このデッキはこんな人におすすめ! |
●変わり種なガチロボを使ってみたい! ●思う様革命チェンジで遊びたい! ●困ったら大体シャッフが何とかしてくれると思っている |
村民・超CSⅥお疲れさまでした・まんじゅうです。この記事は超CS前のアツかりし調整の日々の合間に書いた9割と、超CS後にサムかりしインフルエンザと闘いながら書いた1割から構成されています。続けよう感染症対策。
GP2024-1stの日取りが決まったりマナが裏返ったりウィンくんがLOSTしたりと、様々が巻き起こる中でも通常営業な当企画、格安デュエマ研究所。本日もやっていきましょう。
昨年復活してからというもの、あちらこちらで活躍しまくりな革命チェンジギミック。ぼちぼち関連カードのお値段も落ち着いてきた今、強力無比なパワーの波に乗らない手はありません。
しかしてド直球に種族らのデッキを組むとなると、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」とする研究所の理念に反するわけで。有り体に言えば、「じゃない方」みたいなカードを研究する方が波風を立てずに済みそうなんですよ。なので今回は、
純粋な種族らでも《鎧機天 シロフェシー》でもない方の方々にスポットを当てていこうと思います。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=5280円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2024/1/17)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
「じゃない方」を輝かせる秘訣:答えは「祈り」の中にあり
【 クリーチャー 】
種族 アビス・ジャイアント・セレス / 文明 自然 / パワー8000 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビス(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■相手のクリーチャーは、攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・マジック・セレス / 文明 水 / パワー6000 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジック(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、カードを2枚引く。
■相手のクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
ARev4弾にて突如登場した、種族らの壁を革命の力で打ち破る○○フェシーシリーズ。いずれも4コストのクリーチャーとしては破格のスペックを有しています。
しかしそのポテンシャルをフルに活かすには、革命チェンジによる橋渡しが必須。コスト3以上というチェンジ条件、コスト4というフェシーシリーズの仕様の絶妙さも相まって、コスト5の生物をチェンジさせたい純粋な種族らデッキには素直に投入しにくいわけですね。
ひとまず、○○フェシーにチェンジできる良い感じの生物を洗い出してみましょう。コスト5以上の種族らが絡んでくるとデザイナーズ種族らがチラつきそうなので、コスト3~4あたりで。
チェンジ後のフェシーをパンプアップできる《極輪の妖精》、リソース面と防御面の補強もしてくれる《運命の親衛隊シウバ/「その運命、我らもそれに従おう」》なんかは中々相性が良さそうですね。↑の両フェシーのどちらともバトンタッチできるマッハファイター、という点もGoodです。
トリガーとして苛烈な除去を飛ばしつつ場に残る《ア:グンテ》、登場時・攻撃時能力の強力さ故に革命チェンジギミックとベストマッチな《奇天烈 シャッフ》もナイスな格安の香りを感じます。それぞれ片フェシー(?)にしかチェンジできませんが、素直にデッキパワーを高めてくれそうです。
……そりゃそうなるだろうよという話ですが、強そうなクリーチャーを集めたら見事にコスト4塗れになりましたね。フェシーもコスト4ですし。ここまで来たらいっそのこと、
全部のコストを揃えた方が楽しくなれそうです。
デッキレシピ:4軸フェシロボ
デッキの合計価格は5020円(2024/1/17時点)でした。
革命チェンジギミックを活かしながら序盤を凌ぎ、《ガチャンコ ガチロボ》から優秀なコスト4のクリーチャーを投げつけまくって押し切るのがメインプランです。
採用カード解説
フェシとロボ
《巨魔天 アオフェシー》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・マジック・セレス / 文明 水 / パワー6000 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジック(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、カードを2枚引く。
■相手のクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
250円
フェシーその1。高速化した世界に鋭く睨みを利かせる、《全能ゼンノー》めいた能力の持ち主です。
革命チェンジ時の2ドローのおかげで、《ガチャンコ ガチロボ》や追いフェシーを引き込みに行けるのが嬉しいですね。4コストのブースト+マッハファイター持ちジャイアントと組み合わせることで、5ターン目のガチロボ射出の安定感を引き上げてもらいます。
《深巨天 ミドフェシー》
【 クリーチャー 】
種族 アビス・ジャイアント・セレス / 文明 自然 / パワー8000 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビス(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■相手のクリーチャーは、攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
55円
フェシーその2。昨今珍しい無制限な攻撃誘導能力によって、手薄な防御面をカバーしながら敵陣に攻め入ることが可能です。
《巨魔天 アオフェシー》と同時に並べると、相手の盤上での動きを強烈に制限することができます。こちらの顔面を殴ってくるデッキに対しては、この構えを目指すと良い気分になれますよ。
現状の構築では(フェシー連中も含めると)ちょうど半数のカードがチェンジ元になれる都合、最もアクセスすることが多くなるチェンジ先になるはずです。革命チェンジ時のマナいじりも強力なので、なるべく序盤から手札に抱えておきたい一枚です。
《機深天 クロフェシー》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・アビス・セレス / 文明 闇 / パワー6000 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のアビスまたはコスト3以上のメカ(自分のコスト3以上のアビスまたはコスト3以上のメカが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手のカードはマナゾーンにタップして置かれる。
110円
フェシーその3。いわゆる自由枠なデカい《停滞の影タイム・トリッパー》です。革命チェンジギミックのおかげで、デッキカラーとマッチしていないクリーチャーも採用できるのが面白いですね。
《奇天烈 シャッフ》・《ガチャンコ ガチロボ》の強力な能力を安全に使用したり、シールドから出てきた《ア:グンテ》の打点を増やしたり、《深巨天 ミドフェシー》を手札に戻して再度チェンジさせたり……。色々とテクい動きで使い手を上手ぶらせてくれます。
《ガチャンコ ガチロボ》
【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。
それがすべてコストが同じクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。
それ以外なら、好きな順序で山札の一番下に置く。
■相手のシールドが2つ以下なら、自分の水のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
85円
コンセプト。登場時と攻撃時にデッキトップ3枚をまとめて踏み倒すチャンスをくれる、熱狂的ファンの多いクリーチャーです。
ガチャガチャの方に隠れて忘れられがちですが、相手のシールドが少ない時に自軍の水のクリーチャーをまとめて《戯具 ドゥミギ》化してくれる能力もめちゃくちゃ強力です。自身をはじめとして、《奇天烈 シャッフ》や《巨魔天 アオフェシー》のようなタップしがちなクリーチャーを守れる恩恵はとても大きいのですよ。
フェシる人々
《極輪の妖精》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー4000+ / コスト4
■マッハファイター
■このクリーチャーが攻撃する時、次の内いずれか1つを選ぶ。
▶自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。
▶自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
▶コスト3以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。
90円
このデッキを数段レベルアップさせるキーカード。「コスト4」の「ジャイアント」な「マッハファイター」という、フェシー連中にお誂え向きなスペックをしています。
4→6のラインを繋げながら盤面をシバくブーストモードと、チェンジしたフェシーのパワーを倍加することでドデカイ火力を生み出すパンプアップモード。どちらも猛烈にコンセプトと噛み合っております。
パンプアップモードのおかげで思わぬリーサルを生み出せるので、ガチロボでの展開の後にも余裕があれば手札に抱えておきたいですね。
《運命の親衛隊シウバ/「その運命、我らもそれに従おう」》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント / ジャイアント・ハンター / エイリアン / ジャイアント・スキル / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト4
種族:ジャイアント/ジャイアント・ハンター/エイリアン
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがコスト7以上のカードであれば、カードを1枚引く。
────────────呪文────────────
カード名:「その運命、我らもそれに従おう」
文明:水
コスト:7マナ
種族:ジャイアント・スキル
■S・トリガー
■カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。相手のクリーチャーを、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように好きな数選び、持ち主の手札に戻す。
250円
「コスト4」の「ジャイアント」な「マッハファイター」その2。ツインパクトですらあるので、このデッキをベン図で表したらめちゃくちゃ中央に位置する形になりますね。
貴重な防御トリガーにもなってくれるのが嬉しいところです。デッキコンセプトの都合で火力はしょっぱいですが。
現状唯一の多色カードなので、序盤の動きの邪魔になりそうならちゃっちゃかマナに逃がしてしまうのが吉です。色も優秀ですしね。
《奇天烈 シャッフ》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。
190円
もう全部コイツ一人でいいんじゃないでしょうか。登場時と攻撃時の異常な能力の強さは最早説明不要なので割愛しますが、このデッキではその種族欄までしゃぶり尽くします。
このクリーチャー、「マジック」・コマンドかつグレート「メカ」オーかつ「コスト4」という恵まれたスペックのおかげで、《深巨天 ミドフェシー》以外の全ての4コストフェシー族とチェンジすることができるんですね。お好みの色フェシーを組み合わせて、自分だけのフェシロボを作り上げましょう。
《ア:グンテ》
【 クリーチャー 】
種族 ヴェールアビス / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
■P−このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが出た時、相手のコスト5以下のエレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
140円
防御カード兼チェンジ元。軽めの条件で最大3面を止めながら場に居座る、破格の能力を持ったS・トリガークリーチャーです。
《深巨天 ミドフェシー》 にチェンジできることも含めて、苦手なアグロ対面に対して強烈なカウンターパンチをお見舞いしてくれます。《ガチャンコ ガチロボ》から捲れても最低限除去を撒いてくれる優しさが沁みますね。
初動カード
《コンダマ/魂フエミドロ》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■ツインパクトカードを自分のマナゾーンに置いた時、自分のマナゾーンにあるカードを1枚アンタップする。
────────────呪文────────────
カード名:魂フエミドロ
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、自分の山札の上からもう1枚、マナゾーンに置く。
50円
初動その1。ワンチャン3→6の軌道でガチロボに一足早くアクセスさせてくれます。
どうしても搭載したいカードがどれもこれも非ツインパクトな関係で、ヒット率はそう高くはありませんが。とは言え他にブーストの選択肢がある訳でもないので、とりあえずで投入しています。
《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:「Let it Bee!」
文明:自然
コスト:3マナ
■カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚、マナゾーンに置く。
50円
初動その2。フェシーやら《ガチャンコ ガチロボ》やらの手札に抱えたいカードが多いデッキなので、ドロー→チャージの順番で動けるこの呪文はありがたいです。
上面も悪くないスペックの持ち主。小型の除去はもちろん、スレイヤー持ちやパワー5000ぴったりの相手には除去+ブーストをまとめて実行できてお得です。
《情熱の薔薇 メーテル/神にも届く歌声》
【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / マジック・ソング / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
種族:マジック・アウトレイジMAX
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、シールド化してもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
────────────呪文────────────
カード名:神にも届く歌声
文明:水
コスト:3マナ
種族:マジック・ソング
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
80円
上下両面で手札を入れ替えてくれるマジックの女。基本は呪文面を使用することになるはずですが、何かの拍子に場にクリーチャー面が場に出たらちゃっちゃと《巨魔天 アオフェシー》にチェンジさせましょう。
(《魂フエミドロ》を絡めた上振れ4ターンガチロボパターンを除けば)このデッキは3or4ターン目のどちらかでブーストできればいいよね!くらいの気持ちで運用すべきものなので、このカードもギリギリ初動として換算しています。
立ち上がりが遅いデッキなので、相手の小型生物をバウンス→返しのターンに出し直された生物を起点にマッハファイター+革命チェンジ……という流れを作れると気持ちが良いですね。
デッキの回し方
①序盤は焦らず!「5ターン目の6マナ」を目指そう
6マナへの到達+《ガチャンコ ガチロボ》のプレイを最優先目標として、手札の質を高めながらマナを伸ばしていきましょう。《魂フエミドロ》の2ブーストが成功すれば万々歳ですが、基本は3~4ターン目の1ブーストから5ターン目のガチャを狙います。
中~終盤に備えて、なるべくフェシー連中を手札に抱えておけるといいですね。いざとなれば《深巨天 ミドフェシー》の能力で回収もできるので、余裕が無ければマナに逃がしてしまっても構いません。
②生存戦略!セレスの力で押し止めよう
4~5ターン目には、相手も本格的に動いてくるはず。立ち上がりの遅さをカバーするためにも、マッハファイター連中や《奇天烈 シャッフ》+フェシー連中を駆使してどうにか命を繋ぎましょう。
③ガチロボを出した後は、祈りましょう。
《ガチャンコ ガチロボ》の召喚までこぎつけたら、あとは物量で押し切りましょう。相手のシールドが少ない時に発動する自軍強化能力も余さず活用していきましょうね。
《ドンジャングルS7》みたいなやつと《全能ゼンノー》みたいなやつを大量に展開されたら、大抵のデッキは困ってくれるはずです。小型クリーチャーをまとめて踏み潰すような大物をプレイされる前に、ちゃっちゃと逃げ切るのが吉です。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《鎧機天 シロフェシー》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・メカ・セレス / 文明 光 / パワー6500 / コスト4
■革命チェンジ:コスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のメカ(自分のコスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のメカが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
フェシー界最強の生命体。他のヤツらも大概ですけどこいつだけ頭一つ抜けた恐ろしさがあります。
殴り返しが怖い《ガチャンコ ガチロボ》や《奇天烈 シャッフ》を逃がせるメカ革命チェンジ、これで十分人死にが出るでおなじみコスト5以下の呪文ロック、警戒持ちの中型ブロッカー……。こればかりは強すぎるので、予算に余裕があれば最優先で枠を捻出してあげてください。クロフェシーと入れ替えるとかツインパクトシナジーを諦めるみたいな方向で。
《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》
【 ツインパクトカード 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー5000 / コスト4
■NEO進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
────────────呪文────────────
カード名:エナジー・ライト
文明:水
コスト:3マナ
■カードを2枚引く。
《情熱の薔薇 メーテル/神にも届く歌声》よりも攻めっ気のあるドロソ枠。5ターン目までに少しでも多く山を掘りたいこのデッキ、受けを捨ててでもシンプルな2ドローに縋りたい夜もあります。
クリーチャー面のブロッカーバウンスも面白いですね。相手の防御を切り崩すのはもちろん、《鎧機天 シロフェシー》を手札に戻して再利用するオタク・ニチャニチャ・テクニックを披露できるかもしれません。
《自撮の超人》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト4
■自分の水または自然のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
■自分の水または自然のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにタップしてマナゾーンに置く。
デッキ内のほぼ全ての生物にブロッカーと《シャーマン・ブロッコリー》のアレを付与してくれます。《深巨天 ミドフェシー》にブロッカー与えるの、めちゃめちゃ気分良さそうじゃないですか。
ツインパクトシナジーを考えなければかなり強い1枚なので、《魂フエミドロ》に命を懸けたくないあなたにオススメです。ジャイアントでもあるの、“目配せ”が過ぎません?
先に紹介した《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》と同時に採用すると、たまに《ガチャンコ ガチロボ》の捲りから全てが破滅することになります。破滅成分のあるギャンブルでしか興奮できない奇特な方でなければ、どちらか一方のみの採用をオススメ致します。
《呪紋のカルマ インカ》
【 クリーチャー 】
種族 オラクル / スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のターン中、相手はクリーチャーを召喚できない。
4コストの生き物トリガーケアと言えばこれ。呪文トリガーは《奇天烈 シャッフ》のおかげでかなりどうとでもなりますからね。
特別何のシナジーも無いカードではありますが、実質単騎ラフルルのロマンを追い求めるのもまた乙なもの。相手と対話したくない気分の日にどうぞ。
《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / グランセクト / 文明 闇/自然 / パワー5000 / コスト4
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■バトルゾーンに出たターンの間、クリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
────────────呪文────────────
カード名:毒汁100%
文明:闇
コスト:3マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
筆者の性癖。いつかコイツを使いこなせるデッキを作りたいな~と思っていたら、どんどん上位互換みたいなクリーチャーが出てきてさめざめと泣いています。《巨魔天 アオフェシー》の5枚目以降に。
デッキの防御面の貧弱さを、プレイヤーへの攻撃制限と軽めの火力でカバーしてくれます。時代を感じさせる両プレイヤーへのロック能力の被害も、そもそもSAが作りにくいこのコンセプトではほぼほぼ無視できるので基本お得です。
おわりに
という訳で、【4軸フェシロボ】の紹介でした。
このデッキを組むにあたって、初めてマトモに【ガチロボ】に触れたんですが。やっぱりファンの多いテーマなだけあって、回してるとハイになれて楽しいですね。
逆革命2みたいな能力のおかげで、ガツガツ攻めることが肯定されがちなのも良いところ。環境の殺伐とした喧噪から離れて朗らか・デュエル・マスターズを楽しもうという時に、この「刻ませてくれる感」がね、効くんですよ。
4月以降の商品展開がどうなるのかは現状何とも言えませんが。もしまだ種族らの発展が続くなら、この朗らかなデッキの強化が来ることをひっそりと祈っておこうと思います。……《奇天烈 シャッフ》やらフェシーやらでロックしながら殴るコンセプトが朗らかかはちょっと微妙ですが。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
超絶かっこいいオウ禍武斗アイコンの超絶知らん人からリプライが飛んでくるかも知れません。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!