こんにちは、神結です。
殿堂発表、ありましたね。
基本的に殿堂発表がこのシリーズに与える影響って少ないんですけど、解除があると話は別です。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を上から5枚、表向きにしてもよい。その中の光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
アクアン、帰還―――。

《アクアン》が4枚使えるのって本当に黎明期も黎明期で、それこそ《無双竜機ボルバルザーク》の時期まで遡りますからね。
小学校の時の友達は、いわゆる「アクアンホワイト」に近いものを使っていました。
ちなみに【アクアンホワイト】【アクアンブラック】などの話は、ばにらさんが触れていますので、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。
この時期は本当に「リアルタイム小学生」すぎて、仙台市某地区の田舎小学生環境の解説とか、当時使ってたリストの解説とかは出来るんですけど、当時の大会環境については知らないので、他にも色々リストの方を探してきました。
というわけでちょっと今回は変則回ではありますが、「アクアン」絡みの話が出来ればと。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回はドドンと「アクアン」回です。
目次
本日の名作デッキ紹介
黎明期のアクアン
というわけでまずは黎明期のアクアンの方を紹介していきましょう。
《アクアン》が台頭するのは、主に《アストラル・リーフ》や《サイバー・ブレイン》が殿堂した後と言われています。
《アストラル・リーフ》が健在だったうちはどうしてもこちらが環境の主軸だったようです。最強のデッキしか興味なかったボクの同級生某Kくんが【青単リーフ】を使っていたので、たぶんそういうことだと思います。
その後上記のカードたちの殿堂入りや多色カードの登場によって、《アクアン》がいよいよ登場してくることになります。
当然ながら光&闇入りの「アクアン〇〇」的なデッキが構築されていくことになります。




リストは様々な個人ブログ等を巡回しながら探しましたが、大枠でこんな感じっぽいです。(聖拳編第1弾環境)
光の種族として「イニシエート」「ガーディアン」が強く、イニシエートは優秀な進化元と《聖天使グライス・メジキューラ》などを中心とした制圧が強く、ガーディアンは進化元こそややパワー不足なものの進化後のスタッツが優秀ということでイニシエートには強い、みたいな感じだったようです。
個人的に思い入れの深いカードを挙げると、イニシエートであれば《電脳聖者タージマル》、ガーディアンなら《守護聖天アーク・バイン》でしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 イニシエート / リキッド・ピープル / 文明 光/水 / パワー4000+ / コスト3
ブロッカー
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
火のクリーチャーとバトルする時、このクリーチャーのパワーは+4000される。

【 進化クリーチャー 】
種族 ガーディアン / 文明 光 / パワー5000 / コスト5
進化ー自分のガーディアン1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャーをタップし、攻撃する代わりに次の能力を使ってもよい。
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
《電脳聖者タージマル》は青白のブロッカー。3マナ4000という標準的なスタッツが更にパンプされていく姿は、小学生速攻使いの私には非常に絶望的な壁でした。
また《守護聖天アーク・バイン》は進化クリーチャーで、この弾の進化クリーチャーが持つ「自身でなく、自分の同一文明のクリーチャーをタップさせることで起動するタップトリガー」持ちです。
これでまぁ盤面をぐちゃぐちゃにされていったのをよく覚えています。
殿堂後のアクアン
さて、殿堂をしてからも色の合うデッキには当然《サイバー・ブレイン》と一緒に採用されることにはなります。
中でも例を挙げるなら、2009年に発売された構築済デッキ「パーフェクト・エンジェル」でしょうか。
リストはこれです。


なんと後のプレミアム殿堂カードが3種3枚も収録されている、とんでも構築済デッキです。
基本的に採用される青といった《サイバー・ブレイン》+《アクアン》+その他ドローソース+《アクア・サーファー》が鉄板ですよ。
ただこのデッキの目玉はもちろん《奇跡の精霊ミルザム》。

(プレミアム殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー11000 / コスト9
ブロッカー
ウルトラシールド・プラス-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
W・ブレイカー
ご存じ奇跡を起こすカードというか、奇跡の象徴みたいなカードですが、この時は《暴発秘宝ベンゾ》でセットで使われることが多かったです。
そんなわけなので、この時期から【ヘブンズ・ゲート】的なデッキはありました。
ちなみに【ヘブンズ・ゲート】デッキの評価は「ビートにすごく勝てるけどコントロールはまるで勝てない」というもの。そりゃそうだ。
この評価、それこそ【天門ループ】とか来てもあんまり変わらないですからね。
それ以外にも有用カードが収録されたデッキで、当時の感覚で言ってもかなり「出来のいい」構築済デッキだったと思います。
もちろん、この時は私も買いました。
またこのシリーズでも何度か紹介していますが、《知識の精霊ロードリエス》や《王機聖者ミル・アーマ》などが収録された「内容固定パック」とリンクしたデッキであり、もちろん強化することも可能となっています。
「内容固定パック」の話はこの回で詳しくしています。
最終的にデッキ+強化パックで殿堂とプレ殿カードを4種出したらしいッスよ(《奇跡の精霊ミルザム》以外は全部帰ってきましたが)。
デュエプレのアクアン
最後に軽くデュエプレの《アクアン》の話でも。
デュエプレの《アクアン》は流石に5枚ドローでは実装出来なかったため、3枚ドローにナーフされました。なおレアリティはバッチリSRに。

とはいえ、それでも元プレ殿の名に恥じない活躍をしてくれました。
実装は第2弾と初期も初期で、【青黒バロム】【青白ガーディアン】【ドロマーイニシエート】などで早々に活躍します。



個人的には第3弾リリース後に使っていた《聖天使グライス・メジキューラ》入りのドロマーイニシエートが一番お気に入りですかね。

振り返ってみてもこの時期が一番デュエプレやっていました。
毎日新しい環境デッキ作って30~40戦くらい潜って、それで1日置きくらいのペースで「徹底解説」と銘打って解説記事を書いてましたし、その間にSR・VRの評価記事も書く……っていうのを続けていました。
しかもこれ、執筆は勿論ですけどデッキ回すのも相性検証も全部1人でやってましたからね。
振り返っても、当時はイカレてました。
ちなみに《アクアン》はというとその後も順調に活躍を続けます。グッドスタッフカードとして長く使われ、特に印象的なのは《竜極神》との組み合わせでしょう。

いや、何蘇生しとんねん、と言った回数多数の模様。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第137回はどうしても《アクアン》の話がしたかったので、色々なアクアンを紹介させていただきました。
普段とはちょっと方向性が違いますが、まぁ名作と呼べるようなデッキたちを広く数多く紹介できてはいますので、これでよしとしましょう。
また次回からはいつもの形式に戻ると思います。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
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