もちろん恥も多いです
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
先週末にワクチンの三回目を受けてきましてですね。ちゃんと忘れないように必要なものを事前に揃えてから副反応に備えたり苦しんだりしてなんとか現場復帰を果たしたんですが。
注射口に貼ってた絆創膏がまだ腕に貼り付いてました。詰めが甘い人生を送っています。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《Disゾロスター》
【 クリーチャー 】
種族 オラクル / ディスタス / 文明 光/闇/自然 / パワー3500 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
DMRP-20で登場した、レアの一枚ですね。
ディスタスになる前の彼の話は置いといて、王来篇には強力な「軽量三色レアディスタスメガサイクル」が存在します。
彼らはどれも過去のコスト論を上回る性能を持ち、マナ基盤から初動まで大活躍することを期待されて生み出されたカードと言えるでしょう。
なぜ彼らの存在が必要になったかというと。
こいつを4マナ呪文じゃなくて3マナ生物として刷っちゃったからです。
この稀代のパワーカードによって軽量三色生物のデファクトスタンダードが成立してしまったことにより、「他の色の組み合わせにも当然デドダムクラスのパワーカードが必要」というような経緯で前述のサイクルが形成されたわけです。おそらくは。
というわけで今回は、そんなこのサイクルの面々について独断と偏見で語っていこうと思います。
ちなみに表題に《 Disゾロスター 》を選んだのは、いつもやってる次回予告クイズの難易度の関係です。誰でもよかった(犯行後の供述)。
サイクルで最初に登場したのがこちらの《 Disジルコン 》。存在が判明した時は、自分の周りでは「デドダム2だ!」「ブーストがないからあっちを押しのけるほどか……?」などと語られていたのを思い出します。
ただ、カードが違えば当然役目も違うもの。
墓地召喚とブロックで戦線を維持しながら手札と墓地を整え、マナ基盤となってすら序盤から終盤まで粘り強く勝利に貢献する……というあちらとは一味違う運用でしっかりと責務を果たしました。
【ゼロルピアループ】や自然入りの【墓地退化】系列での活躍は言わずもがなですね。
総じて、サイクルの中でもいぶし銀の活躍を確実に見せる名脇役と言ったところでしょうか。
あと、単純にこいつをマナに置いとくとデドダムが出しやすくなるのも加点要素です。身も蓋もねえ!
次に登場したのが《 Disノメノン 》。
「とにかく自分のアドを取る」デドダムと違い、こちらは「相手を邪魔しながらこちらもアドを稼ぐ」「さらに除去もされにくく殴り手にもなる」というクリーチャーとしての性能を押し出したスタイルです。
相手の初動獣を粉砕する妨害性能持ちということもあり、純粋なカードパワーとしてはサイクルでも上位に入ってくる印象ですね。
性質上活躍できる旬が過ぎるのが早く、ゲーム終盤には「確実に攻撃を通せるダイレクトアタック役」程度まで落ちるとはいえそれでも強力なのは言わずもがな。
総じて、サイクル内で最も攻撃的な一枚と言えるのではないでしょうか。
1パックを間に挟んで登場したのが、表題の《 Disゾロスター 》。
柔軟性と効果の即時性こそ減ったものの、「各ゾーンをしっかり肥やす」という点はデドダムと同じ。むしろトリガーを狙ってシールドに仕込めていたら3マナではさすがにオーバーパワーだった……ということでしょう。
直接的な即時の利益はおおむねブーストだけではあるんですが、各種踏み倒し等から出したり使い回しやすいサイズであることから意外なほどに防御性能が高いのも嬉しいところです。
総じて、サイクルでもデドダムに追い付かんと同じ道を歩んだ真面目なやつと言えるでしょう。カード単体で見ればサイクルで一番好きですよ。こんなデッキを組むくらいには。
同時に登場したのが、《 Disクチック 》。
そこそこのパワーを持ちながらSAドロー&フリーズ効果持ちということで、「相手を止めて殴り続けると優位を築ける」というデザインです。
設計思想としては《 麗泳者 マツバメモノ 》に近く、「とにかく手数を稼いで殴り切る」という古き良きビートダウン向けの性能と言えるでしょう。実際に《 蒼き守護神 ドギラゴン閃 》から走ってきて吐きそうになったこともありますし。
ただ、それがこのカラーリング全てが求めていることかと言われると……実はそこまで噛み合ってるわけではなくてですね。
こうなった理由の一端としては、おそらく白青赤という組み合わせにはすでに《 その子供、可憐につき 》《 T・T・T 》という強力な3マナ3色カードが存在していたことがあるんじゃないかと推測しています。
「メタ札兼攻撃的サポーター」「ドローを中心としたユーティリティ」という立ち位置と被らないようにするため、この「単体で戦えるウィニー」という個性になったのではないか……ということですね。
総じて、強力ながら周りに振り回された苦労人のような存在と言えるんじゃないでしょうか。
なんで君だけ3マナにならなかったの!?!?!?
いやまあ、SAで優秀な効果持ちの多色コマンド/ドラゴンが3マナだとチェンジやら侵略やらドギラゴンやらでいろいろバグるのはわかるんですが……。
その、元モチーフやデザインを変えるとかでなんとかならなかったんですかね……?
一人一人のテスタ・ロッサ観を大切に
というわけで、《 Disゾロスター 》たちでした。
サイクルの対称性のオタクとしてどうしても噛みつかざるを得なかったんですが、まあ悪いカードではないんですよねアサイラムってやつ。
「そこ以外がちゃんとしてるからこそより苦しむ」というパターンもあることには、最近気が付きました。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
おや、ランキングどころか画像が存在しませんね。なんか前もそんなことありましたね。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。