みなさま、こんにちは!ユベルです!
さて、RISE OF THE DUELISTが遂に発売されましたね!
魅力的なカードがてんこ盛りのRISE OF THE DUELISTですが、このカードめちゃいいですよね!
こいつです!
《旋壊のヴェスペネイト》
【エクシーズモンスター】
ランク5/地/機械族/攻2500/守2100
レベル5モンスター×2
「旋壊のヴェスペネイト」は1ターンに1度、 自分フィールドのランク4のXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚されたターンにはX素材にできない。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
②:X召喚したこのカードが相手によって破壊された場合、自分の墓地のレベル5以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
いやー、もうとりあえずかっこいい!
モチーフが蜂な時点で個人的押しまっしぐらなんですよねー
小さいときに無駄に《キラー・ビー》をデッキに入れていたことを思い出しました!
とまあ、無限にかっこいいカードなんですが、このカードの登場によって大幅に使い勝手が向上したカードがあります!
このカードです!
《ユニオン・キャリアー》
【リンクモンスター】リンク2/光/機械族/攻1000/
種族または属性が同じモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。元々の種族または元々の属性が対象のモンスターと同じモンスター1体を手札・デッキから選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。この効果でデッキから装備した場合、ターン終了時まで自分はその装備したモンスターカード及びその同名モンスターを特殊召喚できない。
【LINK-2:右/下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
最強の運び屋こと《ユニオン・キャリアー》ですね!
このカードは2019年11月23日発売のLink vrains Pack 3に収録されていたカードで、その便利すぎる効果のために広く使用され、もはや紹介の必要もないほどの有名カードだと思います。
効果としては、デッキからモンスターを装備カード扱いとして装備するもので、この効果を利用して《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備して制圧する動きはとても有名ですね。
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》
【チューナーモンスター】星1/闇/ドラゴン族/攻400/守300
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに自分フィールドの「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
②:このカードが装備されている場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
③:このカードが装備されている場合に発動できる。
装備されているこのカードを特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
本来はこのように、装備して効果のあるモンスターをデッキから装備して使用するカードなのですが、《ユニオン・キャリアー》はデッキからサーチを行うカードには珍しく、装備したカードの効果の発動を制限していません。
そのため、もう一つ、よく行われる有名な動きがあります。
それは
特定のカードを墓地へ送る
使われ方です。
今回登場した新規カードによって、この使用法の使い勝手が大幅に向上しました!
本記事では《旋壊のヴェスペネイト》が登場したことにより、《ユニオン・キャリアー》の使い勝手がどう向上したのかを解説したいと思います!
目次
《ユニオン・キャリアー》での墓地送りギミック
《ユニオン・キャリアー》を使用しての墓地への送り方
まず初めに、《ユニオン・キャリアー》を用いて、どのようにしてモンスターを墓地へ送るのかを解説したいと思います。
盤面に必要な最低条件として、墓地へ落としたいモンスターと同じ種族、あるいは属性を持つモンスターと《ユニオン・キャリアー》が必要になります。
手順としては
- 《ユニオン・キャリアー》の効果でフィールドに存在しているモンスター(モンスターA)に墓地へ落としたいモンスター(モンスターB)を装備
- 何らかの方法でモンスターAをフィールドから離す→装備対象不在でモンスターBが墓地へ
といった流れでモンスターBを墓地へ送ることができます。
このようにしてモンスターを墓地へ送り、墓地効果を利用して展開したり、相手への備えを行うというわけですね。
《ユニオン・キャリアー》による墓地送りの特徴
とは言っても、モンスターを墓地へ送る方法には《永遠の淑女 ベアトリーチェ》や《ライトロード・ドミニオン キュリオス》のような便利なカードが既に存在しています。
しかし、《ユニオン・キャリアー》による墓地送りには、上記のカードを使用しての墓地送りには無い、大きな特徴が存在します。
《ユニオン・キャリアー》は墓地へ送りたいモンスターを一時的に装備してから墓地へ送ります。
つまり、墓地へ送りたいモンスターを
- 一旦場を経由してから墓地へ送る
- 破壊処理によって墓地へ送る
ということです。
この特徴によって《永遠の淑女 ベアトリーチェ》等にはできない特殊な墓地送りが可能となるわけです。
例えばこのカードですね。
《クリッター》
【効果モンスター】星3/闇/悪魔族/攻1000/守600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードの効果の発動条件は「フィールドから墓地へ送られること」なので、装備状態からでも墓地へ送られればサーチ効果を発動することができます。
これが、手札やデッキからの墓地送りでは発動することができないため、《ユニオン・キャリアー》による墓地送りならではといった動きです。
2の特徴を利用した場合では、このカードが有名ではないでしょうか。
《光と闇の竜》
【効果モンスター】星8/光/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。自分フィールド上のカードを全て破壊する。選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
装備カードが対象不在で外れる場合は、墓地へ送られるのでは無く破壊される扱いとなります。
そのため、《光と闇の竜》のような、どこからでも破壊さえされれば大丈夫なモンスターの効果の発動をトリガーすることもできます。
ただし、これはルールによる破壊であって、効果による破壊ではないため、効果で破壊され~のような発動条件のカードは発動することができませんので、その点は注意が必要です。
ギミックの限界
さて、非常に便利なこのギミックですが、《旋壊のヴェスペネイト》登場前までは、展開用コンボギミックとしてどんなモンスターにも適用できるというわけではありませんでした。
その理由はこれらの課題があるためです。
課題1:モンスターを場から離す方法の用意
このコンボを成立させるためには、前項でいうところのモンスターAを場から離す手段を用意する必要があります。
シンクロ召喚やエクシーズ召喚の素材とするのであれば、モンスターAに加え、チューナモンスターや、エクシーズ召喚の相方となるモンスターがさらにもう一体必要になります。
リンク召喚の素材として使用する場合は、モンスターAがリンク1モンスターの素材となることができる場合は問題ありません。
しかし、そうでない場合は、《ユニオン・キャリアー》がリンク召喚に成功したターンには自身をリンク素材には使用することができないため、やはり、リンク召喚の相方となるモンスターが必要になります。
このように、モンスターAを場から離すためのカードを用意する必要があるため、どうしてもコンボパーツが多くなってしまいます。
課題2:種族、あるいは属性の統一
《ユニオン・キャリアー》は装備対象のモンスターと同じ属性、あるいは種族のモンスターしか装備することができません。
そのため、モンスターBの属性、あるいは種族と、モンスターAの属性、あるいは種族を一致させる必要があります。
《ユニオン・キャリアー》を盤面に揃えつつ、且つこの条件を満たすことのできるカードとなると、どうしても属性や種族が偏ってしまいます。
課題1のところでも触れましたが、もちろん、カードの枚数をかければこれらの課題の解決は可能です。
しかし、必要枚数が多くなってしまうとそれだけコンボの成功率の低下に繋がります。
これらの課題があるために、《ユニオン・キャリアー》による墓地送りギミックは「全てのモンスターに採用できる展開コンボギミック」というほどではありませんでした。
しかし、《旋壊のヴェスペネイト》の登場により、この効果の対象範囲を大幅に広げることができるようになりました!
ギミックの限界突破
《旋壊のヴェスペネイト》が登場したことにより、《ユニオン・キャリアー》+ランク4モンスターを用意することでこのコンボを成立させることができるようになりました!
このことが何故《ユニオン・キャリアー》による墓地送りギミックの効果範囲を大幅に広げることになったのかを解説します!
課題1の解決
《ユニオン・キャリアー》を利用した墓地送りギミックの大きなネックとなるのが、先程も説明しましたが、モンスターAを場から離すことです。
今までは《ユニオン・キャリアー》+装備対象モンスター+αを用意して行っていた工程ですが、《旋壊のヴェスペネイト》が登場したことでこの+αを用意する必要が無くなりました。
どういうことかというと、ランク4モンスターの上に《旋壊のヴェスペネイト》を重ねてエクシーズ召喚すると、元のランク4モンスターはエクシーズ素材となり場から離れた扱いになります。
これを利用することで、ランク4モンスターをモンスターAとして扱うことで、新たにカードを用意しなくてもモンスターAを場から離すことができるようになったわけです!
課題2の解決
また、ランク4モンスターをモンスターAとして扱うということも非常に重要な点です。
ランク4エクシーズモンスターの召喚条件で最も縛りの緩い「レベル4モンスター×2」という条件のカードを、属性ごとに表にまとめてみました!
属性 | カード名 |
地 | 《アロメルスの蟲惑魔》《塊斬機ダランベルシアン》《カチコチドラゴン》《外神ナイアルラ》《ガガガガンマン》《ガガガザムライ》《恐牙狼 ダイヤウルフ》《ジェムナイト・パール》《十二獣ライカ》《ズババジェネラル》《発条機甲ゼンマイスター》《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》《No.82 ハートランドラコ》《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》《No.41 泥睡魔獣バグースカ》《No.55 ゴゴゴゴライアス》《フレシアの蟲惑魔》《御影志士》 |
炎 | 《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》《No.59 背反の料理人》《No.58 炎圧鬼バーナー・バイサー》《No.79 BK 新星のカイザー》《No.60 刻不知のデュガレス》 |
水 | 《イビリチュア・メロウガイスト》《深淵に潜む者》《No.27 弩級戦艦-ドレッドノイド》《No.101 S・H・Ark Knight》《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》《六花聖ストレナエ》 |
風 | 《ダイガスタ・エメラル》《鳥銃士カステル》《超量機獣エアロボロス》《竜巻竜》 |
光 | 《輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン》《希望の魔術師》《No.39 希望皇ホープ》《No.39 希望皇ホープ・ダブル》《No.18 紋章祖プレイン・コート》《No.44 白天馬スカイ・ペガサス》《フォトン・バタフライ・アサシン》《プリンセス・コロン》《ライトドラゴン@イグニスター》《ライトロード・セイント ミネルバ》《励輝士 ヴェルズビュート》 |
闇 | 《暗遷士 カンゴルゴーム》《インヴェルズ・ローチ》《ガガガガマジシャン》《キングレムリン》《クロノダイバー・パーペチュア》《クロノダイバー・リダン》《交響魔人マエストローク》《ゴーストリックの駄天使》《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》《No.98 絶望皇ホープレス》《No.50 ブラック・コーン号》《No.70 デッドリー・シン》《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》《No.85 クレイジー・ボックス》《ファイアウォール・X・ドラゴン》《竜魔人 クィーンドラグーン》《RR-フォース・ストリクス》 |
表を見てわかる通り「レベル4モンスター×2」で特殊召喚できるランク4エクシーズモンスターは、神属性以外の全ての属性のモンスターが存在しています。
つまり、モンスターAとしてランク4モンスターを指定することで、神属性以外の全てのモンスターを装備することができるわけです!
また、レベル4モンスターには《ギガンテス》の様に自身を特殊召喚することのできる効果を持ったものや、《予想GUY》のようにデッキから供給することのできるサポートカードが豊富に存在するため、《迅雷の騎士ガイアドラグーン》の対象となるランク5・6のモンスターよりも圧倒的に場に出しやすい点も魅力です。
このように、ランク4モンスターは場に出しやすい上にエクシーズ召喚時に好きな属性に変換することができるので、装備したいモンスターが何であっても(神属性以外)柔軟に対応することができます!
《旋壊のヴェスペネイト》がもたらしたこれらの恩恵により、《ユニオン・キャリアー》による墓地送りギミックの使い勝手が大幅に向上し、全てのモンスターに採用できる展開コンボギミックと言えるまでになりました。
とは言っても《ユニオン・キャリアー》+ランク4モンスターの盤面作るの大変じゃない?という方もいらっしゃるかと思いますので、この盤面を作成できる展開ルートの例を記載したいと思います。
《レスキューラビット》からの展開
この展開ルートは《レスキューラビット》1枚からのスタートで、こちらの記事でより詳細に記載してありますので、ぜひ合わせてご覧いただければと思います!
- 《レスキューラビット》の効果で《閃光の騎士》を2体特殊召喚
- 《閃光の騎士》2体で《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚→《イグナイト・マスケット》をサーチ
- 《『焔聖剣-デュランダル』》をコストとして、《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果で《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚→《焔聖騎士-リナルド》の効果で墓地の《『焔聖剣-デュランダル』》を回収
- 《焔聖騎士-リナルド》に《『焔聖剣-デュランダル』》を装備
- 《『焔聖剣-デュランダル』》の効果で《イグナイト・ドラグノフ》をサーチ
- 《イグナイト・ドラグノフ》と《イグナイト・マスケット》をスケールにセット
- 《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク先へ《閃光の騎士》2体をP召喚
- 《焔聖騎士-リナルド》と《聖騎士の追想 イゾルデ》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚
以上の手順で《ユニオン・キャリアー》とレベル4モンスターを2体並べることができます。
レベル4モンスター+《水晶機巧-ハリファイバー》からの展開
盤面にレベル4モンスター+《水晶機巧-ハリファイバー》を揃えることでも条件を満たすことができます。
- 《水晶機巧-ハリファイバー》の効果で《ヴァイロン・キューブ》を特殊召喚
- 《水晶機巧-ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを2体生成
- 《ヴァイロン・キューブ》とリンクトークンで《虹光の宣告者》をシンクロ召喚→《ヴァイロン・キューブ》の効果で《リビング・フォッシル》をサーチ
- 《リビング・フォッシル》の効果で墓地の《ヴァイロン・キューブ》を特殊召喚
- 《ヴァイロン・キューブ》とリンクトークンで《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
- 《虹光の宣告者》と《リンクロス》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚
以上の流れで《ユニオン・キャリアー》+レベル4モンスター×2を揃えることができます。
《召喚僧サモンプリースト》であれば手札コストとこのカードで条件を満たすことができるのでおすすめの初動カードです!
デッキを使用しての解説
では、実際にどのような動きが可能となったのかを、実際のデッキを使用して、より詳細に解説したいと思います。
今回解説で使用するデッキはこちらです!
このデッキは展開の初動や最終盤面がいくつかあるのですが、そのうちの一つのルートを例として解説します。
動きとしては、先ほど解説した「レベル4モンスター+《水晶機巧-ハリファイバー》」を使用します。
ルートは《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚したところからスタートします。
①《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚し、効果で《ヴァイロン・キューブ》を特殊召喚
②《水晶機巧-ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを2体特殊召喚
③リンクトークンと《ヴァイロン・キューブ》で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚→《ヴァイロン・キューブ》の効果で《リビング・フォッシル》をサーチ
④《リビング・フォッシル》の効果で墓地の《ヴァイロン・キューブ》を特殊召喚
⑤リンクトークンと《ヴァイロン・キューブ》で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
⑥《リンクロス》と《虹光の宣告者》で《ユニオン・キャリアー》をリンク召喚→《虹光の宣告者》の効果で《影霊衣の万華鏡》をサーチ
⑦レベル4モンスターと《虹光の宣告者》で《御影志士》をエクシーズ召喚
⑧《御影志士》の効果(コスト:《虹光の宣告者》)で《ネメシス・キーストーン》をサーチ→《虹光の宣告者》の効果で《カタストルの影霊衣》をサーチ
⑨《ユニオン・キャリアー》の効果で《御影志士》に《ブロックドラゴン》を装備
⑩《御影志士》1体で《旋壊のヴェスペネイト》をエクシーズ召喚→装備対象不在で破壊された《ブロックドラゴン》の効果で《魔救の探索者》、《魔救の追求者》、《ギガンテス》をサーチ
⑪墓地の《ブロックドラゴン》を除外して《ギガンテス》を特殊召喚
⑫自身の効果で手札の《魔救の探索者》を特殊召喚
⑬自身の効果で手札の《魔救の追求者》を特殊召喚を特殊召喚
⑭《魔救の探索者》と《ギガンテス》で《ナチュル・パルキオン》をシンクロ召喚
⑮《ナチュル・パルキオン》と《魔救の追求者》で《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》をシンクロ召喚
⑯《影霊衣の万華鏡》の効果でEXデッキの《ナチュル・ビースト》を墓地へ送り、《カタストルの影霊衣》を儀式召喚
⑰手札の《ネメシス・キーストーン》の効果で、自身を特殊召喚し、除外されている《ブロックドラゴン》をデッキへ戻す
⑱《カタストルの影霊衣》と《ネメシス・キーストーン》で《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》をリンク召喚
⑲《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の効果で《ミラクルシンクロフュージョン》の効果を適用し、墓地の《ナチュル・パルキオン》と《ナチュル・ビースト》で《ナチュル・エクストリオ》を融合召喚
以上の流れで、モンスター効果を止める《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》と、魔法・罠を止める《ナチュル・エクストリオ》を場に揃えることができます。
このルートの手順⑩の段階で《ユニオン・キャリアー》のギミックを使用してコンボパーツを一気にサーチしています。
《旋壊のヴェスペネイト》登場以前では、《御影志士》に装備することはできても、そのままでは、場から離すことが非常に困難でした。
例えば
《御影志士》で《魔救の探索者》をサーチ↓《魔救の探索者》を特殊召喚↓《ブロックドラゴン》を装備した《御影志士》と《魔救の探索者》でリンク召喚
というルートを組めば場から離すことはできますが、その後の展開ができなくなるため、今回のような盤面は構築することができませんでした。
しかし、《旋壊のヴェスペネイト》が登場したことで、手札や墓地に追加のカードを用意せずとも《御影志士》を場から離すことができるようになったため、後の展開に使用したいカードをわざわざ《御影志士》を場から離すために使用する必要がなくなり、今回のような展開が可能となりました。
《御影志士》以外の様々なランク4モンスターにも適用可能な動きなので、いろいろなデッキが組めそうですね!
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます!
今回紹介した《旋壊のヴェスペネイト》の利用例は正直言って地味だと思います(笑)。
しかし、今まででは困難だったり、不可能だったコンボを可能としてくれたことにより、《ユニオン・キャリアー》からのコンボの分岐先が大幅に広がり、デッキ構築の幅を大きく広げてくれたカードだなぁと個人的には感じています。
まあ、《旋壊のヴェスペネイト》は今回の様に展開コンボに使用しなくても十分に面白いカードです!
例えば、レベル4モンスターから【十二獣】をいっぱい重ねた後《旋壊のヴェスペネイト》を重ねて・・・
《ストイック・チャレンジ》を装備すると高攻撃力・貫通・モンスターとの戦闘ダメージ2倍で殴れたりします!
他にも地属性・機械族であることを利用して【列車】や【無限起動】の展開ギミックに組み込んだりといろいろと可能性のあるモンスターですね!
皆さんもいろいろ遊んでみてください!
では!