わりと本気で4箱行くか考えています
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。来ましたね、開封動画。
なんというか、ここまで低レアが強い……というか、ちゃんと使えるパックは久々に見た気がします。それぞれの戦術の底上げになるというか、ぶっちゃけ単独でも欲しいというか。
低レアが強いと何がいいって、「家族と買い物に行ったときに1パックおねだりする」くらいのキッズさんたちであっても十分楽しめるんですよ。要するにパックを剥く価値が底上げされるんですね。
もちろん一般プレイヤーにとっても、強いカードが出やすい事は「シングルで集めるよりもパック剥いたほうがいい」ということに繋がります。「シスもカオスマントラも使う予定だしコモンどれもほしいから2箱くらい剥いて足りなかった分を補充するか……」みたいな戦略が肯定されますしね。
こうしてパックがたくさん剥かれると開発側もニッコリ、カードの流通が増えてシングルカード価格が下がってシングル派のプレイヤーもニッコリというわけです。万々歳!
ちなみにこの過程でそれなりの打撃を受ける業種があり、私自身がその業種の企業に所属しているのは些細な問題です。まあ、界隈の活性化でトントンということにしときましょう。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《ボルテール・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
W(ダブル)・ブレイカー(シールドを攻撃したとき、このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
ドラゴンについて語ることは、何もありません。
語り得ぬものについては沈黙しなければならないって、ウィトゲンシュタインっていうおじいちゃんが言ってました。あと準バニラなので物理的に語ることが特にないです。
なので今回はカードではなく、このカードがプロモとして登場した商品の話をしていきましょうか。例によって、最後までお付き合いいただければ幸いです。
さて。前置きもそこそこにしてその商品を見ていきましょうか。多分それが一番早いので。
……これを初めて見た方は、おそらく二つのことが脳裏に過ったものと思われます。
一つは、「何に使うんだよこれ」という直感。そしてもう一つは、具体的な使い方の想像と「まさかそんな」という嫌な予感。
残念ながら、その嫌な予感は的中しています。
そう。こちらの「アルティメットシールドセット」は、アニメや漫画のようにシールドを立ててプレイする……ただそれだけのために作られたサプライ品です!
遊び方の説明!
まず、デュエマ開始前にシールドを展開する際、アルティメットシールドにシールドをセットして立てる!
そしてその盾がブレイクされたら、下の方についてるボタンを押すと(何らかの取っ掛かりが外れて)シールドがパタンと倒れる!
あとはその倒れたシールドからカードを抜き取ってシールドチェックするだけ!
内容物はこのアルティメットシールド10セット(二人用)に加えて「最強デュエリストガイド」なる冊子といわゆるプレイマット、あとプロモの《 ボルテール・ドラゴン 》。以上! お値段は当時の価格で2750円!
……さすがにコンセプトに無理があるだろ!!!!!!
当時まだ小学生だった私ですら「誰が買うのこれ?」って思ってましたからね。実際、割とお金持ちでこの手のグッズもいっぱい持ってた同級生も持ってませんでしたし。ズバズバブレードのほうが絶対コスパ良いもんな……。
しかもこのセット、発売の一か月前にDM-03が登場してシールド追加カード出てますからね。どっちかが《 深緑の魔方陣 》とか使った瞬間シールドが足りなくなるんですよ!物理的に!この時期のカード以外の商品、こんなのばっかりかよ!
これがバカ売れしてた世界線のデュエマもまあ見てみたくはあるんですが、まあその。それ以降類似製品が一つも出ていないことを考えると売り上げは推して知るべしだったのかなって。
元々デッキ一つで対戦できるのがテーマのデュエマというゲームと、派手なサプライ品の相性はあんまりよくない……ということに気付いたのかは定かではありませんが、まあこの方針は早々に見限られたようです。
今のデュエマで役立てる方法は……《 インビンシブル・ナーフ 》を当てやすくするための的にするくらいですかね……?
文脈を乗せることで、また別の価値は生まれる
というわけで、《 ボルテール・ドラゴン 》でした。
これは余談なんですが、デュエマファンフェスティバルのデュエパーティー卓にてこれを実際に使用したプレイヤーがいると話題になりました。
10枚を二人で分け合うから足りないのであって、初めから一人で使うならば(物珍しさもあって)ちゃんとその派手さを生かせるわけです。なんだか寓話的ですね。
まあいわくつきの商品とはいえ、生まれたことそのものが無駄ではなかった……という証明にはなったんじゃないですかね。俺もいつかはそういう証明をしていきたいものですが、その見通しは立っていません。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のテーマはこちらです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。