【メタル・デビルゾア】脅威の通常罠コンボ!メタルモンスターの真の恐怖を見せてやる!【オリジナルデッキ紹介】

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【メタル・デビルゾア】脅威の通常罠コンボ!メタルモンスターの真の恐怖を見せてやる!【オリジナルデッキ紹介】

はじめに

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

つい最近、7月の制限改定も行われたところですが、デッキビルダーの皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回の改定は、大会環境への影響が大きいものが多かったこともあり、カジュアル方面ではあまり変化がない感じのものだったのかなと思います。(デビフラ以外は)

まあそんなことを言いながら、今回はオリジナルデッキの紹介をさせていただこうと思います。

今回、主役となるのはこちらのカード。

そう。《メタル・デビルゾア》です。

原作『遊☆戯☆王』に登場するキャラクター、バンデットキースことキース・ハワードが用いる《デビルゾア》がメタル化したモンスターですね。

1999年に発売されたPSソフト『遊戯王真デュエルモンスターズ 封印されし記憶』に同梱された、文字通りのレアカードと言われる代物でした。

しかしながら見た目のカッコよさとは裏腹に、お世辞にも到底扱いやすいとは言えないカードとして、数多のデッキビルダーを悩ませたモンスターでもあります。

今回はそんな《メタル・デビルゾア》を活躍させようということで、オリジナルデッキを組んで参りましたので、ご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします。

前回のオリジナルデッキ紹介の記事はこちら↓

【アルカナフォース】当然!正位置ィ!「悪魔」の力で運命を導け!【オリジナルデッキ紹介】

目次

今回の1枚

《メタル・デビルゾア》

《メタル・デビルゾア》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 機械族 / 攻3000 / 守2300

「メタル化・魔法反射装甲」を装備した「デビルゾア」を生け贄に捧げる。デッキからこのカードをフィールドに出すことができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

最初期に登場したカードということもあって、非常にシンプルなモンスターとなっています。

《メタル化・魔法反射装甲》を装備した《デビルゾア》をリリースすることで、デッキから特殊召喚できるというもの。

「デッキから自身を特殊召喚する」という効果自体が珍しいものとなっており、打点も3000と優秀な点は、このカードの数少ない長所と言えるでしょう。

②:このカードの効果でこのカードを装備したモンスターの攻撃力は、
モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ、その攻撃対象モンスターの攻撃力の半分アップする。

《メタル化・魔法反射装甲》の②の効果

しかし一番の問題は、このカードよりも《メタル化・魔法反射装甲》を装備した《デビルゾア》の方が強いということです。

《メタル化・魔法反射装甲》には装備したモンスターが攻撃する際に、相手モンスターの攻撃力を吸収する効果があり、それを活用すれば攻撃力3000以上のモンスターであっても容易に戦闘破壊することができます。(《デビルゾア》であれば、攻撃力5200まで戦闘破壊が可能)

であれば、多少のステータス上昇のためにわざわざを出す必要はないと言えるでしょう。

それでもあえてこのカードを呼び出すというのであれば、それ相応の理由が必要となります。

《メタル化・魔法反射装甲》は直接攻撃であれば意味もないので、単純な直接攻撃の打点としてはこちらの方が優位となります。

また相手モンスターからの攻撃には《メタル化・魔法反射装甲》の効果を適用できないので、メインフェイズ2に《メタル・デビルゾア》に変換しておくほうが優位となる場面もあり得るでしょう。

もちろん装備カード扱いである《メタル化・魔法反射装甲》を除去されてしまう可能性もあるので、それなら《メタル・デビルゾア》にしておく方がリスクを減らすといった意味を見出すこともできるかもしれません。

また少し見方を変えれば、「《デビルゾア》を能動的にリリースできる」という捉え方もできます。

【悪魔族】にはモンスターのリリースをトリガーとして発動できる効果もあるので、そちらを誘発させるためのカードとして活用することもできるでしょう。

また【悪魔族】であれば蘇生手段も豊富にあるので、《デビルゾア》を墓地へ送って再展開するといった使い方も可能かもしれません。

これらの点を考慮に入れたうえで、デッキを構築していくことにしました。

レッドアイズとの差別化

《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》

《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 機械族 / 攻2800 / 守2400

「メタル化・魔法反射装甲」を装備した「真紅眼の黒竜」を生け贄に捧げる。デッキからこのカードをフィールドに出すことができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

また同じくメタルモンスターとして、《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》が存在することも考えなくてはなりません。

こちらの元となる《真紅眼の黒竜》は、【レッドアイズ】としてテーマのサポートを受けることができるのが最大の強みとなっています。

《真紅眼の黒竜》《デビルゾア》のいずれも闇属性・レベル7(メタル化ではレベル8)とステータスが同じであるため、その他の部分で差別化する必要があります。

とくに《真紅眼の黒竜》は【ドラゴン族】、《デビルゾア》は【悪魔族】といった種族サポートで使えるカードが大きく異なるため、そちらを意識して構築していくことになるでしょう。

またいずれも【通常モンスター】のサポートを受けるため、そちらのカードは共有することができます。

しかし言い換えれば、【通常モンスター】サポートでは「差別化はできない」ということでもあります。

とくに少し前には《受け継ぎし魂》のような強力なサポートカードも登場しているので、構築によってはそういったカードの採用も検討したいところですね。(今回のデッキは通常罠ベースだったので採用しませんでした)

《E.M.R.》(エレクトロ・マグネティック・レールガン)

《E.M.R.》

【 通常罠 】

①:自分フィールドの機械族モンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターの元々の攻撃力1000につき1枚まで、フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する

出典:遊戯王OCGカードデータベース

また《メタル・デビルゾア》《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》では、攻守のステータスが異なります。

やはり《メタル・デビルゾア》の攻撃力3000というステータスは、《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》に勝る点として注目すべきところでしょう。

という訳で目を付けたのが、この《E.M.R.》というカードです。

①:自分フィールドの機械族モンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターの元々の攻撃力1000につき1枚まで、フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。

《E.M.R.》の①の効果

《E.M.R.》で《メタル・デビルゾア》をリリースすれば、フィールドのカード3枚破壊と、かなり強力な除去・妨害として活用することができます。

意外にも機械族モンスターで元々の攻撃力が3000以上のものはそれほど多くなく、そうしたモンスターはそもそもフィールドで残していた方が強力なものがほとんどです。

しかしながら実質的な効果を持たない《メタル・デビルゾア》であればそうしたリスクもなく、また【悪魔族】のギミックを採用する都合上、「通常罠」で「リリースできる」カードというのが非常にマッチしているという訳ですね。

デッキコンセプトの考察

ここまでお話したことをまとめますと、《メタル・デビルゾア》のデッキを構築する上で「【悪魔族】サポートを活用する」「通常罠を活用する」「リリースを活用する」といったことが重要になるといった感じでしたね。

これらを踏まえたうえで、デッキに採用できそうなその他のカードを考えていきましょう。

《悪魔嬢ロリス》

《悪魔嬢ロリス》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1500 / 守500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、通常罠カード3枚または6枚を対象として発動できる。
そのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、戻したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
②:このカード以外のモンスターがリリースされた場合、または相手の効果で自分の墓地へ通常罠カードが送られた場合、自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《メタル・デビルゾア》の特殊召喚はリリースを伴うため、そちらを活用したコンボとして用いるカードです。

②:このカード以外のモンスターがリリースされた場合、または相手の効果で自分の墓地へ通常罠カードが送られた場合、自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。

《悪魔嬢ロリス》の②の効果

《悪魔嬢ロリス》がフィールドに存在する状態で他のモンスターがリリースされた際に、墓地の通常罠カードをセットすることができます。

《メタル・デビルゾア》の特殊召喚でのリリースや、《E.M.R.》の発動コストのリリースから誘発させることができます。

うまくハマれば、《メタル化・魔法反射装甲》を再セットして2体目以降の《メタル・デビルゾア》を呼びだしたり、《E.M.R.》を再セットして相手の毎ターンに複数枚除去を行ったりと、かなり強力な使い方も可能です。

《白銀の迷宮城》

《白銀の迷宮城》

【 フィールド魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:セットされた「ウェルカム・ラビュリンス」通常罠カードを自分が発動した場合、その効果に以下の効果を加える事ができる。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
②:自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

また《メタル化・魔法反射装甲》は装備魔法カード扱いになるものの通常罠カードであるため、それらに反応する【悪魔族】テーマの【ラビュリンス】とは非常に相性が良いと言えます。

とくにフィールド魔法《白銀の迷宮城》とは非常に相性が良く、通常罠カードの発動をトリガーに《デビルゾア》を蘇生することができるため、《メタル・デビルゾア》コンボの安定性が格段に上がります。

②:自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

《白銀の迷宮城》の②の効果

この②の効果が本当に強力で、通常罠カードが実質的な蘇生カードへと変貌します。

《メタル化・魔法反射装甲》の発動をトリガーに《悪魔嬢ロリス》を蘇生したり、相手ターンに発動した《E.M.R.》をトリガーに《デビルゾア》を蘇生して次ターン以降の展開に備えたりと、さまざまな場面で活用することができます。

ここまでで紹介したカードが、このデッキのメインコンセプトに必要となるカードとなっています。

とくに重要となるのが《悪魔嬢ロリス》《白銀の迷宮城》《E.M.R.》の3枚です。

《悪魔嬢ロリス》はリリースをトリガーに墓地の《メタル化・魔法反射装甲》や《E.M.R.》を再セット。

《白銀の迷宮城》は《メタル化・魔法反射装甲》や《E.M.R.》の発動をトリガーに、《デビルゾア》や《悪魔嬢ロリス》を蘇生。

《E.M.R.》は上記2枚の効果トリガーとなりながら、フリーチェーンの複数枚カード破壊。

これらと《デビルゾア》《メタル・デビルゾア》《メタル化・魔法反射装甲》をサイクルさせることで、何度も《デビルゾア》《メタル・デビルゾア》を呼び出しながら、戦っていきます。

それではここからは、デッキレシピと各種カードの解説へと移っていきましょう。

デッキレシピ紹介


レシピなのか。

デッキコンセプト通り、【悪魔族】を主体として通常罠カードをかなり多めに採用した構成になっています。

【破械】【ラビュリンス】【デーモン】といった、【悪魔族】のテーマからいくらかパーツのみ出張させ、さまざまな角度から《デビルゾア》《メタル化・魔法反射装甲》にアクセスできるように意識しました。

各カード解説

【破械】ギミック

《破械神シャバラ》

《破械神シャバラ》

【 効果モンスター 】
星 6 / 炎 / 悪魔族 / 攻2000 / 守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの、悪魔族モンスター1体か裏側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「破械」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《破械神シュヤーマ》

《破械神シュヤーマ》

【 効果モンスター 】
星 6 / 水 / 悪魔族 / 攻2000 / 守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの、悪魔族モンスター1体か裏側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合にデッキの一番下に戻る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

カード破壊をトリガーとして展開できる、【破械】のギミックです。

新たに登場した《破械神シャバラ》と《破械神シュヤーマ》はレベル6の悪魔族モンスターということで、これらのカードから【ランク6】のXモンスターが展開しやすくなりました。

デスガイド初動の展開例

  1. 手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚して効果を発動、デッキから《魔サイの戦士》を特殊召喚
  2. 《魔界発現世行きデスガイド》《魔サイの戦士》を素材として、EXデッキから《破械神王ヤマ》をL召喚して効果を発動、デッキから《破械神シャバラ》を手札に加える
  3. 墓地の《魔サイの戦士》の効果を発動し、デッキから《破械神シュヤーマ》を墓地へ送る
  4. 手札の《破械神シャバラ》の効果を《破械神王ヤマ》対象に発動、対象のカードを破壊して自身を特殊召喚
  5. 墓地の《破械神シュヤーマ》の効果を《破械神シャバラ》対象に発動、自身を特殊召喚
  6. 墓地の《破械神シャバラ》の効果を発動、デッキから《破械雙極》をセット
  7. 墓地の《破械神王ヤマ》の効果を発動、自身を除外して《破械神シャバラ》を特殊召喚
  8. 《破械神シュヤーマ》《破械神シャバラ》を素材として、EXデッキから《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚
  9. 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》のX素材を1つ取り除いて効果を発動、デッキから《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》を墓地へ送る
  10. エンドフェイズに《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》の効果を発動、デッキから《白銀の城の竜飾灯》を手札に加える
  11. エンドフェイズに《白銀の城の竜飾灯》と手札1枚を捨てて効果を発動、デッキから《ビッグウェルカム・ラビュリンス》をセットする

《魔界発現世行きデスガイド》1枚から上記のように【破械】を展開することで、ランク6のX召喚が可能となります。

このデッキでは後述する【ラビュリンス】のギミックに繋ぐために、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》→《白銀の城の竜飾灯》と展開しています。

また相手ターンでは必要に応じて《デビルゾア》を墓地へ送ったり、《トリック・デーモン》を送って【デーモン】カードをサーチしたりと、状況に合わせて《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果を使っていきます。

【ラビュリンス】ギミック

《白銀の城の竜飾灯》

《白銀の城の竜飾灯》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1500 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《迷宮城の白銀姫》

《迷宮城の白銀姫》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 悪魔族 / 攻3000 / 守2900

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「迷宮城の白銀姫」以外の「ラビュリンス」カードの効果または通常罠カードが発動した自分・相手ターンに発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
②:自分フィールドにセットされたカードが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:通常罠カードが発動した時に発動できる。
そのカードとはカード名が異なる通常罠カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

デッキのメインコンセプトである《白銀の迷宮城》にアクセスするために採用した、【ラビュリンス】のカードたちです。

《白銀の城の竜飾灯》は自身の効果で【ラビュリンス】魔法・罠カードにアクセスできるため、《白銀の迷宮城》をサーチする手段として非常に有用です。

その上、《白銀の城の竜飾灯》の墓地効果で自身を回収することもできるため、後述する《デーモンの呼び声》の効果コストとしても活用することができます。

また【ラビュリンス】のエースである《迷宮城の白銀姫》も強力で、通常罠カードの発動をトリガーに、デッキから任意の通常罠カードをセットできることから、《メタル化・魔法反射装甲》《E.M.R.》へのアクセス手段として非常に優秀です。

単体性能が非常に高いモンスターでもあるため、わりとどうにもならない状況でのごまかし札として扱いやすいところも良いですね。

【デーモン】ギミック

《トリック・デーモン》

《トリック・デーモン》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1000 / 守0

このカードがカードの効果によって墓地へ送られた場合、
または戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
デッキから「トリック・デーモン」以外の
「デーモン」と名のついたカード1枚を手札に加える
事ができる。
「トリック・デーモン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《デーモンの呼び声》

《デーモンの呼び声》

【 永続罠 】

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地のレベル5以上の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。手札から悪魔族モンスター1体を捨て、対象のモンスターを特殊召喚する

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《白銀の迷宮城》以外の《デビルゾア》の蘇生手段として《デーモンの呼び声》を用いるために、【デーモン】のギミックも採用しました。

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《トリック・デーモン》を墓地へ送ってサーチすることが多いですが、《悪魔の技》などでも効果を誘発させることができます。

またなにげに《悪魔の技》や《白銀の城の魔神像》も【デーモン】名称となっているため、必要に応じてそれらをサーチできると言うのも良きですね。

その他のカード

《六花聖カンザシ》

《六花聖カンザシ》

【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 水 / 植物族 / 攻2400 / 守2400

レベル6モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:モンスターがリリースされた場合、このカードのX素材を1つ取り除き、自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、植物族になる。②:自分フィールドの植物族モンスターが効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールドの植物族モンスター1体をリリースできる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【破械】などから組めるランク6Xモンスターのひとつとして採用しました。

リリースをトリガーとして自分・相手の墓地のモンスターを蘇生できるため、デッキコンセプトとも非常にマッチしています。

とくに《メタル・デビルゾア》は効果が無効化されていても何ら問題もないため、このカードで蘇生する候補として真っ先に挙がってきます。

ただ植物族に変更されてしまうため、この効果で蘇生した《メタル・デビルゾア》では《E.M.R.》を発動できないということだけが、すこし心残りですね。

《切り裂かれし闇》

【 永続魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分がトークン以外の通常モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
②:以下のいずれかの自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力分アップする
●レベル5以上の通常モンスター●通常モンスターを使用して儀式召喚したモンスター●通常モンスターを素材として融合・S・X召喚したモンスター

出典:遊戯王OCGカードデータベース

デッキのコンセプト的にかなり《デビルゾア》を連打することになるので、【通常モンスター】サポートとして採用しました。

ドロー効果も魅力的ですが、「レベル5以上の通常モンスター」に戦闘モンスターの攻撃力吸収効果を付与できるというのが、とても《デビルゾア》にマッチしています。

《メタル化・魔法反射装甲》を装備していればそちらの効果でも攻撃力アップできるため、《デビルゾア》をフィールドに出す意味が強くなるのがとても良いですね。

ただ【ラビュリンス】などで通常罠カードを連打する都合上、魔法・罠ゾーンの圧迫にだけは気を付けたいところです。

《モンスターアソート》

《モンスターアソート》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:種族・属性・レベルが同じとなる、通常モンスター1体と効果モンスター1体をデッキから選んで相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

デッキから特定のステータスが同じとなる通常・効果モンスター1組から、ランダムに1枚を手札に加えるというカードです。

《デビルゾア》のステータスである闇属性・レベル7・悪魔族のモンスターには、《白銀の城の魔神像》や《多次元壊獣ラディアン》といった、扱いやすいモンスターが存在します。

とくに《白銀の城の魔神像》は、《モンスターアソート》の効果処理後に特殊召喚効果を誘発させることができ、そのまま特殊召喚→通常罠カードサーチが可能となっています。

《ゴブリンのやりくり上手》

《ゴブリンのやりくり上手》

【 通常罠 】

自分の墓地に存在する「ゴブリンのやりくり上手」の枚数+1枚をデッキからドローし、手札からカードを1枚選択してデッキの一番下に戻す。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このデッキでは、まさかのやりくりフル投入となっています。

というのも《メタル・デビルゾア》の特殊召喚が「デッキから」しか対応していないため、手札に来てしまったら腐ってしまうからですね。

とは言えこのデッキでは【ラビュリンス】を採用している都合で通常罠カードのアクセスが容易なため、かつての【やりくりターボ】さながらにデッキエンジンとして活用することができます。

基本的な戦い方

序盤は【破械】や【ラビュリンス】のギミックで盤面を整えながら、コンボに必要となるパーツを揃えていきます。

具体的には《デビルゾア》《メタル化・魔法反射装甲》のメインパーツ、あとは《悪魔嬢ロリス》や《白銀の迷宮城》などのエンジンパーツを手札や墓地に集めていきます。

重要となるのはやはり《白銀の城の竜飾灯》や《迷宮城の白銀姫》で、相手の攻勢をいなしつつ、通常罠カードを中心に上記のコンボパーツを揃えていくように立ち回ります。

《ビッグウェルカム・ラビュリンス》で展開と除去・妨害、《悪魔の技》で除去・妨害と墓地肥やし、攻撃誘導効果持ちの《白銀の城の魔神像》などを駆使して、ごまかしながら凌いでいきましょう。

パーツが揃ってきたら、いよいよ《メタル・デビルゾア》の降臨を目指していきます。

《白銀の迷宮城》や《デーモンの呼び声》で呼びだした《デビルゾア》《メタル化・魔法反射装甲》を装備させます。

いきなり《メタル・デビルゾア》にしても良いですが、やはり《メタル化・魔法反射装甲》の効果が強力ですし、せっかくなら相手モンスター1体くらい戦闘破壊してからメインフェイズ2で降臨させましょう。

先の《メタル化・魔法反射装甲》の発動をトリガーに《迷宮城の白銀姫》の効果でデッキから、もしくは《デビルゾア》のリリースに反応した《悪魔嬢ロリス》の効果で墓地から、《E.M.R.》をセットします。

これで相手ターンにフリーチェーンでカード3枚を対象に取って破壊することが可能となります。

中盤以降は、《貪欲な瓶》や《悪魔嬢ロリス》の効果でモンスターや通常罠カードをデッキに戻すことで、サイクル戦術を取ることができます。

それらを活用して何度も《メタル・デビルゾア》と《E.M.R.》をサイクルすれば、高打点と複数枚除去を連打し続けながら勝ちに行きましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

何とか《メタル・デビルゾア》を活躍させたいと考え続けた結果、今回のデッキが誕生いたしました。

《メタル・デビルゾア》のような登場から20年以上経っているようなカードであっても、捉え方や考え方を見直せば一つのデッキに仕上げることができるということの証左になったのではないでしょうか。

とは言え最近は公式も、けっこうリメイクカードにも力を入れているような気がするので、そのうちメタルモンスターもがっつりリメイクが入るかもしれませんけどね。

そうなったらまたその時にでも、デッキを考え直せば良いかなあくらいの気持ちで構えておきます。

でも個人的には、こういった「使い方がよくわからないカード」を使ったデッキを組むのが好きだったりするので、リメイクはもう少し先の方が嬉しいかな~とか思ったりしてます。

それでは今回はこの辺りで。また、次回の記事でお会いしましょう。

ここまでのご清読、ありがとうございました。


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