日本地図まめちしき:三重県と京都府は接している
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。終わりましたね、超CS京都。これで超CS四連戦が終わったことになりますね。
福岡と宮城にカバレージとして参加した身として、一連の超CSでは得難い経験をさせてもらいました。全ての参加者と運営、関係者各位に心からの感謝を。
……ところできたしーは今三重県に住んでるんですが、なんで一番遠い二か所に派遣されたんですかね……?
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《月下旋壊 ド・リュミーズ》
【 呪文 】
種族 ドルスザク / 文明 水 / コスト5
■自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、そのうち少なくとも1枚が魔導具なら、コストを支払うかわりに魔導具を2枚自分の手札から捨てて、この呪文を唱えてもよい。
■カードを3枚引く。
DMEX-17で登場した、第二のドルスザク呪文ですね。先日殿堂入りしました。
……同じパックから2枚同時に殿堂入りを輩出したこのパック、なんだったんでしょうね?
根強い人気の魔導具デッキに新機軸をもたらしたこのカード。
闇ベースならば貴重なドローに、水ベースならデッキ回転サポートとして活躍できるのはまあまあ嬉しく、新たな角度からデッキ全体の柔軟性をさらに跳ね上げてくれた一枚と言えるでしょう。
……まあ、【青魔導具】ではこんなカード無くてもカードがぐるんぐるん回るからあんまりいらないんですけど。
すでに形がバキバキに決まっていた両デッキをすんなり強化するのではなく、また新たな角度からデッキの形を提案する……というかなりテクニカルな強化パターンとなったこのカード。
どこかの《 超七極 Gio/巨大設計図 》のようにシンプルに欲しいものを渡すのではなく「使いこなせるかな?」というプレイヤーへの挑戦状のような強化札として、ファンから喝采を受けましたとさ。めでたしめでたし。
……問題は、魔道具以外にも0マナドローソースを必要としているデッキがこの世にあったことです。
呪文あるところにスコーラーとループの姿あり。 平野隆之介くんを水文明のマスターに変えた《 次元の嵐 スコーラー 》と、あまりにも相性が良すぎたんですよね。
《 堕呪 ゴンパドゥ 》《 堕呪 バレッドゥ 》などの魔導具ドローソースを併用して粛々と手札と呪文詠唱回数を稼いでいた時期はまだマシで、《 I am 》と《 魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル 》というムートピアのループのオールスターが揃い始めてからの活躍は異常なほど。
最終的に《 堕魔 ヴァイプシュ 》という、公式も使わせるつもりがなかったであろうカードと完全に需要と供給が噛み合ってしまい何もかもが終わってしまいましたとさ。めでたくなしめでたくなし。
ではなんでこのカードが刷られたか……というとですね。
公式としては、【デ・スザーク】でも【青魔道具】でもない第三の魔道具デッキを組ませようしてたんじゃないかなと思うんですよ。
はい、久しぶりの完全な憶測でものを語る回です。
みなさんはこんな大人になってはいけませんよ。
このカードの登場する前の特殊パックDMEX-16にて《 ガル・ラガンザーク 》が登場して以来、公式からは妙に「闇のクリーチャーと水の呪文を合わせた魔導具デッキ」(以下【青黒魔道具】)がプッシュされていましてですね。
まあ実際《 ガル・ラガンザーク 》の強さもあって一時は実際に結果を残したりもしてたんですが。
これを見てると、《 月下旋壊 ド・リュザーク 》というカードは既存の2デッキではなく「墓地にカードを必要とし」「クリーチャーを出さなくても動ける」【青黒魔導具】のために作られたんじゃないかな……って思ってます。
この【青黒魔導具】執拗なプッシュはむしろ、公式による「【デ・スザーク】【青魔導具】はこれ以上強化しない」という宣言だったのではないでしょうか?
なぜそんなことになったかと言うと、【デ・スザーク】も【青魔道具】もあまりにもデッキとして完成しすぎていたからなんじゃないかと。
どちらも人気デッキのため新規が求める声も多かったのでしょうが、ちょっとでも強化すると壊れてしまい半端な強さなら見向きもされない……というジレンマから素直に強化できなかったんじゃないかな、というわけです。
この憶測の正誤は置いといて、実際開発部セレクションデッキ「水闇魔導具」が出ているあたり「このデッキを組ませる!」という公式の意志自体は大なり小なりあったものと思われます。
まあ最大の問題は、【青黒魔導具】自体がそこまで使われなかったのと、そこでも《 月下旋壊 ド・リュミーズ 》が採用されなかったことなんですが……
カード開発って、めちゃくちゃ難しいんでしょうね。
結論:「ゼロ」はダメ
というわけで、《 月下旋壊 ド・リュミーズ 》でした。
いやその、実は個人的にもそこそこ思い入れあるカードなんですよね。
「これと魔導具呪文で墓地肥やして相手ターンに《 卍月 ガ・リュザーク 卍 》出して、実質SAになった《 堕魔 ジグス★ガルビ 》で殴り倒す」っていうコンボを組んだりもしました。名付けて【旧世壊】(《 卍 新世壊 卍 》入ってないから)。
お前らが【青魔導具】のパーツばっかり買うせいでデッキ総額6000円になって記事がボツになったんですけどね。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。