目次
はじめに
こんにちは、gattyaです。今回は前回匂わせていた通りに『閃刀姫』についての記事になります!
「もう何回目だよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分が一番「何回目だよ!」と思っております(苦笑)自分もこんなに書くことになるとは思っていませんでしたが、流石公式に愛されたテーマと言うべきか話題に事欠かないテーマなんですよね(嬉しい悲鳴)
というわけで、『閃刀姫』目線での10月施行のリミットレギュレーションの影響と新弾『IMMORTAL PHOENIX
』にて登場する最強汎用札の呼び声高い《パワー・オブ・ザ・デュエリスト》についてもしっかりと考察したので、解説していきます!
2026年10月からのリミットレギュレーションの影響について
まずはここから触れていかなければなりませんね。今回も大幅の改訂となりましたが直接『閃刀姫』として規制されたのは《閃刀起動-エンゲージ》だけですが、汎用速攻魔法としての採用率の高かった《The Fallen & The Virtuous》も共に準制限に指定されました。

【 通常魔法 】
①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、自分はデッキから1枚ドローできる。

【 速攻魔法 】
このカード名はルール上「烙印」カード、「ドラグマ」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●EXデッキから「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自分のフィールドか墓地に「エクレシア」モンスターが存在する場合、自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
パッと見大きな規制に感じられないような気もするのですが、エンゲージを1枚失った損失は大きく、『閃刀姫』の強みとしていた「後攻での強さ」を削るかなり痛い規制です。
具体的にどれだけ後攻が厳しくなるかイメージしにくいので、確率の話をしようと思います。
40枚デッキで3枚採用のカードを6枚引くまでに1枚以上引ける確率は約39%、2枚採用になると約28%になります。エンゲージ1枚減っただけで、後攻時の初手6枚で引く確率は約11%減少します。
「エンゲージを引く」=「勝ち」というのは言い過ぎですが、引いているだけで勝敗を左右カードであるため、単純計算で10回に1回分引けなくなってしまったことは大きな損失なのです。
更に言及していくと「先攻の強さ」も落ちています。40枚デッキで3枚入っているカードを初手5枚で1枚以上引ける確率は約33%、2枚入っている場合は約23%です。
エンゲージは言わずと知れた閃刀姫デッキの潤滑油です。そのカードが初手にない確率が約10%も増加しているというのは先攻での安定感も大きく落としていると言えるのです。下手に外部ギミックを増やしてしまうとデッキの強みの「ドロー誘発への耐性」も失ってしまうので空いた1枚を埋めるのはデッキ構築の上で課題になってきます。
エンゲージばかりに触れましたが、汎用速攻魔法のVirtuousの規制の影響も少なくないです。他デッキと異なり、相手ターンでの妨害以外にも自ターンに自分が発動した魔法カードを対象にチェーンして発動するような小テクがあり、アルビオンを落とすことでエンドフェイズに2枚目をセット出来ることから、損失なく墓地に魔法カードを肥やせる非常に相性の良いカードでした。1枚減ったことで《強欲で貪欲な壺》との併用のしにくさや、素引き前提のこのカードに貴重なエクストラデッキから2枠を差し出せるのか等、デッキ構築していく上でまた考えさせられることになります。
とまぁリミットレギュレーション発表時から数週間は10月からの閃刀姫はやりようはあるものの、今期厳しいなぁと思っていたのですが、公式放送の最後にしれっと発表された新カードによって話は一気に変わりました...!
最強新規《パワー・オブ・ザ・デュエリスト》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:属性を以下の数だけ宣言して発動できる。その効果を適用する。このターンのエンドフェイズに、宣言したそれぞれの属性のモンスターの効果を自分がこのターンにフィールド・墓地で発動している場合を除き、自分は自分フィールドのカードを全て墓地へ送らなければならない。 ●2:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。それを除外する。 ●3:自分は2枚ドローする。その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。 ●4:フィールドの表側表示カード2枚の効果を無効にする。
販売価格:4780円
(2026年11月2日時点)
公式放送の最後に発表されたこのカード、テキスト読んだ瞬間「閃刀姫強化じゃねぇか!」と思わず叫んでしまいました(笑)
先に閃刀姫目線での総評から言います。「間違いのない最強新規カード」です。
属性を2~4種類選択することで3つの効果のうちいずれかを適用できるカードですが、そのどれもが規格外の効果しかありません。「エンドフェイズに、宣言したそれぞれの属性のモンスターの効果をフィールド・墓地で発動していなければ、 自分フィールドのカードを全て墓地へ送らなければならない」というデメリットこそありますが、『閃刀姫』においては各属性のリンクモンスターの効果を発動していく都合上ほぼほぼノーリスクのカードであると考えられます。
では、選択できる3つの効果についてもそれぞれ言及していきます。
2属性:「フィールドのモンスター1体を対象として発動し、それを除外する」という効果。
単純な除去効果ですが、除外なので対モンスターにおいてほぼ Virtuousの上位互換の効果を持っていると考えていいと思います。 Virtuousと違い魔法・罠カードには触れませんが、規制されたカードの穴を埋めてくれてます。相手ターンの妨害や後攻の捲りに使えますし、非常に扱いやすい効果になります。
3属性:「2枚ドローし、その後手札を1枚捨てる」効果。
単純な手札交換効果ですが、あまりにも有難い効果です。デメリットを差し引けば《絢嵐たる見神》のドロー効果の完全上位互換です。

【 速攻魔法 】
①:以下の効果から1つを選択して発動できる(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●自分は2枚ドローする。
その後、手札に「絢嵐」カードか速攻魔法カードが存在する場合、その内の1枚を選んで捨てる。
存在しない場合、自分の手札を全て捨てる。
●自分のデッキ・墓地から「サイクロン」1枚を手札に加える。
②:このカードが「サイクロン」の効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
「捨てるカードはなんでも良い」という点が本当に大きく、見神のように速攻魔法以外のカードを捨てることが出来ます。「速攻魔法に縛られない」構築も考えられるので、今後のデッキ構築幅も更に広まったと考えられます。そして、何よりもエンゲージという初動を減らされたことで落ちた「安定性」も補強されました。先攻1ターン目は基本この効果を使っていくことになると思います。
4属性:「フィールドの表側表示カード2枚の効果を無効にする」効果。
これも単純な無効効果ですが、対象を取らないので間違いなく強力です。《月女神の至天》で騒いでたのが馬鹿らしくなるほどです(至天にも利点はありますが)。必ず2枚無効にしなければならないので、フィールド表側カードの枚数が1枚の時や減らされた場合は選択できなかったり不発になったりする点は注意です。
この効果でこのデッキの最大の天敵カードである《ハーピィの羽根箒》のような魔法・罠除去カードを無効にすることもできるため、ある程度デッキが回っている状態では自ターンには発動せずに相手ターン用に伏せるのも重要になってきます。
「相手ターンに4属性のモンスター効果を発動することが閃刀姫で可能か?」と疑問に思う方もいると思いますが、閃刀姫というデッキは「相手ターンを如何に生き残るのか」の方が大切なデッキになるのでエンドフェイズに自分のフィールドが空になったとしても手札にエンゲージのような初動を持っていれば問題ありません。
相手ターンのいつもの動きになりますが、ゼロの②効果でレイロゼを特殊召喚してからのレイの①効果でカガリを特殊召喚して①効果で墓地のエンゲージを拾っておけば良いだけなのです。また、場合によってはエンドフェイズにフィールドのカードを墓地に送る効果の処理前にレムニスゲートで自分フィールドのカードを手札に戻すことも可能です。
「羽根引かれて負けた」という閃刀姫使いなら誰もが経験してきた負けが今後少しでも減ると考えると、心の底から嬉しいと感じています。
このようにどの効果も非常に強力で、先攻後攻関係なく強いカードです。2枚ダブついても自ターン相手ターンにしっかりと役割を持てる点も本当に評価が高く、今後の閃刀姫においては「このカードをゲームに絡ませられるか」が大きなカギになると言っても過言ではないと思っています。テーマ外で採用するカードの中でも最優先で採用を検討するカードであるため、必ず3枚持っておきたいカードです。
サンプルデッキ紹介
10月制限に対応させつつ、《パワー・オブ・ザ・デュエリスト(以下POTD)》を始めとした2026年に登場した閃刀姫と相性の良いカードをふんだんに採用した構築になります!

【 速攻魔法 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:1000LPを払い、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。以下の効果から1つを選んで適用する。
●対象のモンスターを破壊する。
●モンスター1体のA召喚を行う。その際、自分フィールドのモンスター1体の代わりに対象の相手モンスターをリリースしなければならない。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「マジックカード「エネミーコントローラー」」1枚を手札に加える。
オリジナルアートワークコレクションにて収録された《マジックカード「エネミーコントローラー」》も今回は採用してみました。
②の墓地効果で同名カードをデッキから手札に加えられるため、POTDや見神で捨てても美味しい1枚になります!
また、POTDや見神だけでなく《成金ゴブリン》も採用し、ドローソースも多めに採用しています。安定性を補いつつ、POTDを相手ターンの妨害用に引きにいきたいところもあるからですね。
デッキの回し方などは変わらないので、展開方法など確認したい方は自分の過去記事を確認してみてください!
今回は純構築のみの紹介になりますが、『絢嵐』ギミックを採用した構築や自分の好きな『ブラック・マジシャン』のギミックを採用した構築もより組みやすくなっているので、皆さんも色々試してみてください!
最後に
いかがだったでしょうか...!リミットレギュレーションで規制されて、遂に公式から見放されたかと思いきや、実質新規の魔法をいただいて、閃刀姫使いとしては情緒がおかしくなる10月でした(笑)
というか、ほぼ毎弾のペースでデッキに入るような新規カードをいただいているせいで、本当に日々日々構築が更新されて大変ですね(苦笑)
11月にはYCSJや日本選手権(3人チーム戦)という大型イベントもあるので、新環境も含めて本当に楽しみです!自分はどちらの大会にも参加予定なので、この記事を読んでいただいてる方にも会うことがあるかもしれませんね。気付いた方がいましたら気軽にお声をおかけください!(笑)
それでは、また!

