ご挨拶
どうも、みるえめです。

この連載では毎週クイズ+解説という形式でルールや裁定の解説を行っています。
今週のテーマ
今回のテーマはこのカード。

【 クリーチャー 】
種族 ∞マスター・ドラゴン/チーム零 / 文明 水・闇 / パワー999999999 / コスト999999999
※システムの都合上、《∞》の表記を《999999999》としております
■ムゲンクライム 4(自分のクリーチャーを4体タップし、 [wd04]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■∞ブレイカー(「∞ ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる)
■ブロッカー
■コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。
ルール界の問題児として(筆者の中で)有名な《∞龍 ゲンムエンペラー》です。
カードそのもののテキストが複雑というほどではありませんが、一番下の5以下を無視する効果の独自性から個別で裁定が多いカードになっています。最近こそ少し使用頻度が落ち着いてきたものの、いまだジャッジで聞かれることが多いのでこの辺りで取り上げておくことにしました。
ルールクイズ本編
各問題には完全に主観で難易度[入門/初級/中級/上級+応用]を付けてあります。(応用は特殊な問題に付けます。)
構成的には
Q.問題
(問題に出てくるカードの画像)
A.回答
で書いてあるので、ゆっくり考えたい方はスクロールを止めて答えを出してから下に進むようにして読んでください。
【注意】
細心の注意を払って確認をしていますが、100%間違いがないとは限りません。
また、記事公開後に裁定変更が行われる可能性もあります。CSなどに参加するときは必ずその大会のジャッジの判断に従ってください。
第1問[入門]
Q.相手の《奇石 ミクセル》がいる状況で《∞龍 ゲンムエンペラー》を出しました。《∞龍 ゲンムエンペラー》は《奇石 ミクセル》の効果で山札の下に送られますか?
A.送られません。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の無視効果は"常在型能力"に分類されます。この常在型能力が働くようになるのは《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンに出るのと同時です。
《奇石 ミクセル》の効果が誘発するよりも前に《奇石 ミクセル》の能力が無視されるようになるので、《∞龍 ゲンムエンペラー》はそのままバトルゾーンに残ります。
第2問[入門]
Q.相手の《クイーン&かぼちゃうちゃう》がいる状況で《∞龍 ゲンムエンペラー》を出そうとしています。《∞龍 ゲンムエンペラー》は《クイーン&かぼちゃうちゃう》の効果でマナに送られますか?
A.送られます。
第一問と同じような状況ですが、今回の《クイーン&かぼちゃうちゃう》のマナ送りは置換効果です。
置換効果はまだ《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンに出る前に適用されるので、無視されることなく通常通りにマナ送りします。
第3問[初級]
Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンにいます。《裏斬隠 テンサイ・ハート》を「ウラ・ニンジャ・ストライク」で出せますか?
A.出せます。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の無視効果はあくまでバトルゾーンのクリーチャーの能力を無視するものです。「ウラ・ニンジャ・ストライク」は手札で誘発するため、無視されることなく通常通り使用することができます。
ちなみにターン終了時にデッキボトムへ帰る部分は「ウラ・ニンジャ・ストライク」によるものなので通常通り解決されます。この辺りがややこしい部分ですね。
第4問[中級]
Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がいる状況で《龍V王 Q.E.D.》がバトルゾーンを離れました。「このクリーチャーが離れた時」の効果でコスト6以下のクリーチャーではないカードを実行できますか?
A.できません。
「破壊された時」や「離れた時」などの効果はそのカードが移動する直前のバトルゾーンの状態を参照するというルールがあります。
この場合、《龍V王 Q.E.D.》が離れた瞬間には能力が無視されていた状態なので、離れた時の効果は誘発しません。
元々「クリーチャーの能力は基本的にバトルゾーンでしか有効ではないのに離れた時の効果は他のゾーンで誘発しているように見えるのは、バトルゾーンにあった時の状態を参照しているからですよ」というところに端を発してこういった裁定が出ている、という経緯(であっているはず)があって少々複雑なことになっています。
かなりややこしい話になっているので理屈は抜きにして「そういうもの」として覚えておけば十分でしょう。
第5問[中級]
Q.自分の《∞龍 ゲンムエンペラー》と《轟く革命 レッドギラゾーン》がバトルゾーンにいる状況です。自分のコスト5以下のコマンドは「スピードアタッカー、マッハファイターを持ち、ブロックされない」効果を受けていますが、これらはどのようになりますか?
A.スピードアタッカーとマッハファイターは無視されます。ブロックはされません。
1つの効果の中でも無視されるものと無視されないものが混ざっていることになります。
スピードアタッカーやマッハファイター、ブロッカーなどのキーワード能力に多い"与える"というテキストのものは、与えられている側に能力を追加するようなイメージをすると近いと思います。当然これらは《∞龍 ゲンムエンペラー》によって無視されます。
しかし今回の「ブロックされない」はあくまで《轟く革命 レッドギラゾーン》の効果によって自分のコマンドがブロックされなくなっているだけです。5コスト以下のコマンド自身の能力が無視されていても影響がありません。
今日のまとめ
クイズはここまで!
解説したルールのポイントをまとめておきます。
1.出た時
《∞龍 ゲンムエンペラー》自身が出たことによって、コスト5以下のクリーチャーの効果は誘発しません。
2.出る時
「出た時」とは違い、出る時に適用される置換効果は無視されません。
3.バトルゾーン以外
手札や墓地、マナなどバトルゾーン以外で誘発する効果には影響を及ぼしません。
4.離れた時
コスト5以下のクリーチャーの破壊された時や離れた時などの効果は、直前にバトルゾーンにいた時の状態を参照するため誘発しません。
5."与える"
コスト5以下のクリーチャーになんらかの効果で与えられた能力は無視されます。
おわりに
今回は第一回と銘打って《∞龍 ゲンムエンペラー》に纏わる基本的なルールや裁定を解説してきました。来週すぐに第二回として、今回は触れなかった呪文との関連について扱おうと思っています。
次回もぜひ読みに来てください!!
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