はじめまして。あるいは、お久しぶりです。北白河と申します。
はじめましての方のために自己紹介をさせていただくと、 私は第二回トレカライターコロシアムからガチまとめのライター企画にクソデッキ記事を投稿していたデッキビルダー兼ライターであり、現在は縁あってガチまとめ運営の一員をやっています。
そしてこの度、ガチまとめ運営としてTCG業界を盛り上げるべく、「今日の一枚」という連載記事を立ち上げることになりました。どうかよろしくお願いいたします。
この企画では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを不定期(週三回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。
これを読んでいるあなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。それでは、今日のカードはこちら。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》
【クリーチャー】
【種族】エルドラージ/ゼニス
【文明】ゼロ
【コスト】15
【パワー】15000
■飛行(このクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このターンの後もう一度自分のターンを行う。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手はバトルゾーン、シールドゾーン、マナゾーンにある自身の表向きのカードを合計6枚選び、墓地に置く。
■エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
最も巨大な世界の終末、来たる
マジック:ザ・ギャザリングとのコラボカードとして謎BBPで登場するやいなやそのド派手な効果から高額カードとして名を馳せたこのカード。同時収録の《Black Lotus》ともども、《ニコル・ボーラス》に続いてMtGコラボは高騰するというジンクスでもあるのでしょうか。
さてその効果は重いだけあり強烈の一言。召喚しただけで追加ターンという軽いジャブから、事実上のアンブロッカブル+攻撃されないTブレイカーとして重たいパンチを刻みます。
そして同時に発動する掟破りの6枚破壊効果!一瞬で相手のバトルゾーンとマナゾーン(と、たまにシールド)をズタズタにしてノックアウトしてしまうことでしょう。MtGでの性能を再現ているとはいえ、やりすぎなまでの強さをみせつけてくれます。
で、これはどんなキャラなの?
そんな驚異のヘビーパンチャーのエムラクールですが、なんと設定上は女性です。海外の公式書籍で「She」って呼ばれてるからね。
種族欄にもある「エルドラージ」と呼ばれる種族の長の一柱(神みたいなもんなので)であり、近付くだけで狂気を撒き散らし生物・非生物問わずその姿形や精神を歪めてしまいます。わかりやすく例えればクトゥルフ神話の邪神や神話生物の類ですね。
ストーリー的には、封印されていたところを《ニコル・ボーラス》の陰謀により解き放たれて行く先々に狂気と恐怖をもたらし、時を経て《精神を刻む者、ジェイス》ことジェイス・ベレレンとその仲間たちの手により再度封印されました。
しかしその封印すら「今はまだその時ではないから」というエムラクール自身の意志によるものであり、底知れぬ力をまだまだ秘めていると言えるでしょう。
エムラクールの時が来る
そして(封印されているにもかかわらず)デュエマ次元に遊びに来た彼女ですが、こちらでは同じ「無色(ゼロ文明)の巨大種族」つながりでゼニスの種族を獲得し、様々なサポートを受けることが可能になりました。《天運ゼニスクラッチ》なんかで出た日には世界が終わります。
雄々しく神々しい姿のクリーチャーがメインのゼニスデッキに、宇宙しいたけみたいな姿のこのカードが違和感なく定着する日も近いでしょう。
というわけで本日の「今日の一枚」は《引き裂かれし永劫、エムラクール》でした。彼女が真に輝くのは、もしかするとデュエマ次元に解き放たれた「今」なのかも知れませんね。それでは、次の記事で。