このデッキはこんな人におすすめ! |
●ガツガツ殴ってくる相手にとにかく嫌な思いをさせたい! ●それ以外のことは一旦全部棚に上げられる ●定命の者に真なる無限を作り出すことなどできないと本当はわかっている |
村民・新殿堂・まんじゅうです。いつか《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》が再録されまくった末に無数の変な格安を生んでくれると信じていたので、そこそこの悲しみを背負っています。
新年度のカード達の遊びがいに期待せざるを得ない当企画、格安デュエマ研究所。毎年そう思わせてくれるの、本当にすごいことですよね。
今回はエキサイティング・デュエパ・デッキに再録されてお手に取りやすくなった、
†聖騎士†のデッキを研究していきます。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=5280円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2024/2/29)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
無限を作ってどうするの?:有限な方を破壊しに行こう
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / エンジェル・コマンド / チーム銀河 / 文明 光/水 / パワー8500 / コスト6
■ギャラクシールド [lw04]
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、裏向きにして新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。
■自分のシールドがブレイクされる時、このクリーチャーがバトルゾーンまたは表向きで自分のシールドゾーンにあれば、シールドブレイクのかわりに自分の手札を1枚捨ててもよい。
《「雷光の聖騎士」》。強力な確定除去能力と、手札を犠牲に自分のシールドを守るオンリーワンな能力を持つクリーチャーです。かつては高級カードだった彼も(銀トレ再録を除けば)久々の再録で随分お安くなったので、せっかくなら後者の能力を活かしてあげたいところですね。
一瞬話題になるだけなってすぐに忘れられちゃった《死神覇王 XENARCH》×2との無限耐久コンボは、一番《「雷光の聖騎士」》を使ってる感に浸れそうですね。《パトファール-P4/サイレント・サイレン》のおかげでシールドから離れた《「雷光の聖騎士」》も場に固定しやすくなったので、思いの外格安の範疇で色々できそうです。
とは言え、同名カード2枚を含む3枚を山札から引き込むのは中々に重労働です。ドローソース兼ギャラクシールドサポートとして、同じくチーム銀河に属する《「正義全帝」》は是非とも組み合わせたいところ。
コンボが決まるまでの間を持たせてくれる《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》も、異常な回数の再録ですっかり格安の顔になってくれましたね。採用採用。であれば、あとはフィニッシャーを選定できれば良いわけなんですが。
- 格安の範疇で
- あまり攻めっ気の無い青白というデッキカラーにマッチした勝ち方を目指せて
- ついでに《「雷光の聖騎士」》やチーム銀河的戦略と噛み合う
そんな要求を満たしてくれたのは……。
他でもない自分自身でした。
デッキレシピ:青白無限ライパラ
デッキの合計価格は3840円(2024/2/29時点)でした。
《「雷光の聖騎士」》と《死神覇王 XENARCH》による耐久コンボで命とシールドを守りながら、《MAX・ザ・ジョニー》のEXWin能力の発動を狙うのがメインプランです。状況が整えば相当な防御力が手に入るので、シンプルにチマチマ殴っていくだけでもある程度何とかなります。
採用カード解説
メインカード
《「雷光の聖騎士」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / エンジェル・コマンド / チーム銀河 / 文明 光/水 / パワー8500 / コスト6
■ギャラクシールド [lw04]
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、裏向きにして新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。
■自分のシールドがブレイクされる時、このクリーチャーがバトルゾーンまたは表向きで自分のシールドゾーンにあれば、シールドブレイクのかわりに自分の手札を1枚捨ててもよい。
150円
コンセプト。攻めの確定除去と守りのブレイク置換を兼ね備えたイケメンです。
多色枚数の多さから現状は3枚採用に。とりあえずプレイするだけでも相手の計算を狂わせることができるので、何かのギミックをカットして+1枚採用するのも良いでしょう。
《死神覇王 XENARCH》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ダークロード / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■G・ストライク
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。
■自分の手札を捨てた時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、手札に戻してもよい。
50円
コンセプト。《「雷光の聖騎士」》にそこそこ無限の防御力を与えてくれる陰なる主役です。
基本は《「雷光の聖騎士」》のブレイク置換のコストとして手札と墓地を行ったり来たりしてもらうことになります。どうしても破壊したいクリーチャーが単体で突っ立っている場合、たま~に普通に召喚することも。
《「雷光の聖騎士」》のブレイク置換に墓地からの蘇生(?)能力は割り込まないので注意しましょう。具体的には「手札と墓地に《死神覇王 XENARCH》が各1枚ずつある」+「《「雷光の聖騎士」》がシールドか場にいる」状態でシールドA・Bをブレイクされた時、シールドA・Bのブレイク置換を宣言したら、
- シールドAのブレイクを手札の《死神覇王 XENARCH》で置換する(→墓地の《死神覇王 XENARCH》の能力が誘発・待機)
- シールドBのブレイクを別の手札で置換する(1.の《死神覇王 XENARCH》の能力が誘発・待機)
- 相手クリーチャーによるブレイク処理が終了
- 1.2.で誘発した《死神覇王 XENARCH》の能力を解決 任意で手札に戻す
といった処理になります。要は(↑の2.と4.の順番が入れ替わらないため)《死神覇王 XENARCH》1セットだけでシールドを無限に守れはしないということです。
《MAX・ザ・ジョニー》
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 光 / パワー10000+ / コスト6
■S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《MAX・ザ・ジョニー》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■パワード・ブレイカー
■自分の他のジョーカーズまたはレクスターズ1枚につき、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のシールドが10以上あれば、自分はゲームに勝つ。
60円
フィニッシャー。ギャラクシールド連中のおかげでシールドを多めに蓄えておけるので、その富をそのまま勝利に変換してもらいます。
貴重な即時打点でもあるので、中盤以降は引き込めたらなるべく手札に抱えておきたいですね。デッキ全体の防御力のおかげで、シールドを増やしながら雑に殴っていくだけでも悪くありませんし。
初動カード
《聖沌忍者 シャーリーシー/シャーリー・チャージャー》
【 ツインパクトカード 】
種族 メカ・デル・ソル / シノビ / メカ・デル・テック / 文明 光 / パワー8500 / コスト7
種族:メカ・デル・ソル/シノビ
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。
────────────呪文────────────
カード名:シャーリー・チャージャー
文明:光
コスト:3マナ
種族:メカ・デル・テック/シノビ
■自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
50円
《ホーリー・メール》や《エレメンタル・シールド》でキャッキャしていたあの頃、誰がこれほどシールド化のコスト査定が軽くなると思ったでしょうか。世界は変わっていくものですね。
上下面共に一貫してシールドを増やしてくれます。基本は次ターン以降の動きを滑らかにするために下面を使うのがベターですが、シンプルに2打点生物として上面を召喚するのもまあまあアリです。
《「策略のエメラル」》
【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / チーム銀河 / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、表向きまたは裏向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
170円
ギャラクシールドの初動と言えばこのクリーチャー。殴れるブロッカー、今じゃスタンダードになってきましたねぇ。
《「雷光の聖騎士」》を最速で貼り付けるのもアリですが、序盤は《「正義全帝」》でリソースの確保+あわよくば次ターンの爆アドを狙いに行きたいところです。
《バイケンの海幻》
【 タマシード 】
種族 ポセイディア・ドラゴン / シノビ / レクスターズ / 文明 水 / コスト4
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
■相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、このタマシードを破壊してもよい。そうしたら、水のコスト6以下のクリーチャーを1体自分の手札から出し、このターン、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。このターンの終わりに、そのクリーチャーを手札に戻す。
250円
自由枠。相手の攻撃に合わせて急に《「雷光の聖騎士」》や《龍装艦 チェンジザ》を投げつけると、大変に気分が良くなります。
とりあえず置いておけば手札の質を向上させられるので、暇な時にプレイしておけると楽になります。《死神覇王 XENARCH》が揃っていれば毎ターンノーリスクで1ドローさせてもらえますし。
種族のおかげで《MAX・ザ・ジョニー》の打点を引き上げてくれる点も魅力的です。EXWinの難度が下がるのはもちろん、打点形成がやりにくいこのデッキにおける+1打点は数字以上に価値のあるものです。
防御カード
《「光魔の鎧」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / チーム銀河 / 文明 光/水 / パワー2000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。
50円
ギャラクシールドデッキならコイツも忘れちゃいけませんよね。このカードがシールドに埋まっているかいないかで話が大きく変わってくるのでフルでの搭載。
《「正義全帝」》を急にシールドに仕込まれた相手は、それはそれは良い表情を浮かべてくれることでしょう。ブレイク枚数が多いクリーチャーの攻撃をコイツに捌いてもらうことで、より確実に《「雷光の聖騎士」》+《死神覇王 XENARCH》の恩恵を受けられることも覚えておくと吉です。
《アブソリアス・ガード》
【 呪文 】
文明 光 / コスト5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体選び、表向きにシールド化する。その後、相手のクリーチャーを1体選び、表向きにシールド化する。
50円
自由枠な防御トリガー。本来なら相手との痛み分けになる呪文ですが、現状の構築なら場に出たクリーチャーを再利用してアドを稼ぎやすくなっています。
《「雷光の聖騎士」》《「正義全帝」》をはじめとして、《「光魔の鎧」》《パトファール-P4/サイレント・サイレン》を防御トリガーに変換できると嬉しいですね。自分の盤面がガラ空きでも、最低限シールド化除去として運用できるので悪くはありません。
《偽衒学者の交渉》
【 呪文 】
文明 光/水 / コスト5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーはカードを3枚まで引く。
■プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーは自身の山札の上から1枚目をシールド化する。
95円
変な呪文。デュエパーティーでは駆け引きを生むカードですが、通常ルールでは考える間も無くお互いにアドを稼ぐことになるでしょう。
耐久コンボのための手札補充は言わずもがな、後者の効果も《MAX・ザ・ジョニー》による勝ちを目指す場合はメリットになり得ます。採用優先度はそこまで高くありませんが、テクニカル・仕草をやりたい方はどうぞ。
その他採用カード
《「正義全帝」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / チーム銀河 / 文明 光/水 / パワー15000 / コスト8
■G・ストライク
■<ギャラクシールド>[光/水(6)]
■このクリーチャーを表向きでシールドゾーンに置いた時、カードを3枚引いてもよい。
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きでシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を好きな枚数、表向きにシールド化する。
110円
チーム銀河をひとつ上のステージに進めてくれた1枚。ギャラクシールド時の3ドローも多量のシールド化も、全てが美しくコンセプトと調和しています。
序盤はなるべくこのカードへのアクセスを目指したいところです。デッキトップからの《「策略のエメラル」》やシールドからの《「光魔の鎧」》に備え、1枚は手札に抱えておきたいですね。
《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。
75円
数多くのデッキのマトモさレベルを引き上げてきたスーパーマン。全盛期には高嶺の花価格ゆえにおいそれと手出しできなかったこのカードも、今や75円で買えてしまう時代でございます。すっご。
《「雷光の聖騎士」》のシールド保護能力は手札を捨てて発動させるものなので、《龍装艦 チェンジザ》が場にいる状態でコスト5以下の呪文を捨てることができれば相手ターン中にもアクションを起こせます。《死神覇王 XENARCH》を引けていないタイミングでも、相手に攻撃を躊躇わせられてお得ですね。
《パトファール-P4/サイレント・サイレン》
【 ツインパクトカード 】
種族 メカ・デル・ディネロ / メカ・デル・テック / 文明 光/闇 / パワー500 / コスト2
種族:メカ・デル・ディネロ
■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは離れない。
────────────呪文────────────
カード名:サイレント・サイレン
文明:闇
コスト:5マナ
種族:メカ・デル・テック
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
80円
かつてないほどにコスパの良い「離れない」能力付与カード。1ターンでも長く《「雷光の聖騎士」》を維持したいこのデッキにすこぶる噛み合っています。
現状打点が増えにくい構築なので、仕事を終えた後も場に残ってくれるのがありがたいですね。除去トリガーという面も併せ持っているおかげで、多投することへの抵抗感が少ないのも嬉しいポイント。
《ホワイト・スワン》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / スプリガン / レクスターズ / 文明 光 / パワー5000+ / コスト5
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の山札の上から2枚をシールド化する。
■自分のシールドが5つ以上あれば、このクリーチャーのパワーを+5000し、「W・ブレイカー」を与える。
■自分のシールドがブレイクされた時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
120円
自由枠。強制相互シールド化+レクスターズという属性が、《MAX・ザ・ジョニー》プランとマッチしています。
このクリーチャーを出したからにはEXWinを狙っていきたいところですが、被ブレイク時のタップ能力や打点増強能力といったハイスペックさのおかげで、シールドペチペチプランでもギリギリ活躍してくれるはずです。どうしようもない窮地に立たされたら、追加された2枚のシールドに祈りを捧げて突貫するのもアリでしょう。
デッキの回し方
①盾に祈りつつゆっくり準備!
《シャーリー・チャージャー》や《バイケンの海幻》で静かにリソースを稼ぎに行きます。立ち上がりがゆっくりなデッキなので、最序盤は暇になりがちです。
S・トリガーからのギャラクシールドチャンスや《バイケンの海幻》からのカウンターチャンスに備えて、ギャラクシールド連中や《龍装艦 チェンジザ》を手札にキープしておけると良いですね。
②盾に貼りつつリソース稼ぎ!
《「策略のエメラル」》からギャラクシールド連中をシールドに送り出し、護身の完成に向けてまだまだ雌伏の時を過ごします。
《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》は上下面共に中盤のもったり感を緩和してくれるので、積極的にプレイしていきたいカードですね。
③盾を減らさず増やして〆ろ!
《「雷光の聖騎士」》と《死神覇王 XENARCH》がそれぞれの配置についたら、悠々と相手の攻撃を捌き続けましょう。
……この布陣、身も蓋も無い話ですがビッグハンデスやら盾焼却やら封印やらの妨害で崩されがちなので、余裕のある内にポコポコ殴ったり《MAX・ザ・ジョニー》によるEXWinを狙ったりしておくと良いですよ。
無限の領域に近付くためにも、ある程度ゲームの見通しが立ったら《パトファール-P4/サイレント・サイレン》を探しに動くと良いでしょう。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《護天!銀河MAX》
【 呪文 】
種族 チーム銀河 / 文明 光/水 / コスト4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。バトルゾーンに自分の光のクリーチャーと水のクリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、両方選んでもよい。
▶自分の手札を1枚表向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
- 《「策略のエメラル」》同様初動足り得るギャラクシールドサポート
- シンプルに防御トリガーとして強力
- 《龍装艦 チェンジザ》の能力で踏み倒せる呪文
最早使わない理由が見つかりません。お財布がよっぽどカツカツでない場合はどうにかフルで搭載してあげてください。半端に2~3枚積んで予算オーバースレスレを狙う余裕が無かっただけで、ホントはサンプルリストにも4積みしたかったんですよ。
《バリバリ・ケドケド》
【 クリーチャー 】
種族 ファンキー・ナイトメア / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■バトルゾーンにあるクリーチャーは、シールドゾーンとマナゾーンに置けない。
■クリーチャーを、シールドゾーンとマナゾーンからバトルゾーンに出せない。
仮初めの無限を真なる無限に近づけてくれる1枚。このクリーチャーが場にいれば、シールドに貼り付けた《「雷光の聖騎士」》はずっとシールドに留まり続けてくれます。
……それ以上のことはありませんが、どうしても永久機関を完成させたい方は《アブソリアス・ガード》と入れ替えてお使いください。一応メタクリとしても機能はしますが、耐性も何も無いパワー2000のクリーチャーに対する世間の風当たりは中々に冷たいものです。
《水上第九院 シャコガイル》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー13000 / コスト9
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。
フィニッシャー案その2。耐久している間にもチマチママナを増やせば9マナくらいには到達できるはずなので、どうしても攻めっ気を出したくない方はこちらをどうぞ。
山札がゴリゴリ削れていくデッキでありながらそこまで墓地が肥えない構造上、cipの墓地リセットを挟んでもEXWinまでそう遠ざかりはしないでしょう。返しのターンでコイツを除去されてしまうと世界が終わってしまうのは……まあ。はい。
おわりに
という訳で、【青白無限ライパラ】の紹介でした。
今回に限った話ではありませんが、エキサイティング・デュエパ・デッキのような再録祭りが開催されると「収録回数の少なさのせいで手に取りにくい価格帯に留まっている」タイプのカードがグッと減ってくれるのがありがたいですね。格安研究員視点では特に。
有用なカード群を早めに再販・再録してくれる最近のWotCに敬意を表しつつ、その恩恵を研究成果として出力できるようデッキ作りに邁進していこうと思います。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
超絶かっこいいオウ禍武斗アイコンの超絶知らん人からリプライが飛んでくるかも知れません。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!