はじめに
こんばんは、はみるとんです!
今回は「ALLIANCE INSIGHT」の新規テーマ・強化テーマを紹介していきます!
新規テーマも単発強化もめちゃくちゃパワーが高くかなり環境に食い込むカードが多くなった今弾、実際に組もうとしているデッキ以外にも構築とざっくりした戦術を知っておきましょう!
【@イグニスター】
自身の効果で特殊召喚できる《ウィザード@イグニスター》と《バックアップ@イグニスター》の登場により《イグニスターAiランド》の効果に依存せずに展開が出来るようになった上、どちらのモンスターもただ場に出るだけではなくサーチや蘇生によって枚数を増やしながら展開できるため、既存の展開と同じ流れに組み込むだけでもかなり枚数が広がりやすくなりました。
また、《繋がり-Ai-》も手札から展開しながらサーチを行うという手数に物凄く貢献してくれる新規で、元々メインの動きが通れば強かったものの止められやすかった【@イグニスター】の動きが更に柔軟に乗り越えの動きが取りやすくなりました。
【イビルツイン】
タクティカルトライデッキをはじめ各所で大人気のテーマの1つ、【デモンスミス】や《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》の登場でテーマ外の強化が様々に行われてきましたが、ついにテーマ本体に強化が入りました。
《Evil★Twin キスキル・ディール》がリンク1の光・悪魔である事によって、枚数を減らす事無く【イビルツイン】展開から【デモンスミス】展開に移行できるようになった他、《Evil★Twin キスキル・ディール》によって相手の妨害に上からドローを出来るようにしつつ墓地に送った《Live☆Twin リィラ・スウィート》から展開を伸ばせるようになり、手数による乗り越えが非常にしやすくなりました。
純粋に展開力が伸びた事もあり、《トロイメア・グリフォン》をはじめとした優秀で硬い妨害数を敷けるようになり、展開デッキとして非常に強度が上がりました。
【リジェネシス】
25周年にちなんだ新テーマ、「攻撃力か守備力が2500」というステータスを指定して展開が行えるため、様々な展開系のギミックと組み合わせることが出来ます。
特に単体のテーマギミックで妨害にもなり手数に繋げやすい《黒魔女ディアベルスター》や【原石】ギミックは使い勝手が良く、それらのサブギミックで妨害を踏んだ上で【リジェネシス】ギミックで超えるといった【スプライト】的な動き方も可能で、最終的な出力も妨害・除去・再展開用のギミックとゲームメイクにおいて必要な要素を様々兼ね備えている優秀なテーマです。
【エンシェントフェアリー】
《精霊の世界》を中心に、光属性の獣族・天使族・植物族および《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の名称の記されたカードで展開していくテーマです。
《妖精獣レグルス》が特に強く、単体でサーチを行いながら手札からの展開とドローを行う事ができ、《妖精獣レグルス》1枚から「任意のフィールド魔法+1ドロー+8~10シンクロ」が並びます。
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》から《精霊の世界》に繋がれば初動として動けるため、【天盃龍】や【P.U.N.K.】などのフィールド魔法を絡めながら7シンクロが出来るテーマ全般と相性が良いです。
また動きの最後に持ってくることが出来る《エターナル・サンシャイン》は場のテーマ関連のモンスターの数だけ妨害になるという優秀な妨害性能を持っています。
【サイバー・ドラゴン】
後手からの《キメラテック・ランページ・ドラゴン》によるワンキル能力は健在のまま、さらに融合に繋がりやすくなる《サイバー・ヨルムンガンド》の追加により後手のムーブが強くなったほか、【サイバー・ダーク】の新規カードである《サイバー・ダーク・ヴルム》によって展開力が増し、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》での妨害に加えて《機械仕掛けの騎士》からアクセスした《セリオンズ“キング”レギュラス》、融合ギミックの増加で出しやすくなった《黎銘機ヘオスヴァローグ》など先攻でも妨害をしっかりと構えられるようになったのが大きいです。
【エルドリッチ】
《黄金郷のアンヘルカイド》の登場により、場にあまりがちだった《黄金卿エルドリッチ》や【黄金郷】罠モンスターを自然な流れで墓地に送る事が出来るようになった上、さらに《黄金郷のアンヘルカイド》を墓地に送る事で今までは出しづらさから採用されることのなかった《黄金狂エルドリッチ》を絡める事が出来るようになりました。
さらに新規罠カードである《貴き黄金郷のエルドリクシル》は【黄金郷】カードであり【エルドリクシル】カードでもある事から、《呪われしエルドランド》単体初動の時などに《黄金卿エルドリッチ》+【エルドリクシル】カードを構える事が出来る状況で《紅き血染めのエルドリクシル》をセットしてもデッキから出して妨害に繋がるアンデット族が採用しづらい事によってこれだけでは妨害になりづらかった部分がしっかりと《貴き黄金郷のエルドリクシル》によって構える事が出来るようになりました。
またテーマ新規ではありませんが2500に関連したカードとして《竜の精神》が登場した事で、《黄金卿エルドリッチ》のコストとして使った場合にそのまま伏せなおして妨害に繋がるギミックが自然に採用できるようになり、総じて先手の妨害の強度を永続罠に依存せずに出せるようになりました。
【M∀LICE】
新規の《M∀LICE<P>March Hare》の登場により、墓地の【M∀LICE】モンスターを除外しつつ展開する事が出来るようになったことで貫通力が上がった上に、《バックアップ@イグニスター》の登場により除外に依存しない展開の貫通力も上がりました。
回った時の強さは従来のパワーを維持したまま対応力が増した事でなお環境トップの一角としてさっそく大会等でも暴れています!
【ライゼオル】
《エクス・ライゼオル》の規制によって初動の枚数は減りましたが、《時空の七皇》および《七皇昇格》によってサーチカードで減った分の初動を嵩増し出来るほか、《アイス・ライゼオル》や《ソード・ライゼオル》からの展開も《スター・ライゼオル》の登場で強化され、実質的な初動条件がかなり緩くなりました。
また、《ライゼオル・デュオドライブ》以外に《ライゼオル・クロス》に触る手段として《スター・ライゼオル》が出たことで誘発をケアしながら動いたり、サーチではなくセットである事で《ドロール&ロックバード》をケア出来たりと非常に貫通力が上がりました。
【白き森】
【白き森】カードの新たな初動としてサーチカードである《白き森の魔女》が増え、初動が安定するようになった他、【白き森】名称の新規として《白魔女ディアベルゼ》が登場し、【白き森】側から《白魔女ディアベルゼ》⇒《カース・オブ・ディアベル》⇒《フィリアス・ディアベル》⇒《断罪のディアベルスター》と伸ばしていく事で既存の【白き森】展開とは別軸の展開が可能となりました。
【ARG☆S】
新規のサーチカードである《ARG☆S-GiantKilling》が登場した事で、テーマ内の初動である《ARG☆S-栄冠のアドラ》に触りやすくなり、《M.X-セイバー インヴォーカー》などの外付けの初動カードを使わなくとも安定して展開できるようになりました。
また《ARG☆S-熱闘のパルテ》によって手札の永続罠をセットして即発動できることで後手の捲りに《苦紋様の土像》を使ったり、《ARG☆S-紫電のテュデル》のサーチを1ターンに複数回使ったりといった動きの幅が広がったほか、《ARG☆S-熱闘のパルテ》の打点上昇効果により効果破壊耐性のあるモンスターに対しても打点で超えられるようになったりと対応力が増しています。
【征竜】
あの環境の覇者【征竜】がついにテーマ化!
《極征竜-シャスマティス》のアド稼ぎ能力が暴れすぎなことにより、多少手札の損失があったとしてもランク7まで到達できればとんでもない展開と後続リソースを確保することが出来るため、子征竜から手札を複数使って親征竜を並べていきやすい構築となっています。
【竜華】
最強初動カード《登竜華転生紋》からの展開力はそのままに、《竜華襲焉》による先攻の妨害により終着点が強くなったことに加えて《転惺竜華-闇巴》によって誘発のケアも行えるようになった他、《ドラゴン・目覚めの旋律》で初動とケア手段を同時にサーチすることが出来るようになり安定感が非常に増しました!
他にも該当種族の出張を行ったり、ステータスを活かして【リジェネシス】と組み合わせたり展開の幅も広い面白いテーマとなっています!
総評
今弾カードパワー物凄い高くないですか??
新テーマである【リジェネシス】をはじめ、既存強化もライゼオル以前のテーマをライゼオル環境のパワーラインまで引き上げるような超アッパー強化を貰ってさっそく大会でも数多くのデッキタイプが活躍しています!
また今回紹介したテーマ以外にも2500関連で【リジェネシス】と組み合わせで強化されたデッキ、《械刀婪魔皇断》で後手捲りがしやすくなったデッキなど、直接の強化以外にも様々なデッキが強化されているため、ぜひいろいろなデッキを組んでみてください!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!