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こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
そろそろ新生活の準備をされておられる方も多いと思われますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。どこへ行くにしても、よほど坂の多い町でない限りはでかいカゴのある自転車だけは用意しておいて損はありません。マジです。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードの一発目はこちら。
《「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》
【 呪文 】
文明 光/水/闇/火/自然 / コスト7
■S・トリガー
次のうち2つ選ぶ。
▶︎相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな数選び、破壊する。
▶︎カードを3枚まで引く。
▶︎相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
▶︎相手のクリーチャーをすべてタップする。
▶︎相手のクリーチャーを1体破壊する。
DMEX-08にて登場した、デュエマで一番長い名前を持つ呪文です。なんで選んだかは、まあわかってください。
ルビを除いた表記上の文字数は、なんと驚きの113文字。
比較対象としては、単独2位の《 超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜 》が55文字、たぶん3位の《 時空の神風ストーム・カイザー XX/奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX 》で38字になります。ぶっちぎりですね。
この連載が大体毎回2000-3000字ということで、このカードの名前を20回くらい言ってるともう終わりです。どうしても文字数が足りなくなったらやろっと。
というわけで、今回のテーマは「カード名の長さ」についてです。
あ、この記事においてはルビとスペースは文字数にカウントしないこととします。あしからず。
おそらくこのカードの発想の元は、「五大トリガー名称カテゴリを持つ呪文」。
ただ、《スクラッパー・ブレイン・トラップ・スパーク・ハンド》なんていう名前では芸がない…という理由から何かもう一押しが必要になり、「ウィザーズ社の親会社たるハズブロ社が版権を持つパワーレンジャー(スーパー戦隊シリーズの海外名)とコラボし、戦隊の名乗りにする」というアイデアになったのでしょう。
逆に「よし!パワーレンジャーとのコラボカード作るか!」からこの発想に至ってたらマジで思考の流れがおかしいので、むしろこっちの流れであってほしいですね。
ちなみに、なぜ元祖のスーパー戦隊でなくわざわざパワーレンジャーから引っ張ってきたかと言うと、こちらは「バトルスピリッツ」などでデュエマと競合するバンダイが版権を持っているからと思われます。
バンダイ、版権めっちゃくちゃ厳しいですからね……。
逆にデュエマ最短のカード名を持つのが、《 零 》。
ラスボスたる《 零龍 》の登場前のプレビューカードとして、あちらより短くて地味な名前にする必要があったというのはわかるんですが…。
まあその、もうちょっと何とかならなかったのかな、と思わなくもありません。
というわけで、最長113文字、最短1文字…というのが現在のデュエマの記録なんですが。
どこにでも上には上がいるもの。デュエマの先輩たるMTGには、もっとエグいやつがいます。
最長部門では、《Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental》(日本語訳:《市場調査部によればプレイヤーは本当に長い名前が好きなのでこのカードを間違いなく歴代最長の名前にしてみた精霊》)の117字が僅差で勝利です。名前が枠を一周してる!
正直言語の差があると当然文字数にも差が発生するので、ちょっとフェアにするためにトリガージャーのほうを翻訳してみましょうか。グーグル先生に聞いてみましてっと。
……「ブレイクあるところに」訳せてないだろこれ!あと「trigger jar」だと「トリガー壺」になりますね……。これだと180字です。
辞書を見ながらもうちょっと真面目にやると、
"Red of Destruction! Scrapper Red!" "Blue of Knowledge! Brain Blue!" "Green of fascination! Trap Green!" "Yellow of Flash! Spark Yellow!" "Purple of Greed! Hand Purple!" "Where there's a break,there we are! Shield squadron, triggerger!! "
とかになるんでしょうか(204字)。
逆に、最短は《》の0字です。……ふざけているわけではありません。実物の画像がこちら。
「名無しのカードだから、好きなカードになれる!」というジョークカードなので、名前がない……というわけですね。
一応公式カードデータベースでは便宜上《_____》(アンダーライン5個)で登録されてるんですが、これは検索で名前が引っかかるようにするための苦肉の策だとかなんとか。
まあその、世界は広いですからね。カード名はやろうと思えばいくらでも長くできるので、デュエマでも市場調査部の想像を超える長いカード名が出ないとは全く思っていませんよ。
マイナス1文字より短いカード名は…さすがにちょっと思い付きませんが。
あ、もちろん例示したMTGのカード二種はジョークカードですよ!こんなカードばっかりのTCGではないことだけ覚えておいてください。デュエマじゃないんだから。
もう総集編に逃げられない
というわけで、《 「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」 》でした。おっとここでもまた稼いじゃいましたね。
ちなみに、あちらにおいては「装備すると存在する全てのクリーチャーの名前を追加する」とか「名前の単語数の数だけパワーアップ」とかいうカードもあったりします。こりゃたいへんだ。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。