX バトライ武神》を革命チェンジを使って山札のドラゴンを好きなだけ出すこと。現在は裁定変更によって不可になった)。
この対面についてのプレイングを書くと朝も通り越して昼になりそうなので省略しますが、簡単に記述しておきましょう。
①相手が普通に殴ってくる場合は、盾に仕込んだ《ヘブンズ・ゲート》で《龍聖霊ウィズダムフェウス》と《時の秘術師 ミラクルスター》を出し、ウィズダムの効果で《アルカディア・スパーク》を撃って《永遠のリュウセイ・カイザー》などを山札に戻しながら、返しのターンでカウンターを決める。
②相手が《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を作ってきたときには、耐久しながらここに3回《アルカディア・スパーク》当てる、または《天命讃華 ネバーラスト》の効果でバトルで3回倒して解体する。
③相手が禁断爆発を早期に剥がしてドルマゲドンを作らない場合、先に《爆熱天守 バトライ閣》などの置物を建てて置き、手札にカードを貯め込んでマナをチャージ、《ヘブンズ・ゲート》+ドラサイロージアが可能な状況を作る。最初のヘブンズでウィズダム複数出ししながらアルスパで永遠複数立てを除去して、次のドラサイロージアからミラダンテ+武神が動ける状況を作って倒しにいく。
④そもそも相手の山札の方が少ない場合はドローエンドし続けて山切れ勝ちを狙う。
みたいな勝ち筋のどれかを拾う感じですね。③④はどんな上手いNEXT使いでも避けて通れない道であるため、NEXTに対して明確が有利を取ることが出来ました。
ありがとうロージア、ありがとうミラダンテ
終盤こそ【白緑メタリカ】の台頭で苦戦したものの、GPも制して充実の2017年シーズン過ごした【ロージアダンテ】。
そんな彼らに待っていたのは、まぁ殿堂というイベントなわけです。
この年《真・龍覇 ヘブンズロージア》が殿堂となってしまい、このデッキは流石に大きく弱体化してしまいました。なんか一部では殿堂後も使われていましたが、流石に環境外デッキになってしまいましたね。
その後《時の法皇 ミラダンテXII》は新たな相棒を《龍装艦 チェンジザ》に見出しましたが、結局《時の法皇 ミラダンテXII》も殿堂。
ロージアは帰ってきたものの、肝心のダンテが殿堂となってはこのデッキを再現することは不可能となっています。
一応《未来の法皇 ミラダンテSF》が《ヘブンズ・ゲート》を唱えられるという、面白い動きはあります。単純に友達と遊ぶだけなら、かなりいいデッキだと思いますよ。
なんかドラサイから出てくるカードが《最終龍覇 グレンモルト》とか《龍風混成 ザーディクリカ》になった方が明らかに強いというのは禁句です。
"デッキ名"の魂を受け継ぐもの
と、ここでいつも現代版のデッキを挙げているのですが、今回はお休み。
というのも、このデッキの正当後継者みたいなデッキっていまはいないというよりも、来週紹介した方が相応しいと思っているので……。
まぁこれだけで来週のデッキを想像出来る人も多そうなので、今回のクイズ?にしておきましょう。
あれです、アーチーさんとかばにらさんがよくやってるあれ。
おわりに
というわけで「DM歴代名作デッキ」、第7回は私のほんっっっっとうに大好きな【ロージアダンテ】でした。
叶うならもう一度相棒にしたいデッキではあるんですが、思い出の中でじっとしている方がいいときもあるので……。
そんなわけでわけで今回の名作デッキ紹介もここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。
またね。