【環境考察】アドバンス環境 2024年12月【最強デッキ】

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【環境考察】アドバンス環境 2024年12月【最強デッキ】

 こんにちは、妖怪アドバンス沼サンタです。

 妖怪アドバンス沼サンタの活躍?は上記の動画でご確認いただくとして、改めて担当の神結です。今月もよろしくお願いします。

 月刊アドバンスですが、今月は新弾「悪魔神、復活」の発売がありました。

 発売からまだ日は浅いのですが、アドバンスで注目の“完全魔誕”ギミックや、新弾で強化されたデッキ、そして今後の展望も含めてお伝えできればと思います。

 それではどうぞ!

2024年11月環境はこちら!

目次

今月のアドバンス環境~悪魔神復活!!~

 今月の注目は、なんといっても新弾の発売でしょう。

 12月21日、遂に悪魔神が復活しました!

王道篇第4弾「悪魔神、復活」

 目玉はなんと言っても、《悪魔世界ワルドバロム》の登場……!

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー15000 / コスト8

■超無限進化:デーモン・コマンド・クリーチャー1体以上の上に置く。
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、3枚以上のカードの上に進化していれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。5枚以上のカードの上に進化していれば、次の自分のターンのはじめまで、相手のマナゾーンにあるすべてのカードのマナの数字を0にする。
■このクリーチャーが攻撃する時、文明を1つ選び、その文明を持つ相手のエレメントをすべて破壊する。

 これまでバロムに出来ていたハンデスと言えば《悪魔神バロム・ロッソ》がありましたが、5色出せる1マナという点はあらゆるレギュレーションに影響を与えてくれるでしょう。

 アドバンスであれば《終焉の禁断 ドルマゲドンX》と併せたデッキも組めますし「バロムの章」と一緒に買って、様々なバロムデッキで遊んでみて欲しいです。私も色々考えて遊んでいるところなので、今後お伝えしていければと思っています。

 さて、発売前か話題になっていましたが、アドバンスでは特に事前準備をせずとも、《魔令嬢バロメアレディ》から下にカードを5枚以上用意した進化、通称“完全魔誕”が簡単に達成出来ます。

 これは《時空の禁断 レッドゾーンX》を使うギミックですね。

【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / イニシャルズX / 文明 闇 / パワー11000 / コスト8

■進化:闇のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の闇の、コスト5以上の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーを、進化ではないクリーチャーの上に置いた時、自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-9000する。
■メテオバーン覚醒:自分のターンのはじめに、このクリーチャーの下にあるカードをすべて墓地に置き、その後、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。

────────────覚醒後────────────
カード名:終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:闇
種族:ソニック・コマンド/侵略者/イニシャルズX
パワー:15000
コスト:12マナ
マナ:-
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
▶相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)

 要するに《魔令嬢バロメアレディ》の攻撃時能力で《悪魔世界ワルドバロム》を進化させつつ、効果を待機させながら《時空の禁断 レッドゾーンX》を4枚重ねると、それだけで完全魔誕の達成です。

 決まれば1ターン全ランデスしつつ、全ハンデス、そしてターンが返ってくれば《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》への覚醒が達成され、《魔令嬢バロメアレディ》の枚数次第では、続くターンも完全魔誕が達成出来る、なんてことも。

 ただ個人的には、これだけを軸にしてデッキを組むのはやや難しいかな、というのが現在の感想です。

 非常に強力なギミックであるのは間違いないのですが、次元を4枠圧迫することで構築の幅を大きく狭めます。

 例えば《最終龍覇 ボロフ》との共存が難しくなる、というのは典型的なデメリットの1つ。

 その上で“完全魔誕”を達成したかといっても即勝ち出来る訳では無いので、魔誕後のゲームプランとかは予め考えておく必要はあるでしょう。

 個人的には「それをやるデッキは弱い、出来るデッキは強い」みたいな解釈でいます。強力なバロムデッキを作り、そのギミックの1つとして“完全魔誕”が実現出来ればいいかな、と思っています。

 

 それ以外の話題でいうと、《禁断 ~封印されしX~》と《"FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~"》について、ルールが変更されることになりました。

 これまで0コストのエレメントとして扱われていたカードたちでしたが、これらが「コストを持たないエレメント」に変更に。

 「コストを持たないということは0コストではない」というわけです。

 これによって《ダック・アヒッチ》さんがお亡くなりになりました。享年3ヶ月。

 またバラバラエティ系の達成が難しくなり、《"FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~"》+《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》で条件を達成してくれる筈だった《魔誕神官ドルゴ・バーロウ》さんは、かなり使いにくい1枚になってしまいました。

 その他、様々なデッキが新弾によってちょくちょく強化を受けていますが、これは個別に触れていくことにしましょう。

2024年12月環境デッキ

 というわけで、新殿堂以降の環境について、その主要デッキを見ていきましょう。

 今回設定したランクは以下の通りです。

Sランク:【闇単零龍XENARCH】、【火光水BAKUONSOOO】

Aランク:【光自然ドリームメイト】、【光水ヘブンズ・ゲート】、【マーシャルデリート】

Bランク:【火光闇ファイアー・バード】、【光水ライオネルStar】、【火光自然モルトDREAM】、【4cガイアッシュDREAM】

Cランク:その他(イミッシュ、バイク、ジャイアントなど)

Sランク

闇単零龍XENARCH


 また強くなってしまった。もしかしたらSSランクかも。

 新弾で登場したカードでまず確定で入りそうなのが《影邪盗霊》。ライター事前レビューでも、3人くらいから名前が挙がってましたね。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト5

■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを、自分の墓地にあるカード1枚につき、-1000する。

 最小1コストで5枚墓地落としとかいう「カードのゾーン移動レシオ」が非常に高く、カードをいっぱい移動出来るカードは強い理論信者の私としては、なんか信じられないくらい強いカードです。

 そしてデッキとしても、こちらもなんか信じられないくらい動きの幅が広がりました。

 例えば1コス→2コス→1コスで《影邪盗霊》を撃って《とこしえの超人》を破壊しつつ、落ちた《ベル=ゲルエール》をアビスラッシュで召喚、復活達成しつつ《死神覇王 ブラックXENARCH》条件達成とか。

 或いは1体目の《死神覇王 ブラックXENARCH》を作った直後に破壊の儀から拾っておいて、後続のメタクリーチャーを牽制しつつ即座に2体目の《死神覇王 ブラックXENARCH》の展開に繋げるとか。

 或いは天門が必死になって出した《支配の精霊ペルフェクト》を無慈悲に破壊したりとか。

 特に手札を広く持てる後手では多様なプランが取れるので、デッキに2~3枚くらいは積んでおきたいところ。

 また一応ですが、《超暴淵 ボジャガイスト》も採用候補にはなりうるかな、という感じです。

【 クリーチャー 】
種族 アビスドラゴン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト9

■このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。その後、相手の手札が1枚もなければ、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–9000する。

 これが7だったら何の迷いもなく採用だったんですけど、そうはいきませんでした。9か……。9か……。

 墓地から出せるハイパーエナジーということで、《暴淵 ボウチ=トートロット》というわかりやすいライバルがいますが、こちらはcip能力が強いのが魅力。

 あと《蒼き覚醒 ドギラゴンX》になれるのも嬉しい。

 私はシク版のイラストが好きなので、1枚だけ積んでCSに出ました。1回も使いませんでした。

火光水BAKUONSOOO



 ゼナークとともに環境を蹂躙しているアドバンスの2大巨頭の1つ。リスト自体が徐々に洗練されており、かつて苦手だったデッキも克服しつつあります。

 構築が大きく分けて2つあるのも、相手すると難しい点ですね。

 新弾での採用しうるカードというと、やっぱり《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》になるでしょうか。

 私は「悪天」って呼んでいます。

【 呪文 】
種族 マジック・ソング / 文明 水 / コスト4

■S・トリガー
■カードを1枚引き、その後、数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のエレメントの能力を無視し、相手はその数字と同じコストの呪文を唱えられない

 相手を1ターン止める呪文として撃ったり、攻撃中に或いは《無限合体 ダンダルダBB》から撃って特定の呪文を止めたり、メタクリを無効化して裏から《“必駆”蛮触礼亞》投げたり、結構色々出来ます。

 まぁこのデッキは本当に色さえあればなんでも採用出来るので、今後も新弾の度にワクワク出来るのは嬉しいポイント。

 何故か知らないですけどカードも非常に安いため、アドバンス興味ある人にはかなりお勧め出来るデッキと言えます。

Aランク

光自然ドリームメイト


 花嫁サイクルにはそれぞれ新カードが登場しましたが、ドリームメイトはというと《魔誕幻獣ボンメェ》が登場。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ドリームメイト / 文明 火/自然 / パワー2000 / コスト3

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のコスト4以下のエレメントを1つ選び、破壊する。
▶自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

 残念なことに《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》にはさせて貰えませんでしたが、トリガークリーチャーでエレメント除去orマナブーストと腐る場面がなく、あると嬉しいカードと言えます。

 特にドリームメイトはcipマナブーストの選択肢が弱かったので(《大冒犬ヤッタルワン GS》や《霊騎幻獣ウルコス》を採用しないといけなかった)、かなり貴重です。

 動き的には3→5でランプしたい場面も多く、引いていればプレイすることもありますし、《森夢のイザナイ メイ様》からリクルートするケースもあるでしょう。

 ドリームメイトというデッキは《森夢のイザナイ メイ様》のお陰で「デッキに選択肢として入っていること」が重要なので、とりあえず1枚入れてみて使用感を試す、というのはありだと思います。

 で、これで終わりだと思っていたのですが、デュエチューブリーグでタクジン選手が使用していたドリームメイトに面白いカードが採用されていました。

 《金天使 クローネ・ゴルギーニ》ですね。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー3500 / コスト3

■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。

 ゴルギーニシリーズは名前を覚えられないので、3ゴルギーニと覚えているのですが、これがいい味出すんですよ。

 こちらは3コストのハイパーエナジーということで1コストで《森夢のイザナイ メイ様》を寝かせられるカードなのですが、更に相手の面をフリーズ出来るのが、非常に噛み合いがいいです。

 というのもこのカードを出して《森夢のイザナイ メイ様》を寝かせつつ、ターン終了時に《激烈元気モーニンジョー》+《料理猫のプワソン》と繋ぐと、次のターンもまだ《料理猫のプワソン》の的があるんですよ。

 ドリメは的があると展開力がおかしなことになるのは、皆さんご存じの通り。

 デッキに1~2枚あると動きに違いを生むカードかなぁということで、ぜひ採用候補の一端に加えてみてください。

光水ヘブンズ・ゲート


 これまでも強力だったヘブンズ・ゲート系のデッキですが、今回《陽炎の精霊メルキウス》を獲得。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光/水 / パワー4000 / コスト4

■ブロッカー
■ジャストダイバー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から好きな枚数の呪文を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■各ターンに一度、自分が唱える呪文に「ハイパーエナジー」を与えてもよい。(その呪文を唱える時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、その呪文のコストを2少なくする。ただし、コストは1以下にはならない)
■各ターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。

 結果、手札を補充しつつ5マナから《ヘブンズ・ゲート》が撃てるようになっりました。

 元々、それぞれのマナ帯での動きが固定化されやすかったデッキだけに、こうした動きの幅が出たこと(動きに選択肢が出るようになったこと)は、喜ばしいことでしょう。

 日々《頂上混成 BAKUONSOOO8th》の存在感が大きくなっているだけに、トータルで有利を付けやすいこのデッキは、まだまだ活躍の場がありそうです。

マーシャルデリート


 こちらも《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》で強化が入ったデッキです。

 

 トリガーなので、受けとしても《頂上混成 BAKUONSOOO8th》に対して9といって止めたり、活躍が見込めるカードでもあります。

 まぁあとはお馴染みのマーシャルです。

 ちなみにループ型とデリート型、アドバンスでどっちが優れているか論争についてですが、個人的には今はデリート型の方が強い派。

Bランク以下について

強化されたデッキたち

 しっかり【闇単零龍XENARCH】が増えたことで、【ファイアー・バード】が追い詰められつつある現環境。

 逆にしっかり新弾で強化入ったことで、今後に期待が持てるデッキたちもいます。

 代表例は、《剛撃聖霊シェバ・エリクシア》の登場で復権が期待される【巨大天門】。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / エンジェル・コマンド / 文明 光/自然 / パワー18000 / コスト8

■ブロッカー
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、コストの合計が7以下になるよう、クリーチャーを2体まで、自分のマナゾーンから出す。
■バラバラエティ5:自分のクリーチャ―は、破壊以外の方法で離れない。(コストが異なる自分のエレメントが5つ以上あれば、このクリーチャーにこの能力を与える)

 元々デッキは強いだけに、4ターン目の展開の再現度や《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》へのアクセス力が上がったことで、今後の活躍もあるかもしれません。

 また地味なところで言えば【自然単イツァヤナ】については、フィニッシャーに変化がありました。《水上第九院 シャコガイル》が抜け、《エツナブ・ナワル》が採用されることに。

【 クリーチャー 】
種族 ミステリー・トーテム / ツォルキン / 文明 自然 / パワー16000 / コスト11

■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のシールドを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、こうしてマナゾーンに置いたカードのいずれかよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。

 自然でフィニッシャーと展開を兼ねるカードを手にしたことで、一定レベルで強化されたことは間違いないでしょう。

 元々XENARCH系や天門系デッキには勝ちやすい類いですし、入賞なども増えるかもしれません。

 それ以外だと、花嫁種族として実装された《魔誕翔天マルピア》は、ファイアー・バード強化というよりは【火闇バイク】の強化をしているかもしれません。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ファイアー・バード / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト3

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶このクリーチャーはシールドを1つブレイクする。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

 多色ではあるものの、《影速 ザ・トリッパー》を補完しつつ《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《キャディ・ビートル》を割れるカードとして、今後のバイクには採用を検討されるカードになるでしょう。

 あと忘れてならないのが【光水ライオネルStar】のデッキで、こちらは《邪脳の魔法陣》のお陰で動きも構築も広くなりました。

【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光/水/闇 / コスト5

■G・ストライク
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。その後、コスト4以下の、クリーチャーではないカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに使ってもよい。
■このタマシードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。

 シンプルに呪文の使い回しが強く、《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》や《理想と平和の決断》を連打するのも強いですし、《ドンドン吹雪くナウ》を採用して《「正義星帝」 〈ライオネル.Star〉》を出し直す、という動きも出来るようになりました。

今月の注目デッキ

水自然ジャイアント


 で、上記の他に紹介したいのが【水自然ジャイアント】です。

 なんといっても《爆翠月 アカネ》は流石に凄い。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5

■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

 オリジナルでは「2ターン目にクリーチャーを出さずにケアする」なんて話もありましたが、アドバンスにおいてはそうも言ってられないデッキが幾つかあるので、オリジナル以上に活躍が見込めるカードかもしれません。

 アドバンスのジャイアントはメタクリーチャーが多いことでデッキを増やしても影響が少なく、そのため 《超重竜 ゴルファンタジスタ》の終極宣言がどんな状況でも使いやすいんですよね。

 この辺りはオリジナルのジャイアントとは全然違ったゲーム体験にもなるので、オリジナルで使っているという方にもぜひ触れて欲しいデッキでもあります。

おわりに

 というわけで、今月のアドバンス解説はいかがだったでしょうか?

 今回の新弾はアドバンスにも与える影響が大きいですね。

 アドバンスのメタゲームについて、CS開催数的に月刊レベルで観測するくらいがちょうどいいと思っているので、新弾による変化はまた来月以降も追っていければと思っています。

 そして最後になりますが、2024年のアドバンスを簡単に振り返ってみましょう。

 上半期は【火水マジック】【巨大天門】が、下半期は【闇単零龍ゼナーク】が中心のメタゲームとなり、本当に半期でくっきりわかれました。

 私は上半期はドラグナー、天門、ゴスペル辺りを使い回して、後半はドリームメイトや零龍ゼナークを使う事が多かったです。

 その中で「絶対的な強者がありつつも、新たなデッキが色々生まれ続けた」「後半は特にオリ・アドで違うゲームだった」といったこともあり、個人的にはかなりやり込んで楽しめた1年だったと思っています。

 というわけで、2024年の月刊アドバンスは終わりです。また来年もよろしくお願いします。

 それでは皆さん、よいお年を!

 

 


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