皆さまこんにちは! かもめ先生です!
もうすぐ今年も終わりを迎えますが、読者の皆さまにとって2020年はどのような一年でしたか?
なかなか情勢的には難しい部分も多々ありましたが、こと遊戯王の界隈におきましては、さまざまな形で盛り上がりを見せた一年だったように思います!
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さて今回は表題通り、2020年に環境で暴れまわった活躍した最強カードたちを振り返りながら、この一年間の総括としてまとめてみようと思います。
どうぞよろしくお願いします。
目次
はじめに
さっそくですが、読者の皆様は最強カードと言えば、どんなカードを想像されるでしょうか。
圧倒的な高い打点(攻撃力)を持つもの、「カードの効果を受けない」などの強力な耐性を持つもの、なんでも無効にできる強固な制圧能力を持ったもの……。
一言で最強といっても、いろんな視点や考え方で、その内容はさまざまでしょう。
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ちなみに、私が個人的に最強だと思うのはこれらのカードです。
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「!?」
……まあ、確かにある意味では最強のカードですよね。
今でも不意に出てくると、「やられたッッ!!」って感じになります。
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今を輝く最強カードたち
まあ前置きはこのくらいにしておきまして。
昨今の環境で言えば、この辺りのカードが印象深いといったところでしょうか。
フィールドに存在するだけで複数の特殊召喚を封じることができる《エルシャドール・ミドラーシュ》
容易な召喚条件と破壊耐性を持ちながら相手のサーチ効果を封じることができる《超雷龍-サンダー・ドラゴン》
エクシーズモンスターなら何でもフリーチェーン全体除去に変換できる《天霆號アーゼウス》
ほとんどのモンスター効果を封じて実質的なターンスキップを強要できる《真竜皇V.F.D.》
どれもこれも、最近の環境で猛威を振るっているカードたちですね。
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しかし思い返してみれば、実はこれら以外にもさまざまな最強カードが、この2020年という一年の間に跳梁跋扈しておりました。
そういう訳でここからは、遊戯王のリミットレギュレーションの改訂と併せて紹介していきます。
2020年1月~3月 【ドラグーンビート】の悪夢
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》
2020年の前半を象徴するのは、やはりこの2枚になるでしょう。
前年の2019年12月21日、最後の最後に登場した融合モンスター《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》
強力な耐性と除去+バーン、さらに無効効果と自身の打点強化まで内蔵した、まさに最強カードと言えるカードです。
しかも、このカードより少し前に登場した《 捕食植物ヴェルテ・アナコンダ 》を使うことで、素材となるモンスター2体と2000ポイントのライフを支払えば簡単に出すことができるという、お手軽出張の最強制圧モンスターと化していました。
これによって2020年の最初は、【ドラグーンビート】として、環境を席巻することとなります。
ちょうどこの2020年1月の改定では《外神アザトート》や《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》が禁止となっていました。
この頃はちょうど【未界域】が登場した時期でもあり、一方的なゲームになりがちな先行1キルや大量展開デッキを規制したいという思惑があったことも、【ドラグーンビート】が猛威を振るう一因となっていたのでしょう。
ちなみにこの改定ではその他にも、《オルフェゴール・ガラテア》や《オルターガイスト・メリュシーク》、《閃刀機関-マルチロール》などといった様々なテーマのカードが制限にかかっているのも大きな理由だったように思います。
そして時を同じくして、かつて9期環境で猛威を振るったあの最強カードも制限カードに緩和されるのですが、彼女が再び猛威を振るうのはもう少し後のことになるのでした……。
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《アクセスコード・トーカー》
そして、《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》の対抗馬として、もう1つの最強カードが登場することとなります。
それが、今でも環境で活躍し続けている《 アクセスコード・トーカー 》ですね。
自身の効果にチェーンされない効果と1ターンに複数回使える対象を取らない除去効果を持ち、リンク2以上のモンスターを素材とすることで打点を4300以上まで引き上げることができるリンクモンスターです。
盤面を一気に返すことができる除去能力と、無効効果を使って4000打点となった《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》を上から突破できるカードとして使われることとなります。
《宵星の騎士ギルス》
またこの頃、同収録で【オルフェゴール】における最強の下級モンスター、《宵星の騎士ギルス》も登場しています。
【オルフェゴール】は「対象に取らない墓地送り」という除去効果を持った《 宵星の機神ディンギルス 》を擁していたことから、《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》に対抗できるということで環境で使われていました。
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《儀式魔人リリーサー》
このような形で、最終的にはほとんどのデッキが「アナコンダドラグーン」の出張ギミックを組み込んでいくこととなります。
しかしこれらのデッキの中でも、特に【リリーサードラグーン】と呼ばれるデッキタイプが、皆さまの記憶の中にも印象強くに残っていることでしょう。
それは相手の特殊召喚を一切許さない《 儀式魔人リリーサー 》を素材とした、EXデッキから出たモンスターの効果を無効化できる《クラウソラスの影霊衣 》と、強力な制圧効果を持った《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》を並べるというものでした。
もちろんこの【リリーサードラグーン】一強と言えるほどのものではありませんでしたが、「相手に何もさせない」という点に振り切ったこのデッキは、対面したプレイヤーを心の底から震え上がらせるものでありました。
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ちなみに当時、私自身は【閃刀姫】を環境デッキとして使っていました。
この頃はずっと《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》に悩まされていましたが、先ほど紹介した《アクセスコード・トーカー》の登場によって、苦しいながらも対等に戦えていたことを覚えています。
またちょうどこの頃、環境では《死者蘇生》の採用も流行していました。
その採用理由というのが、「除去した相手の《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》を、《 死者蘇生 》で自分の場に蘇生して使う」というものだったのですが、それが一周回ったもので面白かったですね。
2020年4月~6月 【ドラグマ召喚獣シャドール】の台頭
そして4月に入り、新たな制限改定が発表されます。
《儀式魔人リリーサー》や《星杯の神子イヴ》、《守護竜エルピィ》などが禁止となり、それまで環境で猛威を振るっていた【リリーサードラグーン】や、少し前に流行していた【ドラゴンリンク】などは、デッキの根幹となるカードが使えなくなってしまい、ほぼ構築不能な状態となってしまいました。
しかし肝心の《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》に制限はかからず、依然として【ドラグーンビート】の使用率は高い状態を維持していました。
「ドラグマ」カード
しかしここで、11期の新たなテーマとなる【ドラグマ】が参入することとなります。
EXデッキから直接モンスターを墓地へ送ることで、さまざまな効果を発揮するカードを使うこのテーマは、これ以降の環境に大きな影響を与えることとなります。
特に、同弾で新規カード《影依の偽典》が収録された【シャドール】とは相性が良く、墓地へ送られた際にカード破壊が行える《旧神ヌトス》や、「シャドール」カードをサーチ・回収できる《エルシャドール・アプカローネ》と併せて使用されるコンボも流行しました。
《影依の偽典》
このギミックを使ったデッキの中でも顕著だったのが【ドラグマ召喚獣シャドール】と呼ばれるもので、《 エルシャドール・ミドラーシュ 》と《 エルシャドール・アプカローネ 》、《 影依の偽典 》を1枚ずつだけ採用しているというデッキでした。
このコンボは、「ドラグマ」カードの効果で《エルシャドール・アプカローネ》を墓地へ送り、そのまま《影依の偽典》をデッキからサーチ、相手ターンに《影依の偽典》の効果で《エルシャドール・アプカローネ》と闇属性モンスターを素材として《エルシャドール・ミドラーシュ》を出して相手の特殊召喚を封じることができる、というもの。
【シャドール】の名を関していながら、メインデッキに《 影依の偽典 》以外の「シャドール」カードを採用していないということから、多くのプレイヤーに「これは【シャドール】と言っていいのか?」と言わしめたデッキでした。
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ちなみにこの時期は、全世界的にも新型コロナの影響が非常に大きかったこともあり、ほとんどの大会は開催を見送るという事態となっていました。
そうした状況だったので、対面でプレイする大会はほとんど開催されることもなく、いくらかのオンライン大会くらいでしか環境の変化を把握するしかできない、難しい時期でもあったように思います。
2020年7月~9月 【ヌメロン】襲来
《リンクロス》
7月に入り、新たな制限改定の発表が行われました。
先の状況も鑑みてか変更内容こそ少なかったものの、4月の改定で制限となっていた《リンクロス》がついに禁止となりました。
《水晶機巧-ハリファイバー》からチューナーモンスターをリクルートし、そのまま《リンクロス》に変換してトークン生成、チューナーとトークンで《武力の軍奏》をシンクロ召喚するという、いわゆる「ハリクロス武力」というギミックでシンクロデッキの根幹を支えていましたが、ついに使用不可能となってしまいました。
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ちなみにこの改訂で、僕の友人が使っていた【焔聖騎士】が静かに息を引き取っていました。(本人談)
このデッキも複数の大型シンクロモンスターで制圧しながら《 焔聖騎士帝-シャルル 》と《 盗人の煙玉 》のコンボを使ってピーピングハンデスを行うという、非常に強力なデッキでしたが、「ハリクロス武力」ギミックが使えなくなったことでかなり弱体化してしまいました。
《ヌメロン》カード
そしてこの6月下旬、発売当初からプレイヤー間で恐れられていた【ヌメロン】が登場することとなります。
このデッキの特徴は、何と言っても《 ヌメロン・ネットワーク 》1枚からデッキの《 ヌメロン・ダイレクト 》の効果をコピーすることで、一度に4体ものエクシーズモンスターを特殊召喚できるという部分にあるでしょう。
また特殊召喚される「ゲート・オブ・ヌメロン」自体も強力で、戦闘を行うことで自分フィールドのすべての「ヌメロン」モンスターの攻撃力を倍にする、というもの。
4体すべてで攻撃していけば1000→2000→4000……と攻撃力を増していき、最終的には8000にまで到達するので、そのままワンショットキルが成立してしまうという訳です。
《SNo.0 ホープ・ゼアル》
中でもやはり印象的だったのは《SNo.0 ホープ・ゼアル》が採用されていたことでしょう。
本来なら「同じランクの「No.」Xモンスター×3」という、非常に難しい召喚条件を持ったエクシーズモンスターなのですが、この【ヌメロン】ではそれが《ヌメロン・ネットワーク》1枚で可能でした。
重い召喚条件に見合った効果を有しており、「相手ターンに1度X素材を1つ取り除くことで、このターンの間ずっと相手にカード効果を発動できなくする」という、非常に高い制圧能力を持っていました。
また当時で言えば《希望の記憶》が使われていたことも印象深く、《ヌメロン・ネットワーク》で「ゲート・オブ・ヌメロン」モンスター4体を出すことで一気に4枚ドローという、破格のドローソースとして機能していました。
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ちなみにこの頃も、私はまだまだ【閃刀姫】を使っていました。
この時に使っていたカードの中では、特に《魔鍾洞》が強力でしたね。
というか、それくらいのカードを使わないと止められないくらいパワーの高いカードが横行していたというのが正直なところですが……。
気を抜いていたら《 閃刀姫-ハヤテ 》の目の前に「ゲート・オブ・ヌメロン」4体が並んでいて、一気にボコボコにされて1キルされたというのも、今となっては良い思い出です。そんなわけねーだろ!!!
2020年10月~ 史上最良環境の到来
そして今期、2020年10月環境へと移ります。
この改定ではついに《 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 》や《 SNo.0 ホープ・ゼアル 》が禁止となり、長らく環境に居座っていた【オルフェゴール】も《 宵星の騎士ギルス 》が制限カードに指定されることとなります。
これによって大会環境はさまざまなデッキ・テーマが台頭する群雄割拠状態へ入り、一部では史上最良環境と言われるほどとなっていきます。
今、環境で活躍しているカードたち
そしてさまざまなデッキが大会結果に名前を残す中、とくに突出していたのがこれらのテーマでした。
高い制圧能力を持った《 超雷龍-サンダー・ドラゴン 》や除去・妨害能力を持った《 雷神龍-サンダー・ドラゴン 》を擁し、最近では【カオス】ギミックも獲得した【サンダー・ドラゴン】
《 召喚師アレイスター 》や《 召喚獣メルカバー 》などの拡張性の高い融合ギミックを使い、流行や環境に応じて【ドラグマ】や【シャドール】といったテーマと組み合わせることができる【召喚獣】
拡張性の高いエクシーズテーマで、《 十二獣ドランシア 》を始めとしたさまざまな「十二獣」エクシーズを展開し、強力な除去能力を持った《天霆號アーゼウス》の効果を十二分に活用できる【十二獣】
高い打点と耐性、さらに魔法・罠をコストに自己再生する《黄金卿エルドリッチ》を軸として、《 スキルドレイン 》を始めとした強力な妨害カードを多く採用することで、新しい型のメタビートとなった【エルドリッチ】
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いま紹介したテーマは10月環境の初期から登場し、今でも環境上位に残り続ける強力なデッキでもあります。
当時のプレイヤー間でも、しばらくはこれらのテーマが環境トップを争うことになるだろうと予想されていたのですが、11月に入るとさらに多くのデッキが環境上位へと食い込んでくることとなるのです。
これからの活躍が期待されているカードたち
そういう訳で、11月に入って目立つようになってきたのがこれらのテーマです。
フリーチェーンで相手モンスターすべてを破壊する効果を持った《 プランキッズ・ハウスバトラー 》をエースとし、1枚初動という安定性の高い展開能力と拡張性を持ち併せた融合・リンクテーマの【プランキッズ】
疑似的な《 マクロコスモス 》効果と自己再生能力を持った《 電脳堺狐-仙々 》や強力な制圧能力を持った《 真竜皇V.F.D. 》を主軸に、さまざまな6・9シンクロやエクシーズを展開して戦うことができる【電脳堺】
安定性の高い展開力を持ったサイバース族モンスターを中心に、流行や環境に合わせて展開型やメタビート型(罠型)に構築を変化させることができる【コード・トーカー】
高い打点と強力な制圧能力を併せ持った《 ドラゴンメイド・シュトラール 》を筆頭に、下級・上級「ドラゴンメイド」モンスターの変身効果で安定してアドバンテージを稼いで相手を制圧できる融合テーマ【ドラゴンメイド】
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これらのデッキはもともと地力が高いものばかりですが、環境全体のパワーが抑えられたことで、日の目を見るようになったのでしょう。
そしてこの後にもまだまだ【幻影騎士団】や【アダマシア】、【鉄獣戦線】、【セフィラ】など、多くのデッキが控えているというのが凄いですよね。
こうして見ていくと、本当にいろんなデッキにチャンスがある非常に良い環境となっていることがお分かりいただけるでしょう。
ここで紹介した以外にも、まだまだたくさんの強力なカード・デッキが環境に名前を出しています。
これからもどんどん環境分布は様変わりしていくことが予想されますので、しっかりと注目していきましょう!
まだまだ存在する最強カード候補たち
ここまでは環境で使われているテーマのカードを主に紹介していましたが、ここからは単体のカードとして環境に席巻している、いわゆる汎用カードについて紹介したいと思います。
容易な召喚条件に高い打点、さらにフリーチェーンの除去まで併せ持ち、サイドデッキの常連からメインデッキでの採用に昇格した《 ダイナレスラー・パンクラトプス 》
こちらも容易な召喚条件でありながら3000という高い打点を持ち、バウンスという強力な除去能力を併せ持っている《 獣王アルファ 》
墓地から除外することでモンスター1枚を除去することができる、【ドラグマ】が流行する中で《 旧神ヌトス 》とともにEXデッキに採用されることが多い《 中生代化石騎士 スカルナイト 》
状況に応じてモンスター・魔法・罠とコストを使い分けることで、実質的にチェーン不能としたうえで複数体の相手モンスターを対象を取らずに無力化できる《 禁じられた一滴 》
モンスター効果の発動を無効にして破壊も行いながら、自身を《 PSYフレーム・ドライバー 》と一緒に特殊召喚してシンクロ召喚やリンク召喚の素材にもできる手札誘発モンスター《 PSYフレームギア・γ 》
最近増えている墓地のカードを除外して展開するデッキや手札誘発のメタカードである《 墓穴の指名者 》などに対して強く出れる、除外メタの手札誘発モンスター《 アーティファクト-ロンギヌス 》
発動に条件こそあるものの、状況に応じてモンスターの全体除去と、魔法・罠の全体除去を使い分けることができる《 ライトニング・ストーム 》
フリーチェーンで発動できる除外による除去カードで、昨今に多い破壊耐性のあるモンスターを突破したり相手のキーカードを除外したりと注目が高まっている《 バージェストマ・ディノミスクス 》
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これらのカードは、ここしばらくの間にかなり評価を上げているカードたちです。
もちろん《灰流うらら》や《増殖するG》などは、環境デッキのほとんどで採用されているので、ここではあえて触れませんでした。
またこれからもさまざまな汎用カードが登場することが予想されますので、こちらも併せてみていきたいですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
こうして思えば、この1年の間にもさまざまなカードが環境で活躍していましたね。
さて、そうこう言っているうちに12月も終わりが近づいていますが、すでに来期の2021年1月から施行されるリミットレギュレーションも発表されています。
来期は一体どのように環境が変化していくのか、非常に楽しみだというところでしょう。
12月現在、特に【電脳堺】や【エルドリッチ】、【ドラゴンメイド】といったデッキが注目を集めていますが、今後の新規カードの登場によっては、さらなる大番狂わせもあるかもしれません。
遊戯王OCGで言えば、年明け最初の通常弾には非常に強力なカードやテーマが収録される傾向があるので、まだまだ目が離せない状況が続くでしょう。
これからより一層の盛り上がりを見せることを期待して、これからも遊戯王というゲームを大いに楽しんでいきましょう!
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そして最後にもう一つ。
2021年1月から施行されるリミットレギュレーションでは、ある1枚のカードが禁止カードから制限カードへと緩和されることが判明しております。
そして、帰ってきた最強カード
《ファイアウォール・ドラゴン》(エラッタ後)
【 リンクモンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻2500 /
モンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、このカードの相互リンク先のモンスターの数まで、自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。手札からサイバース族モンスター1体を特殊召喚する。
【LINK-4:上/左/右/下】
出典:遊戯王OCGデータベース
実に2年の時を経て帰ってきた、最強モンスターの一角である《 ファイアウォール・ドラゴン 》です。
①②の効果がともに名称指定のターン1度の効果となり、②の効果で手札から特殊召喚できるモンスターがサイバース族モンスターに限定されることとなりました。
エラッタ前の《 ファイアウォール・ドラゴン 》は、名称指定のターン1効果ではなかったため、同じくターン1効果では無かったエラッタ前の《 地霊神グランソイル 》や《 キャノン・ソルジャー 》を用いて、さまざまなループコンボや先行1キル展開を可能としていました。
しかし今回のエラッタによって、これまでのようなループコンボは不可能になりましたし、むしろ丁度良い強さのカードとして帰ってくることができたと言えるでしょう。
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ちなみに、今後は【コード・トーカー】や【転生炎獣】での採用が検討されているそうです。
アニメ『遊☆戯☆王VRAINS』の主人公・藤木遊作/Playmakerの使う【コード・トーカー】や、主人公の友人である穂村尊/Soulburnerの使う【転生炎獣】で使われるところを見たいというプレイヤーは少なくないことと思います。
……あと1年早ければ、もしかすればアニメ最終回に姿を見せることも不可能ではなかったのかもしれませんが。
いずれにしても。
帰ってきてくれてありがとう、《ファイアウォール・ドラゴン》
そしてこれからも、さまざまなデュエルで活躍する姿を見せてくれることを、心から願っているよ……!
……
……
それでは、今回はこの辺りにしたいと思います。
ここまでのご精読、ありがとうございました。
また、2020年は大変お世話になりました。
よろしければ来年の2021年も、どうぞよろしくお願いしたく存じます。
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