【OCG】2024年カオス・ソルジャーデッキ 入門書【豪快かつ柔軟な混沌の戦士】

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【OCG】2024年カオス・ソルジャーデッキ 入門書【豪快かつ柔軟な混沌の戦士】

はじめに

こんにちは、今回の記事を担当させていただきました。ツルクボーガンです。

今回は【カオス・ソルジャー】デッキの解説になります。

このテーマは元々は単体の儀式モンスターだった《カオス・ソルジャー》が、ディメンション・オブ・カオスにてテーマ化したものです。

そして2022年2月のHISTORY ARCHIVE COLLECTIONでも新規を獲得。
相性の良い汎用カードも増え、まだまだ進化は止まりません。

様々なギミックを取り入れられるオリジナルデッキの入口とも言えるこのテーマ。
その奥深さに読者の皆様も是非ハマってみてください。

目次

【カオス・ソルジャー】デッキレシピ


【カオス・ソルジャー】デッキの特徴

【カオス・ソルジャー】は儀式モンスターや特殊召喚モンスターなど、メインデッキの大型モンスターを主力とするデッキです。

除去を行ったり、戦闘を有利に進めたりと、相手の場を荒らす能力に長けています。アドバンテージの取り合いの駆け引きが好きな人にオススメです。

また、光属性と闇属性をコストとして要求したり、除外に関わる効果を持っていたりと【カオス】の要素も持ち合わせているのも特徴です。

採用カードによって「萌芽軸」と「暗黒騎士ガイア軸」の二つに大まかに分類でき、今回紹介する「萌芽軸」は光属性と闇属性のモンスターをより柔軟に扱う事ができます。

【カオス・ソルジャー】デッキのカードの解説

【カオス・ソルジャー】モンスター

《カオス・ソルジャー》

【 儀式モンスター 】
星 8 / 地 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500

「カオスの儀式」により降臨。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

特に効果を持たない儀式モンスターです。優秀なステータスを持ちます。

専用儀式魔法である《カオスの儀式》も特別な効果はありません。

ですが、このデッキの他の儀式魔法はリリースするモンスターのレベル等に条件があるため、単純に合計レベル8以上のリリースのみで儀式召喚が可能な点は強みとなっています。

また、《究極竜騎士》の融合素材としてカード名が記されているため、《E・HERO プリズマー》等に対応します。

このように、最も取り回しが良い【カオス・ソルジャー】儀式モンスターだと言えます。

《超戦士カオス・ソルジャー》

【 儀式モンスター 】
星 8 / 地 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500

「超戦士の儀式」により降臨。自分は「超戦士カオス・ソルジャー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《カオス・ソルジャー》と同じ高いステータスを持ち、こちらには相手モンスターを戦闘破壊した時にダメージを与える効果と、相手に破壊された場合に【暗黒騎士ガイア】モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。

高い攻撃力と効果がかみ合っており、中々のプレッシャーです。

【カオス・ソルジャー】儀式モンスターの中では、先攻で立てておくのに最も向いています。

《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》

【 儀式モンスター 】
星 8 / 地 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500

「カオス・フォーム」「超戦士の儀式」により降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
①:自分ドローフェイズのドローの前に、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
このターン通常のドローを行う代わりに、デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分バトルフェイズ中に相手は効果を発動できない。
③:通常モンスターを使用して儀式召喚したこのカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
相手フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも《カオス・ソルジャー》と同じステータスを持ち、バトルフェイズ中の相手の効果の発動を封じる効果と、通常モンスターを使用して儀式召喚されていれば、相手モンスターを戦闘破壊した時に相手フィールドのカードを全てデッキに戻すという強烈な効果を持ちます。

また、ドローフェイズに手札から公開する事で通常のドローを儀式魔法のサーチに変更できます。

このカードの使いどころで勝負が決まると言っても過言ではない、このデッキのフィニッシャーです。

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》

【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500


このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカードの①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。②:このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【カオス・ソルジャー】に属するモンスターですが儀式モンスターではなく、墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外する事で特殊召喚できます。

1ターンに1度、追加攻撃か相手のモンスターの除外のどちらかを行えます。

墓地コストだけで突然出てくるモンスターにも関わらず優れた攻撃性能を持ち、詰めの一手や巻き返しとして有用です。

【カオス・ソルジャー】の専用サポートカード

【カオス・ソルジャー】に属していない【カオス・ソルジャー】のサポートカードもいくつか存在します。見ていきましょう。

《混沌の場》

【 フィールド魔法 】

「混沌の場」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。
③:1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このデッキの初動となるフィールド魔法です。

まず発動時に【カオス・ソルジャー】儀式モンスターをサーチでき、また、手札またはフィールドからモンスターが墓地へ送られる度に貯まるカウンターを3つ取り除く事で儀式魔法カードをサーチできます。

カウンターを貯める手間があるとはいえ、1枚で儀式モンスターと儀式魔法の両方を用意できる重要カードです。

貯まっていくカウンターは専用のものではなく魔力カウンターであるため、一部カードのコストとしても利用可能です。

《超戦士の萌芽》

【 儀式魔法 】

「カオス・ソルジャー」儀式モンスターの降臨に必要。
「超戦士の萌芽」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:レベルの合計が8になるように、以下のどちらかの組み合わせのモンスターを墓地へ送り、自分の手札・墓地から「カオス・ソルジャー」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
●手札の光属性モンスター1体とデッキの闇属性モンスター1体
●手札の闇属性モンスター1体とデッキの光属性モンスター1体

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【カオス・ソルジャー】モンスターの儀式召喚に使用する、このデッキの軸となる儀式魔法カードです。

リリースの代わりに手札とデッキから光属性と闇属性のモンスターをそれぞれ1体ずつ墓地へ送る事で手札または墓地から儀式召喚を行います。
消費を抑えるだけでなく、墓地落としにも繋がるため強力です。

ただし、使用するモンスターの合計レベルはちょうど8にならなくてはなりません。
そのためこのデッキではレベル4のモンスターを優先的に採用しています。

《開闢の騎士》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻500 / 守2000

「開闢の騎士」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを使用して儀式召喚した「カオス・ソルジャー」モンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
●このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し、墓地へ送った時に発動できる。このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
②:墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

儀式召喚に使用する事で【カオス・ソルジャー】儀式モンスターに除去効果と追加攻撃を付与するモンスターです。

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の持っている効果と似ていますが、こちらは1ターンに除去と追加攻撃の両方を使用できます。

【カオス・ソルジャー】儀式モンスターの攻撃性能を一気に高めてくれます。

また、墓地から除外された場合にデッキから儀式魔法カードをサーチできます。《超戦士の萌芽》をサーチすれば再度墓地からの儀式召喚に繋げられますね。

《宵闇の騎士》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻500 / 守2000

「宵闇の騎士」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを使用して特殊召喚した「カオス・ソルジャー」モンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚選び、次の相手エンドフェイズまで裏側表示で除外する。
②:墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《開闢の騎士》と同じ方法で効果付与ができ、こちらは追加攻撃の代わりに一時的に相手の手札を除外する効果を付与します。

【カオス・ソルジャー】デッキでは数少ない先攻での妨害となる効果なので、優先的に儀式召喚に使用していきたいところです。

また、墓地から除外された場合にこちらは儀式モンスターをサーチできます。
《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》をサーチすればそちらの効果で儀式魔法も揃います。

《超戦士の魂》

【 効果モンスター 】
星 1 / 地 / 戦士族 / 攻0 / 守0

「超戦士の魂」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札の「カオス・ソルジャー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードは次の相手エンドフェイズまで、攻撃力が3000になり、カード名を「カオス・ソルジャー」として扱う。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「開闢の騎士」または「宵闇の騎士」1体を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

墓地から除外する事で《開闢の騎士》《宵闇の騎士》をサーチできます。

1というレベルを活かして《聖騎士の追想 イゾルデ》で特殊召喚し、そのままリンク素材等に利用してから墓地効果に繋げるのが良いでしょう。

また、手札の【カオス・ソルジャー】モンスターを墓地へ送る事で一時的に攻撃力が3000になります。状況突破やトドメのライフ削りとして使う事もあるので覚えておきましょう。

《混沌の使者》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1500 / 守0

①:自分・相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨て、自分フィールドの「カオス・ソルジャー」モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップし、このターンそのモンスターと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ元々の攻撃力になる。
②:自分・相手のエンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の光属性モンスターと闇属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。
このカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【カオス・ソルジャー】モンスターまたは【暗黒騎士ガイア】モンスターの攻撃力をターン中1500上げる手札誘発効果を持つモンスターです。

エンドフェイズに墓地の光属性と闇属性のモンスター1体ずつを除外する事で自己回収する事もできるため、1枚墓地へ送るだけで複数回の使用を狙えます。

基本的に攻撃力3000を超えるモンスターがいないこのデッキでは防御札や突破札として頼りになります。

【カオス・ソルジャー】デッキと相性が良いカード

《聖騎士の追想 イゾルデ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /

戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

戦士族デッキではお馴染みの優秀なリンクモンスターです。

このデッキに必要なパーツをサーチや特殊召喚でデッキからかき集める事ができます。

このカードによって手札に加えたモンスターにはそのターン効果を発動できない制約がかかりますが、《開闢の騎士》《宵闇の騎士》は発動を介さないため問題なく使用できます。

相手ターンに使用する《混沌の使者》や、後続として持っておきたい《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》を手札に加えておくのもいいでしょう。

《暗黒騎士ガイアソルジャー》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2600 / 守2100

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのドラゴン族の融合モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にする。③:このカードをリリースして発動できる。デッキから「暗黒騎士ガイアソルジャー」以外のレベル7以上の戦士族モンスター1体を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《超戦士カオス・ソルジャー》の効果で特殊召喚できる【暗黒騎士ガイア】モンスターです。

攻撃力は2600とそれなりに高く、特殊召喚に成功した場合にモンスター1体を守備表示にする効果を持ちます。

相手の攻めをある程度凌いでくれることでしょう。

また、リリースする事でレベル7以上の戦士族モンスターをサーチする効果も持ちます。《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》や《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》をサーチすれば巻き返しも狙いやすくなります。

《妖精伝姫-シラユキ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1850 / 守1000

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

墓地効果が優秀なレベル4光属性モンスターの代表格とも言えるモンスターです。

《超戦士の萌芽》で墓地へ送る事で相手への妨害となるだけでなく、その際のコストで《開闢の騎士》《宵闇の騎士》を除外しサーチ効果に繋げられます。

ただし、このデッキの墓地が貯まる速度はそこまで速くはなく、墓地リソースを活用する事もあるため、ある程度計画的な運用が求められます。

《ネオスペース・コネクター》+《N・アクア・ドルフィン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻800 / 守1800

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキから「N」モンスターまたは「E・HERO ネオス」1体を守備表示で特殊召喚する。
②:このカードをリリースし、自分の墓地の、「N」モンスターまたは「E・HERO ネオス」1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 3 / 水 / 戦士族 / 攻600 / 守800

①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選ぶ。選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールドに存在する場合、選んだモンスターを破壊し、相手に500ダメージを与える。存在しない場合、自分は500ダメージを受ける。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

1枚から《聖騎士の追想 イゾルデ》に繋がる出張セットです。

同じ役割をこなせるカードは他にも存在しますが、《ネオスペース・コネクター》はサポートを共有できるレベル4光属性であるため特に優先度が高いです。

《N・アクア・ドルフィン》は相手の手札を破壊する効果を持ち、そのコストを墓地から儀式召喚できる【カオス・ソルジャー】儀式モンスターで賄えるという点でも相性が良いです。

《ヒーローアライブ》+各種【E・HERO】下級モンスター

【 通常魔法 】

自分フィールド上にモンスターが表側表示で存在しない場合、ライフポイントを半分払って発動する事ができる。自分のデッキからレベル4以下の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 4 / 風 / 戦士族 / 攻1800 / 守300

このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。●自分フィールド上に存在するこのカードを除く「HERO」と名のついたモンスターの数まで、フィールド上の魔法または罠カードを破壊する事ができる。●自分のデッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1700 / 守1100

①:1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送って発動できる。エンドフェイズまで、このカードはこの効果を発動するために墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも《聖騎士の追想 イゾルデ》に繋がる出張セットです。

《E・HERO エアーマン》でサーチできる《E・HERO プリズマー》はデッキから《カオス・ソルジャー》を墓地へ送る手段としても使えます。

他にもレベル4光属性の通常モンスターである《E・HERO スパークマン》をサーチしておくことで、《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》の儀式召喚に使用する通常モンスターを準備する事ができます。

《魔導獣 ガルーダ》

【 ペンデュラムモンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1200 / 守1600

このカード名の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手が召喚・特殊召喚したそのモンスターを持ち主の手札に戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
【P効果 青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合、このカード以外のフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードとこのカードを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

相手モンスターが特殊召喚された場合に自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除く事で、自身を特殊召喚しながら相手モンスターを手札に戻す手札誘発効果を持つペンデュラムモンスターです。

余りがちな《混沌の場》の魔力カウンターを妨害に変換できます。

また、ペンデュラム効果によって魔法・罠カードを破壊する事もできるため、腐りにくいです。

【カオス・ソルジャー】デッキの回し方

基本的には《聖騎士の追想 イゾルデ》で必要なパーツを集め、【カオス・ソルジャー】モンスターの儀式召喚に繋げていく動きを目指します。

展開の例をいくつか紹介しましょう。

先攻での展開例

【使用カード/条件】

  • 《混沌の場》
  • 《ネオスペース・コネクター》

【結果】

  • 《超戦士カオス・ソルジャー》《宵闇の騎士》の効果を付与)
  • 《クロシープ》
  • 《混沌の場》(魔力カウンター5つ)
  • 墓地に《妖精伝姫-シラユキ》《宵闇の騎士》
  • 手札に《混沌の使者》
  • 相手の手札を1~2枚ハンデス
  • 自分の手札を2枚捨て2枚ドロー

【手順】

  1. 《混沌の場》を発動し、《超戦士カオス・ソルジャー》を手札に加える。
  2. 《ネオスペース・コネクター》を召喚し効果発動。デッキから《N・アクア・ドルフィン》を特殊召喚。
  3. 手札の《超戦士カオス・ソルジャー》を捨て、《N・アクア・ドルフィン》の効果発動。相手の手札に攻撃力800以下のモンスターがいれば1体破壊。
  4. 《ネオスペース・コネクター》《N・アクア・ドルフィン》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚。効果で《混沌の使者》を手札に加える。
  5. デッキの装備魔法1枚を墓地へ送り、《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果発動。デッキから《超戦士の魂》を特殊召喚。
  6. 《聖騎士の追想 イゾルデ》《超戦士の魂》を素材に《クロシープ》をリンク召喚。
  7. 魔力カウンターを3つ取り除き、《混沌の場》の効果発動。デッキから《超戦士の萌芽》を手札に加える。
  8. 墓地の《超戦士の魂》を除外して効果発動。《宵闇の騎士》を手札に加える。
  9. 《超戦士の萌芽》を発動。手札の《宵闇の騎士》とデッキの《妖精伝姫-シラユキ》を墓地へ送り、《超戦士カオス・ソルジャー》《クロシープ》のリンク先に墓地から儀式召喚。
  10. 《クロシープ》の効果発動。手札を2枚捨てて2枚ドロー。
  11. 《宵闇の騎士》により付与された《超戦士カオス・ソルジャー》の効果発動。相手の手札1枚を一時的に除外する。

【盤面の解説】

先攻展開ルートの一例です。

ハンデスにより相手の選択肢を狭めつつ、こちらは《クロシープ》で手札と墓地を整えながら《妖精伝姫-シラユキ》の妨害を構えます。

相手ターンに《クロシープ》の効果発動を狙えるのもポイントです。

《クロシープ》の部分を《羅天神将》や《剛炎の剣士》にする事で盤面を崩されにくくしたり、《超戦士の萌芽》で墓地へ送るモンスターを《開闢の騎士》にする事で攻撃性能を高めたりと応用も効きます。

後攻での展開例

【使用カード/条件】

  • 《混沌の場》
  • 《ネオスペース・コネクター》

【結果】

  • 《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》(《宵闇の騎士》の効果を付与)
  • 《聖騎士の追想 イゾルデ》
  • 《超戦士の魂》(効果使用状態)
  • 《混沌の場》(魔力カウンター1つ)

【手順】

  1. 《混沌の場》を発動し、《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》を手札に加える。
  2. 《ネオスペース・コネクター》を召喚し効果発動。デッキから《E・HERO ネオス》を特殊召喚。
  3. 《ネオスペース・コネクター》《E・HERO ネオス》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚。効果で《E・HERO スパークマン》を手札に加える。
  4. デッキの装備魔法1枚を墓地へ送り、《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果発動。デッキから《超戦士の魂》を特殊召喚。
  5. 手札の《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》を捨て、《超戦士の魂》の効果発動。攻撃力を3000にする。
  6. 魔力カウンターを3つ取り除き、《混沌の場》の効果発動。デッキから《超戦士の萌芽》を手札に加える。
  7. 《超戦士の萌芽》を発動。手札の《E・HERO スパークマン》とデッキの《宵闇の騎士》を墓地へ送り、《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》を墓地から儀式召喚。

【盤面の解説】

後攻から攻める場合の展開の一例です。

《宵闇の騎士》で付与した効果で相手の防御を剥がしつつ、大きな痛手を与えに行けます。

《聖騎士の追想 イゾルデ》《超戦士の魂》で《羅天神将》をリンク召喚し更なる除去を狙ったり、《剛炎の剣士》をリンク召喚して打点の底上げと相手の除去の対策をするのもいいでしょう。

《ヒーローアライブ》を使用したフォローの例

【使用カード/条件】

  • 《超戦士の萌芽》
  • 《ヒーローアライブ》

【結果】

  • 《カオス・ソルジャー》《宵闇の騎士》の効果を付与)
  • 《クロシープ》
  • 手札に《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》
  • 墓地に《妖精伝姫-シラユキ》《宵闇の騎士》
  • 相手の手札を1枚ハンデス
  • 自分の手札を2枚捨て2枚ドロー

【手順】

  1. 《ヒーローアライブ》を発動。デッキから《E・HERO エアーマン》を特殊召喚。
  2. 《E・HERO エアーマン》の効果を発動。デッキから《E・HERO プリズマー》を手札に加える。
  3. 《E・HERO プリズマー》を召喚。《究極竜騎士》を相手に見せ、デッキの《カオス・ソルジャー》を墓地へ送り、《E・HERO プリズマー》の効果を発動。《カオス・ソルジャー》扱いになる。
  4. 《E・HERO エアーマン》《E・HERO プリズマー》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚。効果で《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》を手札に加える。
  5. デッキから装備魔法1枚を墓地へ送り、《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果を発動。デッキから《超戦士の魂》を特殊召喚。
  6. 《聖騎士の追想 イゾルデ》《超戦士の魂》を素材に《クロシープ》をリンク召喚。
  7. 墓地の《超戦士の魂》を除外して効果発動。デッキから《宵闇の騎士》を手札に加える。
  8. 《超戦士の魂》を発動。手札の《宵闇の騎士》とデッキの《妖精伝姫-シラユキ》を墓地へ送り、《カオス・ソルジャー》《クロシープ》のリンク先に墓地から特殊召喚。
  9. 《クロシープ》の効果発動。手札を2枚捨て2枚ドロー。
  10. 《宵闇の騎士》により付与された《カオス・ソルジャー》の効果発動。相手の手札1枚を一時的に除外する。

【盤面の解説】

《混沌の場》が引けなかった時の先攻展開ルートの例です。

《ヒーローアライブ》は1枚で《聖騎士の追想 イゾルデ》に繋がるだけでなく、《E・HERO プリズマー》を経由する事で《カオス・ソルジャー》を墓地へ送る事が出来ます。

問題なく《混沌の場》が引けているが《ネオスペース・コネクター》が引けずに《ヒーローアライブ》から動く場合は、《E・HERO エアーマン》で《E・HERO シャドー・ミスト》をサーチする事で消費を抑える事もできます。

【カオス・ソルジャー】デッキを扱う上でのポイント

【カオス・ソルジャー】は除去と戦闘破壊を通じてカードアドバンテージの差をつけるデッキであり、自分からリソースをどんどん稼げるわけではありません。

また、相手のライフを削り取る能力は低くは無いですがいきなりワンショットキルを狙える程でもありません。

そのため、《増殖するG》や《儚無みずき》のような、展開を伸ばすほど不利になるようなカードを使われた時には無理せず踏みとどまる必要があります。止まりどころをうまく見極めましょう。

【カオス・ソルジャー】デッキをカスタムするおすすめカード

《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守1500

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、発動するターン、自分は光・闇属性のSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:このカードをリリースして発動できる。
自分フィールドに「黒き獣トークン」(悪魔族・闇・星2・攻1000/守500)2体を特殊召喚する。
②:このカードが手札・墓地から除外された場合に発動できる。
自分フィールドに「白き獣トークン」(天使族・チューナー・光・星2・攻500/守1000)2体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

手札・墓地から除外された場合にチューナーのトークンを生成できるモンスターです。

闇属性レベル4なので《超戦士の萌芽》で墓地へ送りやすく、シンクロ召喚のギミックを無理なく取り入れられるようになります。

ただし、効果を使用するターンはリンク召喚等が行えなくなる点には注意が必要です。

《天融星カイキ》+《ネクロ・ガードナー》

【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 戦士族 / 攻1000 / 守2100

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。自分の手札・フィールドから、戦士族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つレベル5以上の戦士族モンスターが自分フィールドに存在している相手ターンに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 戦士族 / 攻600 / 守1300

①:相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

レベル4ではありませんが、《超戦士の萌芽》で墓地へ送る候補となるモンスターです。

《天融星カイキ》は相手ターンに自身を墓地から特殊召喚でき、特殊召喚成功時に戦士族モンスターの融合召喚を行える光属性レベル5モンスター。

攻撃力が元々の値と異なるレベル5以上の戦士族モンスターが自分フィールドに存在する場合という条件はありますが、このデッキならそこまで難しい条件でもありません。

《ネクロ・ガードナー》は墓地から除外する事で相手の攻撃を1回無効にできる闇属性レベル3モンスター。

相手ターンならフリーチェーンで発動できるため、不発になりづらいです。

《天融星カイキ》《ネクロ・ガードナー》も相手ターンに効果を発動するモンスターなので、《聖騎士の追想 イゾルデ》の制約に引っかからずに効果を使用できます。

このように、レベル4同士以外でも《超戦士の萌芽》で墓地へ送ると面白いモンスターの組み合わせが数多く存在するので、探してみるのもいいかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか。

強力な儀式モンスターで力押しするもよし、墓地送りに着目し様々なモンスターの墓地効果を活用するもよし。

【カオス・ソルジャー】は研究するほど世界が広がる面白いテーマです。その魅力を伝えられたなら幸いです。

それではよきデュエルライフを!


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