目次
本日のコンセプト:ネオスクルーガーで殴る
デッキ構築において、最も大切なこと、それは「コンセプト」です。
このデッキは一体なにを目指しているのか?どうやって勝ちたいのか?
それこそがコンセプト。それを定めておかないと半端なデッキになってしまうので、まずは、そのあたりを明確にします。
《E・HEROネオス・クルーガー》
【融合モンスター】
星9/光/魔法使い族/攻3000/守2500
「E・HERO ネオス」+「ユベル」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。その相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。手札・デッキから「ネオス・ワイズマン」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
《フェイバリット・ヒーロー》 【装備魔法】レベル5以上の「HERO」モンスターにのみ装備可能。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分のフィールドゾーンにカードが存在する場合、装備モンスターは、攻撃力が元々の守備力分アップし、相手の効果の対象にならない。②:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。自分の手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を選んで発動する。③:装備モンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した時、このカードを墓地へ送って発動できる。その攻撃モンスターはもう1度だけ続けて攻撃できる。
こちらの2枚が今回の主役。やりたいことは単純明快で、《E・HEROネオス・クルーガー》に《フェイバリット・ヒーロー》を装備して正義の一撃を与える事。もしも、一撃で倒せないなら《フェイバリット・ヒーロー》で2回目の攻撃を行うのだ。ここで重要なのが《E・HEROネオス・クルーガー》の効果①。
な、なんと効果①にはターン1制限がついていないのです!
つまり、高打点で殴りながら、バーンダメージを2回も出せる・・・これは強い!
なので、この辺りを活用して勝つのが今回の【ネオス・クルーガー1kill】となります。
【ネオス・クルーガー1kill】のデッキレシピ
そして、これがコンセプトを形にしたデッキです。
【E・HERO】をベースにしながら兎に角、やりたいことを貫いていく構築になっています。
それでは、解説していくので、もう少しだけお付き合いお願いします。
【ネオス・クルーガー1kill】の解説
このデッキで目指す動きはこれだ!
《E・HEROネオス・クルーガー》
【融合モンスター】
星9/光/魔法使い族/攻3000/守2500
「E・HERO ネオス」+「ユベル」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。その相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。手札・デッキから「ネオス・ワイズマン」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
このデッキのコンセプトはすでに説明した通りです。
では、次にこのデッキの動かし方を語ります。
《聖騎士の追想 イゾルデ》 【リンクモンスター】リンク2/光/戦士族/攻1600戦士族モンスター2体 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。 【LINK-2:左下/右下】
《焔聖騎士-リナルド》 【効果モンスター】星1/炎/戦士族/攻500/守200このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》 【リンクモンスター】リンク2/闇/植物族/攻500 効果モンスター2体 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。 【LINK-2:左下/右下】
とりあえず、まずは《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚を目指してください。それさえクリアすれば、あとはトントン拍子。《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果②でデッキから《フェイバリット・ヒーロー》を墓地に送り、《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚。《焔聖騎士ーリナルド》の効果②で墓地から《フェイバリット・ヒーロー》を回収。あとは 《聖騎士の追想 イゾルデ》と 《焔聖騎士ーリナルド》 で《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》をリンク召喚するだけ。
《ネオス・フュージョン》【通常魔法】 ①:自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「E・HERO ネオス」を含むモンスター2体のみを素材とするその融合モンスター1体を召喚条件を無視してEXデッキから特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。 ②:「E・HERO ネオス」を融合素材とする自分フィールドの融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、または自身の効果でEXデッキに戻る場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
皆さんご存知、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》はデッキから「フュージョン」魔法カードをコピーする能力者。コピーするのは《ネオス・フュージョン》。このカードの性能はすさまじく、デッキ融合で 《E・HEROネオス・クルーガー》 の融合召喚ができてしまうのです。
《E・HEROネオス・クルーガー》
【融合モンスター】
星9/光/魔法使い族/攻3000/守2500
「E・HERO ネオス」+「ユベル」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。その相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。手札・デッキから「ネオス・ワイズマン」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
《フェイバリット・ヒーロー》 【装備魔法】レベル5以上の「HERO」モンスターにのみ装備可能。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分のフィールドゾーンにカードが存在する場合、装備モンスターは、攻撃力が元々の守備力分アップし、相手の効果の対象にならない。②:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。自分の手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を選んで発動する。③:装備モンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した時、このカードを墓地へ送って発動できる。その攻撃モンスターはもう1度だけ続けて攻撃できる。
《ネオスペース》【フィールド魔法】 「E・HERO ネオス」及び「E・HERO ネオス」を融合素材とする融合モンスターの攻撃力を500ポイントアップする。「E・HERO ネオス」を融合素材とする融合モンスターは、エンドフェイズ時にデッキに戻る効果を発動しなくてもよい。
あとはクルーガーに《フェイバリット・ヒーロー》を装備。バトルフェイズ開始時に《ネオスペース》を発動して殴るだけ。
3000+2500+500でネオスクルーガーの攻撃力は6000!
フェイバリット・ヒーローでもう一度攻撃する時でも3500!!
さらにクルーガーのバーン効果が2回誘発!!
勝ったな!!
戦士×2を揃えるために
さて、ここからは細かい解説。
正直なところ、この項目は読み飛ばしても構いません・・・が一応書かせていただきます。
《E-エマージェンシーコール》【通常魔法】自分のデッキから「E・HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
【HERO】の定番サーチ、エマージェンシーコールでサーチしたいのは主に2枚。●手札にレベル4以下の「HERO」がいるなら《E・HEROソリッドマン》、《E・HEROソリッドマン》がいるならレベル4以下の「HERO」。●手札に《焔聖騎士―リナルド》があるなら《E・HEROブレイズマン》をサーチ。上記の組み合わせで《聖騎士の追想 イゾルデの》リンク召喚ができます。さらに、《E・HEROブレイズマン》で《融合》をサーチすることで、もう一つの勝ち筋《V・HEROトリニティー》による3パンKOも視野に入るぞ。その際は、《E・HEROシャドーミスト》を素材とすることで《E・HEROオネスティ・ネオス》をサーチし7500×3回攻撃をしたいところ。他にも《ヒーローアライブ》からの《E・HEROエアーマン》、サーチした「HERO」モンスターの召喚で《聖騎士の追想 イゾルデ》・・・もあるけれど有名なので割愛。
《ワンチャン!?》【通常魔法】自分フィールド上にレベル1のモンスターが存在する場合に発動できる。デッキからレベル1モンスター1体を手札に加える。このターン、この効果で手札に加えたモンスターまたは同名カードの召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズ時に自分は2000ポイントダメージを受ける。
このデッキの特徴的サーチカードといえば、これ《ワンチャン!?》サーチしたいのはもちろん《焔聖騎士-リナルド》。彼は場に炎属性の戦士族がいるなら自身の効果①で特殊召喚ができる。なので、《焔聖騎士リナルド》あるいは《焔聖騎士-ローラン》召喚→《ワンチャン!?》で《焔聖騎士ーリナルド》をサーチ→《焔聖騎士-リナルド》を特殊召喚→《聖騎士の追想 イゾルデ》・・・が可能なのだ。《フェイバリット・ヒーロー》回収用の《焔聖騎士-リナルド》はデッキに1枚あればいいので、2枚までなら使ってもOK!サイドデッキに《ワン・フォー・ワン》を採用しているのもこのギミックのためなのだ。
エクストラデッキを使うのになぜ強欲で金満な壺を採用しているのか?
《強欲で金満な壺》【通常魔法】①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
コンセプトを見ていただくとわかる通り、エクストラデッキを使うデッキです。なのに、なぜそのエクストラデッキを消費する《強欲で金満な壺》を採用しているのか・・・?もちろん、手札がほしいからです。【HERO】の特徴として、多くのサーチカードがありますが、それだけでは足りないこともあるので「デュエル中1度だけ使うドローソース」として採用してあります。もちろん、除外されるのを前提にしているので、エクストラデッキのカードは5種3枚構築で、《E・HEROネオス・クルーガー》《聖騎士の追想 イゾルデ》《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が3枚除外されない限りは動けるように配慮してあります。しかし、このレシピをお使いいただく場合、この考えが合わないようであれば《強欲で金満な壺》を抜いて他のドローソースやサイドの《ワンチャン》《ワン・フォー・ワン》をメインに採用するのがいいと思います。
後攻向けの構築です。
見ていただいてわかるとは思いますが、後攻向けの構築です。《E・HEROネオス・クルーガー》の受け性能は(サイドデッキの《ネオス・ワイズマン》含めて)同じ条件で出せる《超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ》に劣ります。なので、誘発札で相手の出鼻を挫き、殴ることにすべてをかけましょう。先攻を取った場合も無理には動かずに、《墓穴の指名者》などをセット、相手の出方をうかがい返しのターンで殴り切るのを考えるのです。相手の盤面が半端に強いほど《E・HEROネオス・クルーガー》のバーン、《フェイバリット・ヒーロー》の連続攻撃が輝きます。
ワイズマンのサイド採用+余談
《ネオス・ワイズマン》【効果モンスター】星10/光/魔法使い族/攻3000/守2500 このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO ネオス」と「ユベル」を1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与え、そのモンスターの守備力分だけ自分のライフポイントを回復する。このカードはカードの効果では破壊されない。
《E・HEROネオス・クルーガー》は相手の効果で除去されるか戦闘破壊されるとデッキから《ネオス・ワイズマン》を特殊召喚できます。この動きはかなり強いです。例えば相手フィールドに攻撃力4000のモンスターがいるなら、クルーガーの攻撃時に4000バーン。クルーガーは戦闘破壊されてワイズマン特殊召喚・・・こちらも4000に攻撃することで(《ネオス・ワイズマン》が破壊されても)戦闘後に4000バーンで勝ちとなります。現在だと、4000の攻撃力といえば、効果を1度無効にした《超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が存在し、そうでなくても《壊星壊獣ジズキエル》なら合わせて6600のダメージを狙えます。最悪、《Ai打ち》で戦闘破壊+バーンでもいいですし・・・では、なぜ、《ネオス・ワイズマン》がサイドのみの採用なのかというと、単純に安定しなかったからです。《ネオス・フュージョン》による融合ではデメリットにより、ワイズマンは出せません。かといって普通の融合召喚や《ミラクル・コンタクト》を狙うにしても手間がかかります・・・
《X・HEROヘル・デバイサー》
【リンクモンスター】
リンク2/闇/悪魔族/攻1700
「HERO」モンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。EXデッキの「HERO」融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスターを2体までデッキから手札に加える(同名カードは1枚まで)。この効果を発動するターン、自分は「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードのリンク先の悪魔族モンスターの攻撃力・守備力はそのレベル×100アップする。
【LINK-2:左下/下】
《X・HEROヘル・デバイサー》はそんな融合軸クルーガーを安定させてくれる存在に思えましたが・・・・
ネオス・ワイズマンは「HERO」じゃなかったのです!
そんなわけで、安定感を求めたところ「後攻ワンキル型」になったのでした。
拙い記事ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
基本的には自分のブログで更新しますが、機会があれば、またこちらで書かせていただくかもしれませんので、その時はよろしくお願いいたします。