目次
はじめに
どうも…こちらの記事を書かせて頂きました、新参ライター・スカライダーと申します。今回のTWCを機に、恥ずかしながらも初投稿となりますので…あらかじめハッキリ申し上げておきます…
メチyクcャ心音早くしながら執筆しておりますでs(汗笑)
…ですので生温かい目で見守っていただければ幸いでございます。
主軸となるテーマの強みや特性にあったカードを探して組み込むことこそ、デッキ構築の基本でありデュエルを面白くするために必要な要素となります。
しかし10000種を超えるカードプールの中には、現在活躍しているテーマの強化ができる可能性が秘められているにもかかわらず、意外と知られていないカードが埋もれています。
今回私はあまり知られていないとっておきのマイナーなカードを相性の合うテーマと共にご紹介させて頂きたいと思います。
【カード紹介】破壊編
《死霊の巣》
【永続罠】
自分の墓地に存在するモンスターを任意の枚数ゲームから除外する事で、その枚数と同じレベルを持つフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。
最近では低レベルモンスターを大量展開しつつ、 高レベルモンスターを場に出す戦術が多く見られます。 それを崩す手段として挙げるのはこの《死霊の巣》です。モンスターを対象とらずに破壊する効果をもつだけでなく、驚くべき事にこの罠の効果には1ターン中の発動回数制限がありません。墓地のモンスターをコストとする為、墓地肥やしを得意とするデッキにおすすめです。
相性のいいテーマ例
【破械】…効果破壊によって展開するため相性が良く、墓地を肥やすという面でも申し分なく発揮できます。悪魔族関連のカードの中で除外されている悪魔をデッキに戻す《カース・ネクロフィア》等によってコストで除外したカードも回収できます。
【オルフェゴール】、【ライトロード】…墓地肥やしに特化したテーマなので瞬時にモンスターを一掃する環境を整えられます。特にオルフェゴールは除外カードをデッキに戻すことにより効果を発動するモンスターも存在するので、コスト面でも◎です。
+コレを組み合わせると面白い!!
【効果モンスター】
星4/闇/悪魔族/攻?/守?
このカードの攻撃力・守備力は、ゲームから除外されている闇属性モンスターの数×300ポイントになる。このカードが破壊され墓地へ送られた時、ゲームから除外されている闇属性モンスターを全て墓地に戻す。
闇属性使いならば是非勧めたいモンスター。墓地の闇属性モンスターをなくなりそうだなと感じたら、このカードを破壊して除外したモンスターたちを全て墓地へリセットして連続破壊態勢を整えられます。余談ですが、私は上記のテーマの一つである【オルフェゴール】のデッキの中にこの《終焉の精霊》を入れています(笑)。頼もしいです。
【フィールド魔法】
①:モンスターが表側表示で除外される度に、1体につき1つこのカードにカオスカウンターを置く。②:1ターンに1度、自分フィールドのカオスカウンターを4つ以上取り除き、取り除いた数と同じレベルを持つ、除外されている自分または相手のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。③:フィールドのこのカードが相手の効果で墓地へ送られた時に発動できる。このカードに置かれていたカオスカウンターの数以下のレベルを持つ、光・闇属性のモンスター1体をデッキから手札に加える。
《死霊の巣》のコストによって墓地から除外されたモンスターを帰還させる効果を持つフィールド魔法。場合によっては高レベルモンスターを呼び出せますが、逆にレベル3以下のモンスターを帰還させることはできないので低レベルモンスターを主に扱うデッキに入れるには注意すべきかもしれません。
etc…
【カード紹介】サルベージ編
《マジック・キャプチャー》
【通常罠】
自分が魔法カードを発動した時、手札を1枚捨ててチェーン発動する。チェーン発動した魔法カードが墓地へ送られた時、そのカードを手札に戻す。
《トラップ・キャプチャー》
【通常罠】
自分が罠カードを発動した時、手札を1枚捨ててチェーン発動する。チェーン発動した罠カードが墓地へ送られた時、そのカードを手札に戻す。
カードの種類が豊富な現代の遊戯王ですが、墓地に送られた魔法・罠カードのサルベージ効果を持つカードは数限られています。この「キャプチャー」罠カードはカウンター罠を除く魔法・罠に対応できるので、効果破壊で狙われやすい永続魔法・罠カードに発動したりリミットレギュレーションによって発動回数が制限された強力なカードを再度利用することも可能です。
相性の良いテーマ例
【マジック・キャプチャーの場合…】
【閃刀】…個人的意見も含まれますが、魔法カードを駆使するテーマの中で最も《マジック・キャプチャー》との相性が良いと思います。「閃刀」魔法は1ターンの発動制限がないので、サルベージ後に腐ることなくそのターン中に発動できます。手札補充の要である《閃刀起動-エンゲージ》にチェーン発動すれば、最大4枚まで手札を揃えられるのです!
【戦華、炎星】…永続魔法にもチェーン発動すればサルベージ可能なので、永続魔法を駆使して回す両者のデッキに組み込むと便利かもしれません。
etc…
【トラップ・キャプチャーの場合…】
【バージェストマ】…罠チェーンが基本戦術となるこのテーマにおいて、チェーン発動を条件とする《トラップ・キャプチャー》は最適なサポートカードとなり得ます。相手の場に多くのモンスターが存在する場合、《バージェストマ・ディノミスクス》等のシンプルながら相手を圧倒する罠カードを素早く手元に戻し、相手の次の手に備えましょう!!
【エルドリッチ】関連罠カード…罠モンスターやあらゆる場所からアンデットを呼び出せるといった多彩さで人気となっているこちらのテーマでも、素早いサルベージ効果の活躍は期待できます。
etc…
【カード紹介】リリース編
《痛み分け》
【通常魔法】
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。相手はモンスター1体をリリースしなければならない。
破壊耐性、対象不可、効果を受けないモンスターが次々と現れる中、モンスターの除去方法もそれに比例して豊富になりました。「痛み分け」は歴代でもかなり古い魔法カードの一つですが、除去手段の中で防ぐ手段がほとんどない「リリース」を相手に「強制」させてモンスターを墓地に送らせることができるのです。またリリースすることによって展開されるテーマも存在するので 使い方次第では自分に有利な展開にも持ち込むことができます。
相性が良いテーマ例
【六花】、【聖刻】…《痛み分け》は名前の通り互いのモンスターを除去してしまう魔法カードです。しかしリリースによって手札やデッキ・墓地からX素材となるモンスターを呼び出し、切札となる上級Xモンスター召喚へと繋げられる両テーマであれば単なる相打ちにはなりません。
【サイバーエンジェル】…このテーマの下級儀式モンスターとなる《サイバー・エンジェル-弁天-》、《サイバー・エンジェル-韋駄天-》共に、リリースされた場合の効果を備えています。更に儀式デッキに欠かすことのできないサポートカード、《祝福の教会-リチューアル・チャーチ-》があれば②の効果でモンスターを特殊召喚すると同時に《痛み分け》をデュエル中に発動する機会を増やすことができます。
etc…
+コレを組み合わせると面白い!!
【フィールド魔法】
①:フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。②:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。③:自分・相手のエンドフェイズに発動する。このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドに存在する状態で《痛み分け》を発動すれば、相手モンスターを計2体除去することができます。…今更ですが、凶悪すぎません?このフィールド魔法(汗)。
【通常魔法】
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン自分がモンスターをリリースする場合、自分のモンスター1体の代わりに対象の相手モンスターをリリースしなければならない。
《クロス・ソウル》…《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》の効果範囲外であるアドバンス召喚のリリースにも利用できます。しかし発動する際に対象を取る必要があり、発動ターン戦闘を行えなくなってしまう為【ビートダウン】系以外のデッキにおすすめします。
etc…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
記事を見て下さった方の中には、「えっ、こんなカードあるの⁈」と驚いた方もいたかもしれません。あまり知られていないからこそマイナーカードは形勢逆転に繋がりますし、そういったカードを探すのもまた楽しみの一つです。
今は気軽にカードショップや対面でデュエルしにくくなってしまいましたが、そういう状況だからこそ今持っているカードを見返して世間であまり認知されていないカードの強さを知れるいい機会になると思います。
今、貴方の持っている山(と書いてストレージ)の中で可能性は埋もれているかもしれません。
自分で言っといてアレですが…酷いですね最期のセリフ(苦笑)