【前回の記事】方界降世【ミソのデッキ構築+】
どうも、ミソです。
この毒にも薬にもならない定期連載も10回目です。
記念すべき10回目は何を書こうかと迷った結果、《インフィニティ・ダーク》のかっこよさについて語ろうかと思いましたが、カーナベルさんにすら売ってないことが判明しましたので辞めました。
《インフィニティ・ダーク》 は、かの遊戯王Wikiにも「《墓守の暗殺者》でいい」と書かれてるんですが、今ならもっといいカードがありそうですね。《カブキ・ドラゴン》とかどうでしょうか。
さて、冗談はさておき、今回は11月23日に発売した「LINK VRAINS PACK 3」の中から、個人的に気になったカードを紹介したいと思います。(宣伝は基本)
紹介とか言ってますけど、実際は自分がデッキを考える礎を作ったろうといった感じです。こんなこと出来たら面白そうだな的な。
全部だと多すぎて読むのも大変だと思うので、限定してご紹介します。決して書くのが大変だからじゃないよ、ほんとだよ。
今回の新規カード
こちらが今回のパックの新規カードのリストです。
LVP3-JP001 《L・G・D》 LVP3-JP006 《破壊剣士の守護絆竜》 LVP3-JP011 《ユニオン・キャリアー》 LVP3-JP016 《古代の機械弩士》 LVP3-JP021 《虚光の宣告者》 LVP3-JP026 《王神鳥シムルグ》 LVP3-JP031 《X・HERO ヘル・デバイサー》 LVP3-JP036 《神聖魔皇后セレーネ》 LVP3-JP041 《クロスローズ・ドラゴン》 LVP3-JP046 《レプティレス・エキドゥーナ》 LVP3-JP051 《幻獣機アウローラドン》 LVP3-JP056 《武神姫-アハシマ》 LVP3-JP061 《アーティファクト-ダグザ》 LVP3-JP066 《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》 LVP3-JP071 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》 LVP3-JP076 《魔界劇団-ハイパー・ディレクター》 LVP3-JP081 《星鍵士リイヴ》 LVP3-JP086 《閃刀姫-ジーク》 LVP3-JP091 《零氷の魔妖-雪女》 LVP3-JP096 《天威龍-サハスラーラ》
衝撃的だったLVP1に比べると少々カードパワーは落ちますが、かなりいいカードが揃ってますね。
特に 《ユニオン・キャリアー》 なんてリンク召喚するだけで宇宙が広がりそうなレベルで、悪名高き《サモン・ソーサレス》の調整版みたいな効果してますね。ユニオンではあまり活かせなさそうなのも遊戯王って感じがして高ポイントです。
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》 は《真紅眼融合》と合わせて、来月発売の遊戯王史上最強カードの内の一枚と噂される《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が出せるとあって、遊戯王の終わりなんじゃないかと言われているぐらいです。
その外にもとうとう自分で戦うようになった《星鍵士リイヴ》ちゃんや、メーカーから寵愛を受け続けるテーマ『閃刀姫』の新カードとバラエティに富んだラインナップ。
その中で私が使いたい、面白いと思っているカードは・・・(タイトルに書いてあるのに焦らし)
《神聖魔皇后セレーネ》
【
リンクモンスター
】
星
3
/
光
/
魔法使い族
/
攻1850
/
魔法使い族モンスターを含むモンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数だけこのカードに魔力カウンターを置く。②:フィールドに「エンディミオン」カードが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。③:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分の手札・墓地から魔法使い族モンスター1体を選び、このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
【LINK-3:左下/下/右下】
ふつくしい・・・
《神聖魔皇后セレーネ》とかいう大層な名前を持った彼女。
簡潔に説明すると、お互いの墓地の魔法の数だけ魔力カウンターが乗って、スペルスピード2でカウンター3つをコストに墓地の魔法使いを守備で蘇生する女性です。ついでにエンディミオンカードがあると攻撃されません。
《マジシャンズ・ソウルズ》の効果との相性を筆頭に、「ブラック・マジシャン」や「オルターガイスト」「シャドール」「妖精伝姫」「ウィッチクラフト」「フォーチュンレディ」「魔導書」などの魔法使いテーマでももちろん使えます。
そんな中で使いたいのはもちろん魔法使い族を蘇生する効果。
前述したテーマ以外で、蘇生して面白そうなのをチョイスしてみました。
- 《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》
- 《TG ワンダー・マジシャン》
- 《ジェネクス・ブラスト》
- 《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》
- 《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》
- 《刻印の調停者》
- 《幻妖フルドラ》
意外と多い。
魔法使い族って名前ほどトリッキーな動きをするカードが少ない印象なのですが、一覧で見てみると意外と面白そうなカードがちらほらと。
というかひと昔前に使っていたカードや流行っていたカードが結構あって懐かしい気持ちになりました。
一つ一つ見ていきます。
《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》
【 融合モンスター 】
星 1 / 闇 / 魔法使い族 / 攻0 / 守0
「サクリファイス」+効果モンスター
①:1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
③:このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。
まぁこのカードですよね、とりあえず強いのは。
《簡易融合》でもだせるので《神聖魔皇后セレーネ》の召喚補助に使えるのがとてもいい。
その効果は恐るべし強さでございまして、実質相手のモンスター効果無効化するマンでございます。
《リンクリボー》と合わせて 《神聖魔皇后セレーネ》で2回蘇生するケースも珍しくはないと思いますし、戦闘が弱点であるセレーネの補助もできますね。
攻め手を確保できているのであれば、間違いなく強いので《簡易融合》と共にデッキに入れてみてはいかがでしょうか。
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》とどちらかがいいかはお好みで。
因みに私はこの《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》が収録されたパックを、このカード目当てで3箱買ったのですが1枚も出なかったのでアンチペガサスになりました。
《TG ワンダー・マジシャン》
【
シンクロモンスター
】
星
5
/
光
/
魔法使い族
/
攻1900
/
守0
チューナー+チューナー以外の「TG」と名のついたモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。また、相手のメインフェイズ時、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚をする事ができる。
ハァ!!(野太い声)
もはやこのネタも分かる人が少ないという事実。
《TG ワンダー・マジシャン》の良いところは、相手ターン中にシンクロ出来るところですね。魔力カウンターが6つ以上あれば、自ターンで蘇生したモンスターと相手ターン中にシンクロ召喚を行えます。
シンクロ召喚時に強い効果を持つシンクロモンスターを出せれば・・・ということですね。
「TG」の展開力も併せるとすぐさま出せるのですが、《TG トライデント・ランチャー》に勝てるかどうかはデッキ構築次第ですね。
セレーネの召喚補助として《TG サイバー・マジシャン》に意味合いを持たせられるのも良いかなと思います。
また、 《TG ワンダー・マジシャン》は蘇生して破壊されたら1ドローがついているのもいいですね。効果が無駄になることがないのが高ポイントです。
EXVCは買うたびに《機皇神龍アステリスク》が当たっていた思い出があります。おのれはみるとん。
《ジェネクス・ブラスト》
【
効果モンスター
】
星
4
/
風
/
魔法使い族
/
攻1600
/
守1300
このカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキから「ジェネクス」と名のついた闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
正直「ジェネクス」の展開には疎いのでこれを蘇生したからといって何が出来るのかよくわかっていません。
ニコニコ動画でデュエル動画を見ていた方は共感してもらえると思うのですが、一時このカードを特殊召喚するブームがありまして、みんなが躍起になっていたのが好きでした。
《霞の谷の神風》や当時制限だった《召喚僧サモンプリースト》などで特殊召喚し、とりあえずサーチすることだけに特化したテーマ「ジェネクス」を回していくのが流行りでした。
今でこそ特殊召喚するのは容易かもしれませんが、昔は四苦八苦していたんですよっていうことを言いたかったので入れました。でも実際使ったら楽しいので、このカード自体は本当におすすめです。
《レアル・ジェネクス・オラクル》はジェネクスの効果でサーチしたら特殊召喚できるチューナーなので、ブラストからのサーチで、種類だけは豊富な「ジェネクス」シンクロモンスターにつなげることもできますね。
実際は運用するのに 《神聖魔皇后セレーネ》 は必要ないかもしれませんが、選択肢の一つとしてあってもいいかもしれません。
「ジェネクス」のことはしろなさんに聞いてください。(なげやり)
《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》
【
効果モンスター
】
星
8
/
闇
/
魔法使い族
/
攻2900
/
守0
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできず、このターンのエンドフェイズ時に破壊される。「時花の魔女−フルール・ド・ソルシエール」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
言いたくなるカードの内の一枚、《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》。
大型モンスターの蘇生手段が多くない魔法使い族では重宝するかもしれない的な意味で載せてみましたが、いかがでしょうか。
《ミュータント・ハイブレイン》なんかも同じく候補にあがるかもしれませんね。(守備ででてきちゃうけど)
《風魔神-ヒューガ》なんかもそういう意味では候補ですね。実質三魔神新規。
相手の墓地のモンスターをゲットできるので、時に強く、時にうざいモンスターですね。《氷獄龍 トリシューラ》なんかで除外してやったりするのもウザいかもしれません。
しかしながら守備力0で蘇生ですから、他のサポートカードと合わせる必要があるのは間違いないですね。
ここに隠れるのよ!しまった!閉じ込められた!
《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》
【
儀式モンスター
】
星
8
/
闇
/
魔法使い族
/
攻2800
/
守2600
「カオス・フォーム」により降臨。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このターン、相手はモンスターの効果を発動できない。②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
遊戯さんを支え続けたカードの内の一枚(嘘)
《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》を使うデッキではセレーネは間違いなく活躍するカードだと思います。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》は強さが持続しないのが弱点ですが、セレーネは 《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》 の強さを完全に補助できます。
まず効果無効を相手ターン中に起動できる点、最悪セレーネを使えばリリースコストが確実に用意できる点。
《リビングデッドの呼び声》や《黒魔族復活の棺》を使用していた方も多いでしょうが、もはや必要ありません。
出てきた後に何もできず棒立ちMAX事案も自身を素材としてセレーネを出せば動きが淀むこともありません。
回収する魔法カードもセレーネの魔力カウンターを溜めるのに一役買いますから、無駄なしですね。
回収した魔法カードでセレーネをすぐ出せるのであれば、一生カオスMAXできるでしょう。
因みに最初にイラストを見た時「ついに物理で戦うのか(困惑)」ってなりませんでした?僕はなりました。
《刻印の調停者》
【
効果モンスター
】
星
4
/
闇
/
魔法使い族
/
攻1800
/
守1200
①:相手がカード名を1つ宣言して発動する効果を発動した時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
カード名を1つ宣言する。
相手が宣言したカード名はこの効果で宣言したカード名になる。
①:1ターンに1度、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
次のターンのエンドフェイズにそのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
誰しもが一度使いたいと思ったであろうカード(のはず)
①の効果で手札から直接墓地へ送ることもできるので蘇生がすぐ出来るのも高ポイント。
最近では《抹殺の指名者》のメタとして地味に高騰したとかなんとか。
セレーネが《刻印の調停者》を相手ターン中に出せるので、②の効果で次の自分のターンのエンドフェイズに破壊することが可能となっています。
地味に自分のカードも対象に取れるので、《青き眼の乙女》やら対象にとったら効果出るシリーズとも合わせることができます。
しかし中々このカードを活かすのは難しいので、デッキにできた人がいたら見せてほしいものです。
あとイラストがブラッドボーンっぽくてすこ。
《幻妖フルドラ》
【
効果モンスター
】
星
5
/
闇
/
魔法使い族
/
攻1500
/
守2400
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。捨てたカードの種類によって以下の効果を適用する。
●モンスター:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
●魔法:自分の墓地からモンスター1体を選んで手札に加える。
●罠:自分の墓地から魔法カード1枚を選んで手札に加える。
相性良すぎて困る。
フルドラの効果と合わせれば実質何でも回収可能な効果になるわけです。
魔法罠を回収するのに目がいきがちですが、最悪困ったら手札誘発とか加えちゃったり、ニビル加えちゃったりできるわけですよね、凶悪。
《幻妖フルドラ》というカード自体が面白いので、考え甲斐があると思います。
因みに私も組んでます(照)
フルドラが出た当初に組んだデッキが大進化を遂げたのでめちゃくちゃ嬉しいです。
いつかまた動画に出したいですね。
いかがでしょうか。使ってみたくなったカードはありましたか?
実際にデッキを作る際は周りのカードをどう固めるかが重要なので、この記事に出たカードを合わせればすぐデッキができるわけではありませんが、アイディアの発端にでもなれば幸いです。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ
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