【2024年 クリアー・ワールドデッキ 入門書】ネガティブエフェクトで相手を完全コントロール!

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【2024年 クリアー・ワールドデッキ 入門書】ネガティブエフェクトで相手を完全コントロール!

はじめに

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

「アニメで活躍したボスキャラのテーマを使いたい!」「相手の動きをロックするデッキで戦いたい!」

今回はそんな方に向けた、フィールドに存在する属性によってデメリットを与えるクリアー・ワールド(クリアー)】デッキの解説記事です。

この記事では、相手にのみデメリットを押し付ける戦術を用いる【クリアー・ワールド】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。

目次

【クリアー】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【クリアー】デッキの特徴

【クリアー】デッキとは?

2009年に実施されたVジャンプの応募者全員サービスで封入された《クリアー・ワールド》に関連するカテゴリです。

長らく関連カードは登場していませんでしたが、『ANIMATION CHRONICLE 2024』にて関連カードが多数収録されて、テーマデッキとして構築することが可能になりました。

《クリアー・ワールド》自体は、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』に登場するキャラクター・藤原優介が扱うカードの1つ。

シリーズ4期の重要人物として登場し、主人公・遊城十代たちの前に立ちはだかります。

彼自身の「個を消し去る」という台詞にあるように、《クリアー・ワールド》には各属性の特性(個性)に応じたデメリット(ネガティブエフェクト)を持っているのが最大の特徴です。

【クリアー】デッキの特徴

【クリアー】デッキは、属性を持つモンスターをコントロールするプレイヤーに各属性に応じたデメリットを与える《クリアー・ワールド》を使って動きを縛るという、ロック戦術を得意としています。

そして【クリアー】モンスターをコントロールしているプレイヤーはこのデメリットを受けないため、実質的に相手だけデメリットを受けさせることができます。

またエースモンスターである《クリアー・ヴィシャス・ナイト》は、自身の攻撃力以下の特殊召喚されたモンスターの効果発動をできなくする効果を持っており、効果モンスターメタとして非常に強力な性能を持っています。

さらにテーマの永続魔法《クリアー・ウォール》が存在すれば、相手に《クリアー・ワールド》のすべてのデメリットを与えることができ、【クリアー】モンスターの戦闘破壊と戦闘ダメージも防ぐことが可能。

こうした相手の行動に制約を与えるロック効果を駆使して、じわじわと相手のリソースを削っていくのが【クリアー】デッキの特徴と言えるでしょう。

【クリアー】デッキの戦い方

序盤は《クリアー・ファントム》のサーチ効果などを使い、《クリアー・ワールド》《クリアー・ウォール》の発動を最優先に目指します。

《クリアー・ウォール》は毎ターン【クリアー】モンスターをサーチすることができるので、このデッキの重要なアドバンテージ源となります。

《クリアー・ワールド》《クリアー・ウォール》が用意出来たら、テーマのエースである《クリアー・ヴィシャス・ナイト》のアドバンス召喚を目指していきます。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》はアドバンス召喚されていないとモンスター効果メタの効果を適用できないので、召喚権を追加できる《クリアー・キューブ》の効果を使ってアドバンス召喚していきましょう。

中盤以降は【クリアー】モンスターすべてを直接攻撃可能にする《クリアー・レイジ・ゴーレム》や、自身の攻撃時に相手モンスターの倍の攻撃力となる《クリアー・バイス・ドラゴン》を使って、相手を圧倒していきます。

とくに《クリアー・バイス・ドラゴン》は効果破壊の耐性も持っているので、《クリアー・ウォール》の戦闘破壊耐性と併せることで、強力なアタッカーとして活躍させることができます。

【クリアー】カードの解説

既存の【クリアー】カード

《クリアー・ワールド》

《クリアー・ワールド》

【 フィールド魔法 】

このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に500ライフポイントを払う。または、500ライフポイントを払わずにこのカードを破壊する。お互いは、コントロールしている属性によって以下の効果を適用する。●光:自分は手札を全て公開し続ける。●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。

出典:遊戯王公式データベース

デッキの名前ともなっている、最重要のフィールド魔法。

お互いは、コントロールしている属性によって以下の効果を適用する。●光:自分は手札を全て公開し続ける。●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。

《クリアー・ワールド》の①の効果

お互いのプレイヤーは、コントロールしているモンスターの属性によって、さまざまなデメリットを受けることになります。

とくに影響が大きいのが光属性の「手札をすべて公開」と闇属性の「攻撃宣言できない」、水属性の「エンドフェイズに手札を1枚捨てる」でしょうか。

とは言え、昨今はさまざまな汎用カードで除去も豊富となっているため、どのようにこの《クリアー・ワールド》を維持するかが重要と言えるでしょう。

《クリアー・バイス・ドラゴン》

《クリアー・バイス・ドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻? / 守0

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーに「クリアー・ワールド」の効果は適用されないこのカードが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージ計算時のみこのカードの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の倍になる。このカードが相手のカードの効果によって破壊される場合、代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。

出典:遊戯王公式データベース

これまで唯一存在していた【クリアー】モンスターである、レベル8のドラゴン族モンスター。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーに「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。

《クリアー・バイス・ドラゴン》の①の効果

このモンスターが存在する限り、コントロールするプレイヤーは《クリアー・ワールド》の影響を受けなくなります。

この効果は、後に【クリアー】モンスターの共通効果として引き継がれることとなります。

このカードが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージ計算時のみこのカードの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の倍になる。

《クリアー・バイス・ドラゴン》の②の効果

このカードが相手のカードの効果によって破壊される場合、代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。

《クリアー・バイス・ドラゴン》の③の効果

②の自身が攻撃する際に相手モンスターの攻撃力の倍の数値となる効果、③は手札1枚を捨てることでカード効果による破壊を免れる効果となっています。

②の相手モンスターの攻撃力の倍となる効果は強力で、これを用いたワンキルコンボのデッキも作られるくらいでしたが、相手からの攻撃では無力と言うのが弱点となっています。

ですが後述する《クリアー・ウォール》によってこの弱点も克服しているため、名実ともに【クリアー】デッキのエースとして活躍してくれることでしょう。

【クリアー】モンスター

《クリアー・キューブ》

《クリアー・キューブ》

【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / 機械族 / 攻0 / 守0

①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分に「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。
②:自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を召喚できる
③:表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

攻守ともに0の、レベル1の機械族【クリアー】モンスターです。

②:自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を召喚できる。

《クリアー・キューブ》の②の効果

自身の永続効果で、自分メインフェイズに追加で【クリアー】モンスターを召喚することができます。

【クリアー】デッキにはモンスターを特殊召喚するなどの展開カードがないため、貴重な展開補助カードとして活用することとなります。

③:表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を特殊召喚する。

《クリアー・キューブ》の3の効果

③の効果で自身が相手によってフィールドを離れた際に、デッキから【クリアー】モンスターを特殊召喚することができます。

《クリアー・キューブ》自身もリクルート可能で、しかも名称ターン1使用の制約もないため、優秀な壁モンスターとして活用することができます。

また【クリアー】デッキではすこし重い《クリアー・バイス・ドラゴン》を呼び出す手段として、もっとも扱いやすい効果ともなっています。

《クリアー・ファントム》

《クリアー・ファントム》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1200 / 守800

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを含む手札を2枚捨てて発動できる。
「クリアー・ワールド」またはそのカード名が記された魔法・罠カードを合計2枚デッキから手札に加える。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分に「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。
③:このカードが破壊された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

出典:遊戯王公式データベース

レベル3・悪魔族の【クリアー】モンスターです。

①:このカードを含む手札を2枚捨てて発動できる。
「クリアー・ワールド」またはそのカード名が記された魔法・罠カードを合計2枚デッキから手札に加える。

《クリアー・ファントム》の①の効果

①の効果で、自身を含む手札2枚を捨てることで、【クリアー】魔法・罠カード2枚をサーチすることができます。

現状は《クリアー・ワールド》《クリアー・ウォール》しかありませんが、同じ名称のカードもサーチできるので、手札コストさえ用意できるなら非常に優秀なサーチ手段と言えるでしょう。

③:このカードが破壊された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

《クリアー・ファントム》の③の効果

③の効果で、自身が破壊された際に相手モンスター1体を破壊することができます。

先述した《クリアー・キューブ》の効果でリクルートしておけば、壁モンスター兼モンスター除去として活用することが可能です。

《クリアー・レイジ・ゴーレム》

《クリアー・レイジ・ゴーレム》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 岩石族 / 攻1600 / 守1800

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このターン中、「クリアー・ワールド」のカード名が記された自分のモンスターは直接攻撃できる
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分に「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。
③:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
相手の手札の数×300ダメージを相手に与える。

出典:遊戯王公式データベース

レベル4・岩石族の【クリアー】モンスター。

①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このターン中、「クリアー・ワールド」のカード名が記された自分のモンスターは直接攻撃できる。

《クリアー・レイジ・ゴーレム》の①の効果

③:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
相手の手札の数×300ダメージを相手に与える。

《クリアー・レイジ・ゴーレム》の③の効果

①は【クリアー】モンスターすべてを直接攻撃可能にする効果、③で自身が戦闘ダメージを与えた場合に相手の手札枚数を参照して効果ダメージを与えることができます。

【クリアー】モンスターは後述する《クリアー・ウォール》によって戦闘破壊耐性を得るためフィールドに残りやすく、返しのターンでこの《クリアー・レイジ・ゴーレム》を召喚して全員で直接攻撃することで一気にライフを削るという戦術を取ることができます。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》

【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / 戦士族 / 攻2300 / 守1100

このカードは「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
①:このカードの攻撃力は、相手フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力分アップする
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分に「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。
③:アドバンス召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカードより低い攻撃力を持つフィールドの特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない。

出典:遊戯王公式データベース

レベル7・戦士族の【クリアー】モンスター。

このカードは「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》の効果外テキスト

レベル7の最上級モンスターではありますが、【クリアー】モンスター1体をリリースすることでアドバンス召喚することができます。

先述した《クリアー・キューブ》の召喚権追加効果とあわせることで、1ターンでこのカードをアドバンス召喚させることが可能となっています。

①:このカードの攻撃力は、相手フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力分アップする。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》の①の効果

③:アドバンス召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカードより低い攻撃力を持つフィールドの特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》の③の効果

①で自身の攻撃力を相手モンスターのステータス分だけアップさせる効果、③で自身の攻撃力以下の特殊召喚されたモンスターすべてに効果を発動できなくする永続効果を持っています。

③のモンスター効果発動制約は①の攻撃力アップがあるため、実質的に特殊召喚されたモンスターすべての効果発動を止めることが可能となっています。

非常に強力な効果となっておりこの効果で相手の展開を大きく束縛することができますが、【アドバンス召喚】のデッキや魔法・罠カードによる除去には弱いという弱点があるので、そのあたりに注意して立ち回るように心がけておきましょう。

【クリアー】魔法・罠カード

《クリアー・ウォール》

《クリアー・ウォール》

【 永続魔法 】

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドに「クリアー・ワールド」が存在する場合に発動できる。
デッキから「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。
②:「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスターは戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる
③:「クリアー・ワールド」のカード名が記されたレベル7以上のモンスターが自分フィールドに存在する限り、「クリアー・ワールド」の効果は属性によらず全て相手に適用される

出典:遊戯王公式データベース

現状では唯一となる【クリアー】名称の永続魔法カード。

①:フィールドに「クリアー・ワールド」が存在する場合に発動できる。
デッキから「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。

《クリアー・ウォール》の①の効果

①の効果でこのカード以外に《クリアー・ワールド》が存在する場合、デッキから【クリアー】モンスター1体を手札に加えることができます。

【クリアー】デッキでは唯一のアドバンテージを稼ぐ手段となるので、後述する耐性付与効果も含めて、最重要でフィールドに維持したいカードとなっています。

②:「クリアー・ワールド」のカード名が記されたモンスターは戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

《クリアー・ウォール》の②の効果

③:「クリアー・ワールド」のカード名が記されたレベル7以上のモンスターが自分フィールドに存在する限り、「クリアー・ワールド」の効果は属性によらず全て相手に適用される。

《クリアー・ウォール》の③の効果

②の効果で【クリアー】モンスターに戦闘破壊耐性と戦闘ダメージ無効化、③で相手プレイヤーに《クリアー・ワールド》のデメリット効果をすべて与える効果を持っています。

②の戦闘破壊耐性と戦闘ダメージ無効化は地味に強力なものとなっており、【クリアー】モンスターこそ必要なものの戦闘によるダメージを無力化させることができます。

また③の効果も破格で、《クリアー・ヴィシャス・ナイト》や《クリアー・バイス・ドラゴン》が存在する場合に《クリアー・ワールド》のデメリット効果すべてを相手に適用できるようになります。

とくに本来であれば光属性に対応する「手札すべてを公開する」効果が適用されるので、相手の次の手を読むことができ対処がしやすくなるので、まずは《クリアー・ヴィシャス・ナイト》《クリアー・ワールド》《クリアー・ウォール》の布陣を目指していきましょう。

【クリアー】デッキと相性が良いカード

《ダーク・オネスト》

《ダーク・オネスト》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 天使族 / 攻1100 / 守1900

①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。フィールドの表側表示のこのカードを持ち主の手札に戻す。②:自分の闇属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、その攻撃力分ダウンする

出典:遊戯王OCGカードデータベース

闇属性・天使族のレベル4モンスターで、闇属性モンスターの戦闘時に相手モンスターの攻撃力をダウンさせる手札誘発効果を持っています。

【クリアー】モンスターはすべて闇属性となっているため、このカードで戦闘補助することができ、後述する《スモール・ワールド》を使うためのステータスの分散と言う意味でも相性が良いカードとなっています。

そしてなにより、アニメで使用していた藤原にとって重要だった《オネスト》のアナザー版という意味でも面白いカードなので紹介しておきました。

《スモール・ワールド》

《スモール・ワールド》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札のモンスター1体を相手に見せる
見せたモンスターの種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから選んで確認し、手札から見せたモンスターを裏側表示で除外する。
さらに確認したカードと種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから手札に加え、デッキから確認したカードを裏側表示で除外する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

コストとなるモンスターこそ必要ですが、うまく活用することでさまざまなモンスターをサーチすることができる通常魔法カードです。

【クリアー】モンスターはすべて闇属性で統一されているものの、その他のステータスはバラバラとなっているので、別の【クリアー】モンスターをコストにすることで任意の【クリアー】モンスターをサーチすることができます。

このデッキではとくにサーチャーである《クリアー・ファントム》を序盤に持ってくるカードとして活用することができるでしょう。

《センサー万別》

《センサー万別》

(制限カード) 【 永続罠 】

①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1体しか同じ種族のモンスターは表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合には、同じ種族のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

お互いにフィールドに出すことができるモンスターが種族ごとに1体になる永続罠カードです。

【クリアー】モンスターはすべて種族が異なるモンスターなので、同名カードこそ並べることができなくなるものの、このカードの影響をそこまで受けずに展開ができます。

さまざまなデッキに刺さるカードではありますが、デッキによってはそうでない場合もあるので状況に合わせて採用を検討すると良いでしょう。

【クリアー】デッキの回し方

《クリアー・ファントム》を用いた基本となる展開例

【使用カード/条件】

  • 《クリアー・ファントム》
  • 《クリアー・キューブ》
  • 手札コスト1枚

【結果】

  • 《クリアー・ヴィシャス・ナイト》
  • 《クリアー・ワールド》
  • 《クリアー・ウォール》

【手順】

  1. 手札から《クリアー・ファントム》と手札1枚を捨てて効果を発動、デッキから《クリアー・ワールド》《クリアー・ウォール》を手札に加える
  2. 手札から《クリアー・ワールド》を発動
  3. 手札から《クリアー・ウォール》を発動して、デッキから《クリアー・ヴィシャス・ナイト》を手札に加える
  4. 手札から《クリアー・キューブ》を召喚
  5. 手札から《クリアー・ヴィシャス・ナイト》を、《クリアー・キューブ》をリリースしてアドバンス召喚(《クリアー・キューブ》の効果による召喚)

【盤面の解説】

【クリアー】デッキの目標となる《クリアー・ヴィシャス・ナイト》、《クリアー・ワールド》、《クリアー・ウォール》を並べる展開です。

《クリアー・ヴィシャス・ナイト》によるモンスター効果の発動封じ、《クリアー・ウォール》による【クリアー】モンスターの戦闘破壊耐性と、《クリアー・ワールド》のすべてのデメリット効果を相手に適用することができます。

この例では《クリアー・ファントム》と《クリアー・キューブ》を用いていますが、それぞれ《スモール・ワールド》や《クリアー・ヴィシャス・ナイト》であっても、途中のサーチ先を変えることで同様の盤面にすることが可能です。

ただし手札コスト込みで3枚消費、《スモール・ワールド》であれば4枚消費となるため、手札リソースを大きく消費してしまうことを留意しておきましょう。

また《クリアー・ヴィシャス・ナイト》は非常に強力なメタ効果を持ってこそいますが、魔法・罠カードで簡単に除去されてしまいます。

そのためあまり過信せず、時には《クリアー・ファントム》や《クリアー・レイジ・ゴーレム》を並べておいて、万が一に備えるというプレイングも必要となります。

《クリアー・ウォール》さえ維持できていれば【クリアー】モンスターの戦闘では破壊もダメージも行われないので、状況に合わせて立ち回れるよう心がけておきましょう。

《クリアー・バイス・ドラゴン》を活用する展開例

【使用カード/条件】

  • 《クリアー・ウォール》(《クリアー・キューブ》でも可)
  • 墓地に《中生代化石マシン スカルワゴン》(必要であれば)

【結果】

  • 《クリアー・バイス・ドラゴン》

【手順】

  1. 《クリアー・ウォール》の効果を発動、デッキから《クリアー・キューブ》を手札に加える
  2. 手札から《クリアー・ウォール》を召喚
  3. 墓地の《中生代化石マシン スカルワゴン》の効果を自分の《クリアー・ウォール》対象に発動、そのカードを破壊する
  4. バトルフェイズに入り、《クリアー・キューブ》で相手モンスターに攻撃(自爆特攻なのでダメージは受ける)
  5. 戦闘破壊された《クリアー・キューブ》の効果を発動、デッキから《クリアー・バイス・ドラゴン》を特殊召喚
  6. 《クリアー・バイス・ドラゴン》で相手モンスターを攻撃し、そのモンスターの倍の攻撃力となって戦闘破壊する

【盤面の解説】

《クリアー・キューブ》を用いて《クリアー・バイス・ドラゴン》をリクルートして戦闘を行う一例です。

【クリアー】モンスターのみでデッキを構成するとどうしても展開力が足りなくなるので、このように無理やり《クリアー・キューブ》から動く場面が生じます。

この例ではフィールドに《クリアー・ウォール》が残っている場合の想定で、墓地の《中生代化石マシン スカルワゴン》でそれを破壊することで《クリアー・キューブ》のリクルート効果を自力で起動できるように動いています。

もちろんフィールドに他の【クリアー】モンスターが残っていれば、《クリアー・レイジ・ゴーレム》などで追加の打点を用意した方が良いです。

しかし相手からすればアドバンス召喚された《クリアー・ヴィシャス・ナイト》だけでもなんとかしようと動く心理が働くので、手札が潤沢でない序中盤ではこのような状況になることもあります。

《クリアー・バイス・ドラゴン》は手札コストこそ必要なものの効果破壊には耐性を持っているため、手札に2枚目の《クリアー・ウォール》があるなどの状況であれば、このように動くプランもあるということを理解しておきましょう。(実際に使うことは稀ですが)

【クリアー】デッキをカスタムするおすすめカード

【ホルス】関連カード

《ホルスの栄光-イムセティ》

《ホルスの栄光-イムセティ》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 魔法使い族 / 攻3000 / 守1800

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる
②:このカードを含む手札を2枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「王の棺」1枚を手札に加える。
その後、自分は1枚ドローできる。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《王の棺》

《王の棺》

【 永続魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに4度まで使用できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②:手札を1枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る。

③:1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《王の棺》が存在する場合に墓地から特殊召喚できるという共通効果を持った、【レベル8】のモンスター群です。

【クリアー】デッキは《クリアー・ファントム》のサーチ効果を起点とすることから手札消費が荒いため、墓地に存在することで意味のある【ホルス】とは相性が良いと言えるでしょう。

《ホルスの栄光-イムセティ》や《王の棺》にはカード除去の効果も内蔵されているため、【クリアー】のロック戦術と合わせることで非常に厄介な盤面を作ることが可能となります。

【リゾネーター】関連カード

《ソウル・リゾネーター》

《ソウル・リゾネーター》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 炎 / 悪魔族 / 攻500 / 守200

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「ソウル・リゾネーター」を除く、レベル4以下の悪魔族モンスター1体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:自分フィールドに「レッド・デーモンズ・ドラゴン」またはそのカード名が記されたSモンスターが存在し、自分フィールドのカードが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《クリムゾン・ヘルガイア》

《クリムゾン・ヘルガイア》

【 永続魔法 】

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
「クリムゾン・ヘルガイア」を除く、「レッド・デーモンズ・ドラゴン」または
そのカード名が記されたカード1枚
を自分のデッキ・墓地から手札に加える。

②:自分の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」の攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て裏側守備表示にする。
③:フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ソウル・リゾネーター》をはじめとした、【悪魔族】【チューナー】のモンスター群です。

《ソウル・リゾネーター》は召喚・特殊召喚時にレベル4以下の悪魔族をサーチでき、【クリアー】デッキのサーチャーである《クリアー・ファントム》にアクセスできるカードとなっています。

こちらでは闇属性のSモンスターを用いたギミックも採用できるようになるので、少し変わった【クリアー】デッキを作る際は参考にすると良いでしょう。

《騎士皇アークシーラ》

《騎士皇アークシーラ》

【 シンクロモンスター 】
星 12 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守3000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「センチュリオン」カード1枚を手札に加える。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の魔法&罠ゾーンの表側表示カードは効果では破壊されない。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
Sモンスター以外の自分の墓地・除外状態の「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《騎士皇アークシーラ》は、レベル12の闇属性・ドラゴン族のSモンスターです。

自分の表側表示の魔法・罠カードに効果破壊耐性を付与することができ、【クリアー】デッキの鍵である《クリアー・ワールド》や《クリアー・ウォール》を守ることができます。

奇しくも先述した【リゾネーター】の効果を使った制約下でも出すことができる闇属性・ドラゴン族のSモンスターとなっているので、EXデッキを活用する場合は採用を検討してみても良いでしょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

【クリアー】デッキはかなりファンデッキ的な要素の強いデッキではありますが、他のデッキには無いユニークな動きが特徴的で、非常に面白いデッキです!

原作再現的なところでファンデッキとして遊ぶもよし、さまざまなメタカードと合わせてメタデッキとして大会などを想定して構築するもよしと、いろんなプレイヤーの需要に合わせて構築できる優秀なデッキとなっています!

興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。

ここまでのご精読、ありがとうございました!


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