【環境】グルメ墓地ソースの回し方と必勝テクニック【巨大墓地ソース/デアリ墓地ソース】

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【環境】グルメ墓地ソースの回し方と必勝テクニック【巨大墓地ソース/デアリ墓地ソース】

はじめに

どうも◆ドラ焼きです。

7月も終盤にさしかかり、超CSが次々と開催されています。そこで今回は今の環境において猛威をふるっている【グルメ墓地ソース】を詳しく解説していきます。

超CS宮城、場合によっては新殿堂後環境の京都でも環境の中心になり得るデッキですので是非この機会にチェックしてみてください。

目次

【グルメ墓地ソース】特徴

【グルメ墓地ソース】はデッキに8枚採用されている《巨大設計図》を使って、手札を溜め込み、それらを《樹食の超人》で墓地に変換することでフシギバース、《暴走龍 5000GT》といったカードを生かして戦うデッキです。

デッキの流れとしては

  1. 《巨大設計図》で手札を増やす
  2. 《樹食の超人》で増えた手札を墓地に変換する
  3. 《暴走龍 5000GT》などのコストが軽くなるクリーチャーを展開する
  4. 《ブラキオ龍樹》などのフシギバースを展開する

というように動かしていきます。

また、このデッキの強みは増えた手札を使って臨機応変に戦うことが出来る点だと考えます。

相手が【火単我我我】のような前のめりなデッキであれば、《天幕船 ドンデンブタイ》や《樹食の超人》を使って、早めに相手の打点を削ぐことが出来る。

最近話題の【ガイアハザード退化】のようなデッキであれば、手札に《天幕船 ドンデンブタイ》や《樹食の超人》を溜め込み、ここぞというターンで一気に展開を図る、なんてことも出来ます。

これだけでなく、フシギバース3種の《ドマンモ龍樹》《ブラキオ龍樹》、《大樹王 ギガンディダノス》の使い分けや、《暴走龍 5000GT》と《大魔王 ウラギリダムス》の使い分けなど、テクニックが多く存在するデッキになっています。

今回はそういった使い分けに関して、採用カードの解説と共に行っていき、後半では特定の対面に注目してどのように戦っていくのかを具体的にみていくこととします。

【グルメ墓地ソース】サンプルリスト


採用カード解説

コンセプトカード

・《樹食の超人》、《巨大設計図》、《超七極 Gio/巨大設計図》

このデッキのコンセプトは《巨大設計図》二種で手札をがっつり増やし、それを《樹食の超人》で墓地に変換して、それを生かして強力な盤面を作るというものです。

この過程でカードのプレイ順であったり、手札の取捨選択等が問われるためやや慣れが必要なデッキとも言えるでしょう。

どういった終着点を目指して展開を行うのかを意識して回してみてください。


・《天幕船 ドンデンブタイ》

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 美孔麗王国 / 文明 水 / パワー2000 / コスト7

■G・ゼロ:自分の手札が7枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。

《樹食の超人》を着地させるまでの過程で手札が増えていくため、自然と場に送り出すことが出来ます。

その分減った手札は自身の効果で毎ターン供給され、生き残れば生き残るほど自分の山札を掘り進めることが出来、更に強力な動きを可能にしてくれるカードとなっています。

ブロッカーである点も強力で、【火単我我我】のリーサル阻止や、【墓地退化】系統の《竜魔神王バルカディア・NEX》の攻撃をブロックしてくれるなど、活躍が期待出来ます。

先攻2ターン目の《巨大設計図》で4ヒットなら2ターン目に着地、後攻なら3ヒットで2ターン目に着地します。

つまりは後攻は最速で2ターン目に2体の《天幕船 ドンデンブタイ》が出る可能性もあるというわけで、”後攻ならではの上振れが存在する”という強みのあるデッキにしてくれています。


大型クリーチャー

・《大樹王 ギガンディダノス》、《ブラキオ龍樹》

このデッキのフィニッシャーです。

《大樹王 ギガンディダノス》は対面問わずエンドカードになり得るカードで、展開していく中で見えないと困ることが多いので3枚採用しています。

《ブラキオ龍樹》も環境によっては強力なカードで、【5cコン】、【ガイアッシュ覇道】、【タマシード】系統などが多い環境では《大樹王 ギガンディダノス》と同じくらいフィニッシュ力のあるカードです。

しかし、現在の環境ではどちらかというと《大樹王 ギガンディダノス》でなければ駄目な対面が多いため今回は1枠を他のカードに譲る形になっています。


・《暴走龍 5000GT》、《大魔王 ウラギリダムス》

どちらも墓地のクリーチャー枚数に応じてコストが軽減されて出るカードです。自身がフィニッシャーとして十分なスペックを持っているだけでなく、フシギバースのコストとしても重宝されるカードです。

《暴走龍 5000GT》は召喚制限の能力と、12コストと《大魔王 ウラギリダムス》よりも1軽い点が優秀です。

【水単ムートピア】等には一旦《暴走龍 5000GT》で1ターン貰ってから強い盤面を作るのを目指していきます。

一方《大魔王 ウラギリダムス》の強みは自分のバトルゾーンを破壊しない、つまりは《天幕船 ドンデンブタイ》を破壊しない点です。

これにより自分の場にブロッカーと次のターン以降のリソースを残しながら詰めていけるため有利な状況を継続させやすいです。

勿論、除去効果や自分の山札切れを防ぐ効果も強力で、このデッキの痒いところに手が届くカードです。


・《ドマンモ龍樹》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 不死樹王国 / 文明 闇/自然 / パワー12000 / コスト7

■T・ブレイカー
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
フシギバース [dn10](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [dn10] からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[dn02]より少なくならない)

詰めの段階で自分のクリーチャーを横並べするのに使っていきます。

マナに《大魔王 ウラギリダムス》を置いておけば、

  1. 《ドマンモ龍樹》で《大魔王 ウラギリダムス》を出す
  2. 《大魔王 ウラギリダムス》で墓地のクリーチャーを下に敷く
  3. 《大魔王 ウラギリダムス》をフシギバースのコストにし、マナを伸ばす、と同時にマナにクリーチャーが増える
  4. マナから《ドマンモ龍樹》でクリーチャーを出す

という動きが可能で、墓地→マナ→場というサイクルで好きなようにクリーチャーを並べることが出来ます。

今回このデッキで1枚だけ採用されている《龍装者 ジスタジオ》のようなカードも《ドマンモ龍樹》のおかげでノイズになりにくく、ゲームに絡めやすくなっています。


・《龍装者 ジスタジオ》

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / グランセクト / 文明 自然 / パワー15000 / コスト8

■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■T・ブレイカー
■自分のパワー12000以上のクリーチャーは、バトルに負けた時以外、バトルゾーンを離れない。

8マナまで伸ばすのはやや難しいように見えますが、下にカードが敷かれてある《大魔王 ウラギリダムス》をフシギバースのコストにするだけでマナは一気に伸びます。

そしてこのカードの役割は主に【水魔導具】に対してより太い勝ち筋を用意するというものです。

対【水魔導具】対面では一旦《大樹王 ギガンディダノス》や《ブラキオ龍樹》を場に立たせるところまではいけるけど、そこから相手の返し手が存在するが故に詰め切れない、というような状況が頻発します。

本来ならジャスキル+1打点以上を作り、強引に攻めることで勝ちを拾いにいくことも多いこの対面において、条件が揃えばエクストラウィン出来るという勝ち筋を作るためのカードとなっています。


その他

・《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9

■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー

【呪文】
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ

■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。

このデッキの潤滑油であり、クリーチャー面は厄介なクリーチャーの除去を行いつつ面展開が可能というカード。

取り敢えず《暴走龍 5000GT》を出すことを目指す対面などに対しては《巨大設計図》《巨大設計図》と連続で動くよりも、

《超七極 Gio/巨大設計図》→《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》→《超七極 Gio/巨大設計図》+《樹食の超人》+《暴走龍 5000GT》という風に動いて4ターン《暴走龍 5000GT》を目指します。


・《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》

【 ツインパクトカード 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー7000 / コスト7

■B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー 
■W・ブレイカー
■ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

【呪文】
カード名:ボルカニック・アロー
文明:火
コスト:2マナ

■S・トリガー
■パワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。
■自分のシールドを1つ選び、墓地に置く。

このデッキの最大の天敵《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》を破壊するためのカードです。

対面毎の立ち回り

vs【水魔導具】

キーカード:《大樹王 ギガンディダノス》、《大魔王 ウラギリダムス》、《龍装者 ジスタジオ》

ゲームの展開としては

  • まずは《大樹王 ギガンディダノス》の全ハンデスから入り、相手の動きが詰まってくれることを狙う。
  • 次に相手の《卍 新世壊 卍》の入り方や墓地の増え具合から適切なタイミングまで出来るだけ場に打点を溜め、相手に倒されないタイミングを見計らって殴って勝利を掴みにいきます。
  • ただし、この溜めのタイミングで《龍装者 ジスタジオ》を出せるようならばエクストラウィンになることもしばしば。

といった感じ。

《暴走龍 5000GT》からではなく、《大魔王 ウラギリダムス》からフシギバースを行っている場合には、自分の場に《天幕船 ドンデンブタイ》が残り、相手がリーサルを組む要求値が上がるため溜めの時間を長く取ることが出来ます。

また、殴る展開、《龍装者 ジスタジオ》を狙う展開においても《大魔王 ウラギリダムス》は活躍するため、このカードの使い方が勝敗を分けるでしょう。

ただし、相性としては【グルメ墓地】側がやや不利です。

一定の確率で【水魔導具】が2ターン《卍 新世壊 卍》からの理不尽展開を作る事が出来ること、バウンス呪文等で【グルメ墓地】側の理想展開を挫くことが出来る事などが不利がついてしまう理由です。


vs【ガイアハザード退化】

キーカード:《樹食の超人》、《天幕船 ドンデンブタイ》、《大魔王 ウラギリダムス》

【ガイアハザード退化】側の《闘争と成長の決断》による除去に気をつけながらリソースの確保と盤面展開を行っていきます。

《天幕船 ドンデンブタイ》や《樹食の超人》は出来るだけ手札に多く抱えて相手の《自然の四君子 ガイアハザード》に対して手札のそれらをマナにドンドン置いていってマナ数に追いつくことを狙います。

1体目の《天幕船 ドンデンブタイ》はリソース確保のために出すのもアリですが、出し過ぎには注意しましょう。

また、相手が《自然の四君子 ガイアハザード》に退化させずにリソース拡充に専念するような展開では、相手のリソースを吐かせるためにある程度の展開が必要になってきます。

《大魔王 ウラギリダムス》と《大樹王 ギガンディダノス》を場に送り出す等して、その展開には対応していきます。


vs【退化系統】

キーカード:《天幕船 ドンデンブタイ》、《暴走龍 5000GT》、《大樹王 ギガンディダノス》

《天幕船 ドンデンブタイ》を2枚出しておけば相手の《竜魔神王バルカディア・NEX》の攻撃すらも防ぎ切ることが可能です。

3枚出すと《禁断竜王 Vol-Val-8》でEXターンを取られかねないので注意します。

そうやってゲームを伸ばしてる間に先に《暴走龍 5000GT》で蓋をしてしまえば基本的に勝ち。最終的には《大樹王 ギガンディダノス》、《ブラキオ龍樹》で詰め切ることが可能です。

この対面に勝つために最近の【ドロマー墓地退化】には《聖霊王アルファディオスGS》が採用されていることが多いです。


vs【鬼羅star】

キーカード:《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》、《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》

相手の《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》を《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》で除去しないことにはゲームが始まらないため、手札に持ちつつゲームを進めていきます。

《飛ベル津バサ「曲通風」》に邪魔されない《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》で、《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》を使い回しつつ大型クリーチャーの展開に繋げられれば勝てる対面です。

《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》を複数引かれて除去が間に合わない、《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》+《奇天烈 シャッフ》の盤面を作られて突破出来ない、【鬼羅star】の大量展開などが負けパターンである程度それらを割り切りつつ勝てる試合を拾うことを狙います。

《7777777》を採用すれば、《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》2体の展開なども突破が可能なので環境次第では採用したいカードです。

【 ツインパクトカード 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー7777 / コスト7

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それがすべてジョーカーズなら、その中からクリーチャーを1体、バトルゾーンに出す。そのターン、そのクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できる。残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

【呪文】
カード名:7777777
文明:ゼロ
コスト:3マナ

■S・トリガー
■相手は自身の山札の上から3枚を表向きにし、自分はその中から1枚を選ぶ。その選んだカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべてと、表向きにした3枚を、相手は好きな順序で自身の山札の一番下に置く。

おわりに

いかがだったでしょうか。

このデッキの強みは相手によって自分の動きを変えることが出来る点です。

大量の手札を自分ならどう生かすのか、考えられるのが醍醐味のデッキとなっています。

【JO退化】、【火自然アポロ】といった大きく不利がついてしまう対面が存在するのは厄介ですが、安定した勝率が魅力のデッキとなっていますので是非これを機会に知見を深めてくださると幸いです。


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