はじめに
「ホルアクティを使ってみたい!」「超高額デッキを組んでみたい!」
今回はそんな方に向けた、特殊勝利を目指すテーマ【ホルアクティ】デッキの解説記事です。
この記事では、【ホルアクティ】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【ホルアクティ】デッキレシピ
【ホルアクティ】デッキの特徴
《光の創造神 ホルアクティ》はフィールドの《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》《ラーの翼神竜》をリリースすると特殊勝利が出来るモンスターです。
《光の創造神 ホルアクティ》
【 効果モンスター 】
星 12 / 神 / 創造神族 / 攻? / 守?
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上の、元々のカード名が「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」となるモンスターをそれぞれ1枚ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。このカードの特殊召喚は無効化されない。このカードを特殊召喚したプレイヤーはデュエルに勝利する。
特殊勝利という魅力的な効果ではあるものの、《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》《ラーの翼神竜》というそもそもの召喚条件が厳しい3枚をフィールドに並べる必要があります。
《オシリスの天空竜》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻? / 守?
このカードを通常召喚する場合、自分フィールド上のモンスター3体をリリースして召喚しなければならない。このカードの召喚は無効化されない。このカードが召喚に成功した時、魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。このカードは特殊召喚した場合エンドフェイズ時に墓地へ送られる。このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×1000ポイントアップする。相手モンスターが攻撃表示で召喚・特殊召喚された時、そのモンスターの攻撃力を2000ポイントダウンさせ、攻撃力が0になった場合そのモンスターを破壊する。
《オベリスクの巨神兵》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻4000 / 守4000
このカードを通常召喚する場合、
自分フィールド上に存在するモンスター3体をリリースしてアドバンス召喚しなければならない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードを魔法・罠・モンスターの効果の対象にする事はできない。
自分フィールド上に存在するモンスター2体をリリースする事で、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
特殊召喚されたこのカードは、エンドフェイズ時に墓地へ送られる。
《ラーの翼神竜》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻? / 守?
このカードは特殊召喚できない。このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。①:このカードの召喚は無効化されない。②:このカードの召喚成功時には、このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。③:このカードが召喚に成功した時、100LPになるようにLPを払って発動できる。このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。④:1000LPを払い、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
三幻神は共通効果で「このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。」という効果を持っており、フィールドに出すことが非常に困難なカードです。
《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》に関しては《死者蘇生》などのカードでも特殊召喚が可能ですが、どちらも特殊召喚したエンドフェイズに墓地へ送られるデメリットがあります。
《ラーの翼神竜》に関しては通常召喚のみであり、専用カードを使ってでしか特殊召喚が出来ません。
しかし召喚条件は厳しいものの、1枚でも場に出すことができれば勝利を掴む事が出来ます。
アニメファンの方にはたまらないデッキです!
【ホルアクティ】カードの解説
《ラーの翼神竜》サポートカード
《ラーの翼神竜-球体形》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻? / 守?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、自分フィールドのモンスター3体をリリースして自分フィールドに召喚、または相手フィールドのモンスター3体をリリースして相手フィールドに召喚しなければならず、召喚したこのカードのコントロールは次のターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る。
①:このカードは攻撃できず、相手の攻撃・効果の対象にならない。
②:このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ラーの翼神竜」1体を、召喚条件を無視し、攻撃力・守備力を4000にして特殊召喚する。
《ラーの翼神竜》の別フォルムカードです。
《ラーの翼神竜-球体形》は通常召喚権を使うことで、相手のモンスターをリリースして相手の場に出す【壊獣】や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のように非対象や効果を受け付けないモンスターを除去する事が出来るモンスターです。
条件として場に3体いない場合は出すことが出来ないため覚えておきましょう。
よく他のデッキでも見かけますが、このデッキではさらに《ラーの翼神竜》を特殊召喚して《光の創造神 ホルアクティ》での特殊勝利を目指す事に貢献してくれます。
《ラーの翼神竜-不死鳥》
【 効果モンスター 】
星 10 / 神 / 幻神獣族 / 攻4000 / 守4000
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードが墓地に存在し、「ラーの翼神竜」がフィールドから自分の墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
この効果の発動に対して効果は発動できない。
②:このカードは他のカードの効果を受けない。
③:1000LPを払って発動できる。フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
④:エンドフェイズに発動する。このカードを墓地へ送り、自分の手札・デッキ・墓地から「ラーの翼神竜-球体形」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
《ラーの翼神竜》が墓地へ送られた場合に、墓地から自己蘇生が出来るデザインカードです。
他のカードの効果を受け付けず攻守4000もあり、1000LP払う事で対象を取らずにモンスターを墓地へ送る事も出来る存在するだけでも強力なモンスターです。
しかし、エンドフェイズには強制で墓地へ行き《ラーの翼神竜-球体形》に変換されます。
小技として通常召喚した《ファントム・オブ・カオス》で《ラーの翼神竜》をコピーして《転生炎獣ベイルリンクス》をL召喚すると《ラーの翼神竜-不死鳥》を特殊召喚する事が出来ます。
《千年の啓示》
【 永続魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札から幻神獣族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。このターン、自分の「死者蘇生」によって、自分の墓地の「ラーの翼神竜」を召喚条件を無視して特殊召喚できる。この効果を発動したターンのエンドフェイズに、自分は「死者蘇生」の効果で特殊召喚された「ラーの翼神竜」を墓地へ送らなければならない。
「幻神獣族」を手札から墓地へ送る事で《死者蘇生》をサーチ出来るカードです。
《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》は特殊召喚が可能なため、そのまま《死者蘇生》で蘇生する事が出来ます。
《ラーの翼神竜》も《千年の啓示》を墓地へ送る事で、エンドフェイズに破壞されるものの召喚条件を無視して特殊召喚が可能です。
三幻神を気軽に蘇生出来る優秀なカードです。
《真なる太陽神》
【 永続魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、「真なる太陽神」を除く、「ラーの翼神竜」1体またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
②:「ラーの翼神竜」以外の特殊召喚されたモンスターは、そのターンには攻撃できない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードまたはデッキの「ラーの翼神竜-不死鳥」1体を墓地へ送る。
その後、自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体を選んで墓地へ送る。
唯一《光の創造神 ホルアクティ》をサーチ出来るカードです。
サーチ先は以下のカードとなります。
《光の創造神 ホルアクティ》 |
《ラーの翼神竜》 |
《ラーの翼神竜-球体形》 |
《ラーの翼神竜-不死鳥》 |
《ガーディアン・スライム》 |
《真なる太陽神》 |
《千年の啓示》 |
お互いに特殊召喚したモンスターは限定的に攻撃不可となり、③の効果では任意的に《ラーの翼神竜-不死鳥》を出すことが出来るサポートカードです。
《ガーディアン・スライム》
【 効果モンスター 】
星 10 / 水 / 水族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。このカードの守備力はそのダメージ計算時のみ、その相手モンスターの攻撃力分アップする。③:このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ラーの翼神竜」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
ダメージを受ける事で特殊召喚が可能なモンスターです。
最大2回の攻撃を受けきれ、手札・フィールドから墓地へ送られると《真なる太陽神》もしくは《千年の啓示》をサーチする事が出来ます。
《十種神鏡陣》と相性が良く手札が1枚多く増えます。
《オシリスの天空竜》サポートカード
《蘇りし天空神》
【 通常罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、その発動と効果は無効化されない。
①:自分の墓地から「オシリスの天空竜」1体を選んで特殊召喚する。
その後、お互いはそれぞれ手札が6枚になるようにデッキからドローする。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んでデッキの一番上に置く。
自分の墓地に幻神獣族モンスターが存在する場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。
《オシリスの天空竜》を蘇生しながらお互いの手札を6枚にしてくれるカードです。これにより《オシリスの天空竜》の攻撃力を6000にする事が簡易的に出来ます。
②の効果では《死者蘇生》の使いまわしが可能になり、「幻神獣族」が墓地にあればそのまま手札に加える事が出来ます。
1ターンにどちらかの効果しか使えないので注意が必要です。
《オベリスクの巨神兵》サポートカード
《粉砕せし破壊神》
【 速攻魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、その発動と効果は無効化されない。
①:自分の手札・墓地から「オベリスクの巨神兵」1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、相手の効果を受けない。
②:自分フィールドに「オベリスクの巨神兵」が存在する状態で、自分のカードの効果を発動するために、自分フィールドのモンスター2体以上を同時にリリースした場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
相手の墓地のモンスターを全て除外し、その数×500ダメージを相手に与える。
《オベリスクの巨神兵》を手札もしくは墓地から特殊召喚し、効果耐性を付与するカードです。
発動条件は難しいですが、墓地にある際に2体以上のリリースでバーンダメージを与えられる為、通常召喚や《死者蘇生》で場にいる際はこちらのプランも選択に入れましょう。
「幻神獣族」サポートカード
《リアクター・スライム》
【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 水族 / 攻500 / 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドに「スライムモンスタートークン」(水族・水・星1・攻/守500)2体を特殊召喚する。このターン、自分は幻神獣族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。②:自分・相手のバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「メタル・リフレクト・スライム」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
《神・スライム》
【 融合モンスター 】
星 10 / 水 / 水族 / 攻3000 / 守3000
水族モンスター+水属性・レベル10モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。●自分フィールドの攻撃力0の水族・レベル10モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。①:モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは3体分のリリースにできる。②:このカードは戦闘では破壊されず、相手は「神・スライム」以外の自分フィールドのモンスターを、攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
《交差する魂》
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。幻神獣族モンスター1体をアドバンス召喚する。その際、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのモンスターをリリースする事もできる。相手フィールドのモンスターをリリースしてアドバンス召喚した場合、以下の効果を適用する。
●このカードの発動後、次のターンの終了時まで自分は幻神獣族モンスター以外の魔法・罠・モンスターの効果を1ターンに1度しか発動できない。
《リアクター・スライム》1体で3体分のリリース素材を作れるモンスターです。
主に使うことになる効果は、《メタル・リフレクト・スライム》を呼び出して《神・スライム》を特殊召喚する事でしょう。
通常召喚権を使用してしまうと即時にリリース素材を作る事は出来ませんが、《交差する魂》と組み合わせる事でその場で「幻神獣族」モンスターをアドバンス召喚する事が可能です。
《交差する魂》は 相手モンスターを最大3体までリリースできるので、除去カードとして使用する事も可能です。
【ホルアクティ】デッキと相性が良いカード
《ファントム・オブ・カオス》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守0
自分の墓地に存在する効果モンスター1体を選択し、ゲームから除外する事ができる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、このカードはエンドフェイズ時まで選択したモンスターと同名カードとして扱い、選択したモンスターと同じ攻撃力とモンスター効果を得る。この効果は1ターンに1度しか使用できない。このモンスターの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
《ファントム・オブ・カオス》 は墓地のモンスターのカード名・攻撃力・効果をコピーする効果を持ちます。
《ラーの翼神竜-球体形》をコピーすることで《ラーの翼神竜》を 特殊召喚することができ、《ラーの翼神竜》サポートカードの恩恵が得られます。
1つ注意点、《光の創造神 ホルアクティ》でリリースする三幻神は「元々のカード名」を指定しているため、《ファントム・オブ・カオス》はリリース素材になれません。
《十種神鏡陣》
【 通常魔法 】
①:レベルの合計が10になるように、自分の手札・フィールド(表側表示)からモンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
自分は2枚ドローする。
レベル10のモンスターを14枚採用しているためこのデッキと相性がとても良いです。
墓地からの蘇生をしたい「幻神獣族」や墓地へ送られると発動する《ガーディアン・スライム》を送るといいでしょう。
場に残った《メタル・リフレクト・スライム》をドローソースにする事も可能となります。
【ホルアクティ】デッキの回し方
このデッキは「三幻神」を墓地へ送って蘇生、もしくはアドバンス召喚を目指します。最終的に「三幻神」を3体並べ《光の創造神 ホルアクティ》で特殊勝利するか、「三幻神」単体での制圧を目指すデッキとなります。
そしてこのデッキの核となるカードは《死者蘇生》です。
《死者蘇生》
《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》はタイムリミットはあるものの特殊召喚に制限はなく、墓地にさえあれば蘇生する事が出来ます。
しかし《ラーの翼神竜》は通常召喚のみという制限がある為、《千年の啓示》や《ラーの翼神竜-球体形》を経由しないと特殊召喚が出来ません。
制限カードである《死者蘇生》を使い回すのは通常のデッキであれば難しいですが、このデッキではサーチ方法やサルベージ手段が豊富な為、そこまで苦ではありません。
任意的に墓地へ送る方法としては、《おろかな埋葬》《千年の啓示》《十種神鏡陣》の3枚。
この3枚で「三幻神」を墓地へ送り、《死者蘇生》を使いまわして「三幻神」を蘇生する事を目指しましょう。
【ホルアクティ】デッキをカスタムするおすすめカード
《 神縛りの塚 》
【 フィールド魔法 】
①:フィールドのレベル10以上のモンスターは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
②:フィールドのレベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
③:フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。
《 神縛りの塚 》は【三幻神】に効果の対象と効果破壊に対する耐性を与え、自身が効果で破壊された場合には神属性モンスターをサーチできます。
おわりに
いかがだったでしょうか?
【ホルアクティ】デッキは、豪快なだけじゃなく特殊勝利とビッグアクションが織りなす楽しいデッキとなっております。
興味のある方は、ぜひ一度遊んでみてください!
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!