はじめに
どうも、にわかです。
今回紹介するデッキは、【水単サイバー】です。
現環境トップたるこのデッキ。その所以を細かいところまでお届けします。
【水単サイバー】と言っても、いくつかの異なるタイプがあり、今回はその中から、《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》をフィニッシュに採用したループ型を解説して行きたいと思います。
なぜ今回《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》採用型を選んだかについてですが、このカードがあると出来ることが単純に増える点、(パクリオを採用しない場合)フィニッシュ用の枠を1枚に抑えられる点などが挙げられます。
環境トップに君臨するデッキの強さの理由を、紐解いていきます!
目次
【水単サイバー】の特徴
【水単サイバー】の特徴は
①《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》と《昇カオスマントラ》を使った安全なループフィニッシュ
②展開力を活かして相手を攻撃して勝つこともできる
③早期にカードが揃えばそれを最速3ターン目に行うことが可能
が挙げられます。
メインの動きとしては、最初の目標として、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の着地を狙います。
そこから、ループするか相手を攻撃するか、進化元にしたカードや公開領域のカード等で判断してアクションを変えていきましょう。
相手を攻撃する場合は、例えばループに必要なカードが明らかに足りていない時ですね。《昇カオスマントラ》が一枚だけあるけど、アタキャンをしてくれるカードが無い。ということは結構起こります。
そのような時に《昇カオスマントラ》の超魂X能力を得た《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》で攻撃時に《アストラル・ハート》を進化で出して打点にしたり、《シュトラ》を出すことで実質エクストラターンを得ながら攻撃することができます。
【水単サイバー】サンプルリスト


右下に置いたカードたちが、自由枠です。基礎の部分(4枚採用のカード)とフィニッシュカードは固定で、他の枠で個性を出す感じになります。
このデッキの最もやりたい動きは、最終的に《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》と《昇カオスマントラ》を使ったループフィニッシュになります。
もちろん理想はループフィニッシュですが、入っているカード達が強すぎるため、ループせずに殴って勝つことも簡単にできます。
このデッキの強い点はここで、相手の受けが薄いor決まったターンにビックアクションを起こす相手、ループフィニッシュのみを妨害してくる相手(例:《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》など)は早期に展開できれば殴るだけで勝ち。そうでなかったり、受けが厚かったりする相手は安全にループフィニッシュができます。
それでは、ループ方法について記載していきましょう。
無限メクレイドループの手順
・必要なカード:《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》《昇カオスマントラ》《昇カオスマントラ》《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》

《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のメクレイドが成功する限り、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》のメテオバーン能力、《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のメクレイド、メクレイドで出たクリーチャーの能力を使うことができます。これを繰り返して最終的に必要な3枚目の《昇カオスマントラ》と《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》を探しにいきましょう。
初期盤面
バトルゾーン→《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》(進化元《昇カオスマントラ》《昇カオスマントラ》+α)
手札→《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》

やり方
①《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》攻撃時に超魂X1回目で《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の上に進化

②そのままメクレイド能力を発動。ここでサイバー・クリーチャーが出せれば《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のバウンス能力が起動して自身をバウンス

③超魂X2回目で初期盤面で提示した状態の《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を出し直し。
※注意点
・《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のメクレイドは必ずクリーチャーであること。
・メテオバーンを行うなら手札に戻す前に行う。

応用
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の進化元の+αの部分を《アイドル・ハート》or《疾封怒闘キューブリック》にすると、《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のメクレイドが失敗してもリカバリーが効きます。
《アイドル・ハート》の場合はメテオバーンをすることで追加でメクレイドが可能、《疾封怒闘キューブリック》の場合はメテオバーンで墓地にいけばバウンスが可能となっています。手札にある場合は優先して進化元に入れたいです。
cip使い回しループの手順
・必要なカード:《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》《昇カオスマントラ》3枚《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》2枚+出た時能力を使い回したいコスト5以下のサイバー・クリーチャー

初期盤面
バトルゾーン→《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》(進化元《昇カオスマントラ》3枚)
手札→《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》2枚、使い回したいコスト5以下のサイバー・クリーチャー(以下サイバー・クリーチャーと略します)

やり方
①《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》攻撃時に超魂X1回目で《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》に進化して出します。超魂X2回目でサイバー・クリーチャーを場に出します。

②この時《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のバウンス能力が起動して《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を手札に戻します。

③3回目の超魂Xで《昇カオスマントラ》を3枚敷いた《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を場に出します。

④《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》攻撃時に超魂X1回目で《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の上に進化して出します。超魂X2回目で《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を先ほど出したサイバー・クリーチャーの上に進化して出します。

⑤この時先に出していた《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のバウンス能力を起動して《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の上に進化している《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》を手札に戻します。

⑥3回目の超魂Xで《昇カオスマントラ》を3枚敷いた《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を場に出します。このとき2回目に出した《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のバウンス能力を起動して自身をバウンスします。

⑦これで初期盤面に戻り、サイバー・クリーチャーの能力を1回発動出来るので繰り返せば好きなサイバー・クリーチャーの能力を使うことができます。

これで《シュトラ》を使い回してマナを0にさせたり、採用していれば《パクリオ》で手札も0にできたりします。
山切れケアループの手順
・必要なカード:《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》《昇カオスマントラ》《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》《マクスハト》
初期盤面形成は、ひとつ前のcip使い回しループの③のタイミングで、場に出す《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の進化元を変えれば簡単にできます。

初期盤面
バトルゾーン→《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》(進化元《昇カオスマントラ》《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》《マクスハト》)

①《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》攻撃時にメテオバーンを発動し、《マクスハト》を墓地に置きます。(ドローは無し)次に《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》の方の超魂Xで墓地から《マクスハト》をバトルゾーンに出します。

②《マクスハト》の能力を使用して《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を手札に戻しメクレイド(何も出さずそのまま山札の下に送ります。)

③《昇カオスマントラ》の方の超魂X能力で《昇カオスマントラ》を3枚敷いた《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を場に出します。

これで上記のcip使い回しループの初期盤面に戻り、また③の進化元を変えることでこちらの初期盤面を用意することができます。
④《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》の超魂Xで場に出した《マクスハト》はターン終了時に山札の下に戻ります。この山札に戻る部分を山札切れケアに使用します。2枚目の《マクスハト》を手札に用意すると、cip使い回しループの最中にメクレイドが何回も行われるため山札の上に前ターンに山札に帰った《マクスハト》を持ってくると、毎ターンこれが行えるため山札が切れることがなくなります。

今回はデッキのフィニッシュに当たるループを簡単に解説させていただきました。
この他にもループに入るための立ち回り、ループに入るために意識すること、用意するものなど細かく解説したいのですが、長くなり過ぎてしまうため相方のはるるに丸投げします。(次回の記事)
採用カード解説
コンセプトカード
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》

【 進化クリーチャー(手札進化GV) 】
種族 サイバー・コマンド / フェニックス / 文明 水 / パワー15000 / コスト5
■自分のマナゾーンにあるカードとエレメントが、合計5つ以上、種族にサイバーまたはフェニックスを持っていれば、このクリーチャーをコストを[水(3)]支払って召喚してもよい。
■手札進化GV:クリーチャーを3体自分の手札から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを2枚まで引き、相手のエレメントを2つまで選んで持ち主の手札に戻す。
ループするのにも殴るのにも使うこのデッキの最強カードです。何故か場とマナにサイバーが合計5枚あれば3マナで出てきます。
4マナ時に、場に何もなくても、《フラワー・ハート》があるかつマナゾーンが全てサイバーであれば急に出すことができます。
基本的にには超魂Xを持つカードを進化元にしたいです。また、このカードを複数並べることがあるため《アストラルの海幻》などの進化元に出来ないカードはマナに置いたり、手札を捨てる際に優先的に捨てたりしたいです。
《アイドル・ハート》進化元にしているとジャストダイバーブロッカーとなるので中途半端な展開しかできないとなったらその状態を作って止まるのもありです。
《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》

【 NEOクリーチャー 】
種族 サイバー・コマンド / 文明 水 / パワー8000 / コスト5
■NEO進化:水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、これが進化クリーチャーなら、サイバー・メクレイド8する。そうでなければ、サイバー・メクレイド5する。
■各ターンに一度、自分の他のサイバー・クリーチャーが出た時、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
このデッキの強さを確立させているカードの1枚です。
進化するかしないか選べますが、例えば3ターン目にマクスハトから出る時は進化せず出したいです。理由としては、このカードのメクレイドから《マクスハト》を出す時にコストであるエレメントバウンスでこのカードを戻したくないからです。
場に残ると毎ターンバウンスを使えるので、自分ターン中はクリーチャーの使い回し、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》のアタキャン、相手のターン中は《裏斬隠テンサイ・ハート》のニンジャ、《アイドル・ハート》のS・トリガーなどに追加でバウンスなど、いるだけでめっちゃ強いです。
出すターン中に攻撃を考えていないか、《ルード・ザーナ》をメクレイドで出す必要が無いのなら進化せず盤面を広げるのはおすすめです。
《マクスハト》

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の他のエレメントを1つ手札に戻してもよい。そうしたら、サイバー・メクレイド5する。(サイバー・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のサイバー・カードを1枚、コストを支払わずに実行してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
3ターン目にビックアクションを起こせてしまうのはこのカードのせいです。自分の他のエレメントを手札に戻すとメクレイドが可能なので、2ターン目までに何かしら場に出しておきたいです。
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》と同様、4マナ時に《フラワー・ハート》と合わせると場に何もなくてもメクレイドが可能です。
後述する《アストラル・ハート》と合わせてメクレイドを確定させる動きも非常に強力となっています。
こちらのカード、超高スペックですが、ループフィニッシュを狙う際に《昇カオスマントラ》が手札にないのならメクレイドよりもドローカードで手札を回す方が強い事もあったりします。
《昇カオスマントラ》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / フュージョナー / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■エスケープ (このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)
■超魂X (これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャー以下のコストのクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の最強さを更に一段押し上げているカードです。
ループの際に使うのはもちろんそうですが、1枚しか無い時に強引に山札を堀に行ったり、打点増加のために横にクリーチャーを出したりとあらゆる動きを可能にしてくれます。
《アストラル・ハート》

【 NEOクリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / 文明 水 / パワー3000 / コスト2
■NEO進化:水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引く。その後、このクリーチャーがサイバー・カードから進化していなければ、自分の手札を3枚、好きな順序で山札の上に置く。
山札固定、リソース回復の2つが行えるカードです。2コストでできていいんでしょうか?と思うくらいのスペックです。
後述する《フラワー・ハート》と合わせると2ターン目に3枚ドローや3ターン目に両方出してリソース確保など色々とやってくれます。
山札の上に戻すのは一見デメリットに見えますが《マクスハト》などのメクレイドカードと合わせるとメクレイドが固定できて大変なことになります。
手札に《マクスハト》が無いのなら2ターン目の優先度は《アストラル・ハート》<《アストラルの海幻》です。
《アストラルの海幻》

【 タマシード 】
種族 サイバー・ウイルス / レクスターズ / 文明 水 / コスト2
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
1番の理由は《マクスハト》に繋げるための初動です。そもそも2枚ドローが出来るので手札にカードを集めたいためデッキとの相性は抜群。
また他にも《アストラル・リーフ》が進化できたり、手札を捨てる効果で《疾封怒闘キューブリック》を起動できたりと初動以外の役割もしっかり持っています。
クリーチャーでないのも評価ポイントで、相手のマッハファイターに攻撃されない、クリーチャー除去では対処出来ないなど、このカードだからこそのメリットが多々あります。
実際、【ドリームメイト】や【ジャイアント】相手にはこのカードを引けると相手視点戦いやすさがぐっと変わります。
《アイドル・ハート》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / フュージョナー / 文明 水 / パワー1000 / コスト5
■S・トリガー
■このカードが墓地に置かれた時、その直前にバトルゾーンにあれば、サイバー・メクレイド8する。(サイバー・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のサイバーを1枚、コストを支払わずに実行してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■ブロッカー
S・トリガーとして、超魂Xとして採用されています。ブロックを咎められない相手には有効なカードです。
超魂Xは、《昇カオスマントラ》が揃ってないタイミングで山札を掘るのに使います。また、4マナ以下で《ハッター・ルピア》が相手の場にいる時に《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》の下に敷いて出すと、メクレイドが可能です。
《フラワー・ハート》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / フュージョナー / 文明 水 / パワー1000 / コスト1
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このカードが墓地に置かれた時、その直前にバトルゾーンにあれば、カードを1枚引いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
1コストながらこのデッキの重要な役割を担っているカードです。
先程も触れましたが、4マナ時に《マクスハト》《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を出すのに使います。これがあるので盤面処理されているだけでは負けないようになっています。
墓地に行った時の能力、超魂X能力も優秀で、メテオバーンで墓地に落とせば追加で1枚ドロー、さらにアタック時能力で1枚ドロー1枚捨てることができます。
この時捨てるのが《疾封怒闘キューブリック》だと、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》のアタキャンが出来るので意識しておきましょう。
《シュトラ》

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、各プレイヤーは自分自身のマナゾーンからカードを1枚ずつ選び、それぞれの手札に戻す。
昔のカードですが、現代でも通用するスペックのカードです。
メクレイドや《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》から出ると展開しながら実質エクストラターンを獲得できます。
例えば、先攻3ターン目に、《マクスハト》から出ると、自分は3マナ、相手は次2マナですが、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》はサイバーが5枚あれば3マナで召喚できるので、デメリットが無いも同然となっています。
《パクリオ》

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー1000 / コスト4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見る。その中から1枚選び、裏向きにして相手のシールドに加えてもよい。
ループするのなら相手の盾が何枚あろうと変わらないので単純にハンデスカードになります。
《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》で毎ターン使い回すせるので、ハンデスしながらループに必要なカードを揃えていきたいです。
《流星のガイアッシュ・カイザー》などが結構キツイので、ケアのためにも今は入れておきたいかなと思っています。
《〜墓碑に刻まれし魔弾の名〜》

【 クリーチャー 】
種族 ダークロード / ドラゴン・ゾンビ / スチーム・ナイト / フュージョナー / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その後、その捨てたカードのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃でき、このターンの終わりに山札の下に置かれる。
超魂X能力が強すぎるためサイバーでは無いですが採用されています。
メテオバーンなどで墓地に行った《マクスハト》を出してアタキャンしながらメクレイドできるので、ループのカードが揃っていない時にカードを揃えるために有効です。
また、今回は記載していませんがループ中に《昇カオスマントラ》の超魂Xで場に出せるので、《パクリオ》を採用していなくても全ハンデスは可能です。
《ルード・ザーナ》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー5000 / コスト7
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、自分の手札の枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
最近解説しているデッキには毎回入っている気がします。
何故かサイバーがついているのでマナに置いてもデメリット無し、さらには《アイドル・ハート》や進化した《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》のメクレイドから出てくるので、シールドにいなくても《アイドル・ハート》さえいれば相手ターン中に出すことができます。
自分ターンでも有効で、横並びした相手の打点を戻したり、厄介な《異端流しオニカマス》などのメタクリを除去するのに使います。
《エメラル》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚裏向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに加えてもよい。そうした場合、自分のシールドを1枚、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
こちらも昔からいるサイバー・クリーチャーです。
2ターン目に出すと手札が減ってしまうので優先的には出しませんが、盾落ちしたループパーツを回収するため、もしくは《ルード・ザーナ》などS・トリガーをシールドに仕込むために使います。
唯一無二の活躍なので、やはりこのカードは採用したいです。
《疾封怒闘キューブリック》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
W・ブレイカー
このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時、自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
このカードもサイバーではありませんが、バウンス能力が強力すぎて採用されています。
墓地に送ることで発動する能力ですが、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》のメテオバーン、《フラワー・ハート》の超魂X、《アストラルの海幻》など、様々なタイミングで墓地に送ることができます。
アタキャンが出来るのもそうですが、《アストラルの海幻》他の組み合わせは最高で、《地封龍ギャイア》などのカードで詰まなくなるため、必ず採用しておきたいです。
採用候補カード
《裏斬隠テンサイ・ハート》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / グレートメカオー / シノビ / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■ウラ・ニンジャ・ストライク3(水)
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。次の自分のターンのはじめまで、その捨てたカードと同じコストの相手のクリーチャーはすべて、攻撃もブロックもできない。
あると便利になるカードの一種です。ニンジャの防御能力もですが、3ターン目のドローソースとしても活躍してくれます。
後述する《Dの天災海底研究所》と合わせるとミラーの《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を2度も動きを止められるため優位に立ちゲームを進める事もできます。
前述した《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》との組み合わせもですが、ここでも《疾封怒闘キューブリック》を捨てることができるため防御性能はかなり高いです。
《Dの天災海底研究所》

【 D2フィールド 】
文明 水 / コスト2
■このD2フィールドが出た時、カードを1枚引く。
■自分の進化クリーチャーはブロックされない。
■相手の進化クリーチャーは、出たターン攻撃できない。
(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを破壊する。)
主にミラー対策で入っているカードです。が、最近はこのデッキを《Dの天災海底研究所》で対策することが多く、相手の《Dの天災海底研究所》を剥がすためにも採用を考えられます。
進化クリーチャーがブロックされないのも強力で、NEO進化しておくとブロッカーが並んでいても無視して殴り勝つことができます。
《アストラル・リーフ》

【 進化クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / 文明 水 / パワー4000 / コスト2
進化-自分のサイバー・ウィルス1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、カードを3枚引いてもよい。
《サイバー速攻》と言えばのカードだと思います。(当時を全然知らない)
メクレイドに頼らずに直接《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を召喚したい時、手札を増やすカードは重要なので、《アストラル・ハート》の5枚目みたいな運用になります。
場に《マクスハト》しか無い時にメクレイドで見えても出せないのが悲しいですが、単純にドローソースが増えるのは嬉しいので採用は考えられます。
回し方



序盤は、手札を入れ替えたり増やしたり出来るカードを使って、《昇カオスマントラ》を手札に集めていきたいです。



中盤は《マクスハト》《黄昏ミミ&トワイライトMK3.ー挑戦のヒロイン》などのメクレイドカードで盤面展開、また手札を増やしたり相手の妨害を行いたいです。



など終盤は《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》と《昇カオスマントラ》を使いループフィニッシュで安全に試合を終わらせましょう!

おわりに
ということで今回は【水単サイバー】の解説をやっていきました。
現環境に君臨するデッキですが、TEAMSAGAで調整中に目の前でこれの原型が生まれた時は感動しました。「革命が起きた」とはまさにこの事だと思います。
使う人によって細部の採用枚数が異なるので、練習する際にはそれぞれのカードの特性が自分や周りの環境に合っているかを確認したいです。
また、ループ解説は簡単なものにしましたので、より細かい部分や、そこに至るまでの過程は、相方に解説してもらいたいと思います。
GPまでに新心パックが2つも発売されますが、それすらも意に介さず環境トップに居座る可能性も大いにあるので、よかったらこの記事を参考に今のうちに練習してみてください!