【2025冬】新殿堂、発表さる【王道W】

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【2025冬】新殿堂、発表さる【王道W】

 皆様こんにちは、たけじょーです。

 去る2025/2/28に行われたデュエチューブ生放送において、殿堂レギュレーションの改訂と新シリーズ「王道W」の情報が多数解禁されました!

 いやー、いつもながら情報量の多い配信でした。殿堂発表でわーっと湧いたりしんみりしたりした後に大量の新情報でブチ上げられる流れ、心地よくて好きです。大波に押し流されているイメージ。

 さて、今回は発表された新殿堂と新シリーズ情報をピックアップし、思うところを述べていきたいと思います。早速参りましょう!

 新カード・新商品情報を網羅したい方はボルスズさんによる速報記事もチェック!

目次

殿堂入り&殿堂解除、施工

 まずはこれを語らずにはいられません。新たに殿堂入りしたのは以下の四種です。

  • 《困惑の影トラブル・アルケミスト》
  • 《マーシャル・クイーン》
  • 《雷炎翔鎧バルピアレスク》
  • 《DARK MATERIAL COMPLEX》

 プレミアム殿堂入りは該当なし。

 そして殿堂→殿堂解除が一種類。

  • 《アクアン》

 ちなみに私の事前予想はこちらでした。正解は一種のみ……無念。

《困惑の影トラブル・アルケミスト》

【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー3000 / コスト2

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードをすべて自分の手札に戻す。

 真っ先に発表されたのはまさかの《困惑の影トラブル・アルケミスト》。闇のリソースカードという口上から《邪魂転生》かと思いきや……かなり意外な、見るものを困惑させる殿堂入りとなったのではないでしょうか。

 しかし意外ではあるものの、納得感のある殿堂入りです。【ゼロ・ルピアループ】や【ゼーロベン】などアクの強いコンボデッキで、変則的な手札補充兼マナ回収として活躍してきた実績があります。

 恐らくは今後の更なる活躍を見越して規制されたのでしょう。昨今のデュエマにおいては2コストクリーチャーを踏み倒すことなどあまりに容易です。《アーテル・ゴルギーニ》に《キユリのASMラジオ》、《逆転の影ガレック》にヨビニオン……

 一体どこまで先読みされたのかは伺い知れませんが、どこかでバグを起こしてもおかしくないカードなのは間違いありません。《怨念怪人ギャスカ》同様、デメリットとしてデザインされたであろう能力が理由での殿堂入りというのも興味深いですね。

 ちなみにこれをもってDM-10「聖拳編第1弾」が輩出した殿堂入り・プレミアム殿堂入りカードは10枚の大台に到達。流石にこれ以上は無い……無いですよね?

《マーシャル・クイーン》/《雷炎翔鎧バルピアレスク》/《DARK MATERIAL COMPLEX》

 環境上位を占める3デッキがまとめて御縄になることに。【マーシャルループ】からは《マーシャル・クイーン》、【ファイアー・バード】からは《雷炎翔鎧バルピアレスク》。そして【COMPLEX】・【XENARCH】から《DARK MATERIAL COMPLEX》が殿堂入りを果たしました。

【 進化クリーチャー 】
種族 スプラッシュ・クイーン / 文明 水 / パワー5000 / コスト3

進化-自分のスプラッシュ・クイーン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を3枚まで裏向きにしてシールドに加え、その後、同じ枚数のシールドを自分の手札に戻す。

 《マーシャル・クイーン》は唯一私の予想が的中したカード。とはいえここは満場一致というか、「まあダメじゃん」みたいな風潮だったのであまり胸は張れませんね……グググ……

 20年の長きに渡って活躍し続けた1枚でしたが、今後は女王の王冠のみならず殿堂の栄冠をも冠することとなりました。現代、いや歴代でも数少ないレベルで「最強」に近づいたデッキである【マーシャルループ】。有終の美と言えましょう。

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・ワイバーン / 文明 火 / パワー5000 / コスト5

■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、バトル中破壊されない。
■このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バードを1枚、自分の手札から出してもよい。
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のファイアー・バードを5つ破壊してもよい。そうしたら、このターンの後に自分のターンを追加する。

 《雷炎翔鎧バルピアレスク》の殿堂入りには胸が熱くなるものがありますね。「忍者乱舞」で登場した際には見向きもされていなかった彼が、自分に合った職場こと「ファンタジーBEST」と出会い覚醒。ついに規制に至ったわけです。

 最速3ターン目から動き出し、時に《アリス・ルピア》を射出して一気にエクストラターンをもぎ取っていく姿は圧巻の一言。そのサクセスストーリーも含め、デュエマの歴史に名を刻むこととなりました。

【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / 文明 闇 / パワー25000 / コスト1

■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。

 そして《DARK MATERIAL COMPLEX》……ここでかかるとは、という驚きもありますが、同じくらいに納得もしています。

 【水闇COMPLEX】は成立以降コントロールデッキの定番として環境に常駐してきました。メタカードやグッドスタッフをふんだんに盛り込んで構築されるためメスが入れづらそうなところもあり、本体に規制が及んだものと思われます。

 またアドバンスの【闇単XENARCH】も、優秀な生贄役を失うことに。「1コスト」「離れない」「タップイン」となにもかもが《死神覇王 ブラックXENARCH》と噛み合っていたので、むしろ今までがやりすぎだった感もあります。

 同時に、その唯一無二のギミックが問題となった可能性も。この後で紹介する王道Wの新能力「超魂X」ですが、コイツと組み合わせるとめちゃくちゃ難儀な状態が発生する疑惑が…… この二点から合わせ技一本で殿堂、ということなのでしょう。

 これらのカードの殿堂入りをもって有力デッキたちにテコ入れが入ることとなります。

 一見すると【水闇COMPLEX】 【マーシャルループ】 は修復不能、【ファイアー・バード】はフィニッシュ力を、【XENARCH】は爆発力を減ずることになりそうです……が。「規制されたから終わり」と断ずるのは早計かもしれませんよ。

 規制直後の【ヘブンズ・ゲート】が優勝した全国大会2015のような例もあります。果たしてリペアは成るのか、可能だとして、どのようなリストに仕上がってくるのか。全国大会2025が迫る今、引き続き注目していきたいところです。

《アクアン》

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4

このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。

 オカエリナサイ。

 4コスト最大5ドローも今や適正と判断されたか、デュエマの策謀代表・《アクアン》が帰ってきました。

 確かに4マナ払ってリソースを伸ばすだけ、と言うのは現代においてはやや遅い動きに見えますが、回収量自体は流石の元殿堂、目を見張るものがあります。

 今年は光水闇の3色がピックアップされることも明らかになっており、そちらとの組み合わせも想定されていることでしょう。再びの大暴れに期待です。

新シリーズ「王道W」、ベールを脱ぐ

 そして遂に来ました、新シリーズ「王道W」。王来篇→ 王来MAXを彷彿とさせるネーミングが目を引きますが、果たしてこの「W」の持つ意味とは何なのか。

 既に生放送では「王道ともう一つの王道」「ジャシンともう一人のジャシン」「ドリームとナイトメア」「WINとLOST」といったいくつもの対立軸が込められていることが明かされていますね。

G-NEO進化と超魂X、掛け算の魅力

 カードギミックに焦点を当てて見ていきましょう。まずは新能力「G-NEO進化」と「超魂X」について。

 2017年、新章デュエル・マスターズでフィーチャーされた能力の一つ、NEO進化の強化版という触れ込みのG-NEO進化 。「ドラゴンを超えたドラゴン」ドギラゴン、 NEO進化を超えたNEO進化、G-NEO進化。命名のノリが似てる。

 その能力は従来のNEO進化に除去耐性を掛け合わせたもの。通常のクリーチャーとして出すか、進化クリーチャーとして出すかを選ぶことができ、進化していれば離れる代わりに下に置かれているカードを身代わりにできます。

 除去耐性持ちの進化ギミックということで思い出されるのはスター進化ですが、除去を喰らうと進化元は残れど弱体化は必至だったあちらに比べ、格段にバトルゾーンに居座りやすくなっているのはかなり魅力的。

 また、NEO進化は「進化元1体と引き換えに召喚酔いしない」という、便利だけどコスパはよろしくない能力だった節があります。

 そこをキズナプラスや攻撃時能力で補うデザインのカードも多かったのですが、それらを持たないと進化の旨味があんまりない、なんてことも。すぐに除去が飛んできたりするととっても悲しいことに。

 その点G-NEO進化は得られるメリットが大きく増しており、進化させて居座らせるなんてことも現実的になりました。カードデザインの幅も広がりそうですし、「とりあえず進化すれば損しない」というのも分かりやすくていい。

 また、おそらく従来のNEOクリーチャー同様「進化していなければ進化クリーチャーとしては扱われない」ため、各種踏み倒しから出してすぐ進化!のハードルが低いのも嬉しいポイントです。この動き、なかなか強いはず。

 スター進化と違って何枚重ねても一度きりの耐性しか得られないのは一長一短。進化元から離れていくため、そちらを使い回しやすい点で差別化できるでしょう。《エヴォ・ルピア》とかめちゃくちゃ遊びがいありそうですよ。

 そしてG-NEO進化と組み合わせて使うもう一つのギミックが「超魂X」。未だかつて存在しなかった、パワーの下段にもテキストとイラストが書かれているデザインが目を引きます。

 超魂Xを持つカードがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも一部能力を共有できるという、シンカパワーとダイナモを折衷したかのような能力です。

 この共有できる能力がパワーの下側に書かれており、縦にズラして進化クリーチャーと重ねることで共有している能力が視覚的にわかりやすくなっています。このあたりはオレガ・オーラっぽさも感じますね。

 そしてこの共有能力部分には武具・アイテムのようなイラストも描かれています。超魂X、というネーミングから察するに、クリーチャーの魂が込められ進化先に託される……といったニュアンスなのでしょう。

 魂、と言えばクリーチャーの魂が凝縮されたタマシード。なによりX、クロスといえばクロスギア。デュエマの系譜をそこここから感じられる秀逸なデザインです。

 ゲーム的な強さは未だ未知数ですが、能力を掛け合わせられることから進化元の選定基準に革命が起こりそうな予感がしています。

 これまでは離れづらいジャストダイバーやタマシード、あるいは出たときの能力が強力なカードなどが選ばれがちでした。これからは、進化先にどんな能力を付与したいか?という観点からもチェックが必要になるかもしれません。

 そして、当然ながらこの掛け合わせはG-NEO進化以外にも有用です。過去の進化クリーチャー達もアップを始めていることでしょう。

 特に使いづらさが目立っていた進化V、進化GV 、究極進化などには朗報。超魂Xの多重錬成で新たな魅力を発揮してくれるかもしれません!行けるよな、俺の《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》……!

 ここまで紹介してきた魅力はまだまだ現段階で推測できる範疇、その魅力は未知数です。G-NEO進化と超魂X、その全貌を期待して待ちましょう。

 ……ちなみに薄々お分かりかと思いますが、《DARK MATERIAL COMPLEX》と超魂Xのややこしさはそのテキストに由来します。

 超魂X持ちのカードを《DARK MATERIAL COMPLEX》が吸い込んだ場合、離れないパワー25000の化け物に能力が次々と加算されていくことに。これで強力な超魂Xなんか作っちゃおうものなら大事件ですので、この対応も致し方ないか……合掌。

どうなる背景ストーリー!?堂々登場三色勢力

 パック全体の方向性とストーリーにも気になるポイントがちらほらと。

 まずはパックの方向性。遂に、遂に友好三色が復権を果たします!長かった……!生放送によるとその内訳は以下の通り。

  • 《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》率いるアビス:水闇火
  • ”もうひとりのジャシン帝”が所属するデーモン・コマンド:闇火自然
  • ゴルファンタジスタとDrache der'Zenが手を取り合った連合軍:光水自然
  • ”ロマノフ”らしき銃騎士を擁するスチームナイト:光水闇
  • ”紫電”らしき龍武者が身を置くテクノサムライ:光火自然

 これら五つの勢力が登場するということで、想起されるのはアビス・レボリューション編。メクレイド・革命チェンジと半期で主要ギミックを乗り換えつつも、種族サポートを共有していたことで通年の導線が強力に引かれていました。

 「1年通して遊べる」ことの偉大さはそちらで証明済み。昨年はこのあたりがやや散らかってしまっていた感も否めませんので、今年は是非ともリベンジしてほしいですね。

 また、この組み合わせの多色カードが大々的に取り上げられるのはかなり久しぶりのことで、まさしく干天の慈雨。全国のビルダーが待ち望んでいた瞬間と言っても過言ではないでしょう……多分。

 語るべきことは多いですが、ひとまず各勢力を順にチェックしていきましょう。

 まずはアビス・水闇火。変わり果てたとはいえジャシン帝が頭目な点は変わらず。過去のシナジーも引き続き活用できそうですので、デッキは組みやすそう。

 水単・火単のアビスの登場にも期待したいですね。アズールアビス?ルージュアビス?【火闇自然アビス】やアビス軸の【邪王門】なんかにも新たな可能性が拓けるのではないでしょうか。

 続いてデーモン・コマンド:闇火自然。こちらもジャシン帝がトップとのことですが、《悪魔世界ワルドバロム》の残留思念がジャシンの肉体に宿った、とかでしょうか。

 闇自然は由緒正しき【ターボドルバロム】カラーですし、《魔令嬢バロメアレディ》も在籍しています。そこに火文明が投入されることでどのような変化が起こるのか?昨年度の大プッシュに引き続き、期待したいところ。

 三番目は連合軍・光水自然。 ゴルファンタジスタとDrache der'Zenの名前が挙がっているあたり、先の「悪魔神、復活」を生き延びたクリーチャー達が身を寄せ合ったような形なのでしょう。

 どんな戦略を持ち込んでくるのかは分かりませんが、進化クリーチャーの扱いに長ける自然文明を有することもあり、【<鬼羅.sta r>】のような進化メタビートになりそうな予感がしています。オマケで5種族も強化してくれたら嬉しい。

 そしてここからは未知の領域、まずはスチームナイト・光水闇。見るからにロマノフ一族のクリーチャーのイラストが判明しており、過去のナイトの系譜を汲む存在であるのは間違いなさそうです。よくみるとガスマスクしてますね。

 ナイトと言えば呪文ですので、今期の呪文担当は彼らになるのでしょう。昨今でもデュエキングパックで定期的に強化されているので、そちらも早いうちにチェックしておきたいですね。≪魔弾バレット・バイス≫、今でも強いですよ。

 ラストはテクノサムライ・光火自然。SFチックなネオンカラーを身にまとったサムライドラゴン、あまりにも格好良すぎる。こちらは《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》に類似していますが、過去の超獣達との関係性は一体……?

 サムライと言えばクロスギア……ですが、今回は果たして登場するかどうか。収録枠やカードパワーなどを考慮すると、超魂Xを使いこなす戦法になるのではないでしょうか。

 ナイト・サムライの突然の再登場には驚かされましたが、実は両種族とも進化とは縁があったりします。

 ナイトには《大邪眼B・ロマノフ》《暗黒皇グレイテスト・シーザー》、かつてプレミアム殿堂入りを果たしていた《邪神M・ロマノフ》が存在。

 サムライには《超聖竜シデン・ギャラクシー》《超天星バルガライゾウ》、そして《超時空ストームG・XX》。ド派手な面子が揃っています。こうしてみると、進化をテーマとする王道Wでリバイバルされるのも納得です。

 ……「ナイト・サムライが来たらシノビも来るかも!?」って言おうと思ったんですが、そういえばちょっと前に帰ってきてましたね。逆だった。

 ともあれ、今年の通常弾もワクワクさせてくれそうです。ジャシン帝に何が起きたのか?ナイト・サムライはどこから来たのか?そして、新旧入り混じる5つの勢力はどこへ向かうのか?今後の展開に期待しましょう。

まとめ

  • あばよ、トリ公(&《マーシャル》&《COMPLEX》&《アルケミスト》)
  • あばよじゃねえ、一緒だろ
  • 王道Wは進化に注目!友好3色も帰ってくるぞ!

今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!

テクノサムライから漂うネオサイタマのアトモスフィアを感じ、たけじょーは速やかに卒倒した。


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