こんにちは、神結です。
超CSⅣがいよいよ始まっています。この記事が公開される頃には、福岡も終わってるでしょうか。
さて、Vol.8ということで《禁断竜王 Vol-Val-8》を使ったデッキでも紹介しようかとも考えましたが、元々紹介したいものがあったのでまたの機会ということで……。
そもそも、ちょっと新しいカードでもありますからね。名作に昇華されるにはもう少し先になるでしょう。
というわけで「歴代名作デッキ紹介」、今回も過去の名デッキの振り返りをしていきたいと思います。
先週のラストで気付いた方もいるかもしれませんが、今回のデッキは【モルトNEXT】です。(《終焉の禁断 ドルマゲドンX》登場以後の構築を、今回は便宜上「後期」と表現しています)
目次
本日の名作デッキ紹介
みんな大好きモルトNEXT
というわけで今回の名作デッキはみんな大好き【モルトNEXT】になります。リストはこんな感じ。
【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■マナ武装5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■W・ブレイカー
こちら《メガ・マナロック・ドラゴン》が殿堂し、《スクランブル・チェンジ》が殿堂前の構築です(GP4th前後)。
ちなみに《メガ・マナロック・ドラゴン》が4枚使えた時期は、《伝説のレジェンド ドギラゴン》の3枚をそのまま《メガ・マナロック・ドラゴン》にしてもらえればOKです。
相対的に見た場合の全盛期は、この構築の時代だと思っています。
というのも《メガ・マナロック・ドラゴン》が4枚使えた時代は、【デアリドギラゴン剣】や【赤白ジョバンニ】とかいう強力なライバルたちも健在だったので……。
さて、このデッキの制作経緯について、覚えている限りのことを書かせていただきましょう。
2016年末に《終焉の禁断 ドルマゲドンX》登場した訳ですが、デザイナーズである《終断Δ ドルハカバ》や《S級不死 デッドゾーン》といったカード以上に、ドルマゲドンとモルトNEXTの相性の良さが発覚します。
そして2017年の年明けの大会に向けて新たなモルトNEXTの作成が始まりました。
ちょうどこの時期って「冬おやつ5人チーム」という大きな大会があったんですよ。
特に冬おやつ5人チームは静岡CSと並んで、強い意気込みで臨む人が多い大会でした。私もそうでしたし。たぶん、現代の超CSくらいのイベントだったんですよね。
そんな訳で当時のヘブンズダイス周り(より正確に言えば、フェアリーさんとZweiさんとtaisei)が色々知恵を絞って、ドルマゲドンも含めて46枚くらいまでは早々に決まったんですよね。
メイン2と次元1は割とギリギリまで決まらなかった、と記憶しています。
このうち次元の1枠は《スクランブル・チェンジ》と相性の良さを買われ、対ジョバンニに強い《熱血剣 グリージーホーン》が採用されることになりました。
残るメイン2枠は本当に色々と諸説あったんですが、最後の最後にZweiさんが「対ジョバンニを考えたときに《無双竜鬼ミツルギブースト》は必要」みたいな案を出してこの構築に収まった、というのが経緯だったと記憶しています。
最強のアグロミッドレンジコントロール
恐らくこの記事を読んでいてNEXTがどんな動きをするか知らない人はいないでしょう。マナを伸ばして《超戦龍覇 モルトNEXT》を出して相手をコテンパンに殴るデッキです。
しかし「デッキの幅」という話をすると、そんな程度では済みません。多様なドラゴン、ドラグハートの選択によって、無限のポテンシャルが存在していました。
このデッキの凄かったところは、「殆どのデッキの上位互換であったこと」ではなかったかと思います。
《スクランブル・チェンジ》+《超戦龍覇 モルトNEXT》は最速3キル可能でアグロプランを取れ、ミッドレンジ帯で勝負をしたときは《爆熱天守 バトライ閣》から無限の打点を生成出来るこのデッキより強いデッキは存在しません。
そしてゲームが伸びても《永遠のリュウセイ・カイザー》+《伝説のレジェンド ドギラゴン》で負けない盤面を作りつつ、あとは閣ループを決めてあらゆる受けデッキを粉砕する……なんて芸当も可能だったわけで。
なんなら、《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》が入っているデッキに対しても、《真・天命王 ネバーエンド》と《闘将銀河城 ハートバーン》さえ用意しておけば、VAN出されても全然勝てますからね。私はGP4thそれで負けました。
そんな訳であらゆるプランを取ることが可能で、万能の象徴みたいなのがこのデッキでした。
思えば過去未来、TierGODと呼ばれるようなデッキたちは、この万能性が備わっていたいたように思います。
個人的にはこういったデッキを「アグロミッドレンジコントロール」と呼んでいます。どんなプランも取れるよ、って訳ですね。
本当にダメだったのは《ヘブンズ・ゲート》からの《奇跡の精霊ミルザム》のループくらいだったんですが、それも結局プレ殿してしまったからな……。
ありがとう、NEXT……
というわけでこのモルトNEXTは手の付けようがなく、《スクランブル・チェンジ》を没収されようと止まることなく、一年以上もの間好き勝手にやり尽くしました。
そのため「もう《超戦龍覇 モルトNEXT》か《爆熱天守 バトライ閣》止めない限りNEXTは止まらんだろう」と皆が薄々気付き始めます。
そう考えると《爆熱天守 バトライ閣》とのコンビ殿堂はやむを得なかったのでしょう。公式はあまりコンビ殿堂を出したくないようですが、こればかりはしょうが無いというか……。
ところでいまはコンビ殿堂外れているんですが、アドバンスでこのカードって特に使われていないんですよね。恐ろしい話です。如何に《最終龍覇 グレンモルト》が強いか、という話ですね……。
【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 光/闇/火 / パワー6000+ / コスト7
■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。
《爆熱剣 バトライ刃》の龍解条件がもう少しキツかったら《超戦龍覇 モルトNEXT》から出す意味合いも強まるんでしょうけど、NEXTから出すのも最終龍覇から出すのも同じなんですよねぇ……。
モルトとロージアの共闘
そんなわけで《最終龍覇 グレンモルト》に触れましたが、現在はライバルのロージアと組んでアドバンス環境で存在感を放っています。
まぁ、ロージアはロージアでも《最終龍覇 ロージア》なんですが。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / ジャスティス・ウィング / ドラグナー / 文明 光 / パワー3500 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
このカード、ロージアというよりは書いてることはドラゴンとトリガー付いた《龍覇 グレンモルト》ですからね。凄まじい時代です。
というわけで、モルトとロージアが共闘しているリストはこんな感じ。
ドラグハートぶんぶん振り回して戦ったり、ドラグハートの奥深さについて勉強したいなら、このデッキはめっっっっっっっっちゃオススメ出来ます。デュエルマスターズがかなり学べるデッキですよ。
おわりに
というわけで「DM歴代名作デッキ」、第8回はみんなが大好きな【モルトNEXT】(後期型)でした。
2回に渡ってドラグハート系のデッキを紹介したので、次回はまた少し違った趣向になると思います。
また「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。