ぶっちゃけこれ需要あるのか……?とも思ってます
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
新カード発表があると速報記事を書く必要が出てきて、それで一時間くらい業務時間が発生するんですよ。
すると、残業時間が一時間増えたうえで、退勤してから寝るまでの自由時間も一時間減りますね。
となると、睡眠時間も一時間後ろにずれて減るわけです。そうすると、そのしわ寄せはどこに行くでしょうか。
そう、休日の睡眠時間ですね。いつもの寝溜めに5時間分の負債が追加され、無事に15時間の睡眠が発生したと言います。助けてくれ。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《吠えろ魂!鬼ビルダー「轟」》
【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / エイリアン / 文明 火 / パワー8000 / コスト8
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身の「ブロッカー」を持つクリーチャーを3体選び、破壊する。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
ドラゴンについて語ることは、何もありません。
ないので、今回はカード名にちなんでデッキビルダーの話をしていきましょうか。あ、カード自体は「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」初出の看板カードです。よかったですね。
インターネットが発達して「強いデッキ」があっという間に共有されるようになった結果、ゼロから独自のデッキを組むことが半ば特殊技能となりつつある現代デュエマ界。
その割に、ゼロからの「独自デッキ構築の上達法」みたいなものはあまり言語化されているのを見たことがないんですよね。私だってめちゃくちゃ読みたいので、需要がないわけではないと思うんですが。
とりあえず自分がそれを誰かに聞かれたら「まつがん師父の『あのクソ』と『だらクソ』を全部読め」って答える……と言うのは置いといて、逆に言えばこれはデュエマ界においてはブルーオーシャンであるということ。
今回は、自分がこれまで業務としてクソデッキをしこたま組んできた経験を活かして「自力でのデッキビルドが上手くなる方法」について語っていこうと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。
まず、大前提として。これは極論なんですが、デッキビルドの上で降りかかる問題は、カード知識が深ければほぼすべて解決可能です。
例えば仮に現存するすべてのカードの情報が全て頭の中に入っていてそれを必要に応じて完璧に引き出せるならば、構築上の「どのカードを採用すべきか?」という問いには必ず最適なカード、あるいは「そもそも存在しない」という答えを導き出せるはずです。
そうなれば、現状のカードプールで組むことができるデッキにはすべて辿り着くことができるでしょう。
つまりデッキビルダーは最終的に「カード知識が極限まで深いこと」を目指すべき……となるのですが、無論そんなことができる人間は実在しません。人間の脳の記憶容量と処理能力には限界がありますからね。
となると、「人間を超える記憶能力と処理能力を持つ何か」に頼ればそれに近付くことができる……という事実も導き出せます。そう。
カード検索機能です。
自分の脳にそれらのカード知識がないなら、必要な時に公式カード検索やデッキメーカーで引っ張って来ればいいわけですね。
検索ワードや条件を適切に入力できている限りは、「カード知識が極限まで深いこと」≒「カード検索が上手いこと」という言い換えが可能です。
……ただ、まだここにはまだ「検索条件を適切に入力できる」という条件がありますね。これを解決するには、自分の求めている条件を自分で把握できているのが重要になります。つまり。
「『今必要なもの』の言語化ができること」こそが、デッキビルダーに最も必要な資質なのです。
「欲しいカードの条件」や「デッキの抱える問題」などを言語化できると検索によって欲しいカードに辿り着きやすくなり、望むデッキを作りやすくなる……というのは言わずもがな。
さらに現代にはデッキ検索もあるので、適切なカードにさえ辿り着けば近いことを考えてる人の先行研究にも頼れるのも見逃せません。
なんにせよ、とにかく「検索」と「言語化」を繰り返していけばより高い精度で必要なカードがわかるわけです。
あとは実際に回してみてまた問題が出てくれば、また「言語化」→「検索」でブラッシュアップをしていくことでより理想的なデッキに近付けますね。
ぶっちゃけ実際に回してのフィードバックが最重要という説もありますが、「言語化&検索」をスムーズに行えるとこのサイクルをより早く確実に回せてお得……というのはわかっていただけたと思います。
めちゃくちゃ極端に言えば、「国語の勉強を頑張るとデッキビルドが上手くなる」……と言えないこともないんじゃないですかね。あとは数学の範囲のうち、確率論のところをきっちりやっとけばより安心です。
……なにより、この言語化サイクルをやると「今作ろうとしているデッキは、現状のカードプールではどうやっても成立しない」という事実に超高頻度でぶち当たれるんですよね。
こうして大量のデッキ……ひいては記事をボツにし、今の私があります。
とはいえ、「現状このルートは無理」を知ることは「ちょっと迂回してこっちのルートにすればいける」とか「新カードで前に考えてたルートの開通に気付ける」とかに繋がるので、諦めは必ずしも悪じゃないと思ってますよ。
思考を続けることと手を動かし続けることだけ諦めなければ、多少時間はかかってもそのうち望んでいた風景が見えてくるんじゃないですかね。きっと。
知らんカード、どう考えてもないほうが得ですからね
というわけで、《 吠えろ魂!鬼ビルダー「轟」 》でした。まあ話してないんですが。
ちなみに何でこれを書いたかというと、私の本業であるベルカードの要望欄にめっちゃくちゃ雑な質問があまりにも届きすぎるからです。それこそ、言語化とか自分で調べたりする前の「イメージ」みたいなものが直接投げつけられてくるわけですよ。
「なんでもいいからおすすめカード教えてください!」よりも、「こういうデッキでこういうカードが欲しいんですが、何かありませんか?」のほうが答える側もそりゃ答えやすいし、的を射た回答が帰ってきそう……というのは、なんとなくわかって頂けると思います。
というわけで、できれば自分の中で何を聞きたいかを確定させてからのご質問をお願いしたいですね。
あとは……デッキ関連のご要望の際は、現行のデッキレシピ(できればデッキメーカーのURL)を要望欄に貼り付けてもらえれば幸いです。ちゃんと目を通したうえでお答えさせていただきますし、回答の精度もより上がります。
そのうえで、「そんなカードねえよ!」という答えが返ってきた場合は……ある程度諦めて、新しい道を探していただけると幸いです。曲がりなりにもプロが数人がかりで探した結果ですので。
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それでは、次の記事で。北白河でした。