皆さん、こんにちは!ユベルです!
ところで皆さん、《神・スライム》ってご存知でしょうか。
《神・スライム》
【融合・効果モンスター】星10/水/水族/攻3000/守3000
水族モンスター+水属性・レベル10モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
・自分フィールドの攻撃力0の水族・レベル10モンスター1体を リリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
①:モンスターをアドバンス召喚する場合、 このカードは3体分のリリースにできる。
②:このカードは戦闘では破壊されず、 相手は「神・スライム」以外の自分フィールドのモンスターを、 攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
出典:遊戯王.jp
このカードは2020年5月16日発売予定の【デュエリストパック₋冥闇のデュエリスト編₋】にて収録されることが発表されている、現時点では未発売のカードです。
そのため、用意できるカード画像がないので私の手書きしたものを掲載してます!
私は小さいときに《スライム増殖炉》や《リバイバルスライム》のようなスライムカードが妙に好きで、このカードをアニメで見たとき
神のスライムやべぇ
と思い感動した記憶があります。
そんな思い入れのあるこのカードがOCG化されるということで、私としてはデッキを組まざるを得ません!
ということで今回はこの《神・スライム》を活かしたデッキの紹介をしようと思います!
さて、デッキを組む上で初めに《神・スライム》をどのように活かすか、つまりデッキのコンセプトを決定しようと思います。
《神・スライム》のステータスを簡単に説明すると
レベル10の戦闘破壊されない打点3000のモンスター
ということになります。
リリース3体分になる能力を活かして三邪神や三幻神の召喚を狙うデッキを組んでもいいですが、それだとメインに戦うモンスターが《神・スライム》でなくなってしまいます。
そこで、今回はステータスを単純に活かすことのできる《神・スライム》によるビートダウンデッキで行こうと思います。
もちろん、《神・スライム》をただ出して殴るだけでは面白みがないので、《神・スライム》の弱点を克服しつつ、ビートダウンする構築にしたいと思います。
目次
デッキ解説
デッキの中身の前に、まずは、今回のデッキで目指すべきルートの解説をします!
《神・スライム》でビートダウンするという目的を達成するために必要なことは《神・スライム》を場に出しつつ、カードの効果による処理から《神・スライム》を守る盤面を構築することです。
《神・スライム》は戦闘には耐性があるのですが、効果には耐性がありません。
そのため、《神・スライム》で相手を殴り続けるためには、《神・スライム》を場に出すこと以外に、効果による処理を躱す手段を用意しなければなりません。
今回構築したデッキではこの命題をクリアするための最終盤面が先行と後攻で多少異なるのですが、
どちらの場合も初動札は《ヒーローアライブ》1枚です。
メインの展開ルート:先攻編
①《ヒーローアライブ》の効果で《E・HERO エアーマン》を特殊召喚→《V・HERO ヴァイオン》をサーチ
②《V・HERO ヴァイオン》を召喚し、デッキから《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地へ送る→《E・HERO シャドー・ミスト》の効果で《D-HERO ディアボリックガイ》をサーチ
③《V・HERO ヴァイオン》の効果で墓地の《E・HERO シャドー・ミスト》を除外し、《融合》をサーチ
④《融合》を発動し、場の《E・HERO エアーマン》と手札の《D-HERO ディアボリックガイ》で《E・HERO サンライザー》を融合召喚→《ミラクル・フュージョン》をサーチ
⑤《V・HERO ヴァイオン》と《E・HERO サンライザー》で《X・HERO ワンダー・ドライバー》をリンク召喚
⑥《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先へデッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚→墓地の《融合》をセット
⑦《X・HERO ワンダー・ドライバー》と《D-HERO ディアボリックガイ》で《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚
⑧《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果でデッキから《アタック・ゲイナー》を特殊召喚
⑨《聖騎士の追想 イゾルデ》と《アタック・ゲイナー》で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚→《幻獣機オライオン》を特殊召喚
⑩《水晶機巧-ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを2体特殊召喚
⑪リンクトークンと《幻獣機オライオン》で《武力の軍奏》をシンクロ召喚→《武力の軍奏》の効果で墓地の《幻獣機オライオン》を特殊召喚し、《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークンを特殊召喚
⑫《幻獣機オライオン》と幻獣機トークンで《源竜星-ボウテンコウ》をシンクロ召喚→《竜星の九支》をサーチ
⑬《武力の軍奏》とリンクトークンで《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
⑭《リンクロス》と《虹光の宣告者》で《リプロドクス》をリンク召喚→《虹光の宣告者》の効果で《イビリチュア・ジールギガス》をサーチ
⑮《リプロドクス》の効果で《源竜星-ボウテンコウ》を水族に変更
⑯《源竜星-ボウテンコウ》の効果でデッキから《光竜星-リフン》を墓地へ
⑰手札の《イビリチュア・ジールギガス》と場の《源竜星-ボウテンコウ》で《神・スライム》を融合召喚
⑱《源竜星-ボウテンコウ》の効果で《闇竜星-ジョクト》を特殊召喚
以上のルートで場に《神・スライム》を出しつつ、《竜星の九支》で妨害を構えることができます。
この盤面は《神・スライム》の効果をしっかり活かすことができる盤面であるといえます。
理由としては、本来簡単に戦闘破壊されてしまう小型の竜星モンスターですが、《神・スライム》のおかげで戦闘破壊から守ることができるためです。
つまり、まずバトルフェイズで竜星モンスターを破壊して《竜星の九支》の発動を不可にしてから展開するという行動を、ある程度阻害することができます。
もちろん竜星モンスターには戦闘破壊された際に後続をリクルートする能力がありますが、この盤面で戦闘破壊から守ることでメインデッキの竜星モンスターの数を最低限にできるため、不要に圧迫してしまうことを防ぐことができます。
さらに、相手のカード効果を《竜星の九支》で無効にした後、場の《闇竜星-ジョクト》が破壊されるわけですが、
《闇竜星-ジョクト》の効果でデッキから《地竜星-ヘイカン》を特殊召喚し、墓地に存在する《光竜星-リフン》の効果で自身を特殊召喚↓《地竜星-ヘイカン》の効果で、自身と《光竜星-リフン》で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
の流れでさらに追加で妨害を構えることができます。
メインの展開ルート:後攻編
次は後攻を取った場合の展開ルートです。手順⑧までは先行の場合と同様なので、それ以降のルートを記載します。
⑨《聖騎士の追想 イゾルデ》と《アタック・ゲイナー》で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚→《ヴァイロン・キューブ》を特殊召喚
⑩《水晶機巧-ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを2体特殊召喚
⑪リンクトークンと《ヴァイロン・キューブ》で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚→《ヴァイロン・キューブ》の効果で《フェイバリット・ヒーロー》をサーチ
⑫《リンクロス》と《虹光の宣告者》で《リプロドクス》をリンク召喚→《虹光の宣告者》の効果で《イビリチュア・ジールギガス》をサーチ
⑬《リプロドクス》の効果でリンクトークンを水族に変更
⑭手札の《イビリチュア・ジールギガス》と場のリンクトークンで《神・スライム》を融合召喚
⑮《ミラクル・フュージョン》の効果で墓地のHEROと《イビリチュア・ジールギガス》で《E・HERO アブソルートZero》を融合召喚
⑯《E・HERO アブソルートZero》に《フェイバリット・ヒーロー》を装備
以上の流れで《神・スライム》を場に出しつつ《フェイバリット・ヒーロー》を装備した《E・HERO アブソルートZero》を用意することができます。
このままバトルフェイズに入ることでデッキから《神縛りの塚》を発動させることができるので、《神・スライム》に効果破壊耐性を付与することができます。
《神縛りの塚》
【フィールド魔法】
①:フィールドのレベル10以上のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
②:フィールドのレベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
③:フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《フェイバリット・ヒーロー》の効果による《E・HERO アブソルートZero》の打点上昇と連続攻撃、《神縛りの塚》の効果による《神・スライム》の相手モンスター破壊時バーンダメージ等により相手を攻めます。
もし倒し損なっても、場には戦闘・効果で破壊されず効果の対象にならない《神・スライム》と攻撃・効果対象にならない《E・HERO アブソルートZero》が残ります。
さらに相手が《神縛りの塚》を嫌がって破壊してきた場合、神属性モンスターをサーチすることができるわけですが、その神属性モンスターは《神・スライム》1体でリリースコストを確保することができます。
先攻でこの動きをしないのは、《フェイバリット・ヒーロー》のフィールド魔法の発動効果が自分・相手のバトルフェイズ開始時のタイミングであるためです。
先攻でこの盤面を立てても、相手のメインフェイズ1ではほとんど効果破壊耐性が無いので処理されやすいという点から後攻でのルートとして解説しました。
デッキ紹介
ということで組んだデッキがこちらです!
引きたくないカードもいくつかあるので40枚+αで組んでみました!
※《神・スライム》は未発売のため、エクストラデッキの15枚目として考えてください
神のカードも出せるといったな?あれは嘘だ。
まあ、厳密には嘘ではないんですが、神のカードが手札に来てしまった場合憎しみがわいてしまい、神のカードを出したいのであれば専用のデッキを組んだほうが強いので今回は見送りました。
《神・スライム》が未発売カードなので完全に試作段階のデッキですが、発売したらとりあえずこれで遊んでみようと思います。
このデッキの《ヒーローアライブ》以外の初動として《召喚僧サモンプリースト》を採用しました。
《召喚僧サモンプリースト》と手札コストで先攻ルートとして紹介した盤面を構築することができます。
後攻ルートの盤面を構築する場合はさらに手札にHEROモンスターが必要になります。
また《V・HERO ヴァイオン》+《E-エマージェンシーコール》や《V・HERO ヴァイオン》+HEROモンスターの組み合わせも初動として使用することができます。
EXデッキのHEROモンスターの選定に関しては、《V・HERO ヴァイオン》+デッキの中のモンスター1体の組み合わせが展開の初動として機能できるように設計しています。
このほかにも《V・HERO ヴァイオン》+《リビング・フォッシル》の組み合わせでも初動にすることができるので、デッキ枚数は44枚ですが思ったより動くことができるかなと考えています。
いろいろ回してみて改善していくことになりますね
おわりに
はい!というわけで《神・スライム》ビートデッキの紹介でした!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
今回は融合召喚で出すタイプにしていますが、レベル10・水族・攻撃力0モンスターをリリースしても場に出すことができるので、このカード1枚だけでもいろいろなデッキタイプが組めそうですね!
実はもうワンパターン《神・スライム》デッキの候補として考えているものがあり、そのデッキに関する記事も書こうかと思いますので、そちらもぜひご覧ください!
皆さんもこの面白いカードぜひ使って遊んでみてくださいね!
では!