
世の中にはこんな単語があります。
使ったことがないと何が強いのかわからないデッキ、直感的にわかりやすいワンショットや確殺プランがないレシピに使われがちなフレーズです。
特に競技大会ではこれを耳にすることが稀によくあります。環境上位デッキを握って専用機に負けた人が知り合いと話すときに使っている印象があります。
そんな独自山を回し続け、ストイックに実績を積み上げてきた選手がいます。その名はエクル選手。
彼が愛用する謎デッキは……
【5Cデンジャデオン】もとい
【5Cグランセクト】。
2025年8月以降、1か月に1回以上の入賞ペースでその名を轟かせており、4位以上の入賞は15回という凄まじい戦績を誇ります。
さっそく、このデッキについていろいろと取材させて頂きました。ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第8弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
なお、2026年4月4日からは(期間限定で)紹介したデッキがカーナベルECサイトで販売されます! 気になったオモロデッキですぐに遊べるようになりますので、気になった人はぜひともチェックしてみてください。
入賞環境外デッキが
この世に出る限り、週刊連載中!
あと取材デッキ募集中!
01 -【緑単スノーフェアリー】
02 -【シータキャンベロ】
03 -【白黒メカ】
04 -【マルピアチェイン】
05 -【トリーヴァライオネル】
06 -【5Cクエーサーユニバース】
07 -【5CMDWジョニー】
08 -【5Cデンジャデオン】(本記事です)
デッキレシピ
【5Cデンジャデオン】は、メインのマナカーブが異なる2つの型があり、一長一短があるため、本記事では両方とも取り上げます。
………入賞者も研究者も1人なのに2つも型がある異常さは置いておきましょう。まずはサンプルリストをお見せしつつ、大まかな動き方からご紹介。
2-4-6型デッキレシピ
2-3-5型デッキレシピ
はい、お察しの通り、入賞した環境外デッキシリーズ恒例の「事前知識がないと何がしたいのかわからない」デッキです。
このデッキを3行で説明すると……
【アナカラー】のマナカーブで動ける、
確定除去の受け札が過剰搭載された、
【5Cベン】×【オボロティガ】
です。
キーカードの《超時空罠 デンジャデオン》が《砕慄接続 グレイトフル・ベン》と同様のマナ召喚能力を持っているため、それの早期着地を狙います。
《デンジャデオン》の優位性としては、
・1コスト軽く単色である
・墓地がなくともマナが増える
・除去のS・トリガーでもある
という3つのポイントが挙げられます。
これらを利点を最大限こすり倒し【4Cベン】とは異なる方向性で構築されたグッドスタッフデッキ……
それが【5Cデンジャデオン】なのです!
ここからは個別カードの解説に入ります。
カード解説
コンセプトカード
このデッキのメイン基板は《デンジャデオン》 《真気楼と誠偽感の決断》《襲来、鬼札王国!》の3枚。これらをガン積みすることで、圧倒的なカウンター性能を誇ります。
生半可な攻撃を除去トリガーで止めつつ、相手ターン中に《デンジャデオン》を踏み倒し、自分のターンに増えたマナとマナ召喚の恩恵を最大限生かせるのが、この基盤の強みと言えるでしょう。

《超時空罠 デンジャデオン/「トラップ?ちがうわ、お願いしてるだけ!」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / グランセクト・ワード / 文明 自然 / パワー13000 / コスト7
種族:グランセクト
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、山札の上から3枚をタップしてマナゾーンに置いてもよい。
■各ターンに1度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
───呪文────
カード名:「トラップ?ちがうわ、お願いしてるだけ!」
文明:自然
コスト:8マナ
種族:グランセクト・ワード
■S・トリガー
■相手のエレメントを2つまで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
このデッキの主役です。
・7マナ単色で
・確定でマナを増やせる
・エレメント確定除去ができる
・S・トリガーを持っている
・NEO進化により即時打点にもなる
《グレイトフル・ベン》です。効果盛りすぎ。
主力カードなので、文句なしの4投です。
《真気楼と誠偽感の決断》×4

【 呪文 】
文明 光/水/闇 / コスト5
■相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。 こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。
またお前か案件です。このデッキの持つカウンター力を大幅に高めてくれています。
先ほどの図式のおさらいです。

《デンジャデオン》と《鬼札王国》はどちらもS・トリガー持ちの除去札なので、
相手の攻撃をどちらかで凌ぐ
↓
ターン終了時に《ペテンシー》で手札交換とトリガー実行モードを選択
↓
手札交換でもう片方を墓地へ送り込む
↓
《鬼札王国》を実行。
↓
《デンジャデオン》または好きな8コスト以下のクリーチャーを踏み倒す。
という流れで《デンジャデオン》を着地させられます。事前の墓地肥やしがなくとも確定で蘇生できるのが、非常に強力な動きです。
《襲来、鬼札王国!》×4

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、1つのかわりに両方選んでもよい。
▶相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
確定除去と蘇生カードが1枚に詰まっています。
比較対象としてみんな大好き《ブレイン・スラッシュ》が挙げられますが……

ドキつよデッキに
再録されて良かった
《ブレスラ》と比べた場合の《鬼札王国》の強みは以下の通りです。
・火文明を持っている
・確定除去で1面を止められる
・鬼タイム時のメタの突破力(『PP-「P」』などを破壊→蘇生もできる)
《ペテンシー》+《ブレスラ》を搭載する場合、その時点でデッキに水闇の多色カードが8枚入るため、初動なども同様の色に染まっていきます。手札交換持ちとか《天災デドダム》とかですね。
それに対してこのデッキは墓地肥やしが乏しい、自然中心の5文明デッキなので《鬼札王国!》の方が色バランス的にもマッチしています。
鬼タイムはこのすぐ後に紹介する《天体妖精エスメル》などによって盾を減らしていると、達成しやすいのでそこも計算に入れておきましょう。
初動カード
《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 光/自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置いてもよい。
──呪文──
カード名:「お茶はいかがですか?」
文明:光
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
かわいい初動カードです。
単色の初動ながら、色バランス的に足りなくなりがちな光文明を供給してくれるのがNICE。
受け札としても優秀で、【デアリバイク】の猛攻をいなしたり、【赤緑アポロ】のリーサルを止めたりしてくれます。
《轟速奪取 トップギジャ》×2-4

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 侵略者 / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
2コスト初動その2。2-4-6マナカーブを重視した構築では確定枠となります。
このカードの強みは《エスメル》同様に肉体を持っている点。
このデッキはゲームの中盤になると《鬼ヶ覇覇覇ジャオウガ》や《飛翔龍5000VT》などをプレイしたいため、それらを軽減してくれるクリーチャーは非常に重要です。
破壊されたときの自身のマナを減らす能力は、環境の仮想敵の挙動によってメリットにもデメリットにもなります。
例えば【デアリバイク】対面ではメリットになります。《轟く邪道レッドゾーン⦆の能力でついでに殺されてしまうのですが、そのプランを取られている時点で盾が3枚割られているわけで、受けて返すチャンスが生まれています。
《トップギジャ》の能力で墓地へ送った《デンジャデオン》を《鬼札王国!》で蘇生、なんてことも許されるわけです。
一方で【ゴルギーオージャー】の基盤が相手だとデメリットの方が強いです。《吟弾の妖精》と《巨魔天 アオフェシー》の的にされて、こちらのテンポを減速させつつ、リソースを稼がれてしまいます。
環境によって強みと弱みが逆転したり、生存確率が変動したりするカードなので、うまく見極めましょう。
《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ(花畑チャイカ)》×1-2

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇/自然 / パワー6000 / コスト5
■W・ブレイカー
■<フシギバース>[闇/自然(8)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)
■マッハファイター
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■ラスト・バースト
───呪文───
カード名:ダーク・ライフ
文明:闇/自然
コスト:2
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。
初動でありデッキの潤滑油でもある縁の下の力持ち。
《デンジャデオン》はマナ召喚能力を持っているため《クーゼン》のフシギバースの種としてマナに送ったカードを再召喚でき、相性が抜群です。
例えばジャストダイバーとロックが切れた《5000VT⦆をマナに送って出しなおす、なんて動きがとれちゃいます。
強いカードではあるのですが、色バランス的に多色枚数は18枚にしたいため、枚数はある程度絞られています。ここは【5Cザーディ】や【4Cベン】など、多色が22-24枚のデッキと異なる部分となります。*
*このデッキは2ターン目からカードをプレイしたい=単色を埋めたいため、3ターン目始動の多色デッキよりも単色の要求枚数が多くなります。
《シェル・アルカザール》×1

【 クリーチャー 】
種族 コロニー・ビートル / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、コスト3以下のエレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンにタップして置いてもよい。
2コスト初動の9枚目でありつつ、幅広い役割をこなすリベロ的カードです。
ざっと挙げてみても
・ハイパーエナジーや《VT⦆の軽減
・相手のエレメント除去
・最低限の受け
・《エスメル》や《トップギジャ》のマナ送り
など、役割は盛りだくさんです。一応《ペテンシー》から打てるというのもニクいですね。
コントロールカード
中盤域、《デンジャデオン》着地前の露払いをこなすカードたちです。相手とのリソース差をつけたり、テンポを奪ったりします。
《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》×3

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 水 / パワー8000 / コスト6
■G・ストライク
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■相手がカードを実行した時、自分はカードを1枚引いてもよい。このターン、相手のクリーチャーは攻撃できない。
相手の動きを確実に停止させ、リソースを稼いでくれる凶悪なカードです。ジャストダイバー+メタ能力の悪質さが際立ちます。
全方位に刺さるタイプのメタカードなので、このカードでターンを貰う→《デンジャデオン》や《鬼ヶ覇覇覇ジャオウガ》の安全な着地につなぐのがこのデッキの基本ムーブです。
複数ターンにわたって、2-3枚投げればほぼゲームエンドでしょう。
《流星のガイアッシュ・カイザー》×1-3

【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6
■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
ご存じデュエマの手札誘発の概念をかえた1枚です。
《ペテンシー》と相性が良いので2枚以上積むのが確定……と思いきや、多色のバランスなどもあって1-3枚となっています。1枚マナに置いておくだけでけん制にもなります。
小テクとして、このカードの相手ターン中の踏み倒し能力はマナでも誘発するため《デンジャデオン》を出しておくと、そのまま展開できます。相手がテキストをちゃんと確認しない時にはうまくハメましょう。
枠としては《ミラクルステラ》と被るのですが、ハイパーエナジーの種を増やしやすい、《鬼札王国》から蘇生して追撃を止められる、とあちらにはない役割もこなすので、両方採用するのが良いでしょう。
《飛翔龍 5000VT》×1-3

【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト8
■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。次の相手のターン中、相手はパワー5000以下のクリーチャーを出せない。
ゲーム中盤で相手の動きを止めるパワーカードです。
正直あまり語ることはないのですが、時間稼ぎや相手のメタカードの一層、打点としての活用、返しのカウンター封じ、とやれることが多すぎます。
《~邪眼帝 PARTⅡ~》×0-1

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 ダークロード / ドラゴン・ゾンビ / スチーム・ナイト / 文明 光/水/闇 / パワー6000 / コスト5
▶自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
▶相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■G-NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。その後、自分の手札を1枚、表向きにしてこのカードの下に置いてもよい。
■カードがこのクリーチャーの下を離れた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
主な役割は色基盤です。
同じ色とマナ域だと《~世紀末の善悪~》を優先しないの?と聞かれがちです。
ただ、このデッキにおいては
・毎ターン継続的にリソースを稼げる
・超魂Xのカードを文明関係なく仕込める
・自前で進化元を用意できる
・《クーゼン》のバリューがあがる
などといった理由から《Part II》を優先しています。
ロングゲーム適性が高いデッキなので、そういう意味でもこのカードが活かしやすいと言えるでしょう。
フィニッシャー
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》×2

【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 デモニオ / 文明 闇/火 / パワー11000 / コスト8
■ハイパーエナジー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが出た時、相手は自身の、シールドを3つ、手札を2枚、クリーチャーを1体選び、自身の残りのシールドと手札、クリーチャーをすべて墓地に置く。
■各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、闇または火の、コスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
中盤域とフィニッシャーの両方を兼ねる鬼札。
相手のリソースを刈り取って《デンジャデオン》を安全に着地させる中継ぎをこなしつつ、雑または緻密にリーサルを突き付けるフィニッシャーの両方を兼ねられるのは……ただただ強力です。
ゲームプランを試合の状況に合わせて選べるのが魅力ですね。
《CRYMAX ジャオウガ》×1

【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
黒単色で《覇覇覇》と同じような動きができる《ジャオウガ》のもう1つの姿。
《覇覇覇》と異なりポン置きしてターンエンド、なんてことはできないですが、その分貫通力が抜群。緊急事態には見切り発車で投げましょう。
《聖魔連結王 ドルファディロム》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド / デーモン・コマンド / 文明 光/闇/火 / パワー13500 / コスト8
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く。)
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。
■相手は多色ではない呪文を唱えられない。
環境によって蓋する能力が大きく変動するフィニッシャーです。
2026年3月では、増えてきた【ペテンシーフシギバース】の《深淵の逆転劇》や《CRYMAXジャオウガ》によるリーサルプランを咎めつつ、【der'Bande】の呪文の大半を止められるため、重宝されています。
このデッキでは《エスメル》や《クーゼン》によって、能動的に全体除去を誘発させることもできる点を忘れないようにしましょう。
《轟く邪道 レッドゾーン》×1

【 G-NEOドリーム・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー12000 / コスト6
■D・D・D[火(4)]
■G-NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、アンタップする。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手の、パワーが一番小さいクリーチャーをすべて破壊する。
■自分のクリーチャーは、相手のカードによる攻撃できない効果を無視して攻撃できる。
最近だと、色が合えば即採用されるカードです。
受けが強い中速ビートダウンにおけるこのカードは本当にズルい……雑なリーサルを狙っても、返しのターンで逆王手をかけられないわけですから。
《覇覇覇》に寄せた2-4-6の構築の場合、2コストのマナ加速クリーチャーを採用することが多く、このカードを採用しやすくなります。
そのほかメタカード・中継カード
《PP-「P」》×1-3

【 クリーチャー 】
種族 ハンター / エイリアン / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出る時、相手はかわりにそれを持ち主のマナゾーンに置く。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■相手のターンの終わりに、相手のタップしているクリーチャーがなければ、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
環境の変化に伴い登板されたメタ&リソースクリーチャー。2-3-5型の根幹をなします。
メタとして邪魔できるデッキタイプが多く、リソースを稼げるカードは掛け値なしに強力。このカードは除去トリガーが最低でも8投されているので、リソース供給能力の誘発避けるために盾を攻撃する行為に裏目をつけられているのも相性よしです。
また、このデッキの中型獣たちとのシナジーも見逃せません。《PP-「P」⦆+《ミラクルステラ》や《5000VT⦆の盤面を作れれば、大体勝ってます。
《異端流し オニカマス》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。
メタカード枠です。
このデッキは【アナカラーマルル】同様2-4のマナカーブで動いて大型を出すデッキでありつつ、【アナカラージャオウガ】同様2-3-5で動いてもよいという特性を併せ持ちます。
ヨビニオンギミックが入らないゆえにこういったカードが採用できるのがこのデッキの強みです。
採用枚数は少ないもののこの後紹介する《連射のカルマ ユキメ》や《若き大長老 アプル》など同じコスト帯のメタカードは合わせて4-5枚取れているため、比較的再現性高く相手を縛ることができます。
中盤以降になると《デンジャデオン》のマナ召喚能力を活かして詰めの盤面で好きにプレイできるのもGOOD。ピン投が活かしやすい構築になっています。
《Q.Q.G.QX./「この子はさわらせないわ!」》×1-4

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / グランセクト・ワード / 文明 自然 / パワー12000 / コスト4
種族:グランセクト
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置いてもよい。
■相手は自身の山札を見れず、表向きにできず、順序を変えられない。
────────────呪文────────────
カード名:「この子はさわらせないわ!」
文明:自然
コスト:7マナ
種族:グランセクト・ワード
■S・トリガー
■自分の山札をシャッフルし、上から1枚を表向きにする。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、タップして出してもよい。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならそのクリーチャーを攻撃する。
2-4-6基盤型で輝く強力なメタクリーチャーです。
マナ加速をしつつ相手の動きを阻害するため、使用感は《PP-「P」⦆などに引けを取りません。しかも受け札、というのもすごい。
このカードの強いところは、パワーが12000あるために除去されづらいところ。【ドリームメイト】や【ボルシャック】【俳句爵 Drache der’Bande】のメインギミックを複数ターンにわたって機能不全に陥らせることができるのは、このカードくらいでしょう。
下面の呪文は、デッキの構築次第ではありますが大体25-35%ぐらいの確率でクリーチャーを踏み倒すことができます。相手目線だと、何枚当たりがあるかわからないため、割り切るのかケアするのか、嫌な心理的負荷が付与されます。
《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》×1

【 ツインパクトカード 】
種族 オラクル・セレス / ヒューマノイド / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、そのクリーチャーを破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:ショット・水晶チャージャー
文明:火
コスト:3マナ
■相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体選び、破壊する。
■水晶チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)
《オニカマス》とほぼ同じ能力を持っているので実質同じ枠となるメタカードです。
足りなくなりがちな赤単色を補いつつ、チャージャーで4->6マナへのジャンプアップを支援。そして自分のターン中にも使えるメタでトリガーの踏み倒しをけん制……と幅広い活躍を見せてくれます。
一方で、刺さらない相手にはとことん刺さらないので、環境に合わせて変えましょう。
《若き大長老 アプル》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。
■相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。
《場和了GO-YAMA-58》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 ワイルド・ベジーズ / テクノ・サムライ / フュージョナー / 文明 自然 / パワー3000+ / コスト2
■G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■相手のエレメントは、相手の手札以外から出ない。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーにカードが3枚以上含まれていれば、このクリーチャーのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
同型のメタカード2種です。それぞれの仮想敵は【der'Bande】や【ゴルギーオージャー】。カード毎に刺さりが微妙に変わります。
上記以外で何を見たいのかに合わせて、枚数配分を調整しましょう(例:【ドリームメイト】を見たいため、《GOYAMA》を増やす、等)。
ここまでが採用カードの解説です。
続いて立ち回りについて軽く説明しましょう。
構築の違いと立ち回り方
このデッキには2種類の型があります。
《デンジャデオン》《ペテンシー》《鬼札王国》の基盤、そして《ミラクルステラ》などの中盤域のクリーチャーは共通ですが、序盤の動きの基本が2-4-6のレシピと2-3-5のマナカーブのものに大きくわかられます。
2-4-6のマナカーブ型

特徴
・《Q.Q.G.QX》や《ミラクルステラ》を強く使える
・メタカードはやや少なめ
・プレイ難易度が低い
2-3-5のマナカーブ型

特徴
・メタカードを多めに積みる
・《PP-「P」⦆を強く使える
・プレイ難易度が高い
となります。どちらも一長一短なのと、環境での各カードの刺さり具合によっても強さが変わります。
ただ、初めて握る際は動きが2-4-6型から入ることをおススメします。動きが比較的わかりやすいため、考えることが「やや」少なくなります。
その2-4-6型の動き方を簡単に説明すると……
まず、その名の通りのマナカーブで6マナを目指します。多色をマナへと逃がすのを忘れないように。
受け多めの《ペテンシー》山なので、対面の動きの最大値やトリガーで返すゲームプランも加味して下準備をしていきます。
主力クリーチャーの大半は《鬼札王国》で蘇生できるので、墓地へ送り得です。
中盤戦では動きを阻害するカードで相手をコントロール。《Q.Q.G.QX》や《ミラクルステラ》を立てたり《覇覇覇》でリソースを奪ったり。
リーサルが整いつつ、《ミラクルステラ》がジャストダイバー状態で立っているので次のターンほぼ負けない、なんて状態が作れそうなら、そのまま決めに行ってもよいです。
相手の動きが止まったら《デンジャデオン》の出番。マナが増えつつマナ召喚能力で一気に選択肢が広がります。
最後はフィニッシュ。《ミラクルステラ》や《オニカマス》など維持しやすいメタを立てて、相手に返されない盤面を作りながら、《覇覇覇》などで殴り切りましょう。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺すわからん殺しができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
1) 除去の受けが多い《ペテンシー》山である
受け札が多い《ペテンシー》山の強さは周知の通りですが、このデッキの場合は受け手段が確定除去なため、より一層強いです。
《終止の時計ザ・ミュート》などと違い、除去なので《邪道レッドゾーン⦆の攻撃をいなしたり、【ドリームメイト】の1点も切り返せます。
さらに《デンジャデオン》がリソース基盤と受け、《鬼札王国》が蘇生札と受けを兼ねているのが重要です。受けて、延命するだけでなく、次の自分の動きにつながっているわけです。

2.複数の環境デッキの良いとこどり
具体的に言うと【アナカラーマルル】や【アナカラージャオウガ】、同じカラーリングの【5Cザーディ】の利点をうまい具合に取り込んでいます。
同じ5Cながら、2ターン目からブーストするかメタを立てるため後攻時の動きは【5Cザーディ】ほどは無防備ではありません。
さらに《Q.Q.G.QX》や2コストメタ獣が入っているおかげで、3ターン目などにマナ加速「しつつ」メタ獣を展開する動きがとりやすく【アナカラーマルル】よりも対応力があります。
2-3-5のマナカーブの場合は最近の【アナカラージャオウガ】のような使用感です。
3.マナ召喚による銀弾戦術が取れる
【4Cベン】などでも顕著ですが、マナ召喚能力はピン投のカードを運用する銀弾戦法と相性が良いです。序盤に引いたカードを無駄なくマナに埋められるからです。
このデッキは《ペテンシー》と《鬼札王国》もあるおかげで、マナからの召喚に加えて蘇生プランもとることができます。公開領域を広げれば広げるほど踏み倒し元と先が増える【オボロティガウォック】などとも似て非なるアプローチと言えるでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
【5Cデンジャデオン】は【5C】という名からは到底想像がつかない、独特な構築理論と基盤で作られた受け強グッドスタッフデッキでした。
このデッキの個人的に胸熱なポイントは……
とにかく使い手のエクル選手がこのデッキを握って入賞を続けている点でしょうか。
なんと取材した後、執筆中にも準優勝を果たされていました。
まさしく専用機という言葉が似あう独自山を巧みに操り、破竹の勢いで入賞されている姿は、多くのオリジナルデッキの使い手に勇気を与えてくれるでしょう。
拡張性や発展性もあるので、気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみるか、デッキ販売(期間限定)をチェックしてみてくださいね。
冒頭書いた通り、2026年4月4日からは(期間限定で)紹介したデッキがカーナベルECサイトで販売されます。気になったオモロデッキですぐに遊べるので、ぜひともご覧ください。
使い手:エクル選手
取材 : sobo
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