動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、
ゆえに―――最強無敵!
みなさんこんにちは!自分の記事をご覧になったことがある方はお久しぶりです!
クロスギア大好き天才トレカライターのH宮田です!
「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」にて《次元のバジュラズ・ソウル》を筆頭に新たなサイキック・クロスギアを手に入れ強化された《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》、及び【ボルベルグワンショット】!
先日のDMGP2024-2ndにおいても、《次元の超銀河剣 THE FINAL》を活かしたシールド暴発ギミックを組み込んだドラゴン軸・禁断カウンター採用型の【ボルベルグワンショット】がベスト128に輝くなど実績も残しています。
今回はそんな【ボルベルグワンショット】を、上記の形とは違う天才トレカライター謹製構築でご紹介!
アドバンスの荒波を突っ切るパワーを与えられたボルベルグの新たな構築、ぜひ体感してみてください!
かなり自信作だったのでGP参加できなかったのが心残りです……
何とか時間作ってアドバンスの大型大会に行きたいよなあ……
目次
【青赤緑ボルベルグワンショット】の特徴
1:メインデッキの自由度が高いワンショット
強力なワンショットを仕掛けられるドラゴンというと《超戦龍覇 モルトNEXT》なども挙げられますが、《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》の強みは……メインデッキに文明・種族の強い縛りをかけずにワンショットの出力を担保できること!
メインデッキに《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》+多色クリーチャー、超次元ゾーンに《次元の超銀河剣 THE FINAL/次元の超銀河弓 ANOTHER》《龍剣 星王紅鬼勝》のパッケージがあればシールド全ブレイク+ダイレクトアタック要員を用意でき、《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》は踏み倒し・軽減手段も豊富かつゼニスのような召喚限定縛りなどもなし!
《次元のバジュラズ・ソウル》の登場により、マナも吹き飛ばされた相手はたとえ一度ワンショットを止められたとしても反撃の手を撃てずになすすべなくやられていくことも……!
メインデッキでどう踏み倒し・早出しを狙うか、超次元ゾーンにはどれだけのサイキック・クロスギアを採用するか……デュエリスト一人一人の数だけ理想の構築を追及でき、環境に合わせたカスタマイズ性も持ち合わせたデッキに進化しました。
そんな【ボルベルグワンショット】、この記事でご紹介するのはメタ対策を厚目にした非ドラゴン軸です!
2:メタクリ対策とマナブーストの枠を両立
《メンデルスゾーン》を採用し、最速3ターン目の《「助けて!モルト!!」》+《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》を狙えるドラゴン軸もとても強力ですが……今回の構築は《メンデルスゾーン》非採用、3ターン目までに1度マナブーストを挟み最速4ターン目のワンショットを狙う構築になっています。
非ドラゴン軸にした一番の理由は、メタクリーチャー……特に《ポッピ・冠・ラッキー》の除去と初動枠を兼任できるカードの存在!マナ送り除去とマナブーストを兼ねる、または選択できるカードの8枚体制が可能になったことで今回の構築が産まれました。
ドラゴン軸でもメタ対策カードは存在しますが、《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》に対して特に致命傷となる《ポッピ・冠・ラッキー》はエスケープ持ちのため火力・効果バトルで除去不可能……
【白黒赤ファイアー・バード】はオリジナルのみならずアドバンスにおいてもかなりの存在感を持ち、最大母数の可能性もあるデッキに間違いなく採用されているカードでメインギミックが完全停止してしまう、という弱点を補う構築です。
副産物として多色カードの枚数を抑えることができ、タップインを受けるターンを長めに取れることも相まって多色事故率を下げることにも繋がりました。
3:ブロッカー・トリガーを貫通しやすいワンショット!
《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》から呼び出せるサイキック・クロスギアの組み合わせによって、ワンショットを妨げる相手の防御策を貫通して決めに行きやすいのも大きな強みです。
例としてブロッカーに関しては本人の全ブレイクを《次元のロード・オブ・レジェンドソード》による疑似アンブロッカブル付与で通し、呼び出した水を含む多色ドラゴンから《蒼き覚醒 ドギラゴンX》で完全にすり抜けてトドメを刺せますね!
トリガーが分厚い相手にはジャストダイバー持ちのトドメ要員で対処、オールタップや攻撃制限に関しては《次元の超銀河剣 THE FINAL》で暴発したトリガークリーチャーで貫通、逆転撃や「鬼エンド」に対しては《次元のバジュラズ・ソウル》で妨害……
相手の防御手段を見極め、的確なプレイングでそれをブチ抜けるのはこのデッキの一番楽しいところ!ぜひ使い込んであなたの手になじませていってください!
ここからはデッキレシピの紹介後、採用カードの個別解説に移ります。
【青赤緑ボルベルグワンショット】デッキレシピ
採用カードそれぞれの解説は個別カード解説を参照していただくとして、デッキ全体で注意しなければいけないのは文明ごとの単色カード採用枚数です。
《「助けて!モルト!!」》+《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》が固定枠でありこの時点で火単色が8枚確定、しかしこのセットはワンショットのため手札にキープしたいのでできるだけ他のカードで火文明を確保したい、かつ初動となる自然文明の枚数も減らせない……
このデッキでは《神秘の宝剣》で火文明の確保、および《龍剣 星王紅鬼勝》の射出先を用意するギミックを組み込むことで自然単色の枚数を多めに確保しつつ多色カードをギリギリまで削っています。
個別カード解説
キーカード
《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / サムライ / ドラグナー / 文明 火 / パワー14000 / コスト10
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、名前が異なるクロスギアを好きな数、自分の手札または超次元ゾーンから出してもよい。
■バトルゾーンにある自分のクロスギアを、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。
このデッキの主役、大量のクロスギアを展開しすべてを身に着けてワンショットを仕掛ける最強無敵のドラゴン!後述する様々なサイキック・クロスギアを展開することにより、単体で相手のシールドをすべて吹き飛ばしダイレクトアタック要員を呼び出す豪快な一撃を叩き込むことができるようになります。
元々《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》の時点でクロスギアが増えるたびに強化されていく拡張性の高いカードでしたが、手札と超次元ゾーンからクロスギアを踏み倒す歴代ボルベルグの正当進化能力を手に入れたことで拡張性をさらに上げつつ一気に現代でも実用的なスペックに!
デッキの特徴でも触れましたが自身の出し方に一切の縛りがないことが大きな利点であり、種族参照・コスト参照・カード名参照など様々な角度から早出しサポートが可能なためコスト10とは思えない速さで、かつ様々なデッキで活躍できるようになりました。
サイキック・クロスギアの関係で主戦場がアドバンスになった代わりに、オリジナル環境では不可能なパワーの強化を貰えるようになったボルベルグ。「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」の追加カードを含む、ワンショットの基本となるサイキック・クロスギア達がこちら!
《次元の超銀河剣 THE FINAL/次元の超銀河弓 ANOTHER》
【 サイキック・クロスギア 】
種族 サムライ / ナイト / 文明 闇 / コスト10
■これをクロスしたクリーチャーのパワーを+12000する。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)
────────────裏面────────────
カード名:次元の超銀河弓 ANOTHER
文明:火文明
コスト:10
■[火(1)]を支払って、このクロスギアをクリーチャーにクロスしてもよい。
■これをクロスしたクリーチャーのパワーを+20000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
《龍剣 星王紅鬼勝/爆剣士グレンモルト剣》
【 サイキック・クロスギア 】
文明 火/自然 / コスト6
■これがクロスされている間、自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与え、パワーを+3000する。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、コスト6以下の多色クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
■このクロスギアを、コストを支払わずにドラゴンにクロスしてもよい。
────────────裏面────────────
カード名:爆剣士グレンモルト剣
カードの種類:サイキック・クリーチャー
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆
文明:火/自然文明
コスト:3
パワー:5000
■自分のドラグハートまたはクロスギアがなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。それがドラゴンなら、このクリーチャーを《龍剣 星王紅鬼勝》側に裏返す。
《次元のバジュラズ・ソウル/魔導竜バジュラ》
【 サイキック・クロスギア 】
文明 火 / コスト5
■これをクロスしたクリーチャーのパワーを+2000し、シールドをさらにもう1つブレイクする。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、カードを2枚まで相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
────────────裏面────────────
カード名:魔導竜バジュラ
カードの種類:進化サイキック・クリーチャー
種族:アーマード・ドラゴン
文明:火文明
コスト:9
パワー:12000
■進化 :ドラゴン・クリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを2枚まで相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■このクリーチャーが離れる時、かわりにこのクリーチャーの下にあるカードをすべて墓地に置き、このクリーチャーをクロスギア側に裏返す。
10コストの超重量級クロスギア2枚が表裏で合体した《次元の超銀河剣 THE FINAL/次元の超銀河弓 ANOTHER》はどちらもシールド全ブレイクを狙うカードのため一見役割が被っているようにも思えますが、「この2枚を相手に合わせて使い分けられる」のがボルベルグワンショットの大きな利点です。
前者はG・ブレイクにより相手のシールドを全て叩き割り、その上で相手のS・トリガーを撃たせ切った後に自分のシールドを暴発させて追加打点を用意するワンショット向けの効果であり、こっちだけ使えばいいんじゃないか……と思う人もいることでしょう。しかし、後者の強みは継戦能力!
自分のシールドを残すことでワンショット失敗後にこちらのS・トリガーでもう一度チャンスをもぎ取ること、またこちらはクロスコストが1であることを活かし《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》以外に再クロスすることも容易です。序盤の動きで相手のデッキタイプ・想定されるカウンターを見抜き、適切な超銀河武装を呼び出しましょう!
そして強力なアタックトリガーでワンショットを補助するのがおなじみ団長剣こと《龍剣 星王紅鬼勝》と新顔なのにとても見覚えがある《次元のバジュラズ・ソウル》。多色クリーチャーの呼び出し+多色クリーチャーのスピードアタッカー化で一気にダイレクトアタックを狙う【ボルベルグワンショット】鉄板の動きにさらに2ランデスが追加!
複数枚をこちらが選んでランデスということでワンショット失敗後に相手の建て直しを強力に妨害するだけでなく、特定の文明を狙い撃ちにすることで手札のカウンター札を貫通することもできるようになりました。
「次元の」がついた別名カードであるためメインデッキの《バジュラズ・ソウル》を同時に展開することも可能で、最速の4ランデスはほぼ追加ターンと言ってもいい破壊力!豪快な大型クロスギアのパワーを体感してください!
《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー5000 / コスト6
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■各ターン、このクリーチャーがはじめてバトルに勝った時、火のコスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(このクリーチャーに装備する)
────────────呪文────────────
カード名:「助けて!モルト!!」
文明:火
コスト:5マナ
■ドラグナーを1体、自分の手札から出す。
効果バトルとドラグハート呼び出しをこなすクリーチャー面に加え、別名「助けて!ボルベルグ!」とも言われるドラグナー踏み倒しの呪文面を持つツインパクト。このデッキでは呪文面が最速《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》の呼び出しに大活躍!
クリーチャー面はこれまでもトリガーによる対速攻性能・効果バトルによるメタクリ対策を兼ねている優秀なサブ面でしたが、シールド暴発ギミックの追加により「クリーチャー面がトリガーであること」の強みがさらにアップしました。
《次元のスカイ・ジェット》のほか、相手盤面にバトル対象がいれば《銀河大剣 ガイハート》でもスピードアタッカー化できるため暴発時の追加打点としてもカウントできるようになったわけですね。
ドラグハートの採用枚数は悩むところですが、このデッキではサイキック・クロスギアを優先的に採用したかったので超次元ゾーンの枠が厳しく《銀河大剣 ガイハート》のみに……《新世代龍覇 グレングラッサ》なども採用する場合はもうちょっと枠を割きましょう。
初動マナブースト
《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー11000 / コスト7
種族:ジャイアント
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:テイクバック・チャージャー
文明:自然
コスト:3マナ
種族:ジャイアント・スキル
■コスト3以下のエレメントを1つ選び、タップして持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
《シェル・アルカザール》
【 クリーチャー 】
種族 コロニー・ビートル / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、コスト3以下のエレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンにタップして置いてもよい。
メタクリ対策軽量除去を兼ねる2種8枚の初動マナブースト。このデッキは基本的に序盤2ターンはタップイン処理に回して3→5の動きを狙っていきます。
《テイクバック・チャージャー》によるマナブーストとメタクリ除去を兼ねつつ《竹馬の超人》は7➔10で大型素出しプランのサポートを、《シェル・アルカザール》はトリガークリーチャーであることを活かし速攻対策と暴発追加打点要員を兼ねることができる、とそれぞれサブの動きを持ちデッキスペース省略にもお役立ち!
《ポッピ・冠・ラッキー》対策を無理なく8枚採用できる、というのが今回のデッキを組むきっかけでした。《ポッピ・冠・ラッキー》絶対除去するマン……
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》
【 ツインパクトカード 】
種族 アース・ドラゴン / オリジン / 文明 自然 / パワー16000 / コスト10
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーが離れる時、かわりにマナゾーンに置いてもよい。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:神秘の宝剣
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札を見る。
その中から自然ではないカードを1枚、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
その後、山札をシャッフルする。
9枚目以降のマナブースト枠かつ、《流星のガイアッシュ・カイザー》による怪訝を《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》と共有できる大型クリーチャーでもあるツインパクト。
基本的には呪文面を使い《龍剣 星王紅鬼勝》で射出するための最有力候補《炎渦双奏 タイダル&バーン》をマナに埋め込むのですが、この時シールド内容の確認は確実に行いましょう!メタクリーチャー除去ができない代わりに《次元の超銀河剣 THE FINAL》による暴発プランを取るべきかどうかの判断ができるという利点を忘れないように!
また《テイクバック・チャージャー》《シェル・アルカザール》はどちらも自身をマナゾーンに置くため、、「色が増えるマナブースト」であることも重要です。5ターン目の動きに必要な色がない場合は最優先で!
《龍剣 星王紅鬼勝》対応多色クリーチャー
《炎渦双奏 タイダル&バーン》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト5
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■プレイヤーが呪文を唱えた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを1枚引く。
▶相手のシールドを1つブレイクする。
《Disノメノン》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / ディスタス / 文明 水/火/自然 / パワー5000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。
相手のS・トリガー単体除去をかわしてダイレクトアタックをねじ込む、ジャストダイバー持ちクリーチャー2種類。それぞれに利点があり、このデッキでは散らして2枚ずつの採用となっています。
《神秘の宝剣》の項でも触れた《炎渦双奏 タイダル&バーン》は《蒼き覚醒 ドギラゴンX》へのP革命チェンジに対応し、実質「ブロックされないジャストダイバー」として大活躍!呪文に対応してドローか1ブレイクを選べる効果も相手のシールド追加を貫通したり、相手のメタクリに除去を連打する展開で先出しして置くと息切れを防げたりと痒いところに手が届く便利な1枚。
《Disノメノン》はP革命チェンジ非対応ですが、《ポッピ・冠・ラッキー》以外の多くのメタクリーチャーを処理しながらマナブーストできる実質的な初動としてカウントできる点が優秀なカード!コストの軽さも相まって最後の押し込み1打点として活躍する場面もしばしば……
《流星のガイアッシュ・カイザー》
【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6
■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
相手の踏み倒し全般を咎めつつ《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》の早出しを強力にサポートする女子高生……じゃなくてドラゴン龍。自身の踏み倒しと軽減に加え、登場時ドロー+常在能力の攻撃制限で1ターン稼ぎつつ次の一手を用意してくれる頼れる動きが本当に助かる……
6マナで登場し1ターン稼ぎつつも除去されて軽減を機能させられない場合でも、このデッキは7マナから《テイクバック・チャージャー》+《「助けて!モルト!!」》の動きを狙える点も噛み合っていますね。
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ・ドラゴン / ヒューマノイド / 文明 水/火/自然 / パワー5000+ / コスト5
■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順で山札の下に置く。こうして見せたカードが火または自然なら、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
■革命0:自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーのパワーを+10000し、「スピードアタッカー」と「T・ブレイカー」を与える。
青赤緑の大定番、盤面除去・必要パーツ収集・緩い条件での受けトリガーを兼ねるスーパーカード!メタクリーチャーを一気に2面取りつつコンボパーツをかき集める運用はもちろん、このデッキでは暴発プランでも活躍!
《次元の超銀河剣 THE FINAL》は自分のシールドを全ブレイクするため、普段よく使う革命2だけでなく革命0による大型化も発揮されて相性は抜群!自己スピードアタッカーを持つため、スピードアタッカー付与元を除去されて一気に複数打点を止められるワンショット失敗ルートに耐性ができるのも嬉しいですね。
サブプラン用カードなど
《超神龍バイラス・カースド》
【 クリーチャー 】
種族 アース・ドラゴン / ミステリー・トーテム / ハンター / 文明 自然 / パワー17000 / コスト10
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがタップしていれば、相手は「S・トリガー」を使えない。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
《流星のガイアッシュ・カイザー》の軽減に対応したサブプランのひとつ。具体的にはS・トリガーによるシールド追加を繰り返す【逆アポロ】への対策となる1枚です。
相手から展開せず山札切れを狙ってくるデッキであるため《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》と《ドンドン吸い込むナウ》で山札をゆっくりと掘り進めて用意しましょう。盾落ちは《次元の超銀河剣 THE FINAL》による疑似シールド回収で対応!
S・トリガー封じに自身のタップを要求するため、一見殴り先がなくマッハファイターが機能しない【逆アポロ】に対して仕事ができなさそうに見えますが……このデッキでは《次元のスカイ・ジェット》と併用することで3打点を叩き込みながらS・トリガーを封じるパワフルなフィニッシャーに!
忘れてはいけない感謝を一つ、このカードの発見は初期構築を相談していたデュエリストの一人、普通のイオンさんの手によるものです!《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》は実質タップイン水単色だからあまり採用したくない、できればこのカラーのままで【逆アポロ】対策を……という我儘にぴったりのチョイスでした。ありがとうイオンさん……
《蒼き夢双 ドギラゴン天》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 水/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ :水または火の、コスト5以上のドラゴン
■スピードアタッカー
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■自分の多色クリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
■ファイナル革命 :このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、コストの合計がその選んだクリーチャーのコスト以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを2体まで、自分の手札から出す。
自然、光に続いて水文明の力で新たな姿を手に入れたドギラゴン!大型ジャストダイバー3打点にドローと堅実な基礎スペックに加え、バウンス+踏み倒しのファイナル革命で一気に盤面をひっくり返すドギラゴンらしい派手な逆転要素を併せ持っています。
登場前は《蒼き団長 ドギラゴン剣》を採用していた枠ですが、《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》という明確なフィニッシュ手段があるこのデッキでは剣の爆発力よりも踏み倒し先に頼らず自身の効果で除去を放てる点、盤面処理後にジャストダイバーで盤面に残りトドメの追加打点を用意できる点で入れ替わりました。
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》と合わせると最大で5体のクリーチャーを蹴散らしながら4枚手札が増えるというとても美味しいムーブができるのですが、メインルートの《「助けて!モルト!!」》+《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》以外のカードはできるだけそれ単体で動けるカードにしたい……という思いから採用枚数は抑えています。
《ドンドン吸い込むナウ》
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト4
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが火または自然のカードであれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
パーツ回収と除去を兼ねる優秀なS・トリガー、このデッキでは受けトリガーに加えて貴重な水単色マナとしての役割も持っています。
迷いに迷った枠で、水単色で他の候補としてドロー効果で同じくパーツを集めつつターンをもぎ取る《終止の時計 ザ・ミュート》、踏み倒しによるカウンターが狙えてより除去能力が高い《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》と最後まで採用を争っていました。
最終的な《ドンドン吸い込むナウ》の採用理由としては、序盤でトリガーした際の「メタクリを除去しつつコンボパーツを引き込む」動きを仮想敵である【白黒赤ファイアー・バード】を含めた速いデッキ全編への強力な切り返しとして重要視したことが挙げられます。
初代ボルベルグ・元祖バジュラズ
《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト8
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■バトルゾーンにある自分のクロスギアを、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
《バジュラズ・ソウル》
(殿堂カード) 【 クロスギア 】
文明 火 / コスト5
■クロスギア
■これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000され、シールドをさらにもう1枚ブレイクする。
■これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置く。
「なんで採用してるんだ」「縁故採用オシャレ枠やめろ」などと罵詈雑言が飛んできそうなのできちんと解説します。
この構築では初代ボルベルグを採用する理由がきちんとあります!
まず前提として、このデッキは強化カードである《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》が主役でありその能力でサイキック・クロスギア(+《バジュラズ・ソウル》)を一気に展開しワンショットキルを狙います。
デッキの特徴で触れた通り相手の防御策やカウンターを貫通しやすいデッキではありますが、それでも読みを外したり相手に合わせた貫通手段を用意できなかった状況はどうしても存在します。そんな時《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》は相手視点最大の脅威でありまず間違いなく返しのターンを生き延びることは不可能……
その後、バトルゾーンには置き土産として残された大量のクロスギア達。それらをまとめて単体でかき集められる、無条件ノーコストクロス効果持ちでもっとも軽いカードは《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》!
《次元のバジュラズ・ソウル》の登場により、ワンショット失敗後に再びクロスギアをかき集める一手に大きな価値ができたことが大きいですね。元祖《バジュラズ・ソウル》も展開できていればさらに強力!
《次元の竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》《次元のモビル・フォレスト》の軽減が乗ることで6マナになり、序盤のブーストと合わせ現実的なコストで召喚できるようになったことも追い風!
超次元ゾーン
《魔導の剣聖/次元のロード・オブ・レジェンドソード》
【 サイキック・クロスギア 】
文明 自然 / コスト5
■これをクロスしたクリーチャーは、「W・ブレイカー」を得、それよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。(「W・ブレイカー」を持つクリーチャーは、シールドを2つブレイクする) ■これをクロスしたクリーチャーに《クイーン・オブ・プロテクション》もクロスされていれば、そのクリーチャーはシールドをさらに2つブレイクする。 ────────────裏面──────────── カード名:魔導の剣聖 カードの種類:サイキック・クリーチャー 種族:ビーストフォーク 文明:自然 コスト:3 パワー:5000 ■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。 ■自分の他のクリーチャーが出た時、このクリーチャーを《次元のロード・オブ・レジェンドソード》側に裏返し、そのクリーチャーにクロスしてもよい。
《次元の竜装 ザンゲキ・マッハアーマー/ボルメテウス・竜装・ドラゴン》
【 サイキック・クロスギア 】
種族 サムライ / 文明 火 / コスト4
■このクロスギアがクロスされていない時、自分のドラゴンとサムライの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。 ■このクロスギアがドラゴンまたはサムライにクロスされている時、自分のドラゴンとサムライすべてのパワーを+2000し、「スピードアタッカー」を与える。 ■このクロスギアをコストを支払わずに《ボルメテウス・武者・ドラゴン》にクロスしてもよい。
────────────裏面────────────
カード名:ボルメテウス・竜装・ドラゴン
カードの種類:サイキック・クリーチャー
種族:アーマード・ドラゴン/サムライ
文明:火
コスト:4
パワー:4000
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが離れる時、かわりにクロスギア側に裏返す。
《次元のモビル・フォレスト/次元のスカイ・ジェット》
【 サイキック・クロスギア 】
文明 火/自然 / コスト4
■これをクロスしたクリーチャーのパワーを+3000する。
■このカードがどのクリーチャーにもクロスされてない時、自分のクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない。
────────────裏面────────────
カード名:次元のスカイ・ジェット
文明:火
コスト:5マナ
■これをクロスしたクリーチャーに「パワーアタッカー+4000」を与える。(「パワーアタッカー+4000」を持つクリーチャーは、攻撃中、パワーを+4000される)
■このカードがどのクリーチャーにもクロスされていない時、すべてのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
超次元ゾーンに用意されるキーカード以外のサイキック・クロスギアたち。《次元のロード・オブ・レジェンドソード》はデッキの特徴で述べた通り《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》を疑似アンブロッカブル化し確実にシールドを割り切るという役目を持っています。《次元のクイーン・オブ・プロテクション》は今回はお休み……
《次元のシデン・レジェンド》(仮)が来ればいわゆるアポロ方式のワンショットに使うかもだけど現状はね……
残り2種について、これらはどちらも「ワンショット時のスピードアタッカー付与要員」「ワンショット失敗後コスト軽減で再展開を補助」という二つの役割を兼任されたカードです。《次元のモビル・フォレスト/次元のスカイ・ジェット》は表裏でどちらかを選択する必要がありましたが、《次元の竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》は1枚で両方を行えるので超次元の枠を圧縮できる1枚!
なので《次元のモビル・フォレスト/次元のスカイ・ジェット》を非採用にする形も考えられますが、この構築では「《次元のモビル・フォレスト》+《次元の竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》で2軽減を狙う」「暴発で《シェル・アルカザール》を打点換算するための《次元のスカイ・ジェット》」という2つのプランを取れるように採用を継続しました。
《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4
■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
────────────龍解後────────────
カード名:熱血星龍 ガイギンガ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000+
コスト:7マナ
マナ:-
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
《炎龍覇 グレンアイラ》のバトル勝利時効果で呼び出すドラグハートとして採用された1枚。同能力にて呼び出せる候補には二面除去を狙える《将龍剣 ガイアール》、耐性持ちアタッカーを作り出せる《無敵剣 プロト・ギガハート》など様々なドラグハートが存在しますが、超次元がカツカツなこのデッキでは不採用……
《銀河大剣 ガイハート》の採用理由は単純明快、1枚しか枠がないなら単体で《熱血星龍 ガイギンガ》で詰めるサブプランが取れることを優先しています。
《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX》
【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 光 / パワー12000 / コスト6
■進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
────────────裏面────────────
カード名:蒼き覚醒 ドギラゴンX
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:水/闇文明
種族:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
パワー:13000
コスト:8マナ
■P革命チェンジ:自分の闇または水のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーはブロックされない。
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
■自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
超次元ゾーンから侵略・革命チェンジできる、アドバンスに置いて対応クリーチャー全般の価値を上げた便利な1枚。このデッキでは《蒼き覚醒 ドギラゴンX》面を目的に採用されています。
基本的にはアンブロッカブルによるトドメを目的としていますが、革命チェンジはジャストダイバーを引き継がないことには注意!ブロッカーがなく手札からカウンターを狙ってくる相手には無理に革命チェンジせず、ジャストダイバーで保護したままトドメを狙いましょう。
【青赤緑ボルベルグワンショット】の回し方
1:序盤のマナブーストは慎重に!相手のメタカードを睨みながら動こう
最序盤はタップイン処理をしつつ、2~3ターン目に1回マナブーストを挟みつつ最速ワンショットへの準備をしていきます。この時気を付けるべきは《シェル・アルカザール》を使うタイミング!ズバリ結論から言うなら、「安易に2ターン目にブーストとして使ってはいけない」ということ!
マナカーブ的には2→4で《ドンドン吸い込むナウ》を撃てば相手の初動・メタクリを捌きつつワンショット用のパーツをかき集めに行けるので、一応この動きを狙えるorこの動きしかできない場合は仕方ないのですが……
他のメタ除去を握れていない状態で2ターン目に即マナブーストとして使ってしまい、定着したメタクリに時間を稼がれているうちに相手の動きが通って追い込まれる負けパターンを警戒しなければいけない、というわけですね。もちろん2枚目や《テイクバック・チャージャー》を握れている場合は問題なし!
そして序盤戦でもう一つ注意すべきことは、メタクリにおびえ続けで3ターン目にマナブーストしないのはもっと大きい負け筋なことを忘れないこと!自分の動きができないと本末転倒です。
2:5マナで助けて!ボルベルグ!超銀河クロスギアを使い分けてワンショット!
マナブーストとメタクリ除去を挟み、5マナで準備ができたら満を持して《「助けて!モルト!!」》からの《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》!超次元ゾーンのサイキック・クロスギアをフル展開し、一気にワンショットを決めましょう!
全てのサイキック・クロスギア(と上振れとなるメインデッキの《バジュラズ・ソウル》)を同時に展開する訳ですが、ここで気を付けるのは二種の両面クロスギアの出し方。
結論から言うと「《次元の超銀河弓 ANOTHER》+《次元のモビル・フォレスト》を呼び出す通常プラン」「《次元の超銀河剣 THE FINAL》+《次元のスカイ・ジェット》を呼び出す暴発プラン」が基本であり、これらは基本的に二種の超銀河クロスギアの性質によって使い分けられています。
前者の通常プランはワンショット失敗後も継戦能力を残すことを重視し、再クロスが低コストで可能な《次元の超銀河弓 ANOTHER》と召喚コスト軽減でもう一度大型クリーチャーを作り出すことが可能!
《龍剣 星王紅鬼勝》の効果は実質セルフランデスでもあるので、次ターン以降に低コストで動けるように布石を撃つ必要があったんですね。
後者のプランは防御を投げ捨て、シールドから追加打点を用意して攻め立てる背水の陣。できるだけ《神秘の宝剣》によるシールド確認を前提にしたいところですが、「このターンで倒しきらないと勝てない」という状況では見切り発車を余儀なくされることも……
《次元のスカイ・ジェット》は相手にもスピードアタッカーを付与してしまうリスクの大きいカードですが、G・ブレイクで即死圏内に自分を追い込むため実質リスクを踏み倒すことができるので相性抜群!背水のパワーで相手を圧倒しましょう!
3:不測の事態や、一部相性最悪デッキに合わせたサブプラン!
そして最後に考えなければならないのがワンショットキル以外の勝ち筋。通れば強力な【ボルベルグワンショット】ですが超次元ゾーンの情報で相手にモロバレなデッキタイプなので、相手も必死に5マナでのワンショットを防ごうとしてくるはず……そんなときの動き方をいくつかご紹介。
まず、メタクリ連打でとにかく《「助けて!モルト!!」》を防ごうとする相手には《Disノメノン》《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》などで盤面の取り合いをしつつクリーチャーをならべていき……《炎龍覇 グレンアイラ》から《銀河大剣 ガイハート》を呼び出し、横並び打点でトドメを狙いましょう!
手札やマナを増やしつつ盤面に触れるカードを多く採用しているため、メタクリを大量に並べてくる相手に息切れせず殴り合いに持ち込むプラン、順当にマナを伸ばして大型クリーチャーを投げつけるプランも取ることができます。《炎渦双奏 タイダル&バーン》を置いて除去呪文連打なんかもドロー効果が染みる染みる……!
もう一つは《流星のガイアッシュ・カイザー》を絡めた10コストクリーチャー軽減プラン。一部のメタクリーチャーを無視して《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》の能力を発揮させるのはもちろん、目玉は一部のデッキを強烈に睨む《超神龍バイラス・カースド》!
個別カード解説で触れた通り【逆アポロ】を見据えたカードですが、S・トリガーが強力な対面全般で活躍。基本的にはジャストダイバーやアンブロッカブル付与で大抵のトリガー・ブロッカーを躱せるのですが……問答無用でターンをもぎ取ってくるオールタップ、全体攻撃制限、ターン終了などを警戒すべき対面で活躍。
ただしオールタップ・攻撃制限のほとんどはG・ブレイカー経由でそれらが発動後に暴発打点を並べることでも貫通できるので、シールド確認で打点が期待できない場合や《超神龍バイラス・カースド》でないと突破できない相手に繰り出すようにしましょう。
おわりに
以上ここまで、【青赤緑ボルベルグワンショット】デッキ解説になります。強度のあるワンショットプランを持ちつつ豊富なメタ除去で安易に止められず、暴発打点要員がそのまま速攻対策にと使い込むほど強さを感じられる強力かつ拡張性の高い自信作!
メインデッキの縛りの緩さから今後も派生デッキをたくさん産み出せそうな《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》をよろしく!
《次元のバジュラズ・ソウル》の登場により盤面にクリーチャーを残すマッハファイターによる除去、および《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》の採用に理由を持たせられたという点でも超自信作です。相手の反撃の芽を潰せ!!!!
「環境に合わせたカスタマイズで長く使えるデッキが欲しい」「マナもシールドもだよなあ潰してえのは」「クロスギア大好き!勝利さん大好き!」そんな方におすすめのこのデッキ、ぜひぜひ組んでみてください!デッキパーツのお求めはぜひカーナベルにて!
それではみなさんありがとうございました。次回もまたガチまとめでお会いしましょう!