エルフィ→カーペラー→ミランダ→エルフィ…
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ出ましたね、スタートデッキ。
これ強いですよね。商品展開上、シーズン開始前以外に追加で出るスタートデッキの強さについては最初のものより強くなる傾向があるので当然といえば当然なのですが…あっ煌世の剣・Z炸裂・スタートデッキ!お前の話はしていないぞ! お前はちゃんとトリガー積め!
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。それでは、今日のカードはこちら。
《シータ・トゥレイト》
【 進化クリーチャー 】
種族 サバイバー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト6
■進化−自分のサバイバー1体の上に置く。
■S・トリガー (このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ召喚してよい。)
■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて、それぞれの種族に加えてサバイバー種族を得る。
基本セット最終弾ことDM-05にて登場したデュエマ史上初の大型ギミック、サバイバーを統べる一枚ですね。
今では珍しくもなくなった「そのパックを代表する能力」の元祖とも言えるサバイバーは、その独特のプレイ感で今なお根強い人気のギミックです。クロニクルデッキになったりもしましたね。
また、構成上それまで単色が推奨されてきたデュエマというゲームにおいて初の文明混成が推奨されるギミックだったと言えるでしょう。
というわけで、今回のテーマは「サバイバー」についてです。
生きのこれこれ
名前に特徴的なギリシャ文字を持ち、「サバイバー同士で能力を共有する」という当時としてはだいぶ攻めた能力を持つ彼ら。少なくとも第五弾でやるにはだいぶ複雑ですね。
無からこんな凝った能力が生まれたわけではなく、デュエマの先輩たるマジック:ザ・ギャザリングに存在する同じギミックを持つ種族こと「スリヴァー」が元ネタになっています。
原則として人語を持たない種族にサバイバーが配布されたのも、同じく「謎の怪物」という設定のスリヴァーのオマージュと言えるでしょう。
そんなサバイバーの王たる《 シータ・トゥレイト 》は、あらゆる生物にサバイバーという種族を配布して能力共有させるこれまた唯一無二の能力。サバイバーデッキ必須の一枚として活躍……
……するかと言われると、実は手放しで認められるかというとちょっと微妙です。
端的に言うと、多くの種類のサバイバーを並べるのがドクトリンとなるサバイバーデッキにおいて、進化という「頭数が増えない」ギミックはそこまで相性が良くないんですね。
また、もとからサバイバーであるクリーチャーには何の影響も及ぼさないので、「サバイバーで染めれば染めるほど効果が薄くなる」というジレンマもあったりします。
登場当時であれば「(サバイバーが積み切れないので積まざるを得ない)トリガー獣などがサバイバーになる」という活かし方はあったのですが、今となっては《 瞬速のアタカマイトβ 》がいるので…はい。
三体存在する「トゥレイト」の名を持つ進化サバイバーの中でもっとも有名な彼ですが、凝った能力に反して「切札」というより「縁の下の力持ち」と言った方がよさそうですね。
ちなみに残りの2体は8マナかけてカード引くだけの《 ゼータ・トゥレイト 》と、クルー・ブレイカーで暴力をやってのける《 シグマ・トゥレイト 》。一番活躍したのはたぶんこのシグマくんです。
並べるデッキはうだうだギミックをやるよりさっさと暴力をやったほうがいいというのは、昔からそうだったんですね。
とはいえ唯一無二の能力を持っていれば何か一個くらいは使い道があるのがデュエマ20年のカードプールが実証済み。彼にも思わぬコンボがあったり。
デッキを自然と光文明に染めた上で《 聖域の守護者フォボス・エレインγ 》と《 シータ・トゥレイト 》を揃え、革命ゼロトリガーで《 獅子王の紋章 》を唱えると…紋章が山札に戻った後にサバイバー化した今出た生物のcipを処理することで今使った紋章をそのまま手札に加えることが可能です。
そうです、山札がある限り無限ブロックですね。なんなら《 宣凶師ラッセルズβ 》のおかげで今出た生物を場に留めたり、フォボス・エレインのおかげで山札から事前に呪文を全部引っこ抜いておくことも容易!各種メタ札には脆弱ですが、相手の度肝を抜くには十分です。
そんな彼ですが、デュエプレにおいてはなんと「非サバイバーからでも進化可能」「マナのサバイバー能力を得る」と、これまた唯一無二の方面のアッパー調整を貰いました。
相変わらず暴力をやっている《 シグマ・トゥレイト 》と、待望の展開能力&擬似除去耐性を持つ新規カードの《 イプシロン・トゥレイト 》ともどもそこそこの活躍を見せています。こうやって、過去のテーマを「リメイク」できるのもデュエプレの魅力ですね。
…なんか一体ほど忘れてる気がしますが、きっと気のせいでしょう。
与謝野晶子はなぜサバイバーを殺さなかったのか
というわけで、《 シータ・トゥレイト 》でした。
何もなければ来週の今頃には、「GP1stでも活躍した、マナ染色の専門家」についての記事が上がるはずです。超次元から出てくるカードについて語ることはありませんがお楽しみに。
この記事の感想やウェーブストライカーもリメイクしろという気持ちなどありましたら、#北白河の今日の一枚でのツイートや拡散などなど心よりお待ちしております。
見つけ次第ひつじとおもちのアイコンの知らんアカウントからお礼のリプライが飛んできて、とってもお得です。
下のボタンからすぐにやると、確実に拡散できてさらにお得!今すぐやれ!
それでは、次の記事で。北白河でした。