ピクシブ大百科で「自分でシールドを作ってそれを耐性にする繋がり」って書かれるサッヴァークとディスペクター
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。来ますね、「デュエキングMAX2023」。
「過去の大型大会の決勝戦のカード同士がディスペクター化」と聞いて「それならサッヴァークとサッヴァークのディスペクターができるなガハハ」と思ってたんですが、どうやらマジでできるみたいです。
この原稿の公開処理が終わるころには、デュエチューブで公開されてるんでしょうか。
どちらかと言えば、普通に裁きの紋章の新規が3枚くらい来た方がうれしいな……というのが、当時からメタリカを擦っている身としての正直な思いです。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《千羽忍革 ボジソワカ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光/闇 / パワー10500 / コスト7
■革命チェンジ:コスト5以上のメカ(自分のコスト5以上のメカが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。
■自分のターンの終わりに、自分のコスト4以下のクリーチャーを手札と墓地から最大1体ずつ出してもよい。次の自分のターンのはじめまで、それらに「ブロッカー」を与える。
『魔覇革命』で登場した、高レア革命チェンジサイクルのメカ陣営担当ですね。
名前の由来は般若心経の「菩提薩婆訶」。おおむね「悟りが成就する」くらいの意味合いだそうです。勉強になるなあ。
5陣営中唯一の「出たターンに殴る能力」を持たない組み合わせとして革命チェンジと相性が悪いメカ陣営ですが、その分出さえすれば性能は破格。
自力で墓地を肥やしつつ、ブロッカー付与しながら4コスト以下の生物を手札と墓地から1体ずつ踏み倒し……という、化け物じみたカタログスペックを誇ります。
……そう。カタログスペックは。
ここまでハイスペックでありながら、実際にデッキを組んだものや使ったものは口を揃えてこう言います。
「強くないわけではないが、正しい使い方をしている自信がない」。
この謎の違和感に悩まされてこのカードの使用を諦めたデッキビルダーは数知れず。ですが、こういうカードこそいかにも挑みがいがありそうじゃないですか。やってみましょうか。
……というわけで、今回のテーマは「このカードと向き合った記録と、その成果物」について。最後までお付き合いいただければ幸いです。
まず、このカードに感じる違和感の正体について先に明らかにしていきましょう。
このカードの問題は、「このカードをチェンジするには5コストの生物が要求されるが、このカードから出るのは4コストの生物であること」です。
当たり前ですが、同じクリーチャーが5コストと4コストを同時に持つことはできません。つまり、どう転んでも今必要のない方のコストのカードを引く裏目があるんですよ。
この傾向に拍車をかけるように、デザイナーズコンボのチェンジ元となる《 アーテル・ゴルギーニ 》も「4コスト以下の生物を出せる5コスト生物」。
革命チェンジ先やニンジャ・チェンジ系の「5」以上を固め取りしていると、いずれデッキ内の「4」が枯渇してデッキ全体の出力が枯れてしまうという罠が仕込まれているわけですね。
これが、違和感の最大の原因です。
で、この「4と5の齟齬」を解決するためにまず考えたのが……。
「5を出せる4」を用意することです。
《 Disカルセ・ドニー 》を採用すると、文明こそ増えるものの「4」を出す効果からスムーズに盤面に「5」を供給可能になります。おまけにメタクリによく効くマッハファイター持ちで除去までこなし、すぐ墓地に行くので蘇生も容易ときたもんだ。
また、自然文明の採用によって「2Tにブースト→3Tに4マナで5マナ生物を調達」のムーブも可能になるのも嬉しいですね。
ただ、これだと「5が出せる4」が足りないので……。
世界一4と5が充実した種族(オレら)に頼りましょうか。
蘇生と好相性の《 深淵の壊炉 マーダン=ロウ 》や置いとくだけで爆アドの《 謀遠 テレスコ=テレス 》といったアビスシナジーも用意することで、4→5と5→4ともども踏み倒しの威力を確保。
そのうえで《 力が欲しいか? 》のアビス・メクレイド5で4→5を狙えば、いい感じになりそうです。ここまででブロッカーも増えたことですし、さらなる4→5として《 アイ・オブ・ザ・タイガー 》を用意してもよさそうですね。
で、ここまででざっくりデッキの外枠が見えてきたのでブースト枠を足して回してみたんですが、一つ根本的な問題が見つかりまして。
アビスを積みすぎたせいで、チェンジ元のメカが《 アーテル・ゴルギーニ 》しかいなくなったんですよ。
いくら決まれば強いとはいえ、チェンジ元4:チェンジ先2-3の構築はかなり破綻気味。一応コンセプトなので、可能であれば6-7:3くらいは確保してあげたいところです。
となると、さらなるメカが必要になります。しかも、ここまでのデッキの流れから以下の条件をすべて満たすものが。
- 革命チェンジのため、攻撃可能な5コストのメカであること
- これ以上多色化&闇が増えすぎるとするとヤバいので、光単色であること
- 《 アイ・オブ・ザ・タイガー 》から展開するため、ブロッカーを持っていること
- そのうえで、革命チェンジやこのデッキそのものと相性のいい「何か」を持っており、クソデッキ回にふさわしい新規性があること(ここで《 シェケダン・ドメチアーレ 》が名指しで脱落)
そんな夢のようなカード、さすがにあるわけが……。
ありました。
十王篇の地味アンコモンたる《 踊踊-グランデ 》は、ここまでのすべての条件をクリアしたうえで「5→4」どころか「5→5」のラインすら可能にする逸材!
おまけにこのカードをチェンジ元にすることで、「チェンジで手札に戻してからマジボンバー5で自身を出す」という離れ業までやってのけます。
というわけで、組んでみたデッキがこちら。
少なくとも、とりあえずデッキの形っぽいものに仕上がりました。
3ターン目の「4→5」の動きによりそこそこの初速を確保しつつ、アビス軸のおかげで最低限相手に干渉しながらメインの動きまで持ちこたえられるなど見た目より動きは良好です。
で、回した感想としましては……
「強くないわけではないが、正しい使い方をしている自信がない」ですかね……。
取れ高のために無視された地味強カードは星の数ほどあります
というわけで、《 千羽忍革 ボジソワカ 》でした。
正直な話をすると《 踊踊-グランデ 》の枠は受け札にもなる《 忍封の聖沌 133k3n 》とか単独で強い《 シェケダン・ドメチアーレ 》でいいという説もあるんですが、そこはまあ……取れ高ということで。
ただ、3T《 Disカルセ・ドニー 》→《 シェケダン・ドメチアーレ 》踏み倒して2ドロー、4Tチェンジ《 千羽忍革 ボジソワカ 》→ターン終了時《 Disカルセ・ドニー 》蘇生→《 シェケダン・ドメチアーレ 》踏み倒しでさらに最低3ドロー…という動きはさすがに強かったです。
ちなみに、これに特化するならアビスとか積む必要は特になくなります。よかったですね。
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それでは、次の記事で。北白河でした。