5000円と言わず3300円で組めます(たぶん)
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
気が付いたらなんか自分が作ったデッキが有名な方に紹介されて驚いている今日この頃です。こんなことになるならサンプルレシピの時点で爺モン入れといたらよかった!
実は弊社にフェアリー氏と◆ドラ焼き氏が来たときにちょっとだけ顔を見る機会があったのですが、別の社員と会話中だったので本当に見るだけで済ませてしまいました。
向こうからすると「目つきが悪い男にめっちゃ睨まれた」という最悪のファーストコンタクトだったことが想像できるので、挨拶しとけばよかったと今でも思っています。ごめんなさい。
企画参加者の皆様には、心からお礼を申し上げます。もし次回があればよりアレなデッキを握っていただきますので、各位におかれましては覚悟のほうをなにとぞよろしくお願いいたします。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《 邪王来混沌三眼鬼 》
【 スター進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 火 / パワー7000+ / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■クリーチャーは、可能なら攻撃する。
■クリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、自分の山札の下から2枚を表向きにする。その中から、コスト5以下の進化クリーチャーを最大1体とコスト5以下のタマシードを最大1枚出す。その後、残りを墓地に置く。
DMRP-21にて登場したキングマスターですね。
もっとわかりやすく言えば、十王篇にて登場したジャオウガの愛槍こと《 一王二命三眼槍 》が単独で鬼と化した姿ですね。こちらについては以前この企画でも説明いたしましたので、そちらをどうぞ。
そんなこの槍ですが、背景ストーリーで再登場を果たす際に「鬼の歴史における超獣王来烈伝」であるところの「邪鬼王来烈伝」なる存在であったことが判明。
十王篇で鬼の世界に帰って一年間お休みしてたジャオウガはどうやら「こっちの王来篇のストーリーと同じようにディスペクターの五大王に襲われて戦っていた」という設定が明かされました。
こちらの歴史と違うのは、烈伝に刻まれた12体の「王」のメンツ。
要するに、こっちの歴史における「じゃない方」がメインを張っているわけです。「同じように進んでいる」「だがその細部は逆転している」というの、次元の混乱みがあって楽しそうですね。
というわけで、今回はこちらの歴史の裏側であるところの「鬼の歴史」でのストーリーを勝手に考察していこうと思います。公式が鬼の歴史のちゃんとした流れを発表する前に!
鬼の歴史のDMRP-17にてジャオウガが邪鬼王来烈伝を手にして(というか元から持ってたことに気付いて)から最初に攻めてきたのは、「聖龍王」《 聖霊龍王 バラディオス 》「魔刻王」《 魔刻の斬将オルゼキア 》「悪魔王」《 悪魔神ドルバロム 》の力を得た三体のディスペクター。
つまりは《 神龍連結 バラデスメタル 》《 魔帝連結 ガイゼキアール 》そして《 聖魔連結王 ドルファディロム 》ですね。もしかするとあっちでは冠詞が違うかもしれませんが、それはいったん置いときましょう。
ドルファディロムに襲われてピンチになったジャオウガを謎の空間に誘ったのが、「創世王」こと創世神……向こうの世界では《 EVENOMIKOTO 》&《 神ナル機カイ「亜堕無」 》として知られるクリーチャー。向こうの歴史の神化編、こいつらリンクさせたの!?
彼らの「俺以外の王が全員ディスペクターになった!」「ディスペクターを倒して王の力を得ないと歴史がヤバいぞ!」という説明&試練を受けたジャオウガは、王の力を纏うのではなく取り込むことでスター進化に目覚めることになります。
この形態を何て呼んだらいいのかわかんないんですが……《 鬼ヶ王来 ジャオウガRX 》(仮)《 鬼ヶ創世 ジャオウガ・エデン 》(仮)とでもしておきましょうか。十王篇を見るに、モモキングの「英雄」に対応するのが「鬼ヶ」っぽいので。
ともあれ、ジャオウガとドルファディロムの戦いはジャオウガの勝利に終わり、他のディスペクターの王へとその余波が伝わることとなります。
あと、同じ流れを辿っているならば各文明にいるジャオウガの仲間たち(いるのか?)が他の二体のディスペクターを倒して王の魂を取り込んでいるはずです。
ところで、こちらの歴史のほうでも「決闘王」ことボルシャックはモモキングを救うために謎の空間を展開して「未来を切り開く力」こと「NEX」の名を与えています。
この「NEX」概念、王来MAXで創世神の二人が展開した謎空間(というか世界)である「停滞と退廃のエデン」と対になっているっぽくて感心したりもしています。こういう気付くと納得できる仕込み、大好きですね。
こうしてあちらのDMRP-18にて次に攻めてきたのが、「奇跡王」《 時の法皇 ミラダンテXII 》「陽炎王」《 陽炎の守護者ブルー・メルキス 》、そして我らが「起源王」こと起源神の力を得た三体のディスペクター。
《禁時混成王 ドキンダンテXXII》《白蒼混成 B・W・M》《熱核連結 ガイアトム・シックス》のことです。毎回三体来ますねこいつら。
世界を襲う滅亡のカウントダウンを止めるためにB・W・Mを倒したジャオウガ(と、たぶんいるであろう仲間たち)の前に立ちはだかるドキンダンテ。
圧倒的なその力の前に歯が立たないジャオウガに力を貸した(あるいは、ジャオウガ自身が使用した)のが《 悪魔神バロム 》。(おそらく黒城みたいな喋り方の)彼の力を取り込んで《 バロム・ジャオウガ 》(仮)となったジャオウガは、歴史の滅亡を食い止めることに成功します。
それでもなお決着はつかず、次パックに持ち越し……というのがこのパックのメインストーリーになります。
さて、その戦いの裏では。
こちらの世界で言うブランドに相当する誰か(そもそも存在するのか?)が、《 熱核連結 ガイアトム・シックス 》と《 沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ 》と戦闘中。
仲間を傷つけられたブランド(仮)に力を貸したのは、なんと先ほど解放された《 魔刻の斬将オルゼキア 》。彼はブランド(仮)に武器(めっちゃいっぱい持ってるじゃん!)を託してこう告げます。
「我が友ジョバンニと我が分身の起源神を頼んだぞ」と。
彼の武器をボードに変えて乗りこなす(どうやって乗るんだよ!)ことでレクスターズの力に目覚めたブランド(仮)は《 悪悪悪オルゼキア・ブランド(仮) 》(仮)としてスター進化!
ジョバンセン・ガロウズを倒してガイアトム・シックスと決着をつける最中、オルゼキアの魂はガイアトムにこう告げます。
「もう一人の我よ……
本当の未来をつかみとるために!迷いをすてて走り出せ!」
(起源神とほぼ同期のアニメ『デュエル・マスターズ クロス』主題歌:lovebites「心 クロス!」歌詞より)
この魂の声が届いたのか、ガイアトムはその動きを止めてそのまま敗北。「起源王」の魂は無事邪鬼王来烈伝に帰っていったといいます。
……自分が書いといてなんですが、いくらなんでも突っ込み所が多すぎる!
えーと。こちらの世界では「ガイアールとガイギンガの関係が明言される」「ガイアールとガロウズの友情がアピールされる」「ガイギンガ活躍当時のアニメ主題歌『こんちきしょうめ』の歌詞を引用した呼びかけ」など当時を知るプレイヤーにとってはものすごいファンサービスが行われているんですが……
これでは「全然関係ない人たちが突然関係性をアピールしてきた」うえで「オルゼキアがなんか突然めっちゃポジティブないい人になった」ことになっちゃいますね。
直接「じゃない方」に置き換えると、ストーリーに致命的な不整合が発生することもある、ということで……。多分向こうでは向こうなりに納得のいくメディアミックスの歴史があるんでしょう。きっと。
あと、このへんの特殊パックで《 メルキス・ジャオウガ 》(仮)と《 鬼ヶ起源 ジャオアトム 》(仮)が登場することになるんですが……。
「モモギンガ」に対応させたらとんでもない名前になっちゃったのは否めません。テンプレートを崩して語感を優先すると、向こうの歴史がえらいことになるぞ!
というわけで、この無責任な鬼の歴史ネタは次回に続きます。思ったより長くなっちゃったので。
邪鬼王来烈伝売ってくれ 俺は起源神GSが欲しいんだ
というわけで、《 邪王来混沌三眼槍 》でした。もう久しく表題カードについて話してないですね。
『こんちきしょうめ』と『心 クロス!』を対応させることを考えた時に最初に思いついたのが「心クロスして召喚!」のところと切札の名前を列挙する部分だったので頭を抱えました。
いくら俺でもオルゼキアに突然「ボルメテウス・武者・ドラゴン!ボルバルザーク・紫電・ドラゴン!」みたいに全然関係ないカードの名前を10個列挙させる真似はしませんって!それはそれで余計わけわかんなくて面白いけど!
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。