ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部！
デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします
お相手は僕、ばにら所長と
モカでお送りいたします
記事の後半では、宿題としてクイズを出題！
最後まで、ごゆっくりお楽しみください
前回の答え合わせ
んで前回、《勝太＆カツキング》こと《ガザリアス・ドラゴン》の話だったよね
そのネタ引っ張るんかい
宿題はこれだったね
「アニメに登場したときの《ガザリアス・ドラゴン》の活躍はどれ？」
- 《 超竜サンバースト・NEX 》の進化元になった
- 《 超新星DEATH・ドラゲリオン 》に除去された
- 《 母なる紋章 》でマナに飛んだ
- 《 デーモン・ハンド 》で破壊された
正解は……
ほい
ついに訪れたザキラとの最終決戦！仲間たちが見守る中、勝舞とザキラが対峙する！
まどろっこしい答え合わせだな！
勝舞はファイアー・バードたち、そして《ボルメテウス・武者・ドラゴン》と自軍を展開！
しかし、ザキラは《デーモン・ハンド》で《ボルメテウス・武者・ドラゴン》を破壊。さらに《時空の封殺ディアスZ》の殲滅返霊でファイアー・バードたちも除去されてしまう。
絶望的な状況だが、勝舞にクリーチャーたちが呼びかける。
勝舞「一人じゃないんだ、オレは……分かったよみんな……！」
《時空の封殺ディアスZ》がブレイクした2枚はどちらもS・トリガー！
おっS・トリガーから逆転のドラマ！デュエマっぽい！
《スーパー・スパーク》！《封魔ベルアリタ》！
べ、《ベルアリタ》？
実は勝舞はデュエルの前、具体的には第25話で仲間たちからカードを受け取り、デッキに組み込んでいたんだ！
事故要因！
《スーパー・スパーク》は白凰の、《封魔ベルアリタ》はミミのカードだね
白凰様は納得だわ、正妻みがある
そして《封魔ベルアリタ》が着地したので、連鎖能力が誘発！デッキトップから登場したのは……
《 ガ ザ リ ア ス ・ ド ラ ゴ ン 》！！
ここでか！！
天地龍牙「俺たちの託したカードぜよ！」
デュエルの前、龍牙は「俺とジョージとトーイからぜよ！」と《ガザリアス・ドラゴン》を渡していたのであった！
白凰様は《スーパー・スパーク》預けてるのに、こいつら3人がかりでしょっぱいコモン1枚よこしてきたの？友達やめた方がよくない？
しかもザキラは、詰め切れなかったとはいえ3体を除去したので《殲滅の覚醒者ディアボロスZ》の覚醒条件も満たしたからね
けれど返しのターン、勝舞は「デュエマって最高に楽しいぜ！」と《超竜サンバースト・NEX》を召喚！
お？
もちろん進化元は《ガザリアス・ドラゴン》！
というわけで宿題の答えは 1. 《 超竜サンバースト・NEX 》の進化元になった ！
……あれ？《超竜サンバースト・NEX》ってバトル中のパワーが上がるって書かれてるけど、《殲滅の覚醒者ディアボロスZ》は相手のパワー下げるんだよね？
うん
17000対18000だから微妙に負けてない？
そこで勝舞が使ったカードが《バーニング・パワー》！！
渋っ！！！！
ちなみに、こうしてザキラと決着をつけた後、勝舞は異世界転生して最後のシーズンを終えるので、原作でいう『アダム編』はアニメに存在しないよ
？？？？？？？？？？
答え合わせで尺を使いすぎた
《バーニング・パワー》、昔のカードとはいえすごい呪文だね……
カード1枚使ってパワー＋2000だからね
最近のパワー強化呪文っていうと？
最近ってほどでもないけど、0マナで＋100万とかじゃない？
それはちょっとずるくない？？？
あ、今回はそういう「カードパワーの査定」みたいなネタ行ってみようか
《サブマリン・レイバー》
【 クロスギア 】
文明 水 / パワー- / コスト2
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から4枚を見てもよい。そうした場合、その中から1枚を自分の手札に加え、他の3枚を好きな順番で自分の山札の一番下に戻す。
出た！クロスギア！
転生編2弾『神滅奥義継承』で登場した、クロスギア版《サブマリン・プロジェクト》だね
なるほど！《サブマリン・プロジェクト》のクロスギア版なんだね！
そう！あの《サブマリン・プロジェクト》がクロスギアに転生したんだ！
《サブマリン・プロジェクト》も転生！まさに転生編だね！
……
そろそろ言うけど、《サブマリン・プロジェクト》って何？
これ
《サブマリン・プロジェクト》
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト3
S・トリガー
自分の山札の上から4枚を見る。その中から1枚選んで自分の手札に加え、他の3枚を好きな順で自分の山札の一番下に戻す。
う、うーん……普通？
ただ、これちょっと画期的なんだよ
そうなん？
尺がないのでさくさく行くよ
実はデュエマで「トップ何枚か見て1枚を手札に、残りは山札の下に」ってデザインは《サブマリン・プロジェクト》が初なんだよね
えーとなになに？DM-09収録ってことは、2年目のラストってこと？
そう。厳密には似た効果を持つ同期がいるから、この3枚が初って感じだけど
最初の2年近く無かったのはちょっと意外だね。カードゲームではよくあるタイプの効果だと思うけど
おそらく、これはデザイン上の理由が2つあると思ってて
ふむ
1つは、1年目にドローを強くデザインしすぎたこと
ああ、それはよく聞くね
この反省から、少なくとも2～5年目あたりは「手札の枚数が増えないドロー」「安定しないドロー」のデザインを模索してたんじゃないかな
なるほど、選べる代わりに手札の枚数は増えてないもんね
《フェアリー・キャンドル》《ストーク・クロウラー》の誘発条件が「ブロックしたとき」って後ろ向きなのも、そのへんのバランス調整じゃないかと思ってるよ
「ブロッカーを出して手札の質も高められる」なんて強すぎるから、誘発条件がしょっぱい……って推理ね
そうそう。《サブマリン・レイバー》も、ジェネレートしてクロスして攻撃して、ってだいぶ手間かけてるしね
5年目編の《シークレット・クロックタワー》あたりで、カードパワーの見直しがほんのちょっと始まって、
《スーパー・スパーク》みたいに意図的な強カードを作るようになった極神編（※6年目）から、明確に意識が変わったのかなーと思うよ
この時代には《スペース・クロウラー》なんかも登場してるしね
あ！この効果が登場したもう1つの理由わかった！
お？
「シャッフルを減らす」でしょ
さすが！俺も同じ推理だよ
マローが言ってたもんね（※）、こういう「カード濾過」効果を増やしてるって
※マジック：ザ・ギャザリング開発 マーク＝ローズウォーター氏
それそれ、意訳すると「シャッフルは時間がかかるから、シャッフル効果を含むカードはあんま作りたくない」ってやつね
ほんとにカードゲームやったことない初心者にとっては、シャッフル自体が難しい・って話もあったよね
デュエマは低年齢のプレイヤーも想定してるゲームだから、なおさらそうだよね
シャッフルに失敗してカード傷めても困っちゃうしね
そういえばモカも小3くらいのころはシャッフルできなくて「おじさんシャッフルして」って頼んできたもんな
記憶にございません！！！！！
査定の変遷
んでまぁ、そんな感じで作られ始めた《サブマリン・プロジェクト》型の能力だけど
マローの言葉を借りるなら「カード濾過」ってやつだ
その後だんだん性能が上がって、「クリーチャーを選ぶ」系は充実していった印象だよ
確かに《未来設計図》なんかは、めくる枚数も多くて便利だね
ただ、カードタイプを限定しない純粋な《サブマリン・プロジェクト》系の派生カードはけっこう後年の登場で、
《堕呪 ゴンパドゥ》まで時代が下るね
水魔導具！？もうジョー君の時代じゃん！
その後、似たような効果としては《十・二・神・騎》も登場してるね
ギャラクシールド……！一気に最近になったね
ちなみに初稿ではうっかり《堕呪 ゴンパドゥ》の存在を忘れてて、よしもとさんチェックで助かったよ
唐突な舞台裏トークやめろ
S・トリガーまでついた完全上位互換ってなると、さらに最近のカードになって《パルプ・ブレイン》だね
王来篇4弾じゃん！最近も最近だわ！
地味に《遣宮使 ネオンクス》にも対応するようになったよ
しっかし、こうやってカード濾過が増えると、逆にシャッフル効果を持つカードはどんどん減るんだろうね
……
宿題！！！
お？
「『山札をシャッフルする』効果を持つコモンが通常弾に収録されたのは、いつが最後？」
- エピソード3
- ドラゴン・サーガ
- 革命
- 新章
通常弾だから、特殊パックや構築済は含めないってことね
そう。当該シーズンだとデッキビルダーとかも登場してるけど、そういうので再録されたカードとかもノーカンで。
あともちろん、執筆時点＝2022年5月、王来MAX1弾までのカードプールね
そりゃそうだ
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部！今回は《サブマリン・レイバー》……というか《サブマリン・プロジェクト》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね！
今回の宿題、「『山札をシャッフルする』効果を持つコモンが通常弾に収録されたのは、いつが最後？」
- エピソード3
- ドラゴン・サーガ
- 革命
- 新章
の答えも大募集だ！
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新！土曜の夜は、一緒にデュべろう！
そういえば《サブマリン・レイバー》、テキストにちょっとおかしい点があって
ほう
クロスギア特有の「クロスギア」ってテキストがない
クロスできないじゃん！！
来週土曜につづく！
【#デュべり部】
