2020/1/31 Fri 19:00

ブラック・ガーデンの使い方

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トレカライターガーデン（TWG）とは

誰でもいつでも、ガチまとめで記事が書ける！
読者参加型の企画です。

はじめに

引き続き記事を書いていこうと思います、蒼乃ですよろしくお願いします～。いつもはオリジナルデッキとその解説という記事を書いていましたが、今回は趣向を変えて、1枚のカードの活用法をとにかく語っていきたいと思います。今回はトレカライターガーデンという常設の企画として記事を書いていることにちなんで、《ブラック・ガーデン》について話していきます。攻撃力の固定化などややこしい裁定のあるこのカードですが、そのあたりはいったん忘れて相性のいいカードを考えていきましょう。

【フィールド魔法】

①：「ブラック・ガーデン」の効果以外でモンスターが表側表示で召喚・特殊召喚される度に発動する。そのモンスターの攻撃力を半分にする。その後、そのコントローラーは、相手のフィールドに「ローズ・トークン」（植物族・闇・星２・攻／守８００）１体を攻撃表示で特殊召喚する。②：フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力を持つ、自分の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。このカード及びフィールドの植物族モンスターを全て破壊する。全て破壊した場合、対象のモンスターを特殊召喚する。

出典：遊戯王OCGカードデータベース

手札に加える

使い方を紹介する前に、まずは手札に加える方法をおさらいしていきます。まずはフィールド魔法なので《テラ・フォーミング》、《メタバース》、《惑星探査車》などで手札に加えることができます。そして専用カードとして、《ガーデン・ローズ・メイデン》があります。シンクロデッキに１枚だけ入れておけば、被る心配もありませんね。他にも、《マドルチェ・バトラスク》、《ゴーストリック・リフォーム》などの専用カードや、《マジカルシルクハット》と《Ｚ－ＯＮＥ》のコンボなど、方法は様々です。

墓地から特殊召喚

《ブラック・ガーデン》、通称黒庭は、攻撃力800の「ローズ・トークン」を特殊召喚できます。②の効果を使うときは「ローズ・トークン」のみを破壊することが多く、その場合800の倍数の攻撃力を持つモンスターを特殊召喚することになります。この800、1600、2400といった攻撃力は黒庭ラインと呼ばれています。挙げればきりがないですが、800なら《召喚僧サモンプリースト》や《ヴァイロン・キューブ》、1600なら《アステル・ドローン》や《トリオンの蟲惑魔》、2400なら《光帝クライス》や《人造人間－サイコ・ショッカー》などが代表的ですね。最近のカードだと《光の王マルデル》などもよく使います。その他、特定の攻撃力を持つモンスター一覧は公式データベースで調べると便利です。他の植物族モンスターを巻き込むのはもちろんですが、「ローズ・トークン」の攻撃力を変化させることでも黒庭ラインでないモンスターを特殊召喚できます。中でも《鎖龍蛇－スカルデット》や《アンダークロックテイカー》、《スペース・インシュレイター》などは、デッキを回している途中で自然に出すことができるので便利です。

攻撃力半減を活かす

お互いに攻撃力が半減するフィールド魔法。反転召喚はカウントしないこともありゲームスピードを遅らせることができる……というような使い方も一応できはしますが、それだけではありません。《Ｎｏ.１０３神葬零嬢ラグナ・ゼロ》や《機械複製術》などの発動条件を満たしたり、《ハイパーサイコライザー》の効果範囲を変えたりすることができます。少し難しい話になりますが、《ブラック・ガーデン》の攻撃力変化は攻撃力を固定するものなので、《混沌幻魔アーミタイル》の攻撃力をあえて半分にして相手ターンでも維持するといった使い方もできます。他にも、《キラー・トマト》のような戦闘破壊をトリガーとしたモンスターを攻撃力が７００にすれば、「ローズ・トークン」に攻撃することで最小限のダメージで効果を発動できます。トークンを攻撃することに関してはあとで詳しく書くのでその時にまた。

トークンをリリースする

相手が召喚・特殊召喚をしたあと自分のターンまでトークンが残ることがあまり多くはないですが、「壊獣」などを相手フィールドに特殊召喚した場合、自分のフィールドにトークンを特殊召喚できます。また、《エネミーコントローラー》や《連撃の帝王》などで相手ターンのうちにリリースしてしまうこともできます。アドバンス召喚をする場合、《オベリスクの巨神兵》などは召喚成功時に効果を発動できないため、攻撃力が変化しません。さらに攻撃力も４０００、つまり８００×５と相性が良いですね。

トークンを破壊する

破壊を条件にする場合、相手フィールドのモンスターも含めて破壊できるカードが多く存在しています。《トークン収穫祭》、《トークン謝肉祭》、《生存境界》、《トークンコレクター》のようなカードがそうですね。

他にも、コントローラーを問わない《フレグランス・ストーム》や、相手フィールドだからこそ効果を発揮する《地縛神ＡｓｌｌａＰｉｓｃｕ》などと組み合わせることもできます。《地縛神ＡｓｌｌａＰｉｓｃｕ》は《ユニオン・キャリアー》や《ツイン・トライアングル・ドラゴン》などのリンクモンスターと相性が良く、使いやすくなっています。

トークンをトリガーにする

相手フィールドにトークンを特殊召喚した、その瞬間に発動できるようになるカードがいくつかあります。有名どころでは《Ｎｏ.２９マネキンキャット》。「ローズ・トークン」を指定すれば闇属性か植物族のモンスターを特殊召喚することができます。《召喚の呪詛》と組み合わせると、自分が召喚・特殊召喚するたびに相手の手札を１枚減らすことができます。ただし、特殊召喚をする場合は自分の手札も減ってしまうので、「妖仙獣」のように追加召喚を行うカードと組み合わせると特に強力です。

また、複数のトークンを同時に破壊することもトリガーになります。《除草獣》や、《オーバーフロー・ドラゴン》ならトークンも特殊召喚することができますね。

トークンで数を稼ぐ

トークンを何体も特殊召喚することで、「フィールドのカードの数」や「相手フィールドのモンスターの数」などのカウントを増やすことができます。そのため、《重爆撃禽ボム・フェネクス》や《自業自得》、《魔弾の射手マックス》などといったカードの威力が高くなります。また、トークンは裏側で除外できないことを利用して、《拮抗勝負》で相手のトークン以外のカードを消しにかかったり、リンク召喚で突破はされやすくなりましたが、《宇宙の収縮》でのロックをしたりといった使い方もできますね。

トークンを攻撃する

いくら自分のモンスターの攻撃力が半減するといっても、攻撃力８００のトークンが攻撃表示で並んだら戦闘で破壊するのは簡単です。《スターダスト・チャージ・ウォリアー》や《拡散する波動》などで全体攻撃をすることで大ダメージを狙うことができます。

《ブラック・ガーデン》の発動前に出さないと攻撃力が半減してしまうので難しいように見えるかもしれませんが、例えば《Ｎｏ.２９マネキンキャット》で「ローズ・トークン」を指定し、ドラゴン族・闇属性のモンスターを特殊召喚。《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を特殊召喚して《竜の闘志》を発動。これで「ローズ・トークン」すべてを攻撃でき、１回の攻撃で２７００のダメージを与えるモンスターが完成するので、３回攻撃で勝ちます。他にも、《サボウ・ファイター》や《アマゾネス王女》などの攻撃のたびに特殊召喚を行うモンスターと、《ＥＭカレイドスコーピオン》や《アマゾネスの叫声》などを組み合わせたループもできますね。このアマゾネスのループを搭載したデッキは自分が投稿したものがあるので貼っておきます。

トークンを奪う

相手フィールドに送り付けたモンスターを奪うと言えばおなじみ、《洗脳解除》と《所有者の刻印》ですね。特に《洗脳解除》については、エクストラデッキが尽きない限りは無限にリンク数を稼ぐことができます。他にも、《憑依するブラッド・ソウル》あたりでもいっきに奪うことができますね。

トークン以外を破壊する

墓地から特殊召喚する効果で破壊できるのは、「ローズ・トークン」だけではありません。他の植物族を巻き込んで特殊召喚可能なモンスターのラインをずらすのもいいですし、《シード・オブ・フレイム》や《死の花－ネクロ・フルール》を破壊するのにも役立ちます。また、《リプロドクス》などと組み合わせて偶然相手モンスターと自分墓地のモンスターの攻撃力が同じだとテンションが上がるので憶えておいて損はないと思います。