目次
こんにちは、たけっしーです。
今回は最近僕が研究している【烙印ドラゴンテイル】を紹介します!
直近で発売した『BURST PROTOCOL』『THE CHRONICLES DECK 白の物語』のカードを活用した最新デッキで、現在競技シーンで注目のデッキとなっているので是非最後までご覧下さい✨
それでは早速サンプルレシピから見ていきましょう!
サンプルレシピ
僕が直近で使用しているレシピになります。
ささやかな実績としては公認大会のランキングデュエルで1回優勝しました。
構成としては【ドラゴンテイル】の基本的な基盤にサブギミックとして「烙印」ギミックを投入した形となっており、10月のリミットレギュレーションで制限カードになってしまった《計都星辰》の枠をリペアしています。
《星辰竜ウルグラ》は人によって採用枚数が1〜3で分かれますが、個人的には「ドラゴンテイル」ネームが手札に無い際の動き出しがかなり弱いと感じる点、
「ドラゴンテイル」を回す上でポイントとなる「《星辰砲手ファイメナ》《星辰竜ウルグラ》を墓地に揃えながら展開して回収する」動きが片方が手札に無い際に要求値が上がるため、最大枚数採用すべきと考えています。
単体では初動になりませんが、この枠を手札誘発等他の汎用カードに変えたとしてもデッキを回す上では事故要因なことには変わりがなく、「ドラゴンテイル」が手札に少ない時に無理やり動いても盤面が強くならないためギミックを厚くするほうが良いと判断しています。
「ドラゴンテイル」×2での融合召喚が理想的な盤面や捲りに繋がるため、《星辰竜パーン》も最大枚数採用したいところですが《星辰竜ウルグラ》に比べるとデッキの循環には関わらないためデッキ融合の選択肢として1枚に留めています。
続いては新しく登場した「烙印」ギミックのカードを解説していきます。
《白き竜の落胤》

効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守 0
このカード名はルール上「アルバスの落胤」として扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、 EXデッキから「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスター1体を墓地へ送って発動できる。 このカードを特殊召喚する。 このターン、自分はレベル8の融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から「エクレシア」モンスター1体を特殊召喚する。
現在の「烙印」ギミックのエンジンとなるカードです。
シンプルに強いことしか書かれていません。
①は《エクス・ライゼオル》のように特殊召喚のついでにエクストラの《烙印竜アルビオン》を墓地に送ることが出来るため、
エンドフェイズに後述する《The Fallen&The Virtuous》をセットして1妨害が確約されています。
発動後はレベル8の融合・シンクロモンスターしかエクストラから出せないのでリンクモンスターはもちろん、レベル7の《星辰法宮グラメル》が出せなくなる点は注意です。
制約を付けたくない場面では①の効果を使わずに通常召喚することもあります。
②は召喚・特殊召喚成功時に手札・デッキ・墓地から「エクレシア」モンスターを特殊召喚する効果です。
今回の構築では基本的にチューナーである《白の聖女エクレシア》を特殊召喚し、《黒き竜のエクレシア》のシンクロ召喚に繋げます。
①で融合モンスターを墓地に送っているため、シンクロ素材となった《白の聖女エクレシア》はエンドフェイズに手札に戻る点もポイントです。
《烙印融合》《羅睺星辰》の融合縛りの制約下ではシンクロ召喚が出来ませんが、その場合でも《白の聖女エクレシア》から相手ターンに《アルバスの落胤》を任意のタイミングで特殊召喚して妨害出来るため、①②の効果を合わせて《白き竜の落胤》単体で2〜3妨害作ることが出来ます。
最後に一番重要となるのがルール上《アルバスの落胤》として扱う点です。
これにより《白き竜の落胤》《アルバスの落胤》は合計で3枚しか採用出来ません。
初動として強力な《白き竜の落胤》を3枚にすることも考えられますが、《アルバスの落胤》を採用した方が妨害の質と対応力が高くなるため今回は2︰1で採用しました。
《黒き竜のエクレシア》

シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻2500/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。 このカードをエンドフェイズまで除外し、 自分のデッキ・墓地から「アルバスの落胤」またはそのカード名が記されたレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、 自分の墓地・除外状態のレベル8融合モンスター1体とフィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカード2枚とこのカードをデッキに戻す。
先程の《白き竜の落胤》→《白の聖女エクレシア》から繋がるシンクロモンスターです。
①の効果でお互いのターンで《アルバスの落胤》関連モンスターを特殊召喚します。
自分のターンでは基本的に《赫の聖女カルテシア》を特殊召喚して「ドラゴンテイル」の融合召喚のサポートを行い、相手ターンでは《アルバスの落胤》を特殊召喚することで盤面に干渉することが多いです。
《計都星辰》を失ったことで初動と融合手段が減ってしまいましたが、《赫の聖女カルテシア》に繋がるこのギミックでリペアする形となっています。
②の効果も強力で、状況次第では《白き竜の落胤》で直接墓地に送って効果を発動することも考えられます。
《The Fallen&The Virtuous》

速攻魔法
このカード名はルール上「烙印」カード、「ドラグマ」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●EXデッキから「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスター1体を墓地へ送り、 フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
●自分のフィールドか墓地に「エクレシア」モンスターが存在する場合、 自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
ルール上「烙印」「ドラグマ」として扱う速攻魔法です。
「烙印」ギミックの妨害の最大値の拡張と妨害を受けた際の止まりどころとして採用しています。
効果はざっくりノーコスト《サンダー・ブレイク》か《死者蘇生》です。強いですね。
このカード自体に特に制約も無く、妨害&捲り札を兼ねた汎用カードとして最近は様々なデッキでの採用が見られるようになったため今後の活躍が注目される1枚です。
もちろん手軽にアクセス可能な「烙印」ギミックで使用するのが最も強い使い方です。
主な用途として《白き竜の落胤》で墓地に送った《烙印竜アルビオン》からセットし、相手ターンに《深淵竜アルバ・レナトゥス》を墓地に送りつつ妨害し、次のターンの《烙印融合》を確保します。
《白き竜の落胤》の①の特殊召喚に《増殖するG》を受けても止まりどころとなり、妨害と後続を兼ねるため効果を最大限に活かせるように《烙印融合》とセットで採用することを個人的には推奨します。
《聖痕喰らいし竜》

融合・効果モンスター
星8/闇属性/獣族/攻3000/守2500
「アルバスの落胤」+光・闇属性モンスター+効果モンスター
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。 自分・相手の墓地・除外状態のカードを合計2枚までデッキに戻す。
(2):自分か相手のフィールドか墓地に「エクレシア」モンスターが存在する限り、 このカードは攻撃力が500アップし、このカード以外の効果を受けない。
(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「ドラグマ」、「トライブリゲード」カード1枚を手札に加える。
新しく登場した《アルバスの落胤》の融合先の選択肢です。
これまでは相手の場で2体以上を素材に出来ませんでしたが、このカードによって《アルバスの落胤》での多面処理が可能となりました。
①の効果で墓地に干渉出来るため特に【烙印】のミラーマッチでは墓地で発動するモンスターを処理しつつ自分のエクストラのカードを回収することが出来るため重要な効果です。
また②はフィールド・墓地に「エクレシア」が存在すれば攻撃力3500の無敵モンスターとなるため、デッキによっては耐性が超えられず詰む可能性があります。
融合先としてもアタッカーとしても優秀なカードですね。
エクストラのカード
先程紹介したカード以外にも「烙印」ギミックの投入によって通常の【ドラゴンテイル】よりもエクストラのカードが大きく変化しているので解説します。
主に《烙印融合》や《アルバスの落胤》から融合するカードになります。
まずは《烙印竜アルビオン》《神炎竜ルベリオン》《氷剣竜ミラジェイド》です。
「烙印」ギミックで手軽に出せる融合体で前者2枚は融合の中継、後者は妨害と捲り役をこなします。
《烙印竜アルビオン》は1枚目は《白き竜の落胤》のコスト、2枚目は相手ターンでの融合や返しのターンに《烙印融合》からの融合先として2枚目が必要な場面があるため2枚目を採用しています。
《深淵竜アルバ・レナトゥス》は《烙印融合》から《星辰竜ウルグラ》《星辰竜パーン》にアクセスしたい場合に融合先となるカードです。
「ドラゴンテイル」にアクセスするだけなら闇属性である《星辰竜ムルル》を素材に《神炎竜ルベリオン》を融合することも出来ますが、
盤面に干渉したい際や「ドラゴンテイル」のギミックを回す上で《星辰竜ウルグラ》の②の回収効果が重要になるため選択肢として必要です。
《烙印融合》を初動とする際は《白き竜の落胤》《星辰竜ウルグラ》を素材に《深淵竜アルバ・レナトゥス》を融合し、
《計都星辰》→《星辰槍手ルキアス》→《星辰法手ファイメナ》から《星辰爪竜アルザリオン》の融合召喚に繋げます。



その際《星辰爪竜アルザリオン》から《白き竜の落胤》を回収することで《白の聖女エクレシア》から相手ターンに《アルバスの落胤》の特殊召喚と、《The Fallan&Virtuous》を追加することが出来るため3〜4妨害構えることが可能です。
メインギミックの「ドラゴンテイル」のエクストラはフルで使う可能性がある《星辰爪竜アルザリオン》が3枚。
ゲーム中に1枚あれば十分な《星辰法宮グラメル》《聖秘なる竜騎士》をそれぞれ1枚採用しています。
《聖秘なる竜騎士》は先攻展開で《天球の聖刻印》を目指すための中継として使用するため、縛り無しで魔法使い族・ドラゴン族を素材に融合出来る場面では積極的に出すことが多く、
ライフカットを狙う場面ではモンスターを特殊召喚して打点を稼ぐ用途で出すこともあります。


最後にリンクモンスター2枚です。
《羅睺星辰》《烙印融合》《白き竜の落胤》による制約の都合で使用する機会は多くありませんが、妨害の最大値と対応力を上げるために採用しています。



通常の【ドラゴンテイル】と大きく違うのは《天球の聖刻印》から《アルバスの落胤》を特殊召喚することで《氷剣竜ミラジェイド》に繋がるため、《天球の聖刻印》1枚で3妨害を構えることが出来る点です。
《氷剣竜ミラジェイド》のコストで《深淵竜アルバ・レナトゥス》を墓地に送ることで次のターン《烙印融合》に繋がるのも強力です。
「ドラゴンテイル」のギミックしかない場合はなるべく《天球の聖刻印》の着地が出来るように展開することが多いです。
【烙印ドラゴンテイル】の強み
「烙印」ギミックを採用する明確な強みとして妨害数と質の高さが挙げられます。
《アルバスの落胤》を特殊召喚する手段とそこから繋がる《氷剣竜ミラジェイド》、少ないアクションで手軽に構えられる《The Fallen&The Virtuous》は強力です。
「ドラゴンテイル」のメインの妨害は灰流うらら》《聖王の粉砕》《屋敷わらし》といった流行している汎用カードに相殺されてしまうため妨害の質がやや低く、他のデッキに比べる先攻展開が通っても手数が多い相手には押し切られてしまうのが課題となっていました。
その点を「烙印」ギミックで補強されており、先攻も後攻も硬いデッキとなっています。


次に《赫の聖女カルテシア》《白の聖女エクレシア》による継続的な手札の確保です。
これらは「烙印」ギミックを回したエンドフェイズに墓地から手札に戻ってくるため、毎ターン《星辰爪竜アルザリオン》の融合素材として活用することが出来る点は通常の【ドラゴンテイル】には無い強みとなっています。
そして融合手段の増加です。
《烙印融合》は「ドラゴンテイル」にもアクセスできる初動、《赫の聖女カルテシア》はお互いのターンで融合手段になるため手数と妨害とリソース確保を兼ねています。
環境的な強みとしては、
- 他のデッキに比べてドロー系に対する耐性を持つ
- 後攻でドロー系を通した際の残った妨害を踏み越える能力の高さ
- 手札誘発として《星辰砲手ファイメナ》を擁していること
- 流行している《ドロール&ロックバード》《アーティファクト・ロンギヌス》「深淵の獣」等を受けない
になります。
流行のメタを受けずに環境トップの【ヤミー】や【巳剣】に対して他のデッキよりも有利に立ち回れるため追い風の傾向にあります。
目指す盤面

- 《天球の聖刻印》によるバウンス
- 《黒き竜のエクレシア》or《天球の聖刻印》から特殊召喚される《アルバスの落胤》による盤面処理
- 《アルバスの落胤》から融合される《氷剣竜ミラジェイド》によるモンスター除外
- 《赫の聖女カルテシア》による融合召喚
- 《天球の聖刻印》から特殊召喚される《星辰竜ムルル》による融合召喚
- 手札の《星辰砲手ファイメナ》による融合召喚
- 《星辰爪竜アルザリオン》によるバウンス
- 《星辰吠炎》による魔法無効
- 《星辰裂角》によるバウンス
- 《The Fallen&The Virtuous》による破壊
かなり大雑把ですが、「ドラゴンテイル」と「烙印」のギミックを組み合わせて作れる妨害とリソースを出来るだけ多く出力できるように展開します。
前盤面、魔法罠・手札の3箇所に妨害手段を散らしておくことで簡単には捲ることが出来ない盤面となっています。
手札誘発の受けを考慮した際や初動の融合縛りの制約によって《天球の聖刻印》《黒き竜のエクレシア》が出せない場合や、《星辰竜ムルル》《星辰法宮グラメル》《氷剣竜ミラジェイド》等を盤面に追加する場合もあります。
基本的に「ドラゴンテイル」ギミックの妨害を最低値とし、盤面を追加していくイメージです。
小技としては《烙印融合》で墓地に送った《白き竜の落胤》を《星辰爪竜アルザリオン》が回収することで「烙印」側の妨害を伸ばすことが可能な点です。
これを応用して《烙印竜アルビオン》を融合する際の光属性として《原始生命態ニビル》《アーティファクト・ロンギヌス》を墓地に送っておくことで回収することも出来るので覚えておくとどこかで役立つかもしれません。
今回のまとめ
今回は最近話題となっている【烙印ドラゴンテイル】の紹介記事でした。
制限改訂で痛手を受けた【ドラゴンテイル】ですが、「烙印」ギミックによって再度注目されているため今後の活躍が期待されるデッキです!
気になった方は是非使ってみてください✨
最後に告知になりますが、11/15(土)に僕が開催する『第13回 Mogi杯 3人チーム戦』があります!
定員40チームの大規模大会になるので、たくさんの方に参加してもらえると嬉しいです!
それでは👋
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!




























































