皆様こんにちは!UBと申します!
突然ですがリリクラドラグーンという言葉、ご存知ですか?《儀式魔人リリーサー》の効果を付与した《クラウソラスの影霊衣》と《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を同時に立てて制圧するというド鬼畜な戦法のことで、《リンクロス》の登場によって《水晶機巧-ハリファイバー》1枚から出せるそうです。環境でもよく見る戦法で、一度決まればほぼ勝ち位の威力がありますね。
ですが
今回私はこのリリクラドラグーンよりもさらに強力な布陣を構築できるテーマを発見しました。そのテーマとはズバリ
【ジェムナイト】
です。
あ、待って、帰らないで!
だまされたと思って!ね?お願いします!
最初からハードルを上げまくることで下をくぐってしまおうという作戦です!
というわけで、今回はジェムナイトデッキのご紹介です!
ちなみに今回のデッキの展開はリンクモンスターの選択次第で2020年4月以前のルールでも可能ですが、今回は敢えて、より安定感の増す2020年4月以降の新ルールでのルートを記載します。
目次
メインの展開ルート
最初にこのデッキで狙うメインの展開ルートを説明します。必要札は《星杯に誘われし者》と《ブリリアント・フュージョン》です。
①《ブリリアント・フュージョン》の効果で《ジェムナイト・ガネット》2枚と《ジェムナイト・ラズリー》を墓地へ送り、《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》を融合召喚→《ジェムナイト・ラズリー》の効果で墓地の《ジェムナイト・ガネット》1枚を手札へ
②《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》の効果で《ジェムナイト・セラフィ》を特殊召喚
③《ジェムナイト・セラフィ》の効果を適用し、手札から《ジェムナイト・ガネット》を通常召喚後、《ジェムナイト・セラフィ》と《ジェムナイト・ガネット》で《ジェムナイト・ファントムルーツ》をリンク召喚→《ジェムナイト・ファントムルーツ》の効果で《ジェムナイト・フュージョン》をサーチ
④《ジェムナイト・ファントムルーツ》の効果で、墓地の《ジェムナイト・ガネット》と《ジェムナイト・セラフィ》をデッキに戻し、《ジェムナイト・ルビーズ》を融合召喚
⑤《ジェムナイト・ファントムルーツ》1体で《リンクロス》をリンク召喚→トークンを2体生成
⑥《星杯に誘われし者》を通常召喚し、トークンと《星杯に誘われし者》で《星杯の神子イヴ》をシンクロ召喚→《星遺物を継ぐもの》をサーチ
⑦《星杯の神子イヴ》とトークンで《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をシンクロ召喚→《星杯の神子イヴ》の効果でデッキから《星杯に誘われし者》を特殊召喚
⑧《スターダスト・チャージ・ウォリアー》と《ジェムナイト・ルビーズ》で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚
⑨《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《ブロックドラゴン》を墓地へ
⑩墓地の《ジェムナイト・ルビーズ》、《ジェムナイト・ファントムルーツ》、《星杯に誘われし者》を除外して、墓地の《ブロックドラゴン》を特殊召喚し、《ブロックドラゴン》と《リンクロス》で《クロシープ》をリンク召喚→《ブロックドラゴン》の効果で《ジェムナイト・ラズリー》、《ジェムナイト・オブシディア》、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》をサーチ
⑪《ジェムナイト・フュージョン》を発動し、《ジェムナイト・ラズリー》と《フォッシル・ダイナ パキケファロ》で《ジェムナイト・ジルコニア》を融合召喚→《ジェムナイト・ラズリー》の効果で《ジェムナイト・ガネット》を手札へ
⑫墓地の《ジェムナイト・ラズリー》を除外し、《ジェムナイト・フュージョン》を墓地から手札へ
⑬《ジェムナイト・フュージョン》を発動し、《ジェムナイト・オブシディア》と《ジェムナイト・ガネット》で《ジェムナイト・ジルコニア》を融合召喚→《ジェムナイト・オブシディア》の効果で《ジェムナイト・ガネット》を特殊召喚
⑭《ジェムナイト・ジルコニア》2体で《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》をエクシーズ召喚
⑮《ジェムナイト・ガネット》と《星杯に誘われし者》で《御影志士》をエクシーズ召喚し、《ジェムナイト・オブシディア》をサーチ
⑯墓地の《ジェムナイト・オブシディア》を除外し、《ジェムナイト・フュージョン》を墓地から手札へ
⑰《ジェムナイト・オブシディア》と《御影志士》で《ジェムナイト・ジルコニア》を融合召喚
⑱墓地の《御影志士》、《ジェムナイト・オブシディア》、《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》を除外し、《ブロックドラゴン》を特殊召喚後、《ジェムナイト・ジルコニア》と《ブロックドラゴン》で《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》をエクシーズ召喚
⑲《星遺物を継ぐもの》を発動し、《クロシープ》のリンク先へ《フォッシル・ダイナ パキケファロ》を特殊召喚
以上のルートで構築した最終盤面が下の様になります。
状況としては、
- 《フォッシル・ダイナ パキケファロ》の効果でモンスターの特殊召喚不可
- 《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》の効果でモンスター・魔法・罠の発動1回無効
- 《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果で魔法の発動1回無効
- 《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果で相手モンスター攻撃時に攻撃を誘導
となります。
「リリクラドラグーンよりも強力だ」と言ったのは《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》のおかげです。
《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》や《フォッシル・ダイナ パキケファロ》は強力ですがステータスがあまり高くないため戦闘破壊されやすいという欠点がありますが、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》がフィールドに存在すると、相手モンスターの攻撃時に《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》に攻撃を誘導してくれます。
これがぼくのかんがえたさいきょーのでっき!
この動きがハチャメチャに強いのでこれをメインの動きにするデッキを組もう、となりました。
展開におけるポイント
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》
【融合モンスター】
星10/地/岩石族/攻3400/守2000
「ジェムナイト」モンスター×3
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
自分は「ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの表側表示の「ジェムナイト」モンスター1体を選んで墓地へ送り、エクストラデッキから「ジェムナイト」融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》は融合素材にジェムナイトモンスター×3を要求するモンスターです。手順①において《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》を経由してから《ジェムナイト・セラフィ》を特殊召喚することで、墓地を大きく肥やしつつコンボパーツ回収をすることができます。
《ジェムナイト・ファントムルーツ》
【リンクモンスター】
リンク2/地/岩石族/攻1450/
「ジェム」モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ジェムナイト」カード1枚を手札に加える。②:1000LPを払って発動できる。自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターをデッキに戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン直接攻撃できない。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ジェムナイト・ファントムルーツ》は《リンクロス》の素材となることでの足掛かりの形成、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》のエクシーズ素材となるモンスターの供給、コンボパーツの回収とこのデッキにおいてはなくてはならない存在です。手順④において融合素材としてデッキに戻す《ジェムナイト・ガネット》の相方となるジェムナイトモンスターは《ジェムナイト・セラフィ》でなくともかまいません。この段階で《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》を戻せば再利用でき、《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》は素の打点がかなり高いので返しのターンの反撃にも使えるのでお勧めです。
ではいよいよデッキの紹介です!
デッキ紹介
これが今回組んだデッキです!
ドロソがいっぱい!!オラ、わくわくすっぞ!
コンボ系デッキを構築する際はキーパーツを引き込むために様々な手段をデッキに組み込むことになりますが、今回のデッキはその手段をドローに集中しています。
もちろん、適当にこういった構築にしたのではなく、ちゃんとこの形に至った理由があります!
理由1:《ブリリアント・フュージョン》の存在
このデッキにおいて最もネックになるのがこの《ブリリアント・フュージョン》を手札に加えることです。もう一つのコンボパーツである《星杯に誘われし者》は通常モンスター・戦士族なので《予想GUY》や《増援》、《苦渋の決断》等サーチ手段が豊富なので問題ありません。
しかし、《ブリリアント・フュージョン》はフュージョン魔法なのに永続魔法なのでサーチ手段が限られ、サーチできても同一ターンには発動できないといった制約がつくものが多いです。
最初は《覇王門零》の使用も考えましたが、《覇王門零》は単体で仕事をしないので、《覇王門零》のみを引き込んでしまった場合あまり強くはありませんでした。また、《覇王門零》という新たなコンボパーツが増えることにより、成功率が低下する原因にまでなってしまいました。
この【タイムラグの無いサーチが困難】という《ブリリアント・フュージョン》の特性がドロソ中心の構築にした理由の一つです。
それでも「《ジェムナイト・オブシディア》との相性もいいし《捕食植物オフリス・スコーピオ》使っとけ」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それができない理由があるのです。
理由2:EXデッキに枠がない
デッキ構築を見ていただくとわかると思いますが、このデッキ、メインの展開をするとちょうどEXデッキを使い切るんです。つまり、EXデッキにこれ以上カードを入れられないんです。
どや?すごいやろ?
《捕食植物オフリス・スコーピオ》が使えないのもこの理由のためで、《捕食植物オフリス・スコーピオ》にまず召喚権を使ってしまいますし、仕事を終えた《捕食植物オフリス・スコーピオ》と《捕食植物ダーリング・コブラ》を使って展開や妨害をしようにもEXに枠がないので行えません!よってサーチを行えてもこの2体を野ざらしにしたままになってしまうということになります。おお、怖い!返しで確実にやられます。
その他《ブリリアント・フュージョン》のサーチを行うカードを採用できない理由も同様です。
だからやけになってドロソいっぱい積んだの?いいえ、そうではありません。
EXに枠が無いことは、実はドロソ中心の生活と相性がいい理由にもなっているんです!
EXに枠が無いデッキに汎用性を持たせるためにはどうするか。そうです。メインデッキを強力にしますよね。
メインデッキにパワーカードが増えるとドローする手札が強力になります。
これはサーチの様に【手札に加えるカードが確定している】場合には当てはまりません。
ドローという【手札に加えるカードが不確定】であるからこそ得られる恩恵です。
まとめると
EXデッキに枠が無い→メインデッキを強化して汎用性を持たせる→メインデッキにパワーカードが増え、ドローする手札が強力になる
ということです。この特性がドロソ中心にするという戦略とかみ合っているわけですね。
理由3:引くとまずいカードがない
このデッキの展開には《邪竜星-ガイザー》のようにデッキからしかリクルートできないカードや《アクセル・シンクロン》のようにデッキからしか効果処理のコストに使用できないカードが絡んでいません。つまり、引いてしまうと展開できなくなるカードがデッキに入っていないわけです。
また、展開の途中でサーチして手札に加えるカードが何種類かあるんですが、それらのカードを手札に引き込んだ場合でも展開して制圧盤面を構築することができます。
ドローという行為が展開を阻害するリスクがないということも、ドロソ中心の構築にした理由の一つです。
デッキ解説
では、このデッキに採用しているカードとその採用理由について解説しようと思います。ここでは展開に必須のカード以外のカードについて解説します!
《手札断殺》
【速攻魔法】
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《馬の骨の対価》
【通常魔法】
効果モンスター以外の自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動する。自分のデッキからカードを2枚ドローする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《チキンレース》
【フィールド魔法】
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
②:お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●デッキから1枚ドローする。
●このカードを破壊する。
●相手は1000LP回復する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このデッキのエンジン、ドローソースのカードです!
これらのカードの選定の最も大きい理由は【ターン1がない】ことです。
デッキの特性上、ただ単に手札を増やしたり、入れ替えたりしたいというわけではないので、名称指定ターン1が無い物を優先して入れています。
《手札断殺》は効果で手札を墓地へ送ることができるため、手札を入れ替えつつ《ジェムナイト・ラズリー》や《ジェムナイト・オブシディア》の効果の発動条件を満たすことができます。また、手札抹殺と違い捨てるではないため、相手の【魔轟神】や【未界域】の効果をトリガーさせずに手札交換ができ、選んだカードをピンポイントで交換できるため、必要札まで墓地へ送ってしまうといった現象を防ぐことができます。
《馬の骨の対価》は《星杯に誘われし者》、《ジェムナイト・ガネット》、《ジェムナイト・ジルコニア》をコストに発動できます。《予想GUY》からどちらかを特殊召喚することで、召喚権を使わず手札交換ができ、墓地も肥やすことができます。《手札断殺》で《ジェムナイト・オブシディア》と通常モンスターを墓地へ送った後、《ジェムナイト・オブシディア》の効果で通常モンスターを蘇生することでもコストを供給できます。
なぜ《成金ゴブリン》ではなく《チキンレース》なのかというと、《テラ・フォーミング》で枚数を実質増量することができるからです。
《ジェムナイト・ルビーズ》
【融合モンスター】星6/地/炎族/攻2500/守1300
「ジェムナイト・ガネット」+「ジェムナイト」モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示の「ジェム」モンスター1体をリリースして発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースしたモンスターの攻撃力分アップする。
②:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードはこのデッキだとただのエクシーズ素材です。はい。
他のレベル6ジェムナイト融合モンスターでも大丈夫なので好きなカードを使ってください。ただのエクシーズ素材なので。ここのカードの選択次第でメインデッキに採用するジェムナイトのバニラカードが変わります。自分は単体でも活躍しやすいという点から《ジェムナイト・ガネット》を採用しており、そのため《ジェムナイト・ガネット》を素材とする《ジェムナイト・ルビーズ》を採用しています。
《クロシープ》
【リンクモンスター】リンク2/地/獣族/攻700/
カード名が異なるモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードのリンク先のモンスターの種類によって以下の効果を適用する。
●儀式:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。
●融合:自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで特殊召喚する。
●S:自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700アップする。
●X:相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700ダウンする。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
手順⑩でリンク召喚するリンクモンスターはこちら側に矢印が向いており、同様のリンク素材でリンク召喚することのできるリンク2、またはリンク3(素材として《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を含めた場合)モンスターであればなんでもかまいません。今回は墓地からの蘇生効果を持ち、地属性である《クロシープ》を採用しています。
ちなみに、ここのリンクモンスターを《ダークナイト@イグニスター》や《トラフィックゴースト》にすると改定前のルールでも同じ盤面を構築することが可能です。火力は《ダークナイト@イグニスター》の方が上ですがこのデッキではほぼバニラなので採用する意味はないかと思います。《トラフィックゴースト》は効果モンスター以外のモンスターなので《馬の骨の対価》のコストになるという点で選択する価値があります。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》
【効果モンスター】星7/地/恐竜族/攻2600 /守0
このカード名の、①の方法に特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②自分フィールドの「ダイナレスラー」モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
相手のカードの除去枠です。展開前に相手の邪魔なモンスターを処理してもらったり、魔法・罠を処理してもらいます。処理効果を持った魔法カードではなく《ダイナレスラー・パンクラトプス》にしているのは、相手の《エルシャドール・ミドラーシュ》や《インスペクト・ボーダー》のようなカードを処理しつつ、相手の魔法・罠も処理できる点と仕事が終わった後も《ブロックドラゴン》の特殊召喚コストにすることができるからです。
《原始生命態ニビル》
【効果モンスター】星11/光/岩石族/攻3000/守600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
相手の展開妨害枠です。効果で出たトークンも《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》の効果で処理できるので問題ありません。また、このカード自体が岩石族・光属性なので《ジェムナイト・ジルコニア》、《ジェムナイト・セラフィ》の融合素材に使用できるため、先攻でも腐らずに使用することができます。《御影志士》でサーチも可能ですので、手札が揃わなかったという場合に《予想GUY》や《ジェムナイト・オブシディア》の効果を利用して《御影志士》をエクシーズ召喚し、《原始生命態ニビル》をサーチすることで、見せニビルによる延命を図ることができる、かもしれません!
《地球巨人 ガイア・プレート》
【効果モンスター】星8/地/岩石族/攻2800/守1000
このカードは自分の墓地の岩石族モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する事ができる。このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。自分のスタンバイフェイズ時に自分の墓地の岩石族モンスター1体をゲームから除外する。除外しない場合、このカードを墓地へ送る。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
効果破壊耐性持ちモンスターを上から殴る枠です。相手を弱体化する効果は永続効果なので、発動無効系の効果に邪魔されることなく弱体化させることができます。岩石族なので《御影志士》や《ブロックドラゴン》でサーチができ、レベル8なので《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》や《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の素材にもなることができます。
《ジェムナイト・アレキサンド》
【効果モンスター】星4/地/岩石族/攻1800/守1200
このカードをリリースして発動する。自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついた通常モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードは《御影志士》でサーチできる岩石族のジェムナイトモンスターであり、レベル4なので万が一ドローで《フォッシル・ダイナ パキケファロ》を引いてしまった際にも《ブロックドラゴン》のサーチ効果の発動条件を満たすことができます。
《地霊神グランソイル》
【効果モンスター】星8/地/獣戦士族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードは召喚条件がありますが、このデッキでは墓地肥やしや墓地からの除外等で地属性モンスターの数を調整できるので思ったよりも難しくありません。そして条件を満たせばコストなしで特殊召喚でき、さらにモンスターの蘇生も行ってくれます。相手のモンスターも蘇生対象にできるため、制圧効果を持った相手のモンスターを蘇生してもいいですし、自身の《ジェムナイト・ジルコニア》を蘇生させてエクシーズ召喚する、通常モンスターを蘇生させて《馬の骨の対価》のコストにする等様々な使い方ができます。
デッキ改造案
デッキの紹介は以上です。
なんですが
実際、展開に使用しない(主にピン刺し)カードは自由枠なので入れ替えられるんですよねー
ここがこの記事を書いた真の目的みたいなところがあるんですが、ぜひ皆様の知恵を貸していただきたいです!
とりあえず、現状自分が考えている新カード含めた改造案を記載したいと思います!
《神の宣告》
【カウンター罠 】
①:LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このデッキの最強の盤面において返される可能性のあるカードは《冥王結界波》と【真竜】です。その両者を対策することができるカードという点で採用する価値があります。厳密には【真竜】は対策しきれてはおらず、本当に対策しようとすると《生贄封じの仮面》の採用ということになるかと思いますが、さすがにそれでは汎用性に欠けると思ったのでこの選択にしました。
《粘糸壊獣クモグス》
【効果モンスター】星7/地/昆虫族/攻2400/守2500
①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
④:相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。
次のターン終了時まで、そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
相手モンスターの処理要員です。地属性なので先攻でも《ブロックドラゴン》のコストに使用できるのでこの選択です。
《魔救の分析者》
執筆時点で未発売なので文字だけになりますが、地属性・岩石族・レベル4チューナーという素晴らしいステータスの持ち主です。《星杯に誘われし者》の増量分、あるいは代わりとして採用できます。岩石族を横に並べたり、デッキを掘ったりする効果もこのデッキとかみ合う効果なので、ぜひ採用したいカードです。
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます!
今回のデッキ構成は決して正解ではなく、むしろ皆様の改造案を欲しています(笑)
こんなのがあるよーという意見があったら是非お願いします!
では!