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こんにちは、たけっしーです。
今回は9/6(土)に僕が大阪で開催した『第10回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事となります。
今期も残り3週間程となっていますが、関西の大会を元に競技シーンを考察していきます。
それでは早速、予選のデッキ分布から見ていきましょう👇
予選デッキ分布

ヤミー⋯13
閃刀姫⋯4
VSK9⋯3
糾罪巧⋯2
M∀LICE⋯2
以下分布1
ドラゴンテイル
烙印
竜華
オルフェゴール
白き森
ラビュリンス
メタビート
以上、31名参加
トップシェアは【ヤミー】となりました。
参加者の約半数近くが使用しており、今回もぶっちぎりのシェア率です。
主流の構築以外にも「破壊剣」のギミックを混ぜてロック盤面を作る構築や、

《地縛神Aslla piscu》《ブラック・ガーデン》《No.6先史遺産アトランタル》等のバーンギミックを詰め込んで先攻ワンキルを狙う構築も見られ、【ヤミー】の多様性を感じさせられました。
分布2位は【閃刀姫】とかなり意外な結果になりました。
先週開催された世界大会ではベスト4に食い込むを活躍を見せており、OCG環境においても「絢嵐」ギミックで強化され入賞も度々見られる等直近の競技シーンでは注目されたデッキになります。
今大会では使用者が増えたというよりも、以前から使用していたプレイヤーが偶々多く集まったといったところですが、一定の使用者が存在する人気デッキであることには違いありません。
今期2強とも言われる【VSK9】の使用者は3名と関西では珍しい結果ですが、今回は普段から使用しているプレイヤー達があまり参加していなかったことが大きいと思われます。
逆に言えば関西における【VSK9】の立ち位置は「トップデッキではあるが一部のプレイヤーが続投しているだけ」で、同じく環境トップの【ヤミー】は他のデッキから乗り換えて使用するプレイヤーも多く見られるのに対し【VSK9】は今から乗り換える程の人気ではないかもしれませんね。
決勝トーナメントデッキ分布

ヤミー⋯5(破壊剣1)
VSK9⋯1
M∀LICE⋯1
以上、7名進出
予選全勝は【ヤミー】となります。
予選から引き続き【ヤミー】が分布トップ、【VSK9】【M∀LICE】が1名ずつ残る結果となりました。
予選では分布2位の【閃刀姫】は残念ながら全滅する結果となり、上位陣に食い込むことは叶いませんでした。
今後も競技シーンでの活躍は見られると思われるので、使用者の研究次第といったところでしょうか。
それでは入賞したレシピを見ていきましょう👇
🥉ベスト4🥉【M∀LICE】

ベスト4は【M∀LICE】となりました。
今期はメタである《アーティファクト・ロンギヌス》が完全に抜けきっていることから展開の通りが良く、デッキとしては追い風ではあるでしょう。
メインにはドロー系を弾ける《ドロール&ロックバード》や手数として「深淵の獣」の採用が目立ちます。
サイドの先攻札には《次元の裂け目》《デッキロック》《群雄割拠》といった「【M∀LICE】だから使える永続」を採用しているのが特徴です。
展開だけに特化せず、ドローしながら止まりどころを作って立ち回れるのが【M∀LICE】の強みでもあるので《M∀LICE〈P〉Cheshire Cat》から引いて強いカードをしっかり採用しているのは好印象ですね。
《召命の神弓ーアポロウーサ》を失った現在の【M∀LICE】では比較的採用が高い《トランスコード・トーカー》が不採用で《トロイメア・フェニックス》が採用されている辺り、展開よりも対応力を重視しているのが伺えます。
🥉ベスト4🥉【ヤミー】

同率ベスト4は【ヤミー】となりました。
《ヤミー☆サプライズ》を3枚採用しているのが特徴的です。
単純に素引きが強く、先攻では《カプシー☆ヤミー》に触れていなくとも《マシュマオ☆ヤミー》とのくっつきの良さや、「マルチャミー」を受けた際のすり抜け展開や止まりどころになり、後攻では手数として優秀です。
先攻札として採用率が高い《神の宣告》は不採用で罠は《魔封じの芳香》のみですが、《原始生命態ニビル》も実質先攻札としてフルで採用されていると思われます。
また【ヤミー】ミラーの後攻は1枚で大きく妨害を減らせる《冥王結界波》で攻略するプランとなっています。
🥈2位🥈【VSK9】

2位は【VSK9】となりました。
メインデッキは《VSヘヴィ・ボーガー》の枚数を1枚に絞ったり《K9ーEX強制解除》を採用せず、《マルチャミー・フワロス》《原始生命態ニビル》を投入し汎用札を重視しているようです。
サイドには《PSYフレームギア・γ》の採用が特徴的です。
【VSK9】では特に属性の噛み合いもありませんが、単純に1枚で止めきれる可能性がある無効系として採用しているといったところでしょうか。
🏆優勝🏆【ヤミー】

優勝は【ヤミー】となりました。
戦績は8ー0と予選から全勝で優勝する結果となっています。
メインギミックでは《ロリポー☆ヤミー》の枚数を1枚に抑え、《閃刀起動ーエンゲージ》と散らしているのが特徴的です。
《ロリポー☆ヤミー》は初動の中では優先度が低く、初動の傘増し以外で複数枚採用する理由は現状あまりないこともあり《マルチャミー・プルリア》に強く出れる「閃刀」が優先されていますね。
サイドデッキには《サンダー・ボルト》の採用が特徴的です。
【ヤミー】ミラーでは《虹光の宣告者》を踏んで手数を通しやすくしたり、成立させなかった場合には直撃も狙うことが可能で、
【VSK9】には《Start for VS!》《VS裏螺旋流雪風》にアクセスさせなかった場合は「K9」の妨害ごと剥がすことが可能な捲り札です。
ギミックでの盤面処理が苦手な【ヤミー】では壁を剥がして後攻ワンキルを通しやすくなるのも噛み合っていますね。
サイドの《金満で謙虚な壺》は恐らく先攻の補強として投入されており、先攻札としては《紅蓮の指名者》を選択しているのが特徴的です。
同じく捲り札と1︰1交換する《神の宣告》と比べるとピーピングで立ち回りを決められるのと《神の宣告》で止められない手数にも有効なのが優秀です。
今回の『Mogi杯』では優勝者と準優勝者にそれぞれインタビューしているので、是非こちらもご覧下さい。
今回のまとめ
今回は9/6(土)に僕が開催した『第10回 Mogi杯 個人戦』の大会結果と環境考察の記事でした。
『Mogi杯』の個人戦は最近は32名規模で開催していますが、そろそろ規模を拡大していきたいと考えているので多くの方に参加してもらい関西の競技シーンの盛り上げていきたいです。
今後も開催していくのでご協力と応援の程よろしくお願いします。
最後に告知になりますが、次回の『Mogi杯』は9/28(日)の3人チーム戦になります。
また10/12(日)には個人戦も開催しますので、そちらも是非ご参加お待ちしております!
それでは👋
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