新時代のオーロラドギラゴン!

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新時代のオーロラドギラゴン!

目次

デッキの開発経緯について

 タイトルに惹かれてこのページに来訪してくださった皆様には大変申し訳ありませんが、少しお時間を頂いてこのデッキを作成しようと思った経緯から記していこうと思います。

 4月某日、とあるデュエマ開発スタッフさんのツイートを見たところ、GRの開発の際のサンプルデッキの画像が公開されていました。そこには『〇〇をしたとき、トークンを1体超召喚する』のような仮置テキストが書かれていて、それを見た僕は「開発はGR召喚をトークン(生贄)のようなものと捉えているのか……」と思いました。そしてさらに考えます。デュエマにおいてトークン(生贄)を要求するものとはなんだろう、と。

 攻撃時に生贄を要求する《憤怒の猛将ダイダロス》のようなクリーチャーはあまりメジャーな存在ではないし(《 闇の破壊神ゼオス 》のような強いクリーチャーもいるが)、召喚時に自分の場のクリーチャーを破壊することで大きなリターンを得る《 復活の祈祷師ザビ・ミラ 》のようなタイプも珍しいです(《 BAKUOOON・ミッツァイル 》が存在している上に環境で大活躍しているが)。

 そこで僕は『進化』に目をつけました。進化ならば、盤面にGR召喚で進化元を確保することでメインデッキ40枚を圧迫することがありません。幸いにもGR召喚は低コスト換算のようだし、ある程度のマナでアドバンテージを稼ぎつつGR召喚を行うカードも沢山あります。方針を決めた僕は早速デッキ開発に取り組むことにしました。

デッキレシピ

そしてできあがったのが以下のデッキです。

メインデッキ  《燃える革命 ドギラゴン》 x 4枚 《Wave All ウェイボール》 x 4枚 《ヘームル・エンジオン》 x 2枚 《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》 x 4枚 《幻緑の双月/母なる星域》 x 4枚 《ウォッシャ幾三》 x 2枚 《偽りの名 13/種族選別》 x 4枚 《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》 x 3枚 《ドンドン吸い込むナウ》 x 3枚 《終末の時計 ザ・クロック》 x 4枚 《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》 x 3枚《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》 x 3枚

超GRゾーン  《ロッキーロック》 x 2枚 《スパイキースパイク》 x 2枚 《バッチリ・バッチー》 x 2枚 《ブルンランブル》 x 2枚 《ナギー・ナグナグ》 x 2枚 《ソニーソニック》 x 2枚

細かいカードの採用理由については次の項で記します。

メインギミックの紹介

 『進化』は侵略を除くとあまり強力なギミックではありません。つまり進化を成功させた時点でゲームを決めるような強力なフィニッシャーである必要があります。さらにGRで進化元を確保する都合から、進化条件は『文明指定』のみであることが望ましいです。そんな厳しい条件を満たすクリーチャーは……

《 燃える革命 ドギラゴン》

【 進化クリーチャー 】 
種族 メガ・コマンド・ドラゴン  / 革命軍 / 文明 火 / パワー15000 / コスト7 

■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝てない。
■革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが0枚なら、このクリーチャーをアンタップする。

出典:デュエル・マスターズ

 こいつです!

 タイトルにもあった通り《 燃える革命 ドギラゴン》です。パワー15000とかなり大きなサイズに加え、攻撃時に自分のシールドが0なら無限アタッカー! さらに召喚時に自分のシールドが2枚以下なら次の自分のターンまで絶対に負けません。上で条件が何だと書いてますが正直『進化』をメインに据えると決めた時点でこのクリーチャーを使うことは僕の中で確定事項でした。

 さてドギラゴンを使うと決まった以上、採用がほとんど確定するカードがあります。それが皆さんご存知……

《 ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ 》

【 ツインパクトカード 】 
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト4 

■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

────────────呪文────────────
カード名:逆転のオーロラ
文明:自然
コスト:5マナ

■自分のシールドを好きな数、マナゾーンに置く。

出典:デュエル・マスターズ

《 ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ 》です。

 ドギラゴンをフィニッシャー足らしめているのは、その強力な革命効果に他なりません。革命を自分の意志で起こすこと、ドギラゴンを召喚するマナを用意すること、どちらもこなすのがこのカードです。さらに、上の《ラ・ヅーネヨマ・パンツァー》側でバトルゾーンに出すことで相手に殴り返しを警戒させつつ、相手が早期にシールドを割ってきてもドギラゴンに必要なマナを確保することが出来ます。

 しかし《逆転のオーロラ》ではシールドが1枚も割られていないとしても、5マナしかブースト出来ません。ドギラゴンの召喚コストは7、このままではシールドを全部マナに置いてターンを返す変態になってしまいます。そんな問題点を解決するのが……

《 幻緑の双月/母なる星域 》

【 ツインパクトカード 】 
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2 

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

────────────呪文────────────
カード名:母なる星域
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 

出典:デュエル・マスターズ

《 幻緑の双月/母なる星域 》です。 シールドをマナに置いた時点でマナが7枚ありさえすれば、たった3マナでドギラゴンをマナからバトルゾーンに出すことが出来ます。また、相手が速攻デッキの場合《幻緑の双月》を出すことで次のターンの《ラ・ヅーネヨマ・パンツァー》につなげることが出来ます。

 やったぜ! これでドギラゴン無限攻撃革命だ! と行きたいところですがこのコンボにも問題があります。それは、《母なる星域》にはマナから出す進化クリーチャーの進化元と星域でマナに送るクリーチャーの2体が盤面に必要なのです。

 さて、ここまでオーロラドギラゴンの基本ギミックについて長々と書いてきましたが、ここで注目するのは《逆転のオーロラ》《母なる星域》も呪文だという点です。呪文を唱えるだけでGRゾーンから進化元が用意できるような素敵なシステムクリーチャーがいればいいのです……。

そんな都合のいいクリーチャーいる訳……(露骨な前フリ)

《Wave All ウェイボール》

【 クリーチャー 】 
種族 トリックス / ワンダフォース / 文明 水 / パワー5000 / コスト2 

■このクリーチャーは攻撃できない。
■各ターン、自分がはじめて呪文を唱えた時、GR召喚する。
■クリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 

出典:デュエル・マスターズ

いました。

 なんと《 Wave All ウェイボール 》が盤面にいるだけで、

《逆転のオーロラ》を唱える→《 Wave All ウェイボール 》効果で進化元が用意される→《母なる星域》を唱える→《 Wave All ウェイボール 》をマナに→《燃える革命 ドギラゴン》召喚!!

ときれいにつなげることが出来ます。更に都合のいいことに、《 Wave All ウェイボール 》はその低コストに対して高パワーとクリーチャーに選ばれない効果を備えているので非常に除去されにくいです。盤面に《 Wave All ウェイボール 》、手札に《母なる星域》《逆転のオーロラ》、マナorシールドに《燃える革命 ドギラゴン》があればこのコンボは決まります。こう書くと要求値が高いように見えますが、実際にこのデッキを回してみると全くそんな事はありません。《 Wave All ウェイボール 》を採用したことで『潤滑油』となるカードが大量に採用できているからです。

デッキを回す潤滑油たち

《 偽りの名 13/種族選別 》

 潤滑油その1です。このデッキは統一感のないカードの組み合わせであるため呪文面での3枚ドローも珍しくありません。また《Wave All ウェイボール》や《燃える革命 ドギラゴン》等の複数種族を持つクリーチャーは、同時にめくれても回収が可能であるという裁定も味方して超強力なドローソースになっています。

《 水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー 》

 潤滑油その2です。このデッキでこのカードが持つ役割は多いです。足りないパーツを揃える役目もそうですが、《クリスタル・メモリー》を唱えた際にデッキ内のドギラゴンの枚数を数えて、シールド内にあることが分かればわざわざドギラゴンを回収してマナに置く必要がなかったり、シールドに《 終末の時計 ザ・クロック 》があることが分かれば、強気に相手にわざと盾を割らせて、帰ってきたターンでドギラゴンを召喚してカウンター気味に逆転勝利することも出来ます。

《ドンドン吸い込むナウ》《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》

 受け札兼潤滑油その3です。このデッキは刻んでシールドを減らされるぶんにはいいのですが、ジャスキル打点で1ターンで決めに来るデッキに対して弱いところがあるので、それを防ぐために投入されています。 《ドンドン吸い込むナウ》はとても強いカードなので最大枚数投入したいのですが《 偽りの名 13/ 種族選別》のバリューを下げすぎないために3枚採用にとどめています。 《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》 は《 Wave All ウェイボール 》と合わせて3マナで盤面に進化元+星域の種を用意することができる等の利点があります。

その他採用カードについて

《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》

《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》

【 ツインパクトカード 】 
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4 

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。

────────────呪文────────────
カード名:「Let it Bee!」
文明:自然
コスト:3マナ

■カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚、マナゾーンに置く。

出典:デュエル・マスターズ

 昨今のデュエマには『踏み倒しメタ』と呼ばれるコスト踏み倒しを許さないカード群が多数存在していることは皆さんご存知でしょう。ところでこのデッキを見てみてください。フィニッシャーが基本《母なる星域》の踏み倒しで出てきます。さてどうしたものか、となるところですが実はこのデッキは踏み倒しメタにある程度の耐性があります。《 制御の翼 オリオティス 》系統の踏み倒しメタはオーロラでマナが伸びるために効かず、《 デスマッチ・ビートル 》にはパワーで勝っているため恐るるに足りません。《 異端流し オニカマス 》もマナに赤マナがあれば返しのターンにオーロラで増えたマナで召喚しなおせばいいのです。

 しかし、《 ポクチンちん 》等には無力なので上記の《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》のマッハファイターで除去を行います。パワー5000と相手の《 Wave All ウェイボール 》さえ討ち取れるサイズに加え被破壊時にもマナに行くことで無駄がありません。また下の呪文面を用いれば、ルーターを使わずに手札にパーツを集められる運さえあれば最速4ターン目にドギラゴンを場に出すことが出来ます。いざとなればマナ置きをせずに呪文面を使うことで、山札を1枚だけですが掘ることも出来ます。

《ウォッシャ幾三》《ヘームル・エンジオン》

 GR召喚でしか進化元を用意できないのにデッキに4枚の《 Wave All ウェイボール 》だけでは引けない場合何も出来ないので、代替カードとして上記のカードを2枚ずつ採用しました。 この2種のクリーチャーに共通する能力として、手札消費1枚で盤面に進化元+星域の種を用意することができます。 《ウォッシャ幾三》はパワーが6000で除去されにくい星域の種として働き、《ヘームル・エンジオン》はブロッカーなので相手のビートダウンでシールドが減りすぎることを防げます。また、このデッキは自然と水と火の文明の割合が5:4:1になるようにこの4枚で調整しています。デッキを回してみてどちらかの文明が足りないと感じた際には枚数配分を調整してみるのもいいかもしれません。あと地味にこの2種は両方とも種族を複数持っているので《偽りの名 13/ 種族選別》で回収できる可能性が高いです。

《終末の時計 ザ・クロック》

 説明不要の最強S・トリガーです。最後のシールドからこいつが出てきて時間を止めて、返しのターンでドギラゴンで逆転! という最高に『デュエル・マスターズ』できるカードです。

超GRゾーンについて

 見れば分かると思いますが、このデッキのGRゾーンはほとんどストレージ(30円コーナー)で集めることができるカードで構成されています。なぜそうしているかというと、どうせドギラゴンの下敷きになるカードなので火文明なら何でもいいのだし、この記事を見てこのデッキに興味を持ってくださった方々がこのデッキを組みやすいように、ということもあります。強い火のGRを入れてはいけないというわけではないので、すでに持っている方は適宜採用するのが良いと思います。決してお金がなくて《 ドドド・ドーピードープ 》や《 グッドルッキン・ブラボー 》を買うことが出来ないわけではないのです。……本当ですよ?

まとめ

 いかがだったでしょうか。手前味噌ですが、従来のオーロラドギラゴンとは違い《 鯛焼の超人 》などの多色カードが採用されていないので事故が少なく、ルーターの採用枚数が多いこともありストレスが少なく回すことができる良いデッキになったと思います。是非皆さん、作って遊んでみてはみてはいかがでしょうか。

 ……ちなみにここまで頑なに触れてきませんでしたが、ドギラゴンの攻撃でトリガーを踏み抜くかどうかもこのデッキの醍醐味なのでドキドキハラハラを楽しみましょう!!

おまけ

 気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのデッキはドギラゴンに限らず『革命0』を持つクリーチャーを簡単に扱えるガジェットとして使えます。

 例えば、GRゾーンを全部光文明のクリーチャーにしてドギラゴンを《 時の革命 ミラダンテ 》に入れ替えると……

ミラダンテ軸のデッキになります。あまりに単純な組み換えなので《ドンドン吸い込むナウ》が若干腐っていたりしていますが、数枚の組み換えで成立します。《 ミラクルストップ 》を入れて完全ロックしてみるのもいいかもしれません。

 そしてGRゾーンを闇に、ドギラゴンを《 魔の革命 デス・ザ・ロスト 》にすれば……

デスザロストで全ハンデスして、攻撃時相手のシールドを全部ぶち壊してダイレクトを決めるなかなかキマったデッキになりました。

 上記のようにオーロラドギラゴンに飽きても数枚カードを入れ替えるだけで全く違った使い心地のデッキになるのでこのコスパの良さも、オススメです!


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