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こんにちは、たけっしーです。
今回は僕が4/5(土)に大阪で開催した『第4回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事となります!
関西では新環境2週目の大会で、先週の『バルジーナオフ 3人チーム戦』から今期の環境が少しずつ固まりつつありますが、関西の競技シーンがどのような環境になっているかに注目です。
それでは早速予選のデッキ分布から見ていきましょう!👇
予選デッキ分布
- ドラゴンテイル⋯10
- ヤミー⋯7
- M∀LICE⋯5
- 原石青眼⋯2
- K9⋯2
以下、分布1
- メメント
- 白き森
- キマイラ
- 水晶機巧
- 竜華
- ユベル
- メタビート
以上、33名参加
トップシェアは【ドラゴンテイル】と【ヤミー】となりました。
この2つのデッキは分布数と入賞数も多く、今期はこの2トップが環境の中心になっていくでしょう。
特に【ドラゴンテイル】は構築の拡張性の高さやギミックの爆発力が高いことから多くのプレイヤーが研究しており、分布数がトップになるのも頷けます。
次点で【M∀LICE】【原石青眼】【K9】が複数使用者が見られました。
新顔としては『ジャスティス・ハンターズ』で【ヤミー】【ドラゴンテイル】と共に登場した【K9】でしょう。
相手が手札・墓地のモンスター効果を使用することを条件に展開でき、相手ターンでもエクシーズ召喚できるギミックを持つため対面のデッキ次第ではカウンター性能が高くなるテーマです。
【K9】としてのデッキ分布自体は2名でしたが、《K9-17号イズナ》《K9-00号ルプス》の2種を出張させて手札誘発として採用されているデッキも見られました。
それでは予選を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出したデッキを見ていきましょう。
決勝トーナメントデッキ分布
- ドラゴンテイル⋯3
- M∀LICE⋯2
- ヤミー⋯1
- 原石青眼⋯1
以上、7名
予選全勝は【ドラゴンテイル】となりました。
予選から分布の多かった【ドラゴンテイル】が決勝トーナメントでも多く残っています。
融合召喚を通した際のアドバンテージ獲得能力や捲り性能は今期トップのデッキです。
続いて【M∀LICE】【ヤミー】【原石青眼】と今期の縮図のような分布となっています。
【ヤミー】は予選の使用者の多さに対して1名しか勝ち残っておらず、【ドラゴンテイル】に比べると若干向かい風な印象を受けます。
【ドラゴンテイル】に対してやや不利な要素があり、全体的に【ドラゴンテイル】の分布が多いことからも対面しやすいため、【ドラゴンテイル】のパワーでゴリ押しされ敗退していったと推測できます。
それでは入賞デッキを見ていきましょう。
ベスト4【ドラゴンテイル】

ベスト4 1人目は【ドラゴンテイル】となりました。
サブギミックは投入せず、手札誘発がそれぞれ最大枚数投入されており、非常にシンプルな構成となっています。
特徴的なのは手札誘発として【K9】のギミックが投入されている点でしょう。
このギミックは【ドラゴンテイル】に対してカウンター性能が高いためミラーマッチで有効な手札誘発の1種として採用されており、《K9-00号ルプス》で0ターン目から《N・As・H Knight》を着地させることで妨害することが可能です。
状況と対面次第では《K9-17号”Ripper”》や、今回の構築には採用されていませんが《厄災の星ティ・フォン》をエクシーズ召喚することも出来るため使い分けが可能となっています。
先攻で【ドラゴンテイル】のギミックに《灰流うらら》のような手札誘発を受けた場合も、【K9】のギミックを展開することで妨害を生成出来るため先後どちらも優秀なギミックになります。
ベスト4【ドラゴンテイル】

ベスト4 2人目は【ドラゴンテイル】となりました。
特徴的なのは【ドラゴンテイル】のギミックにおいて採用枚数が絞られがちなカードも全て採用枚数採用されている点です。
それぞれ1枚でも循環は可能ですが、これらを引いていればサーチ効果を別のカードに回すことができ、
特に【ドラゴンテイル】のミラーマッチではギミックのぶつけ合いで有利に立ち回りやすいためこのようにギミックを全面に押し出した構築になったものだと推測できます。
🥈2位🥈【ドラゴンテイル】

2位は【ドラゴンテイル】となりました。
ベスト4の2名と違う点はサブギミックとして《沼地の魔神王》+《融合》のパッケージが投入されている点になります。
単純に融合召喚する手段が増えていることで手数が安定しやすく、【ドラゴンテイル】のギミック内の融合手段は《灰流うらら》や《聖王の粉砕》に阻止されやすいためサブギミックの投入は一定数見られます。
特徴的なのは《沼地の魔神王》を使用した融合モンスターの中でも《ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン》が採用されている点です。
罠カードの効果を受けないため、【ドラゴンテイル】のミラーマッチでは相手の《星辰の裂角》を無視して高打点+全体攻撃で盤面処理をしながら墓地から「ドラゴンテイル」罠カードをセットすることが出来きます。
バトルフェイズでの仕事を終えた後は《天球の聖刻印》の素材にして妨害に変換出来るため、着地してしまえば一気にゲームを傾かせるパワーを持ちます。
🏆優勝🏆【M∀LICE】

優勝は【M∀LICE】となりました。
デッキ構成はシンプルで、質の高いカードを最大枚数採用されています。
ギミック面では「M∀LICE」モンスターをそれぞれ最大枚数投入、《サイバネット・マイニング》の不採用と《闇の誘惑》の採用が特徴的でしょうか。
《サイバネット・マイニング》は今期は主に【ヤミー】が《聖王の粉砕》を採用していることもあり前期に比べると通りの悪さに対して手札コストの消費が重い点から不採用になったと推測できます。
制限改訂で《M∀LICE〈P〉Dormouse》の枚数が減ったものの、初動の枚数は元々多いため現状は傘増ししなくても良いといった判断でしょう。
サイドデッキでは《サンダー・ボルト》の採用が目立ちます。
主に【ヤミー】に対して有効な捲り札であり、《虹光の宣告者》さえいなければ1枚で捲りきれる可能性が高いカードです。
そのためドロー系で《虹光の宣告者》で着地させない場合や、《サンダー・ボルト》の被り、《原始生命態ニビル》《無限泡影》で《虹光の宣告者》の上から通せるので、組み合わせで強力なカードになります。
2位〜4位の【ドラゴンテイル】を押しのけての優勝となり、《霊王の波動》《ディメンション・アトラクター》《応戦するG》といった【ドラゴンテイル】に対する有効札を積極的に採用出来る【M∀LICE】の強みが活きた結果といえます。
今週の環境
今週は【ドラゴンテイル】が予選、決勝トーナメント共に多く、環境上位デッキとして固まった週となりました。
融合召喚を通してしまえば相手の盤面を捲ることができるため、後攻でもワンチャンを作りやすいことから評価しているプレイヤーが多いと感じました。
関西ではサブギミックを投入しない純構築や《沼地の魔神王》を投入するかの2タイプがほとんどでしたが、他の地方では【マギストス】や【原石】、【烙印】を投入しているものも見られました。
一方で【ヤミー】も予選では数が多く、全国的にも環境上位デッキの位置づけになりますが、
ギミック内で【ドラゴンテイル】に対する有効打が《虹光の宣告者》1点に集中していることもあり、【ドラゴンテイル】側が有効札を持ち合わせているとゴリ押しされる場面も多々見られ、決勝トーナメントには1名のみしか残らない結果となりました。
上位には【ドラゴンテイル】が固まる中、【ドラゴンテイル】に対する有効札が多い【M∀LICE】が勝ち残る結果となりました。
【ドラゴンテイル】と【ヤミー】とその他でメタがバラけていることから【M∀LICE】のメタである《アーティファクト・ロンギヌス》の採用を妥協するプレイヤーも見られ、今週は立ち位置がかなり良かったと言えるでしょう。
今週の結果を受けて、来週以降の変化に注目です👀
今回のまとめ
今回は4/5(土)に開催された『第4回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事でした。
僕が開催する『Mogi杯』も第4回となり関西の競技シーンの中心になりつつあるので、これから開催を続けれれるように尽くしたいと思います。
次回開催は4/19(土)の3人チーム戦になりますので、ご参加お待ちしております!
それでは👋
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