【魔術師の種明かし④】四天の龍の力を得たEM・魔術師の名前を持つ《EM天空の魔術師》について

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【魔術師の種明かし④】四天の龍の力を得たEM・魔術師の名前を持つ《EM天空の魔術師》について

【前回の記事】【魔術師の種明かし③】魔術師エクストラデッキ採択

目次

はじめに

こんにちは、ヒマワリです。
おかげさまで今回で4回目の記事を書かせて頂くことになりました。
ありがとうございます。

《EM天空の魔術師》

星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守1000

このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の自分フィールドのモンスターの種類によって、このターン、以下の効果を適用する。

●融合:このカードは直接攻撃できる。

●S:相手はモンスターの効果を発動できない。

●X:このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。

●P:エンドフェイズにデッキからPモンスター1体を手札に加える。

【P効果 青8/赤8】

このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの融合・S・Xモンスター1体のみが戦闘または相手の効果で破壊された時に発動できる。その破壊されたモンスターを特殊召喚する。その後、このカードを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「‪デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編6‬」で【EM】と【魔術師】の2つの名前を持つ《EM天空の魔術師》が登場しましたね。

【EM】と【魔術師】の名前を持つモンスターはすでに1体いましたが、実用的なカードではなかったので採用できませんでした。今回登場した《EM天空の魔術師》は効果も優秀で、【魔術師】デッキに新しい展開パターンをもたらしてくれました。

今回の記事は、【魔術師】デッキにおける《EM天空の魔術師》の役割と使い方についてご紹介させて頂きます。

モンスター効果とスケール効果について

《EM天空の魔術師》には、場にいるカードの種類によって様々な効果を発揮できます。

  • 融合:このカードは直接攻撃できる。
  • S:相手はモンスターの効果を発動できない。
  • X:このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
  • P:エンドフェイズにデッキからPモンスター1体を手札に加える。

この中でも比較的使いやすいのは、やはりPの効果でしょう。

先に発動さえしておけば、エンドフェイズに好きなカードをサーチすることができます。

《アストログラフ・マジシャン》《EMドクロバット・ジョーカー》など次のターン動く為のリソースを確保できたり、《慧眼の魔術師》《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》が回っていないゲームで次のターンから絡めていけるようになるのはとても魅力的です。

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》

星 12 / 光 / ドラゴン族 / 攻? / 守?

このカードは通常召喚できない。手札からのP召喚、または自分フィールドのドラゴン族の融合・S・Xモンスターを1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。

①:このカードを手札から捨て、500LPを払って発動できる。デッキからレベル8以下のドラゴン族Pモンスター1体を手札に加える。

②:このカードの攻撃力・守備力は相手のLPの半分の数値分アップする。

③:1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。

【P効果 青12/赤12】

①:自分はドラゴン族モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。

②:自分の墓地のドラゴン族の融合・S・Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

特に《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は、1度使って墓地にいると《賤竜の魔術師》で回収できるようになり、墓地のシンクロかエクシーズのドラゴン族モンスターを蘇生できるようになる為、ライフの取り方が非常に楽になります。

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》が回っているゲームとそうでないゲームではライフの取り方がかなり変わってくるので、《EMドクロバット・ジョーカー》でサーチする以外は基本素引きするしかない《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を回収できるようになるのはかなり良いですね。

《賤竜の魔術師》

星 6 / 風 / 魔法使い族 / 攻2100 / 守1400

「賤竜の魔術師」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の、「賤竜の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

【Pスケール:青2/赤2】

「賤竜の魔術師」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合に発動できる。
自分のエクストラデッキの表側表示の、「賤竜の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスターまたは「オッドアイズ」Pモンスター1体を選んで手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

対罠系デッキの際の低速のリソースゲームにおいて、《賤竜の魔術師》はモンスター効果もスケール効果も重要になってきます。

モンスター効果で《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》回収するのに加え、スケール効果で毎ターン《EM天空の魔術師》を回収し効果を使っていくことにより、リソースゲームを優位に進めることができるようになりました。


モンスター効果に関しては、使ってみた感覚だとPの効果しか有効的に使えず、無理にシンクロを絡めると展開が歪むので、P以外の効果はあくまでおまけ程度に考えておくとよさそうです。

また、スケールの効果はテストプレイ中1度も使用することはありませんでした。リンクモンスターも対応していれば、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》への《幽鬼うさぎ》ケアのカードとして使えたりしたのですが‥。

【EM】と【魔術師】の名前を持つ意味

《EMペンデュラム・マジシャン》

星 4 / 地 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守800

「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。

【P効果 青2/赤2】

①:自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

モンスター効果がリソース回収で優秀なのですが、このカードの1番評価が高い部分が【EM】と【魔術師】の2つの名前を持つところです。

【EM】の名前を持つため、《EMペンデュラム・マジシャン》でサーチ可能な【魔術師】モンスターであることが重要で、展開途中でスケールを【魔術師】スケールに揃えやすくなりました。

展開途中で【魔術師】スケールに揃えたいのは、《賤竜の魔術師》のスケール効果を起動してリソースを確保しにいく為です。

《EM天空の魔術師》の登場前までは、《EMペンデュラム・マジシャン》のモンスター効果で破壊するスケールカードは《竜剣士ラスターP》のみで、《慧眼の魔術師》を起動させるためにスケールの《EMペンデュラム・マジシャン》を残す必要がありました。

ただ、《EMペンデュラム・マジシャン》を残すと、《賤竜の魔術師》のスケール効果を起動させ辛くなり、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》でスケールに残った《EMペンデュラム・マジシャン》を破壊しないと【魔術師】スケールにすることができません。

《EM天空の魔術師》をサーチできるようになったことで、《EMペンデュラム・マジシャン》をスケールに残す必要がなくなり、結果《賤竜の魔術師》のスケール効果起動がしやすくなりました。

《賤竜の魔術師》のスケール効果起動がしやすくなったことで、+闇P2体で《星霜のペンデュラムグラフ》《時空のペンデュラムグラフ》2枚を揃えることができるようになりました。

《竜剣士ラスターP》+《EMペンデュラム・マジシャン》+闇P2

妨害を構えながらリソースを獲得できるので、次のターンかなり攻めやすくなりました。
このことは今まですることができなったことであり、かなり革命的です。

韓国版《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》は、かっこよくてオススメです

現在、《竜剣士ラスターP》は制限カードではありますが、《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》《デュエリスト・アドベント》を合わせれば7枚体制です。また、《EMペンデュラム・マジシャン》《デュエリスト・アドベント》を合わせると6枚体制で、この2枚が【魔術師】の初動率としては1番高いです。

このパターンはよく出くわすので、覚えておいた方がいいですね。

採用枚数は…

実際、上記のパターンで役に立つ為1枚は必須カードで、複数枚積むのはデッキスロットと相談という感想です。

枚数が多ければ多いほど初手に引く確率が増えるので、モンスター効果を初動で発動しやすくはありますが、1枚エクストラに行けば次のターンからペンデュラムして効果を使っていけるので、2枚目以降はただのペンデュラムモンスターという扱いになります。

リソースを回収できる優秀な効果を持っていますが、展開が強くなるわけでもなく、他の魔術師モンスターと違って後攻で強いカードでもありません。

また、数少ない上スケールではありますが、上スケール故に《竜剣士ラスターP》と噛み合わず2枚以降が特別欲しいカードでもない為、1枚採用が良いという評価・結論に至りました。

さいごに

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました。

「‪デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編6‬」は主人公テーマが軒並み強化されたパックでしたが、さらに12月には「‪LEGENDARY GOLD BOX」が発売され、遊矢のカードが強化されることが決まっています。‬
主人公テーマであるが故に、強化が定期的に約束されているのはありがたいことです。

規制されているカードも多く、苦しい状態ではありますが、新しく登場したカードでどんどん力をつけてまた環境にのし上がっていきたいものです。

また、機会があれば、【魔術師】の話をしたいなと思います。
それでは、また、どこかで。

【前回の記事】【魔術師の種明かし③】魔術師エクストラデッキ採択


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