このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●いっぱい引いていっぱい殴りたい! ●メタクリや自分より速いデッキは存在しない前提で動くつもりだ ●アルファベット略称からトンチキをでっちあげるムーブを許せる |
こんにちは。あるいはお久しぶりです。『格安デュエマ研究所』研究員の北白河と申します。
今日も今日とて格安をやっていこうと思います。

記念すべき第200回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。本当は100回刻みの総集編回でお茶を濁す予定だったんですが、所長が「総集編回はぜんぜんPVが伸びない」って言ってたので通常回に置き換わりました。
あと何より、タイミング的にどう考えても新弾販促をやるべきタイミングですしね。本当に売れています。本当に。

当企画はその名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する……という企画となっております。
さて。今回の主役は。

《爆裂英雄 A・R・T》(333円)です。なんだよこの縁起のいい価格!
イブラヒム氏のフェイバリットにして引けば引くほど爆発力が増すこのカードは、新パック発売一発目の格安研究の看板としてはバッチリ!
今回はこのカードを活かして、格安でカードを引きまくるデッキをやっていこうと思います。
例によってもう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
ちなみに、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→「在庫チェック」から、直接カーナベルで購入に向かうことも可能です。検索なしで必要なカードにアクセスできてマジで便利なので、ぜひどうぞ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2024/3/16)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)

もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキのコンセプト
さて。とりあえずスタート地点として「格安範囲内で《 爆裂英雄 A・R・T 》を運用する」は決まりました。積みすぎても価格変動が怖いので、とりあえず2-3枚くらいの範囲でどう使うかを考えていく必要がありますね。結果的に怖くなくなったんですが。
とりあえず、こういう時は「このカードが何を求めているか」をチェックするのが定石。
テキストを見ると、「フルスペックを発揮するためには7ドローが必要」→「ターン開始のドローと自身のドローで4ドローは確保できるので、なんとかして(極力マナを使わずに)3ドローする必要がある」ということがわかりますね。
また、ドローを増やせば少数積みの《 爆裂英雄 A・R・T 》自身を引き入れるのにも役立ちます。これなら、「とにかく序盤からドローでデッキを回転させていく」という方針でデッキを組めるのではないでしょうか。まあそれが今回のイブラヒムの戦略なんですが……。
こうなると頼りになるのが、デザイナーズコンボの《 爆裂英雄 B・I・G 》。置いておけば毎ターン手札を2枚捨てて3ドローしてくれますし、マナカーブ的に繋がるのも嬉しいですね。
2ターン目に《 アシスター・Mogi林檎 》や《 Re:奪取 マイパッド 》なんかを出していけばマナカーブ的にもきれいに繋がりますし、この流れで行くとマジック軸になるので追加の0マナ3ドローとして《 芸魔山鷹 トリノドミノ 》なんかも候補に入ってきます。
ただ、現状これでは「カードが引けるだけ」。いくらコンセプト的に《 爆裂英雄 C・T・7 》というサブアタッカーを採用できるとしても、ゲームを決め得る追加のフィニッシャーや、デッキの強度を高めるサブギミックが全然ないんですよね。
今から呪文を搭載して《 芸魔王将 カクメイジン 》とか積むのもちょっと方向性が噛み合いませんし、この動きをデッキとして成立させるためにはまだ未確認の切札クリーチャー……いわばU・M・A(Unidentified Mysterious Animal)を探す必要があるわけです。 タイトル回収! 奇しくも、アルファベット3文字というイブラヒム氏の新規カードの名前とも一致していますね。
「ここまで挙げたパーツと相性が良く」「しっかりドローもできて」「相手に十分なインパクトを与えられる奇襲性も併せ持つ」……。そんなギミックを探してアマゾンの奥地に向かった結果……ついにそのU・M・Aが見つかりました!しかも2枚も!


U・M・AじゃなくてUMA(馬)じゃねえか!!!!!
どう見てもダジャレだし実際ダジャレありきでこの記事のタイトルとここまでの話の流れを決めたのも事実なんですが、このデッキはドローだけでなく手札を捨てる行為もめちゃくちゃやるので《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》は実質1マナアタッカー兼ドローソースになるんですよね。
ターン終了時ドローなのはちょっと残念ですが、それなら他にも手札を捨てるカードを採用して早めに出しておいて次のターンのビッグムーブに備えるような動きをさせれば問題ありませんし、即座に《 芸魔龍馬 バルバトチェス 》にチェンジして捨てた分を取り返しつつ相手にプレッシャーをかけてもいいわけです。
さらにこうして終極宣言に辿り着けば、ドローとコスト軽減で《 爆裂英雄 A・R・T 》を引き入れたうえでフルスペックを発揮できること間違いなし。『暴れん坊将軍』や『星獣戦隊ギンガマン』を例に挙げるまでもなく、やっぱりヒーローというものは馬に乗ってるもんですからね(箇条書きマジック)。
これなら、大量のドローと手札入れ替えに全てを賭けて駆け抜ける、全く新たなデッキができそうな予感!
というわけで、完成したデッキがこちら。
デッキレシピ


お値段は3261円!当企画史上初となる、1円玉が必要になるタイプの端数が出ました。これは四捨五入すれば3333円と言っても過言ではありませんね(?)。
欲しいカードがありましたら、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→「在庫チェック」から直接購入も可能です。あんまり知られてないんですがめちゃくちゃ便利ですので、ぜひ一度試してみてくださいね。
カード解説
今回の主役とフィニッシャー
《爆裂英雄 A・R・T》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・フレイム・コマンド / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト5
■スピードアタッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを3枚まで引く。このターン、自分がカードを7枚以上引いていれば、相手のエレメントを2つまで選び、持ち主の手札に戻す。その後、このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクしてもよい。
333円
このデッキの切り札となる、7ドローで大化けするフィニッシャーです。発売直後で値段が安定しなかったので、安全を取って2積みで押さえました。もっと積んでよかった……。
SAJD2打点+攻撃時3ドローというだけで十分以上ですが、事前にさらにドローしておくと2バウンス+追加ブレイクがついてくる……と考えると、かなりやってる寄りですね。
この効果を発揮するために、このデッキにはマナを使わずにドローできるカードがこれでもかと搭載されています。
理想としては、出たターンに一気に勝負を決めるか、相手が次のターンに勝てない盤面を作ること。フルスペックで殴らせるだけで一気に勝ちが近付くので、雑に頼っていきましょう。
《芸魔龍馬 バルバトチェス》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・ドラゴン / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー11000 / コスト7
■革命チェンジ:コスト5以上のマジック
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー10000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、カードを2枚引く。
■終極宣言:自分のターンのはじめに、次の能力を使ってもよい。(「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)
▶︎このターン、自分のマジックを使うコストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このターン、自分がマジックを使った時、カードを1枚引いてもよい。
50円
いつ出しても除去とドローで役立つばかりか、終極宣言により相手に次のターンの対処まで要求する盛りだくさんの一枚です。カクメイジンより好き。
フィニッシャー格以外のあらゆるカードをどかしつつドロー枚数を稼いでいけるとあれば、(チェンジ元さえいれば)とりあえずどんどん使っていって損はないはず。
運よく3-4ターン目(《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》や《 芸魔山鷹 トリノドミノ 》が絡むと発生します)くらいに出せて生き残ったら、次のターンに終極宣言でビッグムーブに繋げてやりましょう。
序盤を支える面々
《イシカワ・ハンドシーカー/♪聞くだけで 才能バレる このチューン》

【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・マーフォーク / マジック・ソング / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト (このクリーチャーが離れて、手札、マナゾー ン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:♪聞くだけで 才能バレる このチューン
文明:水
コスト:3マナ
種族:マジック・ソング
■カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
50円
貴重な防御手段にして、自爆特攻や革命チェンジに巻き込むことでバトルフェイズ中にドロー枚数を稼げる一枚です。
おおむね軽減獣が引けなかったときの次善策になりますが、それでも殴れる頭数と言うだけで御の字ですね。
手札からコストを払って呪文面を使うことはあんまりないですが、一応覚えておいて損はありません。
《アシスター・Mogi林檎》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・マーフォーク / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■ジャストダイバー
■各ターンに一度、自分のマジックを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
100円
マジック全般のコスト軽減を担う、このデッキ最良の初動です。
具体的には3ターン目に《 爆裂英雄 B・I・G 》、4ターン目に《 爆裂英雄 A・R・T 》を出せるようにするのが最大の仕事。逆に言えば、この流れに乗れないならさっさとチェンジ元にしても問題ありません。
ジャストダイバーによる場持ちの良さなんかも活かして、後続をどんどん送り出してもらいましょう。
《Re:奪取 マイパッド》

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / レクスターズ / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■各ターン、自分の水のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にはならない。
120円
《 アシスター・Mogi林檎 》の5枚目以降にして、貴重なG・ストライクによる受け札です。
言えることはおおむねあちらと同じなんですが、軽減範囲に差があるのと、こちらは「各ターン1体目」に強制的に効果が消費されることにお気を付けを。
ちなみに、《 Re:奪取 トップギア 》はこの倍額くらいします。びっくりした。
ドロー&ディスカード担当
《爆裂英雄 B・I・G》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・フレイム・コマンド / 文明 水/火 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■ジャストダイバー
■自分のターンのはじめに、自分の手札を2枚まで捨て、その枚数より1枚多くカードを引く。
100円
ターンの初めに派手に手札入れ替えをやってくれるシステムクリーチャーです。最大3ドローですし、そもそも1枚も捨てなくても1ドローです。
特に軽減獣から3ターン目に出せると、次のターンに一気にビッグムーブが狙えるのでとっても強力。ここから《 爆裂英雄 A・R・T 》に繋げるデザイナーズコンボはさすがに強烈ですね。
ジャストダイバーで場持ちもいいので、よほどでない限り初手にあればぜひ最速で調達してあげたいですね。
《 強瀾怒闘 キューブリック 》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー5000 / コスト4
■自分のマナゾーンにカードが4枚以上あれば、コストを支払うかわりに火のカード1枚と水のカード1枚を自分の手札から捨てて、このクリーチャーを召喚してもよい。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
55円
4ターン目以降のビッグムーブに役立つ一枚です。
マナさえ溜まれば手札を捨ててノーコストのSA打点になるのはもちろん、バウンスでブロッカーをどかしたり革命チェンジ元になったりと仕事は腐るほどありますね。
逆にそれまではやや手札にだぶつきがちなので、初手にあるとマナに行きがちです。素出しが可能なことも忘れないようにしましょう。
《芸魔桂馬 バセヌテレジ》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・モンスター / ゲーム・コマンド / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただしコストは0以下にはならない。
■スピードアタッカー
■自分のターンの終わりに、このターン中に捨てた自分の手札と同じ枚数のカードを引いてもよい。
50円
手札を捨てた枚数に応じてどんどん軽くなり補填ドローまでしてくれる、このデッキの切り込み隊長兼補給役です。
メインフェイズに手札を捨てる必要はありますが、《 強瀾怒闘 キューブリック 》《 神出鬼没 ピットデル 》《 爆裂英雄B・I・G 》あたりを絡めればもう1マナで出せますね。
最序盤に出したならいったんバトルゾーンに残してターン終了時のドローで手札を増やすシステムクリーチャーとして、中盤以降はSA持ちの《 芸魔龍馬 バルバトチェス 》へのチェンジ元として運用しましょう。
《神出鬼没 ピットデル》

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
■コストを支払う代わりに水のカードを2枚自分の手札から捨てて、このクリーチャーを召喚してもよい。
■ブロッカー
50円
水文明のカード2枚と引き換えに完全無料で飛び出る、いかにも悪いことができそうなカードです。
おおむね《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》運用のために採用されてるんですが、のちのアタッカーが増えるので詰めの安心感が増しますね。《 夜露死苦 キャロル 》を捨てるとさらにお得です。
《芸魔山鷹 トリノドミノ》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・モンスター / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー5000 / コスト5
■革命チェンジ:マジック(自分のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、自分の手札を2枚捨てる。
50円
あらゆるマジック獣からチェンジでき、ドロー枚数を稼げる一枚です。
それだけと言えばそれだけなんですが、「早めに用意しておいて次のターンに《 芸魔龍馬 バルバトチェス 》につなげる」「 《 爆裂英雄 A・R・T 》《爆裂英雄 C・T・7》の要求するドロー数を瞬間的に稼ぐ 」「《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》でさらにドローする」などなど仕事は山ほどありますね。
総じて1枚あると戦略の幅が広がるカードだと思ってます。
その他ユーティリティ
《爆裂英雄 C・T・7》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・フレイム・コマンド / 文明 火 / パワー7000 / コスト7
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のクリーチャ―が攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、このターン自分がカードを7枚以上引いていて、このターン自分の《爆裂英雄 C・T・7》が出ていなければ、このクリーチャーを出してもよい。
50円
ターン中に7枚以上ドローしていると、ほかのクリーチャーの攻撃時に無料で出てくる2打点SAアタッカーです。 《 龍装者 バルチュリス 》とはタイミングが違うので注意。
条件自体は結構難しいんですが、手札にさえあれば「その攻撃中に発動する効果」で7ドローを達成しても出てくるので意外となんとかなります。
ターン中に1枚しか出せないので、ダブるのを嫌って後引き前提の2枚採用。「出せたらうれしいな」くらいで考えておきましょう。
《夜露死苦 キャロル》

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/火 / パワー2000 / コスト3
■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、自分のマナゾーンに火と水の文明があれば、このクリーチャーを墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
50円
捨てても捨てても帰ってくる、呪いの人形みたいなカードです。
仕事はただ一つ、実質無料の手札コストになってもらうこと。実質的に損失を無効化できるので、以降手札がゴリゴリ増えだします。
引いたらうれしい上振れ要員として、使い倒してあげましょう。マナに両文明を要求することだけお忘れなく。
《海底鬼面城》

(殿堂カード) 【 城 】
文明 水 / パワー- / コスト1
城-自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
自分のターンのはじめに、相手はカードを1枚引いてもよい。その後、自分がカードを1枚引いてもよい。さらに、バトルゾーンに自分のサイバーロードが1体でもあれば、カードを1枚引いて、自分の手札を1枚山札の一番下に置いてもよい。
50円
殿堂入りも納得の、ゲーム加速装置です。相手に引かせる分は、こっちが先に手札を有効活用することで帳消しにしましょう。
初手か2ターン目で要塞化できそうならやっておくのが概ね正解なんですが、3ターン目以降はアンタップインのマナとして運用するのが丸い気がしていますね。
《一なる部隊 イワシン》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
50円
殿堂入りも納得の、無から手札入れ替えを発生させられる一枚です。
ドロー・手札捨てともに1回分強引に数を稼げるので、やり方次第で本来繋がらないはずの動きを繋げてくれることもありますね。
ちなみに、バトルゾーンに出すことはほぼありません。
このデッキの回し方
①軽減獣かマジックを着地させ、B・I・Gにつなげ!
最初の目標は、2ターン目に軽減クリーチャーを出すこと。これ以降あんまりタップインしている余裕がないので、1ターン目は多色カードを埋めておくのがいいでしょう。
こうすると最速3ターン目に《 爆裂英雄 B・I・G 》が出せるので、次のターン以降凄まじい手札回転が可能になります。
もしうまくいかない場合は、《 イシカワ・ハンドシーカー 》→《 芸魔山鷹 トリノドミノ 》などでしっかり手札を整えておきましょう。
②手札を回転させつつ攻めまくれ!
4-5ターン目ともなれば、《 爆裂英雄 A・R・T 》や《 芸魔龍馬 バルバトチェス 》が出せるようになっているはず。この辺が揃うと大量ドローしつつ攻められるようになるので、《 爆裂英雄 C・T・7 》とかも引いたそばから展開して殴っていけますよ。
特に《 爆裂英雄 A・R・T 》+《 芸魔山鷹 トリノドミノ 》で強引に7ドローを稼ぐのは手軽なので、手札にあるならぜひ狙っていきましょう。
もしターンを返してしまっても、ここまでの過程で大量ドローが入って手札の質は飛躍的に向上しているはず。次のターンに《 強瀾怒闘 キューブリック 》とかを絡めて追撃すれば殴り切れる……はずです。《 芸魔龍馬 バルバトチェス 》が生存していれば、終極宣言を使って文字通りゲームを終わらせてもいいでしょう。
③ディスカードとバセヌテレジを活用せよ!
また、別の角度からデッキに上振れをもたらしてくれるのが《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》。
メインフェイズまでに手札を捨てられる《 強瀾怒闘 キューブリック 》《 神出鬼没 ピットデル 》《 爆裂英雄B・I・G 》のいずれかを絡めればたった1マナのSA打点兼チェンジ元になってくれる……というのはまだ序の口。
1-2ターン目に《 神出鬼没 ピットデル 》経由で展開に成功したら、システムクリーチャーとして置いておきつつ手札を捨てまくって、ターンの終わりにドローに変えるなんていう芸当も可能です。
手札と相談して、いつまでドローソースとして置いておくか、何にチェンジさせるかなどを考えておくといいですよ。下手に殴ってトリガーで除去されて破産しないようにだけお気を付けを。
採用候補のカード
とりあえず、原則としてイブラヒム氏のカードはどれも好相性です。そちらの戦略をなぞってこのデッキを作ってるから当然なんですが……。
それ以外で何か挙げるならば……
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー11000 / コスト6
■進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃中、相手は「G・ストライク」を使えない。
■各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップし、一番上のカードを破壊する。
1180円
《 爆裂英雄 A・R・T 》と最高の相性を持つ、デザイナーズコンボの持ち主です。これを使えるなら、 《 爆裂英雄 A・R・T 》 は是が非でも4積みにしたいですね。
あちらの攻撃時に侵略することで事実上の2回攻撃が確定するので、ドローも2回で合計6ドロー。ターン開始時のドローも合わせてこの2枚だけで7ドローが達成できますし、ブレイク効果も合わせると5枚のシールドを一気に割り切れます。
「ゲーム・コマンド」を併せ持つマジック勢とも好相性なので、持ってればぜひどうぞ。
あと、1か月後に550円のデッキに4枚収録されます。買え。
《 世露詞駆 キャロル 》

【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー4649 / コスト3
■このクリーチャーが自分の手札から捨てられた時、自分のマナゾーンに水と火の文明があり、バトルゾーンに自分の《世露詞駆 キャロル》がいなければ、このクリーチャーを出してもよい。
55円
ディスカード行為に注目するなら、こっちのキャロルもかなりアリ。
手札から捨てるだけでバトルゾーンに出てくるので、展開力がさらに強化されます。特に《 芸魔山鷹 トリノドミノ 》にチェンジ→そちらの効果で展開してすぐ捨てる……と動くとお得さ倍増です。
SAがないのがちょっと弱いので、《 弾丸超邪 クロスファイア 》でSAを付与したり《 音速 ライドン 》や超化獣のような「頭数を効果や打点に変換する手段」みたいなものと組み合わせるのがおすすめです。
また、ディスカード戦略を強化するなら《 氷柱と炎弧の決断 》とかもぜひ採用したいんですが……こちらのルートだと、《 芸魔王将 カクメイジン 》とかを使う【水火マジック】のほうが格段に強くなってしまうのでお気を付けを。
他にも、墓地が肥えるのを活かして【墓地ソース】っぽく動いてみたり、アドバンスにして《 "魔神轟怒"万軍投 》なんかを採用するなど、変なことをやるには事欠かないギミックだったりします。ぜひいろいろ試してみてくださいね。
あとは……これまであんまり使えなかったというかちょっと地味だった、マジック・メクレイド5を使ってみるのも手。特に《 コーボー・マジカルショッカー 》は3ドロー持ちなので、《 爆裂英雄 A・R・T 》と最高の相性を見せてくれます。
起きる結果がシンプルに強いので、何とでも噛み合う《 爆裂英雄 A・R・T 》をぜひ使い倒してあげてくださいませ。

おわりに
というわけで、事実上の時事ネタでした。
これは余談なんですが、「異次元の超獣使い」発売前の草稿では(《 爆裂英雄 A・R・T 》が価格的に何枚くらい採用できるか分からなかったので)もうちょっとディスカード行為に全振りしたうえで侵略ギミックも採用し、I・M・O(イブラヒム・マジック・アウトレイジ)と称してテクノポップにこじつけようとしていました。
いや絶対使いたいでしょ、馬の蹄のSEと一緒に走ってくる《 超音速 ライディーン 》ネタとか。さっき言ってた《 音速 ライドン 》とか、この話の流れにするために見つけたからな……。
なんにせよ、今回のパックはどの戦略も弄りがいがあって楽しそうな気配がありますね。私ももうちょっと掘り下げをやってみるつもりですので、読者の皆様もぜひいろいろ試してあげてくださいね。
それはそれとして、「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「こいつまたピットデルで破産する恐れのあるマジックやってる……」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。

それでは、次の記事で。北白河でした。