【DM歴代名作デッキ】Vol.152~ジャスティスループ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.152~ジャスティスループ~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 過去のループデッキ紹介シリーズということで、前回は【緑天門】の紹介をしました。

 今週・来週と同じくループデッキの紹介をする予定でして、前回紹介した【緑天門】が使用出来なくなった後に、見掛ける回数が増えたデッキですね。

 もっとも、【緑天門】以前から存在したデッキではあり、こっちはこっちで愛好家も多いかなといった印象です。

 

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【ジャスティスループ】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

ループにイノベーションを 「ジャスティスループ」

 というわけで今回の名作デッキは【ジャスティスループ】になります。「知新ジャスティス」なんて呼び方も。

 リストは知り合いの優勝構築を引っ張ってきました。


 さて、前回紹介したのが【緑天門】だったわけですが、なんて言えばいいんでしょうか、“ゲート系”のループデッキに関する殿堂処置の歴史について、一旦まとめておきましょう。

 2016年2月 《 奇跡の精霊ミルザム 》殿堂
 2016年9月 《 フォース・アゲイン 》殿堂
 2016年2月 《 奇跡の精霊ミルザム 》プレミアム殿堂 ←いまここ
 2017年7月 《 目的不明の作戦 》殿堂
 2018年3月 《 龍素知新 》殿堂

 2016年5月末の《蒼き団長 ドギラゴン剣》の登場後も、《奇跡の精霊ミルザム》を軸とした【天門ループ】は一定の強度と使用者数を以て環境に留まり、そのためこの年の秋に《フェアリー・ギフト》らとともにループの軸となっていた《フォース・アゲイン》が殿堂入り。

 しかし《フォース・アゲイン》の殿堂以前から別に《転生スイッチ》でもループをすることを知っていた天門ルーパーたちは殿堂後も【天門ループ】を使い続けておりました。

 デッキとしては必ずしも強い訳ではなかったのですが(この時期は【赤白ジョバンニ】の活躍もあって、そもそも天門ループ自体が環境的に落ち目)、【モルトNEXT】のような役割対象のデッキは存在しておりました。

 そのため、《天雷王機ジョバンニX世》規制後の環境を鑑みてなのか、はたまた翌年度から始まるシールドブレイクルールの変更(例えばT・ブレイカーの場合、従来までは1枚ずつブレイクしていたが、このルール変更によって現在のような3枚同時ブレイクに変更された)に伴う処置なのか、或いは新章の顔となるだろうジョーカーズ(《超特Q ダンガンオー》)にとって大きな障害となると判断したからなのか、ともかく《奇跡の精霊ミルザム》がプレミアム殿堂に指定。

 これによって、【天門ループ】というデッキ自体は消滅を余儀なくされます。

 そして【天門ループ】を失ったゲートルーパー?たちが次に求めたのは、《聖霊左神ジャスティス》を使った【ジャスティスループ】でした。

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ / エンジェル・コマンド / 文明 ゼロ / パワー8000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。残りを自分の墓地に置く。
■W・ブレイカー
■左(レフト)G・リンク
■このクリーチャーがリンクしている間、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。

 まぁ別に【天門ループ】を使っていた人がそのまま【ジャスティスループ】に移行したというわけではないのですし、そもそも【天門ループ】があった時期から【ジャスティスループ】を使っている人も当然いました。

 ただCSで《聖霊左神ジャスティス》を使っている人を見ると「まぁお前に確かにジャスティス好きそうだよな」と思ったりはしたものです。

 さて、【ジャスティスループ】とはどう動くのかと言いますと、方針としては《ウェディング・ゲート》なりで出した《聖霊左神ジャスティス》の効果で呪文を唱えながら、上手く《聖霊左神ジャスティス》を出し入れしつつ効果を連鎖させていきます。

 基本的には《連弾スパイラル》《ウェディング・ゲート》を駆使して、《聖霊左神ジャスティス》を出し入れして山札を掘る、という感じです。

【 呪文 】
文明 水 / コスト4

■S・トリガー
■バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーと、バトルゾーンにある同じ名前を持つクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

【 呪文 】
文明 闇 / コスト6

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)

光でも進化でもないエンジェル・コマンドを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。

 最終的には山札に《龍素知新》がある状態で残り枚数を5以下にしつつ、《聖霊左神ジャスティス》を4枚集めてループがスタート。

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 水 / コスト5

■コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱える。唱えた後、その呪文を墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

 山札の《龍素知新》→墓地の《龍素知新》《ウェディング・ゲート》《聖霊左神ジャスティス》を2体出すと、山札が《龍素知新》《ウェディング・ゲート》の2枚に。

 再び《聖霊左神ジャスティス》の効果で同じ呪文の撃ち方をすると、場の《聖霊左神ジャスティス》が4枚に。

 そして次の《聖霊左神ジャスティス》の効果で再び《龍素知新》《龍素知新》経由で《連弾スパイラル》を唱えて、《聖霊左神ジャスティス》を4枚を戻せる……といった形になります。

 ざっくり言えば、《聖霊左神ジャスティス》で4体出すのに必要な呪文が《ウェディング・ゲート》2回に《連弾スパイラル》1回なので、《聖霊左神ジャスティス》が1つ余るんですよね。

 この浮いた1個分この1個分をストックさせて、無限ストックを作ることが【ジャスティスループ】のフィニッシュとなる訳です。

 サンプルリストだと、溜まった無限ストック《超次元ガロウズ・ホール》《ヴォルグ・サンダー》を出し、《連弾スパイラル》を唱えることで《ヴォルグ・サンダー》を戻すことが出来るのでこれでフィニッシュです。

【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト6

バトルゾーンにある、サイキック・クリーチャー以外のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
コスト7以下の水または闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

 他のフィニッシュだと《夢の兵器 デュエロウ》などが候補でしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 ジ・アンサー / 文明 水 / パワー3000 / コスト5

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引く。
その後、相手はカードを1枚引く。
■自分の水の呪文を唱えるコストを最大2少なくしてもよい。
ただし、コストは0以下にならない。

 こちらはジャスティスストックを無限に溜めた後に、《エマージェンシー・タイフーン》の「引かないで捨てる」を駆使して場→手札→墓地→場と移動できるので、フィニッシュ可能ということです。

 

 このループの肝は《聖霊左神ジャスティス》を4枚集めることですが、チェインの途中で墓地に落ちたものは《インフェルノ・サイン》で蘇生可能であり、楯落ちは《黒神龍ブライゼナーガ》で何とかします。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドラゴン・ゾンビ / 文明 闇 / パワー9000 / コスト6

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて自分の手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい) 
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 《エマージェンシー・タイフーン》《サイバー・チューン》などのルーター呪文は、《龍素知新》始動をするための大切な初動であり、《龍素知新》《ウェディング・ゲート》《聖霊左神ジャスティス》2体などから入れれば、おおよそ山札を掘りきれて、勝ちまでいけるでしょう。

 ただし《聖霊左神ジャスティス》を序盤で2枚集めることは安定感があるとは到底言えないため、1枚目の《聖霊左神ジャスティス》でデッキを掘りながら準備を整えた後に一度ターンを返し、2回目の《聖霊左神ジャスティス》でフィニッシュする、というような展開が多かったと記憶しています。

 《目的不明の作戦》《聖霊左神ジャスティス》の効果で唱えられる訳では無いのですが《呪術と脈動の刃》などから経由して唱えることで《龍素知新》の補助が出来ます。

【 呪文 】
文明 闇/自然 / パワー- / コスト5

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分のマナゾーンから、「S・トリガー」付きの呪文を1枚選ぶ。その呪文を、コストを支払わずに唱えてもよい。

 ただしこのデッキは《聖霊左神ジャスティス》で撃てる《龍素知新》が山札を作り直すため、《龍素知新》ありきのデッキといった感じです。

 

 環境的な強さで言うと、2017年前半期ということで【モルトNEXT】の全盛期ですが、まぁデッキの性質上【モルトNEXT】には強かったですね。

 【猿ループ】については流石に不利で、【ロージアダンテ】とは《ミラクルストップ》を複数ターンに渡って打ち続けられるパターンがあるので、そこに辿り着かれるまでの速度勝負、といったところでした。

 私は長らく忌避していたので回したことなく、実はこの記事のために回してみたのですが、「そういえばジャスティス使いって、ジャスティスチェイン2~3回目辺りから首捻ってターンエンドとかしてたなぁ~」というのを思い出しました。

 やっぱり2体いないと入らないよなぁ~というのがこの時の【ジャスティスループ】の課題としてあり、それが後に解消されることになるのですが……それは次回のお楽しみに。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第152回は【ジャスティスループ】でした。

 先ほども書いたように、ループデッキに苦手意識があったため触っていなかったのですが、いま触ってみたところ思ったよりもフィニッシュ自体は簡単で、やっぱりループって暗記ではなく構造で理解する方が早いなぁと感心しています。

 【ジャスティスループ】は【天門ループ】と並んで人気も高く愛好家も多かった印象です。

 ちなみにデッキの核である《龍素知新》が殿堂している現在ですが、《真気楼と誠偽感の決断》のお陰で再びループが出来るようになりました。

 《真気楼と誠偽感の決断》が山札を作り直せるので、《「真実を見極めよ、ジョニー!」》で手札に《ウェディング・ゲート》で出すという方法が可能で、《龍素知新》《目的不明の作戦》を絡めたり、或いは《爆藍月 Drache der’Zen》でループさせているものもあるみたいです。

 《聖霊左神ジャスティス》で好きで興味のある人は、是非触ってみてください。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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