昨日、本日2024/09/02から施行される海外遊戯王、通称TCGの制限改訂が発表されました。
海外規制と言えば、先月中旬に 【スネークアイ】、【ユベル】、【デモンスミスの】規制を匂わせる文章を公開したことでも話題となりました。
今回は、そんな海外規制についてまとめていきます。
目次
前提条件
まずおさらいしておきたいのが日本版遊戯王であるOCGとTCGのカードプールには大きな乖離があります。
特に有名かつ顕著なのはやはり《増殖するG》の存在。
展開抑制の手札誘発の中でも、要石と言えるこのカードが使えるか否かという違いがもたらす環境の違いは非常に大きいのは想像に難くないでしょう。
《増殖するG》 が使えない都合上、海外の規制は過度な展開札やそれがもたらすEXデッキの汎用終着点は禁止になりやすい傾向にあります。
ここの差異を把握することで、今回の規制の意図も見えてくることかと思います。
禁止カードの話
前提を踏まえたうえで、新たに禁止になったカードに付いて触れていきましょう。
今回新規禁止カードとなったのは次の4枚。
日本との違いは《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》以外の3枚。中でも目を引くのはやはり《刻まれし魔ラクリモーサ》でしょう。
アメリカでの インフィニット・フォビドゥン 発売は7/19。使用可能期間はわずか46日というスピード収監になってしまいました。
気になるポイントとしてはそれだけではありません。【デモンスミス】の根本二メスを入れるなら、このカードよりも《刻まれし魔の鎮魂棺》ではないかという見方も多いのではないでしょうか。
このあたりは商業的な部分が大きいのかなと感じます。
《紅涙の魔ラクリモーサ》の販売が控えているんですよね。
次弾の売上に影響を及ぼしすぎないよう、デッキとしての体裁は保つ形を狙ったのではないでしょうか?
実際、「最後の盛り上がり」という示唆にしてはいささか温情を感じますね。
《召命の神弓-アポロウーサ》に関しては前提条件の影響が大きいとして、日本では制限にとどまった《永遠の淑女 ベアトリーチェ》も、こちらでは禁止となりました。
これに関しては恐らくリミットレギュレーションとは別のカードプール差に理由がありそうな予感がします。
というのも、インフィニット・フォビドゥンで2枚のレベル6モンスターが新規登場しているんですよね。
【融合モンスター】
星6/風属性/悪魔族/攻2100/守2600
同じ属性の悪魔族モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚した場合に発動できる。デッキから悪魔族モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「Aerial Eater」以外の同じ属性でレベル6以上の悪魔族モンスター2体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。
【融合モンスター】
星6/闇属性/ 悪魔族/攻2000/ /守2000
モンスターカードを装備したモンスター+悪魔族モンスター
自分の手札・フィールドの上記のカードを墓地に送った場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「Necroquip Princess」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:カードの効果を発動するためにモンスターが手札から墓地に送られた場合に発動できる。以下の効果から1つ選んで適用する。
⚫︎墓地に送られたモンスターの中から1体を攻撃力500アップの装備魔法としてこのカードに装備する
⚫︎1枚ドローする
悪魔族デッキであればレベル6の調達が容易になっているプールなため、 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》も 禁止まで持っていかれたのではないか、という推測です。
そういう流れであれば、日本に関しても先は長くないかも……。
制限カードの話
こちらもサラッと確認。日本との違いは次の4枚です。
前提条件の影響が大きい《蛇眼の炎燐》、強めのワンキル規制となった《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》、解除の方向で変動となった《隣の芝刈り》と続いて、気になるポイントは《七精の解門》。
示唆されていた【ユベル】の規制から選ばれた1枚です。
どちらかと言うと【幻魔】に対してクリティカルな規制になってしまった結果に。
【ユベル】 はこれ影響どんなもんなんでしょうね?
今回のまとめ
- TCGの新規制が発表
- 海外ではカードプールが違うことに注意!
- とはいえ、一部は日本でも行われるかも
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