目次
初めに
初めまして、KOUと申します。デュエマには2年ほど前に復帰しました。さて、タイトルにもありますが今回は発売当時から今まで根強い人気を誇り、デュエキングで新たな相棒を得て環境に帰ってきたモルトNEXTについての記事です。
モルネクはその圧倒的なパワーとは裏腹に、デッキ構築やプレイングはかなり繊細です。プレイング面ではその場に適切な超次元の選択、禁断爆発の有無やタイミングなどなど…構築は地域環境によってかなり変動しますし、『〜のCSでこのカード採用されてたから入れてみたけど、こっちの環境じゃ全く出番がない』という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
私はCSで入賞したことはありませんし、プレイングも上手くはありません。なので今回は、構築の方で話をしたいと思います。
とはいえ、今モルネクでよく使われているカードについて解説をしてもあまり意味がありません。ということで今回は、
「今のモルネクには入っていないが、これから入ってきてもおかしくないカード」
をいくつか紹介しようと思います。ここで注意点をいくつか申し上げておきます。まず、今回紹介するカードを「俺のモルネクに入れてるよ!」って方。あくまでも一般的に、という話です。そして「こんなカード強いわけないだろ!適当な事言うな!」って方。今回紹介するカードは完全に私の独断と偏見で選んでます。「へぇ、こんなカードもあるんだなあ」くらいの気持ちで見てくださると幸いです。
それでは、カード解説に移っていきましょう。
コスト指定に新たな可能性!?
《英雄奥義 バーニング銀河》
■S・トリガー
■バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードを1枚選び持ち主の墓地に置く。
■マナ武装7:自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のコスト12以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
出典:デュエル・マスターズ
このカードの能力、どこかで見覚えがありませんか?そうです。最近某工房さんの方で紹介されて一時期値段が跳ね上がった《熱血龍 メッタギルス》とよく似た効果をしています。最近 《熱血龍 メッタギルス》 はモルネクによく採用されるようになりました。
《熱血龍 メッタギルス》 はコスト7でコマンドドラゴン。マナ武装5でS・トリガーになります。効果はコスト5以下のカード指定除去です。採用理由としては、デッドダムドに入っている《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》、《無修羅デジルムカデ》や青魔導具の《卍 新世壊 卍》を安全に破壊できるからです。
ここで注目したいのは、《英雄奥義 バーニング銀河》はコストが5、という点です。青魔導具の場合、最速ムーブをしても 《卍 新世壊 卍》 が発動するのは5ターン目。 《英雄奥義 バーニング銀河》 なら先攻なら確定、後攻でも3ターン目までに1マナでもブースト出来れば間に合います。 《熱血龍 メッタギルス》 のコストは7なのでこうはいきません。さらに元からトリガーがついているので、盾から踏んだ時に確実に仕事をします。
ただやはり難点もあります。それは呪文である事。モルネク使いなら誰しもが悩む問題ではないでしょうか。《メンデルスゾーン》に始まりモルネクの龍マナ武装、《ボルシャック・ドギラゴン》、《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》などなど…。どちらを使うかは、あなた次第です
モルネクにサーチカード!?
《三つ星鉄人 ミシュラ》
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン(自分の火または自然のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。
その中から多色ドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。
その後、山札をシャッフルする
出典:デュエル・マスターズ
《蒼き団長ドギラゴン剣》が殿堂入りした時、リペアとして注目されたこのカード、様々な使い方ができます。
攻撃したい時には《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《龍の極限 ドギラゴールデン》。守りを固めたい時には《轟牙忍 ハヤブサリュウ》と、状況に応じたサーチが出来るだけでなく、山札を見れるのでトリガーチェックや山札にある呪文の枚数なども確認できます。
革命チェンジも持っていますので、早々にトリガーで出てきた《爆裂遺跡 シシオーカイザー》をチェンジしたり、《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》でめくれた《轟牙忍 ハヤブサリュウ》を手札に戻しながらサーチしたり…本当に色々な動きができます。個人的にオススメの一枚です。
コントロール対面の希望の星!
《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のコスト8以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
その後、プレイヤーを1人選んでもよい。
そのプレイヤーは、自身の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
出典:デュエル・マスターズ
攻撃時に8以下のカード除去、そして墓地リセットを兼ね備えたカードです。カード指定除去の強さは先程説明しましたが、墓地リセットもそれに劣らずかなり強力です。ロマノフワンショット 、墓地ソース、墓地退化などに刺さるのははもちろんのこと、モルネクミラーの対面でも相手の山札に呪文を戻すこともできます。
ただネックになってくるのはコスト。9コストとかなり重たく、ロマノフワンショットなどのデッキにはまず間に合いません。ただ効果はとても強力なので、コントロールデッキが増えてくれば活躍の機会が出てくるかもしれません。
2枚目のスクランブルチェンジ!
《ドギラゴン・エントリー》
■自分のシールドをひとつ、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■火のコスト7以下のコマンド・ドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
出典:デュエル・マスターズ
自分のシールドを1つ手札に戻す効果はデメリットに見えますが、手札を増やすというメリットと捉えることもできます。《パクリオ》で盾に送られたカードを回収することも出来ますね。
本題の能力ですが、コスト7以下のコマンドドラゴンを出せるというもの。《超戦龍覇 モルトNEXT》を始め、様々なクリーチャーを場に出せます。5コストで《超戦龍覇 モルトNEXT》が出せるので、実質《スクランブルチェンジ》と捉えることも出来ます。デメリットとしてはやはり呪文なことですね。投入する時は枚数と相談しましょう。
モルネクに最強のドローソース!
《激龍剛撃ドン・ドドフェル》
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の手札をすべてマナゾーンに置いてもよい。
そうしたら、カードを3枚引く。
出典:デュエル・マスターズ
モルネクを使ったことのある人なら分かると思いますが、モルネクにはドローソースが全くといっていいほどありません。そんな時にこのカードが輝きます。
ターンの終わりに手札を全てマナに置けば3ドローできるという魅力のドローソースです。手札を墓地ではなくマナに置く、という点も良いですね。任意効果なのもありがたいです。パワーが低いのが弱点と言えるでしょうが、この性能なら納得でしょう。
突破力を限界まで上げろ!
《アクセル・カイザー「迅雷」》
■バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。(「スピードアタッカー」を得たクリーチャーは召喚酔いしない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■自分のドラゴンはすべて、シールドをさらに1枚ブレイクする。
出典:デュエル・マスターズ
最初の能力は《永遠のリュウセイカイザー》に似ていますね。モルネクはデッキ全てドラゴンなので、場に出るクリーチャーは全てスピードアタッカーになります。
そして特徴的なのが2つ目の能力。自分のドラゴンのブレイク数を一増やします。これが場にある状態で《超戦龍覇 モルトNEXT》を出せば、一枚で盾を全て割り切れます。
ただ問題なのはコスト。《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》の時もそうでしたが、9コストというのはかなり重たいですね。《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》から上手く踏み倒せれば、面白いことが出来るかもしれません。
王の相棒が殴り込み!
《怒英雄 ガイムソウ》
■マナ武装7:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、《怒英雄 ガイムソウ》以外の進化ではない火のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得、ターンの終わりにバトルゾーンから自分の手札に戻す。■W・ブレイカー
出典:デュエル・マスターズ
《二刀龍覇 グレンモルト「王」》の方ではよくみるこのカードですが、モルネクでも活躍できるスペックを備えています。火の進化ではないクリーチャー、という制限の少ない踏み倒しはかなり強力で、私が先ほどまでにあげたクリーチャーも全て踏み倒すことが出来ます。
先ほどの《アクセルカイザー「迅雷」》を踏み倒せば、《怒英雄 ガイムソウ》も合わせて全ての盾を割り切ることが出来ます。強さは《二刀龍覇 モルト王》で実証済みですかね…。
超次元について
カード紹介は以上になりますが、せっかくなので超次元のことについても少し触れておこうと思います。現在殆どのモルネクで確定している枠は
《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》
《無敵王剣 ギガハート/最強熱血 オウギンガ》
《覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ》
《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》
《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》
《真聖協会 エンドレスエンドレス・ヘブン/真・天命王 ネバーエンド》
《恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ》
の7枚です。
残りの1枠について、候補となるカードと、びっくり枠を1つ紹介しようと思います。
超次元の選択肢
《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》
2枚目の搭載です。多くの方はこれにしているのではないでしょうか。《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》から《超戦龍覇 モルトNEXT》がめくれた時、龍解して《超戦龍覇 モルトNEXT》を出した時が主な使用場面ですね。爆発力では随一だと思います。
《革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》
個人的にかなり推しているカードです。《次元龍覇 グレンモルト覇》から龍解状態で場に出せて、ブロック、ブロック時効果でタップ、場を離れる時効果でタップで合計3面止めれます。
《無敵剣 プロトギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ》
効果で場を離れる時、代わりに龍解します。《超戦龍覇 モルトNEXT》は元々スピードアタッカーではないので、《永遠のリュウセイカイザー》、《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》等がある時に付けたいカードです。
《熱血剣 グリージーホーン》
《超戦龍覇 モルトNEXT》から龍解状態で場に出るアンタップキラーですね。《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》が出る前はこのカードがよく採用されていた印象があります。
《最前線 XX幕府/熱血龍 GENJI「天」》
一時期すごい高騰しましたね。チェンジザドンジャングルで《Dの牢閣 メメント守神宮》がある時に刺さりまくってました。今はそんなにですね。いつ活躍の機会が来てもおかしくないと思います。
《大いなる銀河 巨星城/星城龍解 ダイギンガ》
びっくり枠です。4コストのフォートレスで、自分の火のクリーチャーがバトルに勝つと1ドローできます。ターンの初めに火のクリーチャーが2体以上いれば、任意で龍解できます。《熱血龍 バトクロス・バトル》や《覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ》、《ボルシャック・ドギラゴン》などと相性のいいドローソースです。
最後に
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。この記事を読んで、「ちょっと採用を考えてみようかな」となっていただければ嬉しい限りです。
今回は5枚のカードを紹介しましたが、この他にも相性の良いカードはもちろん山ほどあると思います。自分で探してみるのも良いかもしれません。
それでは、良いデュエマライフを!