鬼寄せの術入りモルトNEXTはいかに
どうも! ミルク金時と申しますー!
今日もデュエルマスターズ、楽しんでいきましょう。
さて、みなさんは先日発売された「W王国ドッキングパック」は購入しましたでしょうか?
「十王篇」からの新ギミックの強化、過去カードの再録による2ブロック構築の拡張など、新しい楽しみ方の開発につながる、まさに「拡張パック」とも呼べるパックとなっていましたね。
そんな「W王国ドッキングパック」は『2種類』の展開。2種類のうちの「鬼札王国&不死樹王国」に収録されている《鬼寄せの術》。今回はこの子に注目していきたいと思います。
《鬼寄せの術》は自分のシールドを手札に加えつつも、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくできるという、《フェアリー・ギフト》や《スクランブル・チェンジ》に似たカードとなっています。 シールドを手札に加えることができるということで、自身の守りこそ削ってしまいますが、その分攻撃へのリソースを稼ぐことができる、まさに諸刃の剣のような効果ですね。
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2
■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
そんな《鬼寄せの術》。《フェアリー・ギフト》や《スクランブル・チェンジ》に似た効果、と聞いて、“とあるデッキ”を思い出した方も多いのではないでしょうか・・・。
モルトNEXT、怒涛のマナ減らし6投
《鬼寄せの術》、もとい《スクランブル・チェンジ》といえば、やはりあのデッキでしょう。
・・・そう! その名は「モルトNEXT」!
火のクリーチャーの召喚コストを減らせると聞いて、《超戦龍覇 モルトNEXT》を忘れることはできませんよね。 圧倒的な爆発力でイケメンなドラゴンを並べていくド派手な動きは、まさにデュエマの花形。今もなお多くの使用者がいる、超人気のデッキテーマです。
【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7
■マナ武装5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■W・ブレイカー
そんな《超戦龍覇 モルトNEXT》は7マナのクリーチャー。にも関わらず、いまだに環境で戦い続けられる秘訣の1つが、この先ほどより名前の上がっている《フェアリー・ギフト》《スクランブル・チェンジ》の存在。 召喚コストを減らし、なんと驚き『5マナ』で《超戦龍覇 モルトNEXT》を場に君臨させます。そのまま、《超戦龍覇 モルトNEXT》の効果で超次元ゾーンを活用して、一気に相手を仕留めていくわけです。
その“環境で戦い続けられる秘訣”と同じく《超戦龍覇 モルトNEXT》を『5マナ』で召喚できるようになるのが今回の《鬼寄せの術》なのです。 ともなれば、この《鬼寄せの術》を「モルトNEXT」というデッキテーマに組み合わせないわけにはいかないでしょう!
・・・というわけで、早速デッキを組み上げてみました。
デッキレシピはこんな感じ。怒涛のマナ減らし6投。これにて今まで以上の超高確率で《超戦龍覇 モルトNEXT》を即出ししてゲームセットに持ち込んでやろうという魂胆です。
今回は《鬼寄せの術》を入れる、ということで、黒を持つ《偽りの王 ヴィルヘルム》《偽りの王 モーツァルト》もチョイス。《超戦龍覇 モルトNEXT》から場に出せる《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》で捲れると相手の動きを制限できる他、万が一《超戦龍覇 モルトNEXT》が手札に来なくともしっかり攻めていける、言ってしまえば脇差のような存在です。
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 闇/火/自然 / パワー12000 / コスト9
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚、相手のマナゾーンから選び持ち主の墓地に置く。
相手のカードがどこからでも墓地に置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
T・ブレイカー
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 闇/火/自然 / パワー17000 / コスト11
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ドラゴン以外をすべて破壊する。
相手のドラゴンは攻撃することができない。
T・ブレイカー
おまけに私の趣味のお時間。前回の記事にて、「モルトNEXTに《大樹王 ギガンディダノス》良いのでは?」なんてコメントを見かけ、「確かに面白そうだ」と思ったので『2枚』ほど刺してみました。 《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》で捲って相手を確実に仕留められれば、幸せなエンディングを迎えられることでしょう。
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX》の封印から墓地に送られれば、フシギバースで場に出すこともできるので、面白い動きができるのではないか、と踏んでいます。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 不死樹王国 / 文明 闇/自然 / パワー50000 / コスト12
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。
■自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。
フシギバース [dn14](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [dn14]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [dn02]より少なくならない)
・・・と、《鬼寄せの術》を使うために様々なカードをチョイスしましたが、基本的な動きは一般的な「赤緑モルトNEXT」と同じ。《メンデルスゾーン》《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》を基盤にマナを貯めて、《超戦龍覇 モルトNEXT》を解き放っていきましょう。 詳しい立ち回りは、同じくガチまとめさんに掲載されているデッキ解説をご覧くださいませ。
【モルトNEXTデッキ】全てがわかるガチ解説 | デュエルマスターズ - テーマ解説 | ガチまとめ
実際の使用感
さてさて、そんな怒涛のマナ減らし6投の「モルトNEXT」。早速や回してみました。
その感想をお伝えしますと・・・。
「赤緑モルトNEXT」を使っていた身からすると、かなりの爽快感! 《フェアリー・ギフト》ないし《スクランブル・チェンジ》から最速で《超戦龍覇 モルトNEXT》を展開できる、あのなんとも言えない爽快感と優越感を圧倒的な高確率で感じることができました。最速の絶望を味わった相手の顔たるや、というやつです。
・・・というのが、前向きな感想。
その前向きな感想こそあれ、それ以上に感じたのが「中途半端」という感想。 「赤緑モルトNEXT」よりも守りが薄く、かといって「不死鳥モルトNEXT」よりも爆発力に欠ける。もちろん《超戦龍覇 モルトNEXT》を最速展開できれば問題はないのですが、最速展開できなかった時や相手に止められてしまった時、返しの札となるものがないのです。かつ、他のカードが決定打としてはどうにもパワーが足りず。そんなどっちつかずな構築に仕上がってしまったなぁ、というのが正直なところ。
このまま「赤緑黒」の3色で運用するには、もっと深く調整する必要がありそうです。良い調整がございましたら、ぜひコメントやTwitterにてお教え願いたく。
そんな感じで、今回は「《鬼寄せの術》入りモルトNEXT」を作ってみたぞ、というお話でした。 今回はここまでっ。ではではー!